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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)

フロアボス討伐完了です?

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うう、なんで夜なべしようとしたことがバレたんだろう。
くそぅ、顔に出るのかな?
でもクラリスからは見えて無かったよね?
ん~、どうやったら内緒ででき・・・ひぅ!?な、何でもありません。

・・・
とりあえず、出入口作成予定の場所まで一本道が出来ました。
あの後から、おっちゃん達が2本、残りは私達がという感じでしょうか。
おっちゃん達は疲労困憊ですね。
交代しながらですけど、MP全部回復しきる前に使ってましたからね~。

日はまだ高いですが、無理してもいけませんし
今日は此処までにしましょうか。
皆に終了の連絡を入れます。

さて、待ってる間に少しだけ木の伐採しておきましょうか。
でも、面倒ですよね~、引っこ抜かないと倉庫に入らないなんて。

ん~、一気にやるときっと怒られますよねぇ・・・
急ぐわけじゃないし、大人しくしておきますかぁ。

アレッサが戻って来て、由香さんとメイド長が降りてきます。

「只今戻りました、問題はありませんでしたか?」

「はい、此方は特に問題はありませんでしたよ。
 アレッサは無理してないですか?」

「はい、特に強い魔物も居ませんでしたし、
 由香もサポートしてくれましたから問題はありません。
 ただ、群れで行動する魔物が多かったですね」

「群れですか・・・厄介ですね。
 ん~、壁の上から遠距離で討伐したほうがいいですかね~」

狼みたいに様子見してくるような魔物ばかりじゃないですし、
一気に襲ってきたら私なんてあっという間にやられてしまいます。
こういう敵って厄介ですよね。

「数を減らすというのであれば、効果はあるでしょうが・・・
 フロア攻略にはなりませんからね。
 それに、これだけ群れを成す魔物がいるとなると、
 下手をすると何時までも数が減らずに前に進めないという事になりそうです。
 先にエル様に広範囲探索してもらって、
 次のフロアへ続く転移門を探した方がいいかもしれません」

「次のフロアへの転移門ですか・・・
 そうですね、フロアボスを探してみましょうか」

そう言いながら、地面に魔力を通して出来るだけ伸ばして
レーダーのようにクルクル回転させます。
ん~、大きな魔力の反応は・・・かなり奥の方にありますね。
周りに木が無いけど、一杯何か生えてるみたいだから、草とかかな?
でも、魔力で調べてるけど、気にせず動いてる?

「ねぇ、アレッサ。
 大きな魔力の反応はあったのですけど、
 動いてるみたいですね」

「動いてる・・・ですか。
 とすると狼タイプの魔物なのでしょうか」

「どうなんでしょう。
 あ、動きはかなりのっそりしている感じですね。
 ん~、それに狼のように魔力が当たって警戒するとかないんですよね。
 普通に動いてます」

「ふむ・・・トカゲか何かでしょうか。
 警戒しないとなると重量級の何かだと思うのですが・・・」

なるほど、トカゲですか。
大きさは・・・ん~20mぐらいなのかな?

「とりあえず、今日は一度戻りましょう。
 明日ちょっと突いてみましょう」

拠点に戻ってアレッサが討伐した魔物の処理、
木材の処理をして早めに休みました。
そういえば木材とかってどれ位の価値なんだろう?
お金の勉強とか色々やらないとな~。

・・・
翌日、改めてサーチして昨日見つけた
フロアボスらしき魔物が居る方向の壁に向かって階段を付けて、
皆で上に上がります。
今回は白ネズミさんとドラゴン達も一緒に着いてきてます。

「あっちの方なのですけど、流石に木が邪魔して見えませんね・・・
 クラリス見えたりします?」

「いえ、私でも見えないですね」

「ですか~・・・
 ねぇ、ちょっと突いてもいいですか?」

「・・・少々お待ちください。
 此方に攻めて来ても良いように、準備します。
 20mサイズでしたよね?」

アレッサが待ったをかけます。
こっちに向かってこられても困りますから、準備は必要ですね。

「はい、それぐらいですね。
 ん~その辺りに落とし穴でも掘っておきましょうか。
 50m四方ぐらいでいいですかね」

そう言って前の方の地下の土を動かして穴を開けます。
20mぐらいだから50mぐらいで、深さは20mぐらいでいっか。
後は動かした土を他の所に回して均等にしてお終いっと。
ふふん、落とし穴作成にも慣れて来ましたね。
外だともっと楽なんですけどね~。

「落とし穴出来ましたけど、皆さん準備できましたか?」

皆が頷くのを確認して、アレッサの方を向きます。
目でやって良いですか?って問うと

「はい、大丈夫ですよ。
 但し、あまりおかしなことはしないでくださいね?」

「おかしなこと・・・ちょっとちょっかいかけるのと、
 対応できそうなら対応するというだけです。
 別に何時も変な事してるわけではありません!」

皆の目が一斉に私に向き、目を細めてます。
あれぇ?
というか、白ネズミさんにドラゴン達まで、
貴方方にそんな目で見られる覚えはありませんよ!

「と、ともかく、大丈夫です!
 ちょっと突っついて、対応できそうなら対応するというだけです。
 変な事なんてしませんよ」

「まあ、無理だけしないようにお願いしますね。
 何かあってはいけませんから」

アレッサが心配そうな顔をして言ってきます。

「大丈夫ですよ。
 では、行きます!」

とりあえず、相手が見えるように下から突き上げますか。
20mクラスから、ちょっと強めに。
うりゃ!

遠くの方に天に舞い上がった大型の陸亀が見えました。

「でっかい亀ですか~」

とりあえず、落下地点の土を動かして穴を作ります。
ずど~ん・・・
おお、落ちた落ちた。
ん~、じゃあ、そこに水をそそぎま~す。
おや、見えないところでやってるのに、ドラゴン達が震え始めましたね。
なみなみと水を張ったら、火にかけま~す。
シッカリ火が通るようにドーム状に土を移動させて蓋にしま~す。
弱火だとなかなか火が通らないかもなので、強火にしま~す。
おや、ドラゴン達の震えがさらに増しましたね。
蓋が壊れそうですね・・・まあいっドカーン!!!
あら、蓋が吹き飛びましたね。
周りに飛び散ってます。
近くだと危なかったですね。
ん?あれ?皆がじっと私を見てますが・・・
み、皆目が糸みたいに細くて、み、見下ろしてくるから怖いですよ。
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