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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
警戒されている場合は、予想外の所からズドンですよ
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アレッサに連れられてリビングに向かいます。
そこで目にしたのは、クラリスが嬉しそうに配膳している所でした。
「ねぇ・・・アレッサ?
まさかと思うけど・・・」
「大丈夫ですよ、エル様。
私と由香が全力で止めましたから。
作ったのはメイド長で、サポートはソフィアです」
「よ、よかったぁ、また倒れることになるかと・・・
毒耐性は欲しいですが、流石にこういった食事ではちょっと・・・」
「そ、そうですね。
私も流石にあれは困ります。
ただ、クラリス自身は何ともないのが厄介ですよね。
毒耐性以外にも何かあるのでしょうか・・・
称号等色々検証したほうが良いかもしれませんね」
アレッサがげんなりしながら言ってますが、
あれからまた被害にあったのでしょうか。
触れないでおきましょう。
「とりあえず、席に着きましょうか。
明日のこととかも話さないといけませんし」
「そうですね、拠点を移動することとか、
お伝えしないといけませんね」
・・・
皆で席に着き食事を頂いた後、
今後のことについて話ながらお茶をします。
「え~っと、明日からの探索なのですが、
森の方を優先的に攻略しますので、この家を移動しようかと思います。
もちろんこの場所を放棄するわけでは無くて、
一応仮休憩とか出来るようにはしておこうと思います。
後は・・・えと、森の方では暫く木の伐採を進めていこうかと思います。
木材は色々と必要ですからね。
一気に市場に流すわけにはいきませんが、
一定量卸すようにして価格安定を・・・ってそれは余計な事ですね。
え~っと?あ!森の方の討伐はアレッサが担当しますので、
私達はゆっくり木材確保していきましょう」
「それは良いんだが、アレッサさんだけで大丈夫か?」
おっちゃん達が心配そうにアレッサを見てます。
「ええ、今日は皆さんが前に立ってくださったりして、
私はゆっくり出来ましたから問題ありません」
「あら、では私も明日は討伐に加わろうかしら」
「えと・・・森の中ですよ?
あれ振り回すんですか?」
どこぞの怪獣ハンターのようなメイスを思い出します。
あれ振り回したら周りの木々が吹き飛ぶんじゃ。
何故か飛んできた木の下敷きになって
身動きが取れない私が頭に浮かんできました。
これはもしかして直感?
・・・止めないと!
「め、メイド長にはアレッサの変わりに周りに居て欲しいです!
ソフィアも傍に居ますし!ね!」
「え?そうですね・・・アレッサも傍に居ないですし、
クラリスは近接ではありませんから、そうですね。
お嬢様のお傍に控えさせていただきます」
ほっ、セーフ。
これで私は勝つる!じゃない、助かる!
「他に何かありますか?
特に無ければ明日はこれで進めようかと思いますが」
そう言って周りを見ますが、特には無さそうですね。
「では、明日の予定は此処まで~。
じゃあ、ゆっくりしましょ~」
そう言って、私は椅子にもたれ掛かって伸びをします。
「俺らは休む前に少しだけ解体を進めておくかな。
ちと外で作業してるんで、何かあったら言ってくれ。
ああ、風呂は最後に頂くから、皆入り終わったら教えてくれ」
「わかりました~。
でも、無理しないようにしてくださいよ。
明日もアレッサが討伐しますし、木の伐採も進めますからね~」
「ああ、判ってるよ」
そう言いながらおっちゃん達が外に出ていきます。
でも、外見に似合わずって言ったら失礼だけど、凄い真面目ですよね。
そういうところが慕われる理由かもしれませんが。
そう思いながら見送ると、ふと矢の在庫が少ないのを思い出しました。
「あ、クラリス、今回の木材って矢とかの補充に向いてます?
向いて無さそうならトレント材がまだあるので出しますが」
「そうですね、
まだ魔力の通りとか確認していないのでハッキリとは言えませんが、
トレント材の方が上でしょうが、通常使う矢としては問題ないかと思います。
そうですね・・・ちょっと私も外で枝を加工してみます。
すぐ戻ってくるので・・・ソフィア、エル様をお願いしますね」
「はい、お任せください!」
クラリスがクスリと笑いながら外に出ていきます。
ソフィアも今日大変だっただろうに。
「ソフィアも休まないとダメですよ~。
ほら、こっち座りなさい。
一緒にお茶飲みましょ~」
「エ、エル様!?
んん!・・・判りました、失礼します」
メイド長が微笑まし気に見た後、アレッサと一緒に食器などを片付け始めます。
「あ、ありがとう。
メイド長もほどほどで休まないとダメですよ?
あ、此処お風呂とかもあるので、
私に気にせず入って良いですからね~。
私もほどほどで入りますし」
「はい、ありがとうございます。
外、それもダンジョンでお風呂にきちんと入れる環境が作れるとは。
そうですね、外の結界等を確認した後、確認させていただきますね」
メイド長が嬉しそうにしてます。
あ~、確かにダンジョンでお風呂入れる環境ってないのか。
普通どうしてるんでしょう?今度聞いてみましょう。
「ええ、今の女性陣全員でも入れるぐらい、
かなり大きめに作ってるので、楽しみにしてくださいね」
「はい」
にっこり笑って嬉しそうですねぇ。
ほっこりしてると、ソフィアがお茶菓子を出して
「エル様!お茶菓子もありますよ!」
と、メイド長に対抗してお茶菓子をテーブルに並べます。
メイド長がクスクス笑ってますね。
「ソフィア、ありがとうございます。
では頂きますね。
・・・げふぅ!?」
「え!?エル様!?
どうされました!?
クラリスさんに頂いたお茶菓子に何かありましたか!?」
慌てたソフィアと、此方にやってくるアレッサ、メイド長がうっすら見えます。
クラ・・・リス・・・やり・・・ますね・・・間接的に・・・仕込むとは・・・
・・・や・・・やられ・・・た
そこで目にしたのは、クラリスが嬉しそうに配膳している所でした。
「ねぇ・・・アレッサ?
まさかと思うけど・・・」
「大丈夫ですよ、エル様。
私と由香が全力で止めましたから。
作ったのはメイド長で、サポートはソフィアです」
「よ、よかったぁ、また倒れることになるかと・・・
毒耐性は欲しいですが、流石にこういった食事ではちょっと・・・」
「そ、そうですね。
私も流石にあれは困ります。
ただ、クラリス自身は何ともないのが厄介ですよね。
毒耐性以外にも何かあるのでしょうか・・・
称号等色々検証したほうが良いかもしれませんね」
アレッサがげんなりしながら言ってますが、
あれからまた被害にあったのでしょうか。
触れないでおきましょう。
「とりあえず、席に着きましょうか。
明日のこととかも話さないといけませんし」
「そうですね、拠点を移動することとか、
お伝えしないといけませんね」
・・・
皆で席に着き食事を頂いた後、
今後のことについて話ながらお茶をします。
「え~っと、明日からの探索なのですが、
森の方を優先的に攻略しますので、この家を移動しようかと思います。
もちろんこの場所を放棄するわけでは無くて、
一応仮休憩とか出来るようにはしておこうと思います。
後は・・・えと、森の方では暫く木の伐採を進めていこうかと思います。
木材は色々と必要ですからね。
一気に市場に流すわけにはいきませんが、
一定量卸すようにして価格安定を・・・ってそれは余計な事ですね。
え~っと?あ!森の方の討伐はアレッサが担当しますので、
私達はゆっくり木材確保していきましょう」
「それは良いんだが、アレッサさんだけで大丈夫か?」
おっちゃん達が心配そうにアレッサを見てます。
「ええ、今日は皆さんが前に立ってくださったりして、
私はゆっくり出来ましたから問題ありません」
「あら、では私も明日は討伐に加わろうかしら」
「えと・・・森の中ですよ?
あれ振り回すんですか?」
どこぞの怪獣ハンターのようなメイスを思い出します。
あれ振り回したら周りの木々が吹き飛ぶんじゃ。
何故か飛んできた木の下敷きになって
身動きが取れない私が頭に浮かんできました。
これはもしかして直感?
・・・止めないと!
「め、メイド長にはアレッサの変わりに周りに居て欲しいです!
ソフィアも傍に居ますし!ね!」
「え?そうですね・・・アレッサも傍に居ないですし、
クラリスは近接ではありませんから、そうですね。
お嬢様のお傍に控えさせていただきます」
ほっ、セーフ。
これで私は勝つる!じゃない、助かる!
「他に何かありますか?
特に無ければ明日はこれで進めようかと思いますが」
そう言って周りを見ますが、特には無さそうですね。
「では、明日の予定は此処まで~。
じゃあ、ゆっくりしましょ~」
そう言って、私は椅子にもたれ掛かって伸びをします。
「俺らは休む前に少しだけ解体を進めておくかな。
ちと外で作業してるんで、何かあったら言ってくれ。
ああ、風呂は最後に頂くから、皆入り終わったら教えてくれ」
「わかりました~。
でも、無理しないようにしてくださいよ。
明日もアレッサが討伐しますし、木の伐採も進めますからね~」
「ああ、判ってるよ」
そう言いながらおっちゃん達が外に出ていきます。
でも、外見に似合わずって言ったら失礼だけど、凄い真面目ですよね。
そういうところが慕われる理由かもしれませんが。
そう思いながら見送ると、ふと矢の在庫が少ないのを思い出しました。
「あ、クラリス、今回の木材って矢とかの補充に向いてます?
向いて無さそうならトレント材がまだあるので出しますが」
「そうですね、
まだ魔力の通りとか確認していないのでハッキリとは言えませんが、
トレント材の方が上でしょうが、通常使う矢としては問題ないかと思います。
そうですね・・・ちょっと私も外で枝を加工してみます。
すぐ戻ってくるので・・・ソフィア、エル様をお願いしますね」
「はい、お任せください!」
クラリスがクスリと笑いながら外に出ていきます。
ソフィアも今日大変だっただろうに。
「ソフィアも休まないとダメですよ~。
ほら、こっち座りなさい。
一緒にお茶飲みましょ~」
「エ、エル様!?
んん!・・・判りました、失礼します」
メイド長が微笑まし気に見た後、アレッサと一緒に食器などを片付け始めます。
「あ、ありがとう。
メイド長もほどほどで休まないとダメですよ?
あ、此処お風呂とかもあるので、
私に気にせず入って良いですからね~。
私もほどほどで入りますし」
「はい、ありがとうございます。
外、それもダンジョンでお風呂にきちんと入れる環境が作れるとは。
そうですね、外の結界等を確認した後、確認させていただきますね」
メイド長が嬉しそうにしてます。
あ~、確かにダンジョンでお風呂入れる環境ってないのか。
普通どうしてるんでしょう?今度聞いてみましょう。
「ええ、今の女性陣全員でも入れるぐらい、
かなり大きめに作ってるので、楽しみにしてくださいね」
「はい」
にっこり笑って嬉しそうですねぇ。
ほっこりしてると、ソフィアがお茶菓子を出して
「エル様!お茶菓子もありますよ!」
と、メイド長に対抗してお茶菓子をテーブルに並べます。
メイド長がクスクス笑ってますね。
「ソフィア、ありがとうございます。
では頂きますね。
・・・げふぅ!?」
「え!?エル様!?
どうされました!?
クラリスさんに頂いたお茶菓子に何かありましたか!?」
慌てたソフィアと、此方にやってくるアレッサ、メイド長がうっすら見えます。
クラ・・・リス・・・やり・・・ますね・・・間接的に・・・仕込むとは・・・
・・・や・・・やられ・・・た
応援ありがとうございます!
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