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倭国大乱
145話 第4の護り人
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「マナ様~」
石森の村より、10キロほど南に駐留している第4の護り人の部隊に納め物取締りやちゃりは戻ってきた。
「遅かったな、やちゃり、納め物は無事回収できたか」
10キロの道のりを急いで走ってきたので息もたえだえに
「はあはあ、そ、それが、不思議な連中が現れまして、邪魔され、回収できませんでした」
「なんだと~、お前は部下を置いて一人でここまで逃げてきたのか」
「そうですが、あまりに強い者達で私一人ではどうすることもできず、マナ様にお伝えした方が良いと思い戻ってきました」
隊長マナはギロっとやちゃりを睨んだ。
「ヒュン」
と風切り音がした途端、やちゃりの首が足元に転がった。
「皆、聞け~この男は部下を置き去りにして自分だけが戻ってきた。我が百人の精鋭よ。
このような、臆病者は我が隊には必要ない。たとえ、一人になろうとも、戦って死ぬことを選べ!」
「オウ~」
ものすごい声が地響きのように鳴り響き、静寂だった森からたくさんの小鳥たちが飛びたった。
「これから、石森の村へ向かう。皆、準備しろ」
マナは国の命令を聞かない石森の村人に怒り心頭になった。
「マナ様、情報によりますと、石森の村には巫女が一人おり、なんでも人の心を見透かしたり、天候を読み当てる力を備えているとか」
この隊の軍師のバーミャは、密偵をあちこちに解き放ち、事前にこの地域の情報をしっかりと確認していた。
「ほ~、こんな北方の地に神に使える巫女がおるとは、面白いの」
「はい、国王に献上すれば、あなた様の地位や、領地も増えるでしょう」
「そうだな、今の国王はお遊びが過ぎるようだがな、こんなにも国の争乱があちこちで起きては我々が阿波の王宮に戻るころには、また新しい国王に変わっているかもしれんがな」
「マナ様天候が読める巫女がおれば、我々はどの軍にも負けることはないでしょう。さすれば、運気があれば、マナ様が王位につけるかもしれませんぞ」
「ハハハ、上位3支族がおるかぎり、それは難しかろう。まあ、よい、今は石森の村だ。お前も早く用意をしろ」
しばらくして、隊の準備ができた。大きな馬具の騎兵隊や車輪を付けた移動用荷車や、この時代の日本にはない装備で固められていた。そして大きな掛け声の元、第4の護り人マナ隊は石森の村に向けて出発した。
そのころ、マリ達は、
「ねえ、イブ~家はあとどれくらいでできるの?」
「そうだな、あと3時間ぐらいだろ」
「そっか~、そうなると、家ができるころには、もう暗くなっちゃうね」
「とりあえず、ここで、ゆっくりして、時間になったら、ユウキの瞬間移動であの場所に行こう。おい、ユウキ聞いてたか」
ユウキはたくさんの人間がこの村に向かってきていることを察知していた。
「みんな~、たくさんの人間がここに向けて移動しているぞ」
「誰なの?ユウキ」
「おそらく、あの役人が言っていた第4の護り人とかいうやつだろう。100人を超える者達が隊列を乱さず、ここに向かってきている。おそらく、かなり、訓練された者達のようだ」
マリはすぐに
「ユウキ、ここにそんなたくさんの人が来たら、みんな大変なことになるんじゃない」
「そうだな」
「それなら、こちらから行って、話をしに行けばいいんじゃない」
マリはここにいる優しい村人を誰一人傷つけたくなかった。
「レナードとドニーズはここに残って、どうやら、だいぶ危険な人達みたいだから」
「局長、私も一緒にいきますよ」
「だめよ。万が一、この村に別動隊が来たら、だれも守る人がいなくなるもの、中尉、あなた、リボルバーを携帯しているでしょ」
「はい、持っています。予備も含めて30発ほどですが」
「危険だと思ったら、構わず撃ちなさい。でも殺しはだめよ」
「イエッサー、お任せください」
マリは廻りを見渡して、びりゃねじいさんを探した、見つけられず、近くにいる首飾りをくれた女の子に
「ねえ、びりゃねじいさんを呼んできて、急いでね」
「わかった~」
女の子はびりゃねじいさんの家に急いで走っていった。マリは村人に大声で
「みんな~ちょっとここに集まって、大事な話があるの~」
神人からの声掛けに、村人は慌てて、マリの元に集まった。びりゃねじいさんも駆けつけた。
「近くに100人ぐらいがここに向かっているわ。みんな、危ないから、念のため、この村から離れたところに隠れていて、私達がこれから、その人達と話をしてくるから」
びりゃねじいさんは青い顔をして
「神人、それは、倭の国の護り人達だ。うわさでは、恐ろしく強く、異様な姿をしているらしい。いくら、あなた様でも、立ち向かえばただではすまない。我々と一緒にこの先の洞窟に
隠れてやりすごそう」
マリは自分を心配してくれるびりゃねじいさんに優しい顔で
「大丈夫ですよ。話をして、帰ってもらうようにお願いしますから、それより、早く隠れてください」
村人たちは慌てて、近くの洞窟に隠れる準備をはじめた。
「それじゃあ、ユウキ、イブ、行こうか」
イブはユウキと同じく嫌な予感がして
「マリ、あの護り人とうかいう連中だが、100人程度なら、全員を私がバリヤーで囲いユウキが瞬間移動で遠方に飛ばすこともできるぞ、無理に話し合うこともあるまい」
「でも、そんなことをしても、また、ここに別の人達が来るんじゃない」
「それならば、この村の系統の者のみ出入りできるように我がサターンのシステムでこの石森の村を電磁シールドで守ることも可能だ。永久エネルギーで作動するから、また、やつらが来ても、近づくことはできないぞ」
「ふ~、イブはすごいんだね。なんでもできちゃうし、でも、そんなことをしたら、外界との接触ができず、あまり、村にとっては良い方法とは思えないけど」
ユウキもイブに同調して
「マリ、この時代の出来事に深く関わり合うのは、あまり良いといえない。基本的に僕たちはここには存在してはいけないのだから」
「でも、このまま、放っては村人が心配だもの、護り人の責任者と話して、おかしな動きをしたら、その時は助けてくれる。私も100人全員がバラバラに動き出したら、手に負えないかもしれないから」
「任せておけ、危険があれば、バリヤーでマリは守る」
「それじゃあ、会いに行こう」
マリとユウキ、イブは南方にいる護り人に会いに深い森に歩いて消えて行った。
「バーミャ、石森の村はまだなのか」
「はい、あの山を越えれば、村はすぐです」
「そうか、それならば、なんとか、日暮れ前には着きそうだな」
100人の精鋭が隊長マナを先頭に隊列を乱さず進行している前に3人の若い男女が急に現れた。異様な服を着ており、この世界の者とは思えない風貌だった。
「何者だ!」
マナは大声を出した。
「ユウキ、あの人達、本当に日本人なの?ずいぶん様子が違うようだけど」
ユウキも護り人達が掲げている旗を見て、驚いて
「あれは、イスラエル王国の紋章、なぜ、こんな東方の日本にいるんだ」
イブも驚き、
「おいおい、うそだろ。あの装備はこの時代のまるでローマの軍団のようではないか」
マナ隊長は何の返答もないので、もう一度
「聞こえておるのか、お前達は何者だ!」
マリはケロっとした顔で
「石森の村から来た者ですよ。おとなしく、国に帰っていただけませんか?」
「石森の村の者だと~、うそを言うな、そんな姿をした者など、見たこともないぞ!バーミャ、こいつらは誰だ」
軍師バーミャも見たこともない姿をしているこの3人を不思議そうに見て
「マナ様、もしかすると、石森の巫女かもしれません」
「しかし、あの女性は髪が金色だぞ、我が一族の伝記に現れる西方の民族のようだが」
ユウキはこの軍団の正体が気になり
「お前達こそ、なぜ、こんな東方でイスラエル王国の紋章を掲げ、ユダヤ人が倭の国に使えているんだ?」
マナ隊長や、軍団の者達が驚いた顔で
「貴様~、なぜ、我々の祖先のことを知っている?お前達も西方から来た者たちか?」
ユウキは確かにこの間まで、フランスのパリにいたし、うそを言ってもしょうがないと思い
「そうだ、我々も西方から来た者だ。石森の村人とは友人だ。彼らを守るためにここに来た」
マナ隊長はやちゃりが言っていた者がこいつらだとわかり、震えるような声で
「私の部下を殺したのはお前達か!」
「私達はだれも殺していないわ。あなた達の部下は全員人質として、まだ生きているわ、このまま、国に帰ってくれるなら、部下の20人もあなた達にお返しするわ」
「バカなことを言うな。国に逆らう反逆者を野放しにして帰れるわけなかろう。納め物も部下もいただき、そして、悪の根を切るために、村人には全員死んでもらう。同じ西方の同志として、ここで邪魔をしなければ、見逃してやろう。好きなところに立ち去るがよい」
マリは自分さえ良ければ、あとはどうでもいいと考える、この男のレベルの低さにあきれてしまい、
「ユウキ、イブ、少し離れていて、痛い目をみないと、この人たちはわからないみたいだから」
「マリ、さっきも言ったが、危険なようなら、全員を遠方に飛ばすぞ」
「わかった」
マリは松田松濤館流、多人掃討破を繰り出すべく、体に気を入れた。そしてマリの体は硬直して、ひと回り大きくなった。そのただならぬ力を感じ取ったマナ隊長は驚いた様子で
「お前は何者だ。このようなオーラ、久しく感じたことがない、フフフどうやら楽しめそうではないか」
マナ隊長は不気味な笑みを浮かべた。
石森の村より、10キロほど南に駐留している第4の護り人の部隊に納め物取締りやちゃりは戻ってきた。
「遅かったな、やちゃり、納め物は無事回収できたか」
10キロの道のりを急いで走ってきたので息もたえだえに
「はあはあ、そ、それが、不思議な連中が現れまして、邪魔され、回収できませんでした」
「なんだと~、お前は部下を置いて一人でここまで逃げてきたのか」
「そうですが、あまりに強い者達で私一人ではどうすることもできず、マナ様にお伝えした方が良いと思い戻ってきました」
隊長マナはギロっとやちゃりを睨んだ。
「ヒュン」
と風切り音がした途端、やちゃりの首が足元に転がった。
「皆、聞け~この男は部下を置き去りにして自分だけが戻ってきた。我が百人の精鋭よ。
このような、臆病者は我が隊には必要ない。たとえ、一人になろうとも、戦って死ぬことを選べ!」
「オウ~」
ものすごい声が地響きのように鳴り響き、静寂だった森からたくさんの小鳥たちが飛びたった。
「これから、石森の村へ向かう。皆、準備しろ」
マナは国の命令を聞かない石森の村人に怒り心頭になった。
「マナ様、情報によりますと、石森の村には巫女が一人おり、なんでも人の心を見透かしたり、天候を読み当てる力を備えているとか」
この隊の軍師のバーミャは、密偵をあちこちに解き放ち、事前にこの地域の情報をしっかりと確認していた。
「ほ~、こんな北方の地に神に使える巫女がおるとは、面白いの」
「はい、国王に献上すれば、あなた様の地位や、領地も増えるでしょう」
「そうだな、今の国王はお遊びが過ぎるようだがな、こんなにも国の争乱があちこちで起きては我々が阿波の王宮に戻るころには、また新しい国王に変わっているかもしれんがな」
「マナ様天候が読める巫女がおれば、我々はどの軍にも負けることはないでしょう。さすれば、運気があれば、マナ様が王位につけるかもしれませんぞ」
「ハハハ、上位3支族がおるかぎり、それは難しかろう。まあ、よい、今は石森の村だ。お前も早く用意をしろ」
しばらくして、隊の準備ができた。大きな馬具の騎兵隊や車輪を付けた移動用荷車や、この時代の日本にはない装備で固められていた。そして大きな掛け声の元、第4の護り人マナ隊は石森の村に向けて出発した。
そのころ、マリ達は、
「ねえ、イブ~家はあとどれくらいでできるの?」
「そうだな、あと3時間ぐらいだろ」
「そっか~、そうなると、家ができるころには、もう暗くなっちゃうね」
「とりあえず、ここで、ゆっくりして、時間になったら、ユウキの瞬間移動であの場所に行こう。おい、ユウキ聞いてたか」
ユウキはたくさんの人間がこの村に向かってきていることを察知していた。
「みんな~、たくさんの人間がここに向けて移動しているぞ」
「誰なの?ユウキ」
「おそらく、あの役人が言っていた第4の護り人とかいうやつだろう。100人を超える者達が隊列を乱さず、ここに向かってきている。おそらく、かなり、訓練された者達のようだ」
マリはすぐに
「ユウキ、ここにそんなたくさんの人が来たら、みんな大変なことになるんじゃない」
「そうだな」
「それなら、こちらから行って、話をしに行けばいいんじゃない」
マリはここにいる優しい村人を誰一人傷つけたくなかった。
「レナードとドニーズはここに残って、どうやら、だいぶ危険な人達みたいだから」
「局長、私も一緒にいきますよ」
「だめよ。万が一、この村に別動隊が来たら、だれも守る人がいなくなるもの、中尉、あなた、リボルバーを携帯しているでしょ」
「はい、持っています。予備も含めて30発ほどですが」
「危険だと思ったら、構わず撃ちなさい。でも殺しはだめよ」
「イエッサー、お任せください」
マリは廻りを見渡して、びりゃねじいさんを探した、見つけられず、近くにいる首飾りをくれた女の子に
「ねえ、びりゃねじいさんを呼んできて、急いでね」
「わかった~」
女の子はびりゃねじいさんの家に急いで走っていった。マリは村人に大声で
「みんな~ちょっとここに集まって、大事な話があるの~」
神人からの声掛けに、村人は慌てて、マリの元に集まった。びりゃねじいさんも駆けつけた。
「近くに100人ぐらいがここに向かっているわ。みんな、危ないから、念のため、この村から離れたところに隠れていて、私達がこれから、その人達と話をしてくるから」
びりゃねじいさんは青い顔をして
「神人、それは、倭の国の護り人達だ。うわさでは、恐ろしく強く、異様な姿をしているらしい。いくら、あなた様でも、立ち向かえばただではすまない。我々と一緒にこの先の洞窟に
隠れてやりすごそう」
マリは自分を心配してくれるびりゃねじいさんに優しい顔で
「大丈夫ですよ。話をして、帰ってもらうようにお願いしますから、それより、早く隠れてください」
村人たちは慌てて、近くの洞窟に隠れる準備をはじめた。
「それじゃあ、ユウキ、イブ、行こうか」
イブはユウキと同じく嫌な予感がして
「マリ、あの護り人とうかいう連中だが、100人程度なら、全員を私がバリヤーで囲いユウキが瞬間移動で遠方に飛ばすこともできるぞ、無理に話し合うこともあるまい」
「でも、そんなことをしても、また、ここに別の人達が来るんじゃない」
「それならば、この村の系統の者のみ出入りできるように我がサターンのシステムでこの石森の村を電磁シールドで守ることも可能だ。永久エネルギーで作動するから、また、やつらが来ても、近づくことはできないぞ」
「ふ~、イブはすごいんだね。なんでもできちゃうし、でも、そんなことをしたら、外界との接触ができず、あまり、村にとっては良い方法とは思えないけど」
ユウキもイブに同調して
「マリ、この時代の出来事に深く関わり合うのは、あまり良いといえない。基本的に僕たちはここには存在してはいけないのだから」
「でも、このまま、放っては村人が心配だもの、護り人の責任者と話して、おかしな動きをしたら、その時は助けてくれる。私も100人全員がバラバラに動き出したら、手に負えないかもしれないから」
「任せておけ、危険があれば、バリヤーでマリは守る」
「それじゃあ、会いに行こう」
マリとユウキ、イブは南方にいる護り人に会いに深い森に歩いて消えて行った。
「バーミャ、石森の村はまだなのか」
「はい、あの山を越えれば、村はすぐです」
「そうか、それならば、なんとか、日暮れ前には着きそうだな」
100人の精鋭が隊長マナを先頭に隊列を乱さず進行している前に3人の若い男女が急に現れた。異様な服を着ており、この世界の者とは思えない風貌だった。
「何者だ!」
マナは大声を出した。
「ユウキ、あの人達、本当に日本人なの?ずいぶん様子が違うようだけど」
ユウキも護り人達が掲げている旗を見て、驚いて
「あれは、イスラエル王国の紋章、なぜ、こんな東方の日本にいるんだ」
イブも驚き、
「おいおい、うそだろ。あの装備はこの時代のまるでローマの軍団のようではないか」
マナ隊長は何の返答もないので、もう一度
「聞こえておるのか、お前達は何者だ!」
マリはケロっとした顔で
「石森の村から来た者ですよ。おとなしく、国に帰っていただけませんか?」
「石森の村の者だと~、うそを言うな、そんな姿をした者など、見たこともないぞ!バーミャ、こいつらは誰だ」
軍師バーミャも見たこともない姿をしているこの3人を不思議そうに見て
「マナ様、もしかすると、石森の巫女かもしれません」
「しかし、あの女性は髪が金色だぞ、我が一族の伝記に現れる西方の民族のようだが」
ユウキはこの軍団の正体が気になり
「お前達こそ、なぜ、こんな東方でイスラエル王国の紋章を掲げ、ユダヤ人が倭の国に使えているんだ?」
マナ隊長や、軍団の者達が驚いた顔で
「貴様~、なぜ、我々の祖先のことを知っている?お前達も西方から来た者たちか?」
ユウキは確かにこの間まで、フランスのパリにいたし、うそを言ってもしょうがないと思い
「そうだ、我々も西方から来た者だ。石森の村人とは友人だ。彼らを守るためにここに来た」
マナ隊長はやちゃりが言っていた者がこいつらだとわかり、震えるような声で
「私の部下を殺したのはお前達か!」
「私達はだれも殺していないわ。あなた達の部下は全員人質として、まだ生きているわ、このまま、国に帰ってくれるなら、部下の20人もあなた達にお返しするわ」
「バカなことを言うな。国に逆らう反逆者を野放しにして帰れるわけなかろう。納め物も部下もいただき、そして、悪の根を切るために、村人には全員死んでもらう。同じ西方の同志として、ここで邪魔をしなければ、見逃してやろう。好きなところに立ち去るがよい」
マリは自分さえ良ければ、あとはどうでもいいと考える、この男のレベルの低さにあきれてしまい、
「ユウキ、イブ、少し離れていて、痛い目をみないと、この人たちはわからないみたいだから」
「マリ、さっきも言ったが、危険なようなら、全員を遠方に飛ばすぞ」
「わかった」
マリは松田松濤館流、多人掃討破を繰り出すべく、体に気を入れた。そしてマリの体は硬直して、ひと回り大きくなった。そのただならぬ力を感じ取ったマナ隊長は驚いた様子で
「お前は何者だ。このようなオーラ、久しく感じたことがない、フフフどうやら楽しめそうではないか」
マナ隊長は不気味な笑みを浮かべた。
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