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四章 9歳(色々制限中・・・)
おっちゃん達結婚かぁ・・・私?えと・・・考えないようにしましょう
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へへ、燃え尽きたぜ。
私は今馬車の座席で真っ白に燃え尽きてます。
あの店のオーナー危険です。
全く抵抗できませんでしたし、いつの間にか背後を取られてました。
とりあえず、お母様のOKが出たのが7着・・・長かった・・・
ほんっとうに長かった・・・
「エル様?まだお昼にもなってませんが?」
うるさいです、長かったんです!
「・・・そうですか」
由香さんを見るといや~いい体験したわとかそんな感じ。
ソフィアはニコニコして私の腕に抱き着いてます。
何かいいことがあったんでしょう。
辛かったのは私だけかぁ~。
女性だし慣れないといけないんだろうけど、慣れないな~。
「そういえば、次はどこへ向かっているのです?」
馬車が屋敷の方へ向かっていないので、お母様に確認します。
「雑貨屋といいますか、魔道具等を扱っているお店ですね。
エル達が贔屓にしている所ではなく、
細工が凝ってる等でプレゼント用の品が置かれている所です」
「プレゼント・・・ですか?
近くにイベント毎は無かった気がしますけど、何かあるんです?」
「攻略したダンジョンで得た魔石等の報酬を
先日ガルフ様方にお渡ししたのですが、
それで目標額を大幅に超える形となったそうです。
ですので、そろそろガルフ様方が結婚式を検討し始めるかと思いまして
プレゼントを先に見ておこうかということです」
「おお!
あれ?でも、その時私も会ってますけど、
ガルフ様から特に何も聞いてませんが・・・」
「来られたのがガルフ様とカルロス様でしたからね。
恐らく戻られて皆さんと話をして、それからエルに話が行くのではないですか?
どういう形式で結婚式をされるのか判りませんが、
教会等の確保等色々あるでしょうし、もう暫く先かもしれませんね」
「なるほど、宴会場と言えばいいのでしょうか?
そちらは我家を使ってもらうのですよね?」
「ええ、我家の庭を解放しようかと思っています。
相談があればドレス等もお店の紹介をしましょう」
「あ、それはいいですね。
今度伝えておきます。
そういえば、お母様の結婚式ってどんな感じだったのですか?」
「私ですか?
私は王都と辺境伯領で2度式を挙げていますね。
元王族である為、お披露目は大事だったという事でしょうか。
まあ、流石にドレスはどちらも同じものを使いましたが」
「はぁ・・・王都ですか~。
流石に想像できないですが、パレードのように馬車で街道をゆっくり進むとかです?」
「辺境伯領へ向かう馬車が国民に対するお披露目となって、
エルのいうようなパレードは行いましたよ。
式自体は教会で誓いを挙げて、夜に王城でパーティーですね。
他国の方もいらっしゃるので、ほとんど挨拶の受け答えで終わりました。
流石に辺境伯領での式は領民へのお披露目ぐらいで、
後はダンジョン攻略時に行った宴会のようなパーティーでしたね」
「王都での式とか私には無理そうですね。
もし結婚するとなったとしても、出来れば辺境伯領に留まれたら嬉しいですね」
「エル・・・あなたは全く・・・。
流石に高位貴族ですから結婚はしないといけません。
まあ、エルの場合は自由な期間がそれなりに持てそうですから、
急いでということは無いでしょうし、
可能な限りエルの希望に沿うようにします。
此方に留まるとなると、婿に来てもらう形になりますね。
ただ、その時は当主としてランハートが居るので、
ランハートのサポートが出来なければいけませんが」
「はぁ・・・色々制約があるのですね。
まあ、私の結婚なんて今考えても仕方ありませんし、
暫くは考えないようにします。
出来れば結婚なんてしたくないですしぃ」
「そう言っている子が、真っ先に結婚するんですよね・・・」
「ん?お母様、何か言いました?」
「いいえ、何でもありません。
そろそろ着きますよ。
此処は若干装飾が貴族向けだったりしますが、物自体はいいものです。
もし欲しいものがあるようでしたら、私かアレッサ達に伝えてください。
アレッサ達にはエルの資金を伝えています。
エルに直接渡すのはもう暫く先ではありますが、
無駄遣いはしない様にしてください」
「う~ん・・・私は必要最低限あればいいですし、
ダンジョンでまた色々稼げますからね。
無駄にため込むより辺境伯領の役に立つなら、
そちらに投資という形でお渡ししても良いのですが」
「それはそれで・・・。
ふぅ、そちらについては旦那様と話をしてからですね。
さて、着きましたので降りましょう」
お母様がちょっと困った顔でそう答えます。
う~ん、微妙な金額なのかな?
馬車から降り、お店の前に立ちます。
見上げると落ち着いていますが、
何というか一見さんお断りとか高級品扱ってますって感じのお店ですね。
元の世界の超有名ブランドとかのお店みたいです。
は~っと見上げていると、お母様が横抱きにして入っていきます。
「ちょ、お母様またですか!?
ドレスのお店見たいに尻込みしてたわけでぁあぁ揺らさないでぇ~」
うん、吐くかと思いました。
こんな高級ブランド店のようなお店で吐くかと思いました!
私は今馬車の座席で真っ白に燃え尽きてます。
あの店のオーナー危険です。
全く抵抗できませんでしたし、いつの間にか背後を取られてました。
とりあえず、お母様のOKが出たのが7着・・・長かった・・・
ほんっとうに長かった・・・
「エル様?まだお昼にもなってませんが?」
うるさいです、長かったんです!
「・・・そうですか」
由香さんを見るといや~いい体験したわとかそんな感じ。
ソフィアはニコニコして私の腕に抱き着いてます。
何かいいことがあったんでしょう。
辛かったのは私だけかぁ~。
女性だし慣れないといけないんだろうけど、慣れないな~。
「そういえば、次はどこへ向かっているのです?」
馬車が屋敷の方へ向かっていないので、お母様に確認します。
「雑貨屋といいますか、魔道具等を扱っているお店ですね。
エル達が贔屓にしている所ではなく、
細工が凝ってる等でプレゼント用の品が置かれている所です」
「プレゼント・・・ですか?
近くにイベント毎は無かった気がしますけど、何かあるんです?」
「攻略したダンジョンで得た魔石等の報酬を
先日ガルフ様方にお渡ししたのですが、
それで目標額を大幅に超える形となったそうです。
ですので、そろそろガルフ様方が結婚式を検討し始めるかと思いまして
プレゼントを先に見ておこうかということです」
「おお!
あれ?でも、その時私も会ってますけど、
ガルフ様から特に何も聞いてませんが・・・」
「来られたのがガルフ様とカルロス様でしたからね。
恐らく戻られて皆さんと話をして、それからエルに話が行くのではないですか?
どういう形式で結婚式をされるのか判りませんが、
教会等の確保等色々あるでしょうし、もう暫く先かもしれませんね」
「なるほど、宴会場と言えばいいのでしょうか?
そちらは我家を使ってもらうのですよね?」
「ええ、我家の庭を解放しようかと思っています。
相談があればドレス等もお店の紹介をしましょう」
「あ、それはいいですね。
今度伝えておきます。
そういえば、お母様の結婚式ってどんな感じだったのですか?」
「私ですか?
私は王都と辺境伯領で2度式を挙げていますね。
元王族である為、お披露目は大事だったという事でしょうか。
まあ、流石にドレスはどちらも同じものを使いましたが」
「はぁ・・・王都ですか~。
流石に想像できないですが、パレードのように馬車で街道をゆっくり進むとかです?」
「辺境伯領へ向かう馬車が国民に対するお披露目となって、
エルのいうようなパレードは行いましたよ。
式自体は教会で誓いを挙げて、夜に王城でパーティーですね。
他国の方もいらっしゃるので、ほとんど挨拶の受け答えで終わりました。
流石に辺境伯領での式は領民へのお披露目ぐらいで、
後はダンジョン攻略時に行った宴会のようなパーティーでしたね」
「王都での式とか私には無理そうですね。
もし結婚するとなったとしても、出来れば辺境伯領に留まれたら嬉しいですね」
「エル・・・あなたは全く・・・。
流石に高位貴族ですから結婚はしないといけません。
まあ、エルの場合は自由な期間がそれなりに持てそうですから、
急いでということは無いでしょうし、
可能な限りエルの希望に沿うようにします。
此方に留まるとなると、婿に来てもらう形になりますね。
ただ、その時は当主としてランハートが居るので、
ランハートのサポートが出来なければいけませんが」
「はぁ・・・色々制約があるのですね。
まあ、私の結婚なんて今考えても仕方ありませんし、
暫くは考えないようにします。
出来れば結婚なんてしたくないですしぃ」
「そう言っている子が、真っ先に結婚するんですよね・・・」
「ん?お母様、何か言いました?」
「いいえ、何でもありません。
そろそろ着きますよ。
此処は若干装飾が貴族向けだったりしますが、物自体はいいものです。
もし欲しいものがあるようでしたら、私かアレッサ達に伝えてください。
アレッサ達にはエルの資金を伝えています。
エルに直接渡すのはもう暫く先ではありますが、
無駄遣いはしない様にしてください」
「う~ん・・・私は必要最低限あればいいですし、
ダンジョンでまた色々稼げますからね。
無駄にため込むより辺境伯領の役に立つなら、
そちらに投資という形でお渡ししても良いのですが」
「それはそれで・・・。
ふぅ、そちらについては旦那様と話をしてからですね。
さて、着きましたので降りましょう」
お母様がちょっと困った顔でそう答えます。
う~ん、微妙な金額なのかな?
馬車から降り、お店の前に立ちます。
見上げると落ち着いていますが、
何というか一見さんお断りとか高級品扱ってますって感じのお店ですね。
元の世界の超有名ブランドとかのお店みたいです。
は~っと見上げていると、お母様が横抱きにして入っていきます。
「ちょ、お母様またですか!?
ドレスのお店見たいに尻込みしてたわけでぁあぁ揺らさないでぇ~」
うん、吐くかと思いました。
こんな高級ブランド店のようなお店で吐くかと思いました!
応援ありがとうございます!
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