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第一章
第三話※
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※嘔吐表現あり
ミオリネが普段会話する人間は医者と家庭教師の先生だけだった。同じ時間に形式的な会話をする関係。彼らは優しい。別邸で一人でいるのを哀れに思った彼らはミオリネのたどたどしいつまらない話をにこやかに聞き、穏やかな時間を与えてくれた。敵か味方か、何が目的なのか分からないユリウスが部屋にいるのは落ち着かず、体が強張る。今までは甘やかされていたのだと自嘲した。
ミオリネはハッとして自らの容姿を想像する。三日も眠っていたならきっと、頭は寝癖だらけ顔はよだれまみれに違いない、と恥ずかしくなる。顔を洗おうとベッドから立ち上がろうとして、ふらと力が抜けた。倒れかけたミオリネをユリウスは腕一本で支え、元通りに寝かせる。
ミオリネは余計に恥ずかしくなり、顔を赤くさせながらせめてもの抵抗で手で髪をぐしぐしととかした。その様子を見た男はすぐに湿った布と櫛を用意する。
「あ、ありがとう…ございます」
ミオリネはそれを両手で受け取り、顔をごしごし擦る。布はホカホカと温かく顔に当てると気持ちが良かった。拭き忘れがないよう念入りに拭く。
「お食事をお持ちしょうか」
薬を飲む為にも何か口に入れようと、提案にうなずいた。、
ユリウスが持ってきたご飯をベッドの上で食べる。スープにふやけたパンが入ってるいかにもな病人のためのメニューだ。病み上がりのミオリネにはそれが有り難かった。
隣に立つ大男に見守られながら半分ほど体に収めて間もなくの出来事であった。何の前兆もなく、ミオリネは嘔吐した。
「おえぇ、う、うえぇぇ」
体を丸め、洗面所に向かうどころか手で抑えることも叶わず、ベッドの上で戻した。横で待機していたユリウスが屈み、大きな手で背中をさする。ミオリネの身体はびくんびくんと隆起していた。
「はぁっ、はぁ、おぇ」
突然のことで自分自身が一番驚き、混乱していた。久しぶり食事かつ、素性の分からない男に内心怯えながら過ごすのはミオリネの身体に大きく負担がかかっていたらしい。ミオリネは男の仕事を増やしてしまったことへの焦りもあいまってパニックに陥った。
「はっ、ひゅ、ごめ、ごぇんなさ、うぇ、ごめ、ごめんなさっ…」
「落ち着いてください」
「おえ、うぅ、おぇぇ」
胃がひっくり返るような強い嘔吐感に、瞳からぽたぽたと涙が落ちた。背中をさすられ、また体がびくびく跳ねる。
「かはっ、はぁ、はぁ、うぇ、ご、ごめん、なさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
食べたものを、全て吐き終えてもなお胃液がぴちゃぴちゃと口端を流れた。目がチカチカして頭がくらくらした。もう誰に何を謝ってるのか、自分でもよく分からいまま、謝り続けた。
「はっ、ごぇんなしゃ、ごぇ、ごめんなさっ、はぁ」
「落ち着いて、私に合わせて息をして」
「ひゅ、はっ、ふっ、ふぅ、はっふ」
「上手ですね」
やわらかな声だった。彼の呼吸に合わせて息をする。
「ふっ、はぁ、っ、はぁ、はぁ、はぁ」
もう大丈夫ですよ、と彼に言われて安心するのだから情けないと思う。息が整って現実に戻ってくると目の前にはぐしゃぐしゃに汚れた布団やパジャマが目に入る。また涙が溢れた。
「汚して、ごめんなさい」
「お気になさらないでください。今新しいお召し物をお持ちします」
ミオリネはゆっくりと内心は逃げるようにベッドから出て新しいパジャマに着替え、口を濯ぎ顔を洗った。その間に吐瀉物は片付けられていた。
「他に苦しい所や痛いところはございませんか」
ミオリネは力無く首を振る。一度吐いたからか、余計な力が抜けて先程よりすっきりしていた。
「かしこまりました、もう一度お眠りになりますか」
「あの、少し座っていたいです」
「ではこちらに」
ソファに腰掛ける。
ミオリネは気まずさに俯く。会っていきなりこんな失態。呆れられると思った。殴られるのか、罵倒されるのか。また継母の側にいた時の地獄に戻るかと思うと呼吸が止まる。心臓が嫌な音を立て始めたミオリネは繰り返し謝る。
「も、申し訳ありませんでした」
「お気になさらないでください」
男の顔が見れなかった。今はこれ以上失態を犯さない様にと何もせずにいることに決める。
「お久しぶりでございます、ミオリネお坊ちゃん」
身体は疲れていたのかいつの間にか居眠りしていたらしい。微睡んでいた目を開けると、優しそうな笑顔でこちらを覗き込むおじいさんがいた。
「ジョンさん、こんにちは」
寝ぼけ眼で挨拶をする。ジョンは長くロルシー家に使える医者だ。彼はミオリネを生まれる前から知っている。寝起きも相まって弱々しい声しか出ない。
「近頃、体調はいかがですかな?」
「…あまり良いとは言えません、特に冬は…でも悪いと言っても熱が出るだけで、その、大丈夫です」
「最近も熱が?」
「えっと…でももう良くなりました」
「ふむ……」
ジョンは悩ましい顔をして俯く。
ミオリネは嘔吐したことを言いたくなかった。言えば原因に心当たりがあるか聞かれる。ユリウスがいて緊張したなんて情けなく、さらに本人を前にしてはとても言えなかった。
ミオリネには分からない文字で書かれているカルテを見つめる。
「傷の具合はどうですかな?」
ひやりとした汗が背中を流れた。いつもなら傷の具合を診てもらうが今日は違う。黙ったまま答えを出せないでいた。
「退出していましょうか」
落ち着いた深い声が響く。
「え…」
部屋から出ていく彼の背中を見つめる。気を遣われた…のだろうか。
服を脱いで、一人では見られない背中側の傷を点検してもらう。
「うむ、膿んではないようですな。冬は横になっている時間が長くなります。あまり傷に良くない。そうじゃ、彼に数時間置きに体位を変えるようお伝えしておきます」
ミオリネはボタンを留めながら、寝てる間に彼にコロコロ転がされる想像をする。何だかおかしくなった。
「まあ、しばらくは人が側におる暮らしは慣れんかもしれんなぁ」
医者は独り言のようにそっと呟く。
「眠れんかったり、食べられんなる事もあるでしょう。私としてはミオリネ様の側に常に人がおるのは大変嬉しいことですがね、何かあった時に助けられる」
ミオリネのことを愛しむような笑顔でそう言われるとくすぐったかった。一方で、この人に甘えちゃいけない、この人に寄りかかってはいけないと忠告の声が響く。
結局ミオリネは嘔吐したことを伝えなかった。これでよかった。と自分に言い聞かせる。病を治したいと微塵も思っていなかった。殴り殺されるより、じわじわと病で死んでいく方がずっとマシだ。殴られて蹴られて早く意識を飛ばしたいと願いながら耐えた後、鞭で叩かれ目が覚める恐怖をミオリネは知っていた。継母が折檻に飽きて居なくなっても、床に転がされたまま何時間も起き上がれず涙を溢す。どうにか部屋に戻ったとして、痛みでろくに眠れない。そんな日が何日も続く。地獄だった。それなら、ゆっくりと病に蝕まれたいと思って居た。
「ではまた。お大事に」
「はい、さようなら」
————————————————————————
《ユリウス視点》
「まあ環境の変化によるものでしょうな」
ユリウスは、医者と本邸まで続く道を歩きながら今朝のミオリネの様子を報告した。
「あの子は八年間、一人じゃった。八年だ。閉じ込められた場所で人と関わらずに生きてきたあの子は、敵か味方かも分からない人が側にいる事に耐えられない」
「私はミオリネ様の味方です」
「あの子はそれが信じられんのだ。自分以外の人が皆んな敵に見えとる」
「……」
「あの子の過去は…まあ私が話すことではないが…可哀想な子だよ。生まれてからずっと味方が居ないで育ってしまった。もちろん私は味方じゃ。でも彼はそう思ってない。結局私は、公爵家に勤める人間だからじゃ。あんたも所詮公爵家の差金じゃろう?ミオリネ様にとって拳を振りかざされたまま生活するようなものじゃよ。いつ痛みが来るかびくびくしたまま、あんたがいる限り体を固くしておかなければならん」
ユリウスはわずかに目を見張った。騎士は主人を守る為に存在していると信じて疑わなかった。それは主人にとっても同じ。それが命令であり使命だ。
熱に倒れたミオリネを看病するユリウスが彼の身体を拭く時にはじめて身体を見ることになる。彼の身体は傷跡で隙間なく覆い尽くされていた。三日間、眠り続ける彼の世話をしながら、男はこの傷を与えたものに憎悪すると同時にミオリネをこの手で守りたいと思った。それは男が今までに感じたことのない眩暈がするほどの激しい感情だった。しかし、この老人の言う通り自分が彼を苦しめる存在だとしたら。そんな事を一人考えるユリウスの頭を覗いたかのように、医者は言った。
「だからと言ってあの子と関わらんのはもっといかん。あの子は過去に囚われたまま、今も苦しみ続けておる。救えるのは君しか居ない。どうかミオリネ様を頼みますよ」
老人は軽く微笑み、会釈して去っていく。立ち尽くしたユリウスは、強く拳を握った。
ミオリネが普段会話する人間は医者と家庭教師の先生だけだった。同じ時間に形式的な会話をする関係。彼らは優しい。別邸で一人でいるのを哀れに思った彼らはミオリネのたどたどしいつまらない話をにこやかに聞き、穏やかな時間を与えてくれた。敵か味方か、何が目的なのか分からないユリウスが部屋にいるのは落ち着かず、体が強張る。今までは甘やかされていたのだと自嘲した。
ミオリネはハッとして自らの容姿を想像する。三日も眠っていたならきっと、頭は寝癖だらけ顔はよだれまみれに違いない、と恥ずかしくなる。顔を洗おうとベッドから立ち上がろうとして、ふらと力が抜けた。倒れかけたミオリネをユリウスは腕一本で支え、元通りに寝かせる。
ミオリネは余計に恥ずかしくなり、顔を赤くさせながらせめてもの抵抗で手で髪をぐしぐしととかした。その様子を見た男はすぐに湿った布と櫛を用意する。
「あ、ありがとう…ございます」
ミオリネはそれを両手で受け取り、顔をごしごし擦る。布はホカホカと温かく顔に当てると気持ちが良かった。拭き忘れがないよう念入りに拭く。
「お食事をお持ちしょうか」
薬を飲む為にも何か口に入れようと、提案にうなずいた。、
ユリウスが持ってきたご飯をベッドの上で食べる。スープにふやけたパンが入ってるいかにもな病人のためのメニューだ。病み上がりのミオリネにはそれが有り難かった。
隣に立つ大男に見守られながら半分ほど体に収めて間もなくの出来事であった。何の前兆もなく、ミオリネは嘔吐した。
「おえぇ、う、うえぇぇ」
体を丸め、洗面所に向かうどころか手で抑えることも叶わず、ベッドの上で戻した。横で待機していたユリウスが屈み、大きな手で背中をさする。ミオリネの身体はびくんびくんと隆起していた。
「はぁっ、はぁ、おぇ」
突然のことで自分自身が一番驚き、混乱していた。久しぶり食事かつ、素性の分からない男に内心怯えながら過ごすのはミオリネの身体に大きく負担がかかっていたらしい。ミオリネは男の仕事を増やしてしまったことへの焦りもあいまってパニックに陥った。
「はっ、ひゅ、ごめ、ごぇんなさ、うぇ、ごめ、ごめんなさっ…」
「落ち着いてください」
「おえ、うぅ、おぇぇ」
胃がひっくり返るような強い嘔吐感に、瞳からぽたぽたと涙が落ちた。背中をさすられ、また体がびくびく跳ねる。
「かはっ、はぁ、はぁ、うぇ、ご、ごめん、なさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
食べたものを、全て吐き終えてもなお胃液がぴちゃぴちゃと口端を流れた。目がチカチカして頭がくらくらした。もう誰に何を謝ってるのか、自分でもよく分からいまま、謝り続けた。
「はっ、ごぇんなしゃ、ごぇ、ごめんなさっ、はぁ」
「落ち着いて、私に合わせて息をして」
「ひゅ、はっ、ふっ、ふぅ、はっふ」
「上手ですね」
やわらかな声だった。彼の呼吸に合わせて息をする。
「ふっ、はぁ、っ、はぁ、はぁ、はぁ」
もう大丈夫ですよ、と彼に言われて安心するのだから情けないと思う。息が整って現実に戻ってくると目の前にはぐしゃぐしゃに汚れた布団やパジャマが目に入る。また涙が溢れた。
「汚して、ごめんなさい」
「お気になさらないでください。今新しいお召し物をお持ちします」
ミオリネはゆっくりと内心は逃げるようにベッドから出て新しいパジャマに着替え、口を濯ぎ顔を洗った。その間に吐瀉物は片付けられていた。
「他に苦しい所や痛いところはございませんか」
ミオリネは力無く首を振る。一度吐いたからか、余計な力が抜けて先程よりすっきりしていた。
「かしこまりました、もう一度お眠りになりますか」
「あの、少し座っていたいです」
「ではこちらに」
ソファに腰掛ける。
ミオリネは気まずさに俯く。会っていきなりこんな失態。呆れられると思った。殴られるのか、罵倒されるのか。また継母の側にいた時の地獄に戻るかと思うと呼吸が止まる。心臓が嫌な音を立て始めたミオリネは繰り返し謝る。
「も、申し訳ありませんでした」
「お気になさらないでください」
男の顔が見れなかった。今はこれ以上失態を犯さない様にと何もせずにいることに決める。
「お久しぶりでございます、ミオリネお坊ちゃん」
身体は疲れていたのかいつの間にか居眠りしていたらしい。微睡んでいた目を開けると、優しそうな笑顔でこちらを覗き込むおじいさんがいた。
「ジョンさん、こんにちは」
寝ぼけ眼で挨拶をする。ジョンは長くロルシー家に使える医者だ。彼はミオリネを生まれる前から知っている。寝起きも相まって弱々しい声しか出ない。
「近頃、体調はいかがですかな?」
「…あまり良いとは言えません、特に冬は…でも悪いと言っても熱が出るだけで、その、大丈夫です」
「最近も熱が?」
「えっと…でももう良くなりました」
「ふむ……」
ジョンは悩ましい顔をして俯く。
ミオリネは嘔吐したことを言いたくなかった。言えば原因に心当たりがあるか聞かれる。ユリウスがいて緊張したなんて情けなく、さらに本人を前にしてはとても言えなかった。
ミオリネには分からない文字で書かれているカルテを見つめる。
「傷の具合はどうですかな?」
ひやりとした汗が背中を流れた。いつもなら傷の具合を診てもらうが今日は違う。黙ったまま答えを出せないでいた。
「退出していましょうか」
落ち着いた深い声が響く。
「え…」
部屋から出ていく彼の背中を見つめる。気を遣われた…のだろうか。
服を脱いで、一人では見られない背中側の傷を点検してもらう。
「うむ、膿んではないようですな。冬は横になっている時間が長くなります。あまり傷に良くない。そうじゃ、彼に数時間置きに体位を変えるようお伝えしておきます」
ミオリネはボタンを留めながら、寝てる間に彼にコロコロ転がされる想像をする。何だかおかしくなった。
「まあ、しばらくは人が側におる暮らしは慣れんかもしれんなぁ」
医者は独り言のようにそっと呟く。
「眠れんかったり、食べられんなる事もあるでしょう。私としてはミオリネ様の側に常に人がおるのは大変嬉しいことですがね、何かあった時に助けられる」
ミオリネのことを愛しむような笑顔でそう言われるとくすぐったかった。一方で、この人に甘えちゃいけない、この人に寄りかかってはいけないと忠告の声が響く。
結局ミオリネは嘔吐したことを伝えなかった。これでよかった。と自分に言い聞かせる。病を治したいと微塵も思っていなかった。殴り殺されるより、じわじわと病で死んでいく方がずっとマシだ。殴られて蹴られて早く意識を飛ばしたいと願いながら耐えた後、鞭で叩かれ目が覚める恐怖をミオリネは知っていた。継母が折檻に飽きて居なくなっても、床に転がされたまま何時間も起き上がれず涙を溢す。どうにか部屋に戻ったとして、痛みでろくに眠れない。そんな日が何日も続く。地獄だった。それなら、ゆっくりと病に蝕まれたいと思って居た。
「ではまた。お大事に」
「はい、さようなら」
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《ユリウス視点》
「まあ環境の変化によるものでしょうな」
ユリウスは、医者と本邸まで続く道を歩きながら今朝のミオリネの様子を報告した。
「あの子は八年間、一人じゃった。八年だ。閉じ込められた場所で人と関わらずに生きてきたあの子は、敵か味方かも分からない人が側にいる事に耐えられない」
「私はミオリネ様の味方です」
「あの子はそれが信じられんのだ。自分以外の人が皆んな敵に見えとる」
「……」
「あの子の過去は…まあ私が話すことではないが…可哀想な子だよ。生まれてからずっと味方が居ないで育ってしまった。もちろん私は味方じゃ。でも彼はそう思ってない。結局私は、公爵家に勤める人間だからじゃ。あんたも所詮公爵家の差金じゃろう?ミオリネ様にとって拳を振りかざされたまま生活するようなものじゃよ。いつ痛みが来るかびくびくしたまま、あんたがいる限り体を固くしておかなければならん」
ユリウスはわずかに目を見張った。騎士は主人を守る為に存在していると信じて疑わなかった。それは主人にとっても同じ。それが命令であり使命だ。
熱に倒れたミオリネを看病するユリウスが彼の身体を拭く時にはじめて身体を見ることになる。彼の身体は傷跡で隙間なく覆い尽くされていた。三日間、眠り続ける彼の世話をしながら、男はこの傷を与えたものに憎悪すると同時にミオリネをこの手で守りたいと思った。それは男が今までに感じたことのない眩暈がするほどの激しい感情だった。しかし、この老人の言う通り自分が彼を苦しめる存在だとしたら。そんな事を一人考えるユリウスの頭を覗いたかのように、医者は言った。
「だからと言ってあの子と関わらんのはもっといかん。あの子は過去に囚われたまま、今も苦しみ続けておる。救えるのは君しか居ない。どうかミオリネ様を頼みますよ」
老人は軽く微笑み、会釈して去っていく。立ち尽くしたユリウスは、強く拳を握った。
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