悪女イザベラは幸せを求めない。



母に騙され、愛した男に裏切られ…。
私は一体、何のためにこんな大罪を犯してしまったのかしら。

刑が執行されるまでの間、ずっと神に祈った。

神様…どうか……どうか、生まれ変わっても、私が幸せになることがありませんように…。
周りを、息子を傷付け、苦しめた分、私が誰からも愛されることがありませんように。
その代わり、私が傷つけてしまった人達が幸せになりますように…。


刑が執行される瞬間まで祈り続けた。


だけど、目が覚めると見慣れた天井が…。
ここってもしかして…私が幼少期に暮らしていた部屋なの…?


今はいつ?
お母様がいるということは、前回起きた事件を止められるかもしれない。


私がここに戻ったということは、きっと神様が償う機会を下さったのだわ。


処刑されて過去に戻ったイザベラは、処刑される前に起こしてしまったことを悔い改め、今回は周りの人が幸せになるように。そして、自らが決して幸せにならないように。それを自らの罰として生きることを選択した。


はずなのに、どうして私に良くしてくださるのですか…。おやめ下さい…!


⚠︎︎気を付けてはいますが、誤字脱字があるかもしれません。ご都合主義ですのでなんでも許せる方向けです。


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