68 / 180
セーヴルの老女
64話 隠れた英雄
しおりを挟む
「エマさん、なんか外でたくさんの人がいますけど、どうしたんですか」
エマは笑いながら
「大将から相談役に任命され、今日、大将とここで会う約束があると言ったら、息子夫婦が
詐欺に合ったとか騒いで、こんなことになっちまって、全く私の話を信じないんだよ、あの子たちは」
隣にいた孫のコンスタンは笑いながら、
「ばあちゃん、いいかげん、目を覚ましてくれよ。そんな秘密情報部とかフランスを救ったとか、こんな普通の生活をして、貧乏なうちの人間が言ったって、だれも信用しないよ」
「なるほど、こんな感じで信じてもらえないんですね。でも、あと少しすれば、みなさん信じると思いますよ」
コンスタンはこの少女は何を言っているんだと首をかしげて、あきれた顔をした。
「大将、これは同志たちの連絡先です。私達は大将の命令なら従いますから、もし、まだ意識がはっきりしている者がいれば、大将のこと、そして、我々の想いも引き継いでくれること
話してあげてください」
「わかりました。任せてください。エマさん、話は変わりますけど、相談役として意見をもらいたいんですがよろしいですか」
「大将、何でも言ってください」
「フランス空軍のドニーズ将軍やフレデリック大統領から、あの情報部が50年ぶりに復活したことで、政府の組織に入れて、国内などの平和協力をしてほしいと依頼がありました。
私達は自由に動けなくなるので、この国だけの組織になることを拒否しようと思っていますが、どうでしょうか?」
「う~ん、それは正解であって正解ではないですね。まず、組織というのは法律などの決め事によって運営されます。そのため、我々の都合の良い条件を突き付けて、自分たちのいいように利用するやり方が正解です。
拒否してしまえば、国内や国外における活動などの協力はありませんし、すごく不便になってしまいます。逆に我々の都合の良い条件で組織に入り、利用できるものは何でも利用する。
これが一番でしょうか」
エマはスラスラとマリが思いもつかないことを話しだし、この人はやっぱり、すごい人なんだな~と思った。祥子も
「マリ、このエマさんって、すごい人だね。まるで、ウチのおばあさまと話をしているみたい。
やっぱり、妹分って言われるわけだね」
「なんだい、あんた、わたしは兄妹はいないよ」
「あいさつが遅れてすみません。エマさん」
祥子は急に立ち上がって
「私は、松田マツの孫の松田祥子と言います。おばあさまの妹分だからおばさまと呼んでもよろしいでしょうか?」
エマはびっくりした顔で
「姉さんの孫だって!」
エマはうれしそうな顔で祥子を見た。
「はい、今日はおばあさまも来てるんですよ」
「なんだって!」
「あ、いけない、早く話さないと、エマさん今日はこれで終わりじゃないんです。
これから、フランス政府の要人があなたを同志代表として勲章を授与にきます。すみません。向こうの都合で急遽、今日になってしまったんです」
「要人?」
「はい、え~と19時にアベル国防大臣がきます。そこで事前準備をして
20時にフランス国大統領フレデリックさんが来られます」
「大将、本当ですか?」
「はい、すみません。急にこんなことになって」
「ハハハ・・・、さすが、姐さんがすべてを託した人だ。大将、わたしはあんたの部下なんだ
謝ることなんてないですよ。喜んでお受けします」
隣でとんでもないこの話を聞いていた孫のコンスタンは
「あんまりばあちゃんにおかしな話を吹き込むのはやめてくれるかい」
「おかしな話?」
「そうさ、今だって父さんたちは外で詐欺グループを待ち受けているし、ばあちゃんがおかしな考えを持たないように守ってあげなきゃいけないんだから」
「それでは、あと少しすれば、はっきりしますよ。エマさんは何ひとつホラなんて吹かないことが」
コンスタンは両手を軽く上げて、こりゃあだめだとマリ達をみつめて、あきれた顔をした。
そんな話をしている中、19時になり、警察車両を先頭に黒塗りの高級車がエマ宅の道路の反対側に止まった。
「マリ!大臣が来たみたいだよ」
「行けない、みんなにすぐ戻るって言って、アベルさん来ちゃったよ。エマさん行きましょう」
エマが立ち上がって、マリ達と外に出ようとした時にコンスタンは
「ばあちゃんは外には出さないよ。父さ~ん!」
コンスタンは外にいる父を大声で呼んだ。その声を聞きつけた父セドリックは急いで家の中に入ってきた。
「どうした。コンスタン!」
「この子達がばあちゃんを外に出そうとしてるよ」
「お前なんで、知らない子を中に入れたんだ」
「母さんから離れて早くここから出ろ!」
セドリックは大きい声でマリ達に怒鳴った。その様子を見ていたエマは
「うるさいよ、お前達、大将にたいして、失礼な態度を取るんじゃないよ。私はこの方の部下なんだ。いいかげんにおし、昔から私の話を信じないバカな子たち、大将が50年ぶりに私を部下にしてくれた。いいから表に出な!」
そんな指示を無視してセドリックはマリの腕を引っ張って外に追い出そうとした。
マリは190cmはあるセドリックの腕を逆につかみ返して、ものすごい力で逆に外に出した。
「お~い、みんな、母さんを守ってくれ!」
妻のクロエを始め、外にいる住民がみんなセドリックを見た。
「セドリック、何をそんな少女と遊んでいるんだ。早く振りほどいて、帰ってもらえばいいだろ」
「それがこの子の力がすごくて、身動きが取れないんだ」
住民の中から警備会社に勤めている、大柄な男が出てきた。
「みんな、俺に任せとけ、おい、お嬢ちゃんたち、悪ふざけはやめろ」
「マリ、そのまま、押さえていて、こんな奴、あんたが出てくるほどじゃないわよ」
「おじさん、エマさんの晴れ舞台の日にこんな争いごとやめてください。みなさんも
この家の人たちは勘違いしているんですよ~。エマさんの話を何も信じず、毎日バカにして、とんでもない家族なんですよ~。今日はこれから、永い間、人知れず、謙虚に生きてきたフランスの英雄、エマさんの勲章授与がこれからあるんです~。お願いですから、もうお帰りくださ~い」
「おいおい、なにをデマを大声で言っているんだ。いい加減にしろ」
そう言って、祥子につかみかかってきた男は祥子に1瞬ですっ飛ばされてしまった。
「こんなよわ~い、おじさんが何人きても私には勝てませんよ~。我々は政府の情報部の人間です。フランスの英雄、エマさんはその高官に任命されていま~す。皆さん、無駄な争いはやめましょう」
一触即発といった状況の中、道路の向こう側で止まっていた車から警護官・警察官、そしてアベル大臣が歩いてきた。
「マリさん、相変わらず、お忙しそうで・・・」
アベルはニヤニヤしてマリ達のそばに歩み寄ってきた。そして、大きい声で
「わたしは、フランス国、国防大臣アベル・オルクレール、わが同志エマ・バダンテールに会いに来た。住民の皆さん、もう危険はありません」
住民達はたくさんの警察や警護官を見て、驚いた様子で立ち尽くしていた。そして、テレビで見たことがある大臣だとわかると、
「大臣!この少女が言っていたことは本当なんですか?」
住民の中から声がした。
「そうです。何ひとつ、間違いはありません。ですから、争いごとはやめてください」
「大臣!勲章授与をこれからするんですか」
「そうです。20時から始まります。これから、急いで準備があるので、お帰りください」
住民たちはこれは本物だとわかると急にセドリックやクロエのことをにらんで怒り出した。
「おい、お前達はうそつき家族か、こんなうそで、私達をここに呼んだのか」
「そうよ。ふざけるんじゃないわよ。みんな忙しいところ、集まってあげたのに、バカみたいじゃない」
そんな不満を住民が言い始めた時、さらに大きな声で老女が叫んだ!
「皆、きけ~、エマは優しく、そしてその家族も、とても優しい家族だ。エマを家族で守ろうとした優しい気持ちは本物だ。だから、誇り高いフランス人が汚い言葉を出さないでくれ。もし、文句がある人がいれば、これから来られるフレデリック大統領に言え。フランスにつくしたエマにこんな待遇を強いてきたんだ。さあ、皆、エマのことを思うんなら、みんなで盛り上げて最高の授与式にしようじゃないか!」
その透き通るよう声はここに集まった住民の胸につきささった。そして、大統領がこの街に来ると聞いた途端、エマの家族の悪口なんて皆どうでもよくなっていた。それをそばで聞いていたアベルは
「全く、マツさんはお忍びって、言ってるのに、大声で言うなんて、いくら住民の気持ちをいさめるためと言っても、フフフ、相変わらず、昔と変わらないな・・・」
エマは大きな声を出して、昔と変わらない、適応能力の高さを目の前で見て、その姿に涙が止まらなかった。
「姉さん!」
マツは泣いているエマに近づき、
「あんたは、こんな年になっても、相変わらず泣き虫は変わらないんだね。全く連絡もしないで」
エマはマツを見て
「姉さんだって、泣いてるじゃない」
二人は力強く、抱き合った。本当の姉妹のように
エマの息子達は、この状況に驚きと、過去、自分たちに真剣に話してくれたことがすべて真実だったことに気が付き、自分達がどれだけエマのことをバカにして傷つけてしまったんだろうと反省した。孫のコンスタンもマリを見て、申し訳ない顔をした。
エマは笑いながら
「大将から相談役に任命され、今日、大将とここで会う約束があると言ったら、息子夫婦が
詐欺に合ったとか騒いで、こんなことになっちまって、全く私の話を信じないんだよ、あの子たちは」
隣にいた孫のコンスタンは笑いながら、
「ばあちゃん、いいかげん、目を覚ましてくれよ。そんな秘密情報部とかフランスを救ったとか、こんな普通の生活をして、貧乏なうちの人間が言ったって、だれも信用しないよ」
「なるほど、こんな感じで信じてもらえないんですね。でも、あと少しすれば、みなさん信じると思いますよ」
コンスタンはこの少女は何を言っているんだと首をかしげて、あきれた顔をした。
「大将、これは同志たちの連絡先です。私達は大将の命令なら従いますから、もし、まだ意識がはっきりしている者がいれば、大将のこと、そして、我々の想いも引き継いでくれること
話してあげてください」
「わかりました。任せてください。エマさん、話は変わりますけど、相談役として意見をもらいたいんですがよろしいですか」
「大将、何でも言ってください」
「フランス空軍のドニーズ将軍やフレデリック大統領から、あの情報部が50年ぶりに復活したことで、政府の組織に入れて、国内などの平和協力をしてほしいと依頼がありました。
私達は自由に動けなくなるので、この国だけの組織になることを拒否しようと思っていますが、どうでしょうか?」
「う~ん、それは正解であって正解ではないですね。まず、組織というのは法律などの決め事によって運営されます。そのため、我々の都合の良い条件を突き付けて、自分たちのいいように利用するやり方が正解です。
拒否してしまえば、国内や国外における活動などの協力はありませんし、すごく不便になってしまいます。逆に我々の都合の良い条件で組織に入り、利用できるものは何でも利用する。
これが一番でしょうか」
エマはスラスラとマリが思いもつかないことを話しだし、この人はやっぱり、すごい人なんだな~と思った。祥子も
「マリ、このエマさんって、すごい人だね。まるで、ウチのおばあさまと話をしているみたい。
やっぱり、妹分って言われるわけだね」
「なんだい、あんた、わたしは兄妹はいないよ」
「あいさつが遅れてすみません。エマさん」
祥子は急に立ち上がって
「私は、松田マツの孫の松田祥子と言います。おばあさまの妹分だからおばさまと呼んでもよろしいでしょうか?」
エマはびっくりした顔で
「姉さんの孫だって!」
エマはうれしそうな顔で祥子を見た。
「はい、今日はおばあさまも来てるんですよ」
「なんだって!」
「あ、いけない、早く話さないと、エマさん今日はこれで終わりじゃないんです。
これから、フランス政府の要人があなたを同志代表として勲章を授与にきます。すみません。向こうの都合で急遽、今日になってしまったんです」
「要人?」
「はい、え~と19時にアベル国防大臣がきます。そこで事前準備をして
20時にフランス国大統領フレデリックさんが来られます」
「大将、本当ですか?」
「はい、すみません。急にこんなことになって」
「ハハハ・・・、さすが、姐さんがすべてを託した人だ。大将、わたしはあんたの部下なんだ
謝ることなんてないですよ。喜んでお受けします」
隣でとんでもないこの話を聞いていた孫のコンスタンは
「あんまりばあちゃんにおかしな話を吹き込むのはやめてくれるかい」
「おかしな話?」
「そうさ、今だって父さんたちは外で詐欺グループを待ち受けているし、ばあちゃんがおかしな考えを持たないように守ってあげなきゃいけないんだから」
「それでは、あと少しすれば、はっきりしますよ。エマさんは何ひとつホラなんて吹かないことが」
コンスタンは両手を軽く上げて、こりゃあだめだとマリ達をみつめて、あきれた顔をした。
そんな話をしている中、19時になり、警察車両を先頭に黒塗りの高級車がエマ宅の道路の反対側に止まった。
「マリ!大臣が来たみたいだよ」
「行けない、みんなにすぐ戻るって言って、アベルさん来ちゃったよ。エマさん行きましょう」
エマが立ち上がって、マリ達と外に出ようとした時にコンスタンは
「ばあちゃんは外には出さないよ。父さ~ん!」
コンスタンは外にいる父を大声で呼んだ。その声を聞きつけた父セドリックは急いで家の中に入ってきた。
「どうした。コンスタン!」
「この子達がばあちゃんを外に出そうとしてるよ」
「お前なんで、知らない子を中に入れたんだ」
「母さんから離れて早くここから出ろ!」
セドリックは大きい声でマリ達に怒鳴った。その様子を見ていたエマは
「うるさいよ、お前達、大将にたいして、失礼な態度を取るんじゃないよ。私はこの方の部下なんだ。いいかげんにおし、昔から私の話を信じないバカな子たち、大将が50年ぶりに私を部下にしてくれた。いいから表に出な!」
そんな指示を無視してセドリックはマリの腕を引っ張って外に追い出そうとした。
マリは190cmはあるセドリックの腕を逆につかみ返して、ものすごい力で逆に外に出した。
「お~い、みんな、母さんを守ってくれ!」
妻のクロエを始め、外にいる住民がみんなセドリックを見た。
「セドリック、何をそんな少女と遊んでいるんだ。早く振りほどいて、帰ってもらえばいいだろ」
「それがこの子の力がすごくて、身動きが取れないんだ」
住民の中から警備会社に勤めている、大柄な男が出てきた。
「みんな、俺に任せとけ、おい、お嬢ちゃんたち、悪ふざけはやめろ」
「マリ、そのまま、押さえていて、こんな奴、あんたが出てくるほどじゃないわよ」
「おじさん、エマさんの晴れ舞台の日にこんな争いごとやめてください。みなさんも
この家の人たちは勘違いしているんですよ~。エマさんの話を何も信じず、毎日バカにして、とんでもない家族なんですよ~。今日はこれから、永い間、人知れず、謙虚に生きてきたフランスの英雄、エマさんの勲章授与がこれからあるんです~。お願いですから、もうお帰りくださ~い」
「おいおい、なにをデマを大声で言っているんだ。いい加減にしろ」
そう言って、祥子につかみかかってきた男は祥子に1瞬ですっ飛ばされてしまった。
「こんなよわ~い、おじさんが何人きても私には勝てませんよ~。我々は政府の情報部の人間です。フランスの英雄、エマさんはその高官に任命されていま~す。皆さん、無駄な争いはやめましょう」
一触即発といった状況の中、道路の向こう側で止まっていた車から警護官・警察官、そしてアベル大臣が歩いてきた。
「マリさん、相変わらず、お忙しそうで・・・」
アベルはニヤニヤしてマリ達のそばに歩み寄ってきた。そして、大きい声で
「わたしは、フランス国、国防大臣アベル・オルクレール、わが同志エマ・バダンテールに会いに来た。住民の皆さん、もう危険はありません」
住民達はたくさんの警察や警護官を見て、驚いた様子で立ち尽くしていた。そして、テレビで見たことがある大臣だとわかると、
「大臣!この少女が言っていたことは本当なんですか?」
住民の中から声がした。
「そうです。何ひとつ、間違いはありません。ですから、争いごとはやめてください」
「大臣!勲章授与をこれからするんですか」
「そうです。20時から始まります。これから、急いで準備があるので、お帰りください」
住民たちはこれは本物だとわかると急にセドリックやクロエのことをにらんで怒り出した。
「おい、お前達はうそつき家族か、こんなうそで、私達をここに呼んだのか」
「そうよ。ふざけるんじゃないわよ。みんな忙しいところ、集まってあげたのに、バカみたいじゃない」
そんな不満を住民が言い始めた時、さらに大きな声で老女が叫んだ!
「皆、きけ~、エマは優しく、そしてその家族も、とても優しい家族だ。エマを家族で守ろうとした優しい気持ちは本物だ。だから、誇り高いフランス人が汚い言葉を出さないでくれ。もし、文句がある人がいれば、これから来られるフレデリック大統領に言え。フランスにつくしたエマにこんな待遇を強いてきたんだ。さあ、皆、エマのことを思うんなら、みんなで盛り上げて最高の授与式にしようじゃないか!」
その透き通るよう声はここに集まった住民の胸につきささった。そして、大統領がこの街に来ると聞いた途端、エマの家族の悪口なんて皆どうでもよくなっていた。それをそばで聞いていたアベルは
「全く、マツさんはお忍びって、言ってるのに、大声で言うなんて、いくら住民の気持ちをいさめるためと言っても、フフフ、相変わらず、昔と変わらないな・・・」
エマは大きな声を出して、昔と変わらない、適応能力の高さを目の前で見て、その姿に涙が止まらなかった。
「姉さん!」
マツは泣いているエマに近づき、
「あんたは、こんな年になっても、相変わらず泣き虫は変わらないんだね。全く連絡もしないで」
エマはマツを見て
「姉さんだって、泣いてるじゃない」
二人は力強く、抱き合った。本当の姉妹のように
エマの息子達は、この状況に驚きと、過去、自分たちに真剣に話してくれたことがすべて真実だったことに気が付き、自分達がどれだけエマのことをバカにして傷つけてしまったんだろうと反省した。孫のコンスタンもマリを見て、申し訳ない顔をした。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
【ガチ恋プリンセス】これがVtuberのおしごと~後輩はガチで陰キャでコミュ障。。。『ましのん』コンビでトップVtuberを目指します!
夕姫
ライト文芸
Vtuber事務所『Fmすたーらいぶ』の1期生として活動する、清楚担当Vtuber『姫宮ましろ』。そんな彼女にはある秘密がある。それは中の人が男ということ……。
そんな『姫宮ましろ』の中の人こと、主人公の神崎颯太は『Fmすたーらいぶ』のマネージャーである姉の神崎桃を助けるためにVtuberとして活動していた。
同じ事務所のライバーとはほとんど絡まない、連絡も必要最低限。そんな生活を2年続けていたある日。事務所の不手際で半年前にデビューした3期生のVtuber『双葉かのん』こと鈴町彩芽に正体が知られて……
この物語は正体を隠しながら『姫宮ましろ』として活動する主人公とガチで陰キャでコミュ障な後輩ちゃんのVtuberお仕事ラブコメディ
※2人の恋愛模様は中学生並みにゆっくりです。温かく見守ってください
※配信パートは在籍ライバーが織り成す感動あり、涙あり、笑いありw箱推しリスナーの気分で読んでください
AIイラストで作ったFA(ファンアート)
⬇️
https://www.alphapolis.co.jp/novel/187178688/738771100
も不定期更新中。こちらも応援よろしくです
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
妻と愛人と家族
春秋花壇
現代文学
4 愛は辛抱強く,親切です。愛は嫉妬しません。愛は自慢せず,思い上がらず, 5 下品な振る舞いをせず,自分のことばかり考えず,いら立ちません。愛は傷つけられても根に持ちません。 6 愛は不正を喜ばないで,真実を喜びます。 7 愛は全てのことに耐え,全てのことを信じ,全てのことを希望し,全てのことを忍耐します。
8 愛は決して絶えません。
コリント第一13章4~8節
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる