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part 12-14

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菅の説明は俺の仮定と同じだった。そして

「3人から20万ずつ受け取った60万だけを持って、車も何もかもここに置いたまま今夜のうちにここから出る予定でした」

と項垂れた。

「菅の組抜けの意思は一度も耳にしていないが?」
「言ってません」
「組の話を別にしても誘拐。ましてや他所の組の若頭の女の拉致。見逃せるワケがないことには異議がないな」
「はい」
「藤堂の若、菅は腎臓を片方摘出後、男の買い手がいるのでそこで飼われることになる予定をしています」
「生体移植後、男の買い手?」
「はい、髪から足先まで全身の体毛を無くした男を飼いたいという人へ売ります」
「ああ、そういった趣味…地下飼いですか?」
「その通りです」
「藤堂組として承知しました、それでお願い致します。ひとつ聞かせてもらうが…」

坂戸組長には菅の制裁は了承してから菅に聞く。

「お前の接点は女2人のはずだが、伊坂からも金を受け取った。経緯は?」
「…みっ…みっずのが…紹介…」

思ったよりも重い制裁、死んだ方が楽だという制裁に歯をガタガタ鳴らして菅が音を吐く。

「なるほど。坂戸組長、女の制裁は?」
「同じく腎臓を片方摘出後、隠岐○島の知○村というところに坂戸の引退組員が数名いるのですが、いろんな手伝いが欲しいそうなのでそこへ送ります」
「いろんな手伝い?」
「女であればいいと」

坂戸組長の臓器摘出をおまけのように言う制裁はなかなか気に入った。

藤堂の手を汚さずそこまで出来れば満足だ。
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