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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
今の私は置物のようです
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え~、顔面から壁に衝突して転げまわったエルフリーナです。
今は転げまわったせいで崩れた髪をクラリスに直してもらってます。
額が真っ赤になってるでしょうけど、
傷が入ったわけではないので回復はさせてません。
これを回復させるために魔法使うとか、恥ずかしいですし。
とりあえず、アレッサ達は魔石とか他に落ちているものを拾って、
今度は中央に行ってくれるそうです。
・・・どうやったらこんなに早く終わるんだろう?
もしかして、私達が減らさなくてもメイド長一人突っ込んだら終わってたんじゃ・・・
あは~やっぱりお母様の周りっておかうぉ寒気したぁ!
・・・
ゆっくりですが、サクラさんが頑張って目的の場所まで到着しました。
私?一応押すの加勢しましたよ?
役に立ったとか全然思えませんでしたし、力が付くような感じもありませんが。
皆どうやって力とか付けてるんだろう・・・。
まあいいです、今から突入ですので、意識を切り替えましょう。
「さて、前衛としてはソフィアとなりますが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。
ウルザさん、昨日と同じでお願いします」
「あいよ、しっかり落ち着いて、慌てないようにな。
周りはサクラが見てるから、こっちに任せな」
「はい、サクラさんもお願いします」
「ええ、落ち着いてどっしり構えてれば大丈夫ですからね」
あれ?ソフィア達仲良くなってません?
え、私置いてけぼり?
おっちゃんとばかり話していたからかな~。
他の人とも話さないといけないですね。
流石に置いてけぼりは嫌です。
「そ、ソフィア、わ、私はどうしたらいいですか?」
「え?エル様ですか?
ん~・・・後ろでどっしりと構えていてください」
「あ、え?
あの、聞いたのは討伐でやることだったんだけど・・・」
「え?エル様がやることですか?
えと・・・ん~と・・・あ!」
「お、何かありますか!?」
おお!やることなんでしょう?
「大人しくしておいてください!」
「はうぁ!?」
胸にサクッと刃が突き立ちました。
「ど、どうされました!?
エル様、何か具合でも悪いのですか!?」
あはぁ~、無自覚の言葉の刃が痛すぎます。
刺すだけじゃなく、捻りまで入れてきました。
周りのみんなは笑いを堪えてます。
くぅ、私が毎回やらかしてるって思われてるってことですよね・・・
何かしようとか考えて無いのにぃ、私は悪くないのにぃ・・・
「な、何でもないです。
とりあえず、後ろで控えて周りを見ています。
ただ、何かあれば手を出しますからね?
ソフィアの思う通りに動いてください。
それが一番成長できるのでしょうから」
周りを見ながらそう言うと、周りの皆が頷きます。
やっぱりそうですよね!
私も思い通り行動するのが成長につうぉ寒気がぁ!?
そろ~っと周りを見ると、クラリスが凄い笑顔で見てました。
あ・・・あはぁ・・・じ、じちょうします・・・
・・・
「ふっ!」
シールドバッシュでしょうか?
盾で一般のスケルトンではなく、大型の体躯で腕が4本あるスケルトンを吹き飛ばします。
何時もの柔らかな顔ではなく、真剣な表情です。
カッコいいですねぇ。
え?私ですか?
何故か皆に守られる形で全く出番はありません。
一応近接用に小太刀は抜いてますよ?
でも、これ使って魔物とやりあったことは一度もありません。
訓練以外で出番あるのでしょうか?
まあぁ、別にぃ、出番が無くてもぉ、いいんですけどねぇ~。
やっぱり前衛職の覚醒も成長もしそうにないです。
前に出るのは怖いので通常であれば良いのでしょうけど・・・
緊急時対応できないというのが問題なのですよね。
訓練でどうにかするしかないですか。
そんな考えをしていると、
ウルザさんとハインさんがソフィアに向かっている魔物を倒していきます。
クラリスとサクラさんがソフィアが囲まれないようにしていますね。
皆連携が凄いですね。
・・・あれ?私は?
・・・
粗方片付きました。
え?私の出番?
あははぁ、ある訳ないじゃないですかぁ~あははは~・・・ぐすん。
「エル様、終わりました。
あの~いかがだったでしょうか?」
ソフィアが嬉しそうに、というか恥ずかしそうに聞いてきます。
これは自信を付けさせるために、大げさにでも褒めないとですね。
「ソフィア、素晴らしいです!
落ち着いて周囲が見えていて、周りとの連携も良く出来ていました。
前衛として十分な働きが出来ていたと思いますよ」
笑顔でソフィアに伝えると、
嬉しかったのかソフィアが腰に勢いよく抱き着いてきました。
「うぉっと・・・よく頑張りましたね~」
丁度いい位置に頭が来て、つい何となく頭を撫でてしまいました。
顔は見えませんが、肩を震わせているので嬉し泣きとかでしょうか。
よしよ~し、よくできましたね~と撫で続けていると、
すりすりしてきました。
可愛いですねぇ~。
ただ、周りはソフィアの顔を見てドン引きしているのですが・・・
えと?何かおかしなことありましたっけ?
今は転げまわったせいで崩れた髪をクラリスに直してもらってます。
額が真っ赤になってるでしょうけど、
傷が入ったわけではないので回復はさせてません。
これを回復させるために魔法使うとか、恥ずかしいですし。
とりあえず、アレッサ達は魔石とか他に落ちているものを拾って、
今度は中央に行ってくれるそうです。
・・・どうやったらこんなに早く終わるんだろう?
もしかして、私達が減らさなくてもメイド長一人突っ込んだら終わってたんじゃ・・・
あは~やっぱりお母様の周りっておかうぉ寒気したぁ!
・・・
ゆっくりですが、サクラさんが頑張って目的の場所まで到着しました。
私?一応押すの加勢しましたよ?
役に立ったとか全然思えませんでしたし、力が付くような感じもありませんが。
皆どうやって力とか付けてるんだろう・・・。
まあいいです、今から突入ですので、意識を切り替えましょう。
「さて、前衛としてはソフィアとなりますが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。
ウルザさん、昨日と同じでお願いします」
「あいよ、しっかり落ち着いて、慌てないようにな。
周りはサクラが見てるから、こっちに任せな」
「はい、サクラさんもお願いします」
「ええ、落ち着いてどっしり構えてれば大丈夫ですからね」
あれ?ソフィア達仲良くなってません?
え、私置いてけぼり?
おっちゃんとばかり話していたからかな~。
他の人とも話さないといけないですね。
流石に置いてけぼりは嫌です。
「そ、ソフィア、わ、私はどうしたらいいですか?」
「え?エル様ですか?
ん~・・・後ろでどっしりと構えていてください」
「あ、え?
あの、聞いたのは討伐でやることだったんだけど・・・」
「え?エル様がやることですか?
えと・・・ん~と・・・あ!」
「お、何かありますか!?」
おお!やることなんでしょう?
「大人しくしておいてください!」
「はうぁ!?」
胸にサクッと刃が突き立ちました。
「ど、どうされました!?
エル様、何か具合でも悪いのですか!?」
あはぁ~、無自覚の言葉の刃が痛すぎます。
刺すだけじゃなく、捻りまで入れてきました。
周りのみんなは笑いを堪えてます。
くぅ、私が毎回やらかしてるって思われてるってことですよね・・・
何かしようとか考えて無いのにぃ、私は悪くないのにぃ・・・
「な、何でもないです。
とりあえず、後ろで控えて周りを見ています。
ただ、何かあれば手を出しますからね?
ソフィアの思う通りに動いてください。
それが一番成長できるのでしょうから」
周りを見ながらそう言うと、周りの皆が頷きます。
やっぱりそうですよね!
私も思い通り行動するのが成長につうぉ寒気がぁ!?
そろ~っと周りを見ると、クラリスが凄い笑顔で見てました。
あ・・・あはぁ・・・じ、じちょうします・・・
・・・
「ふっ!」
シールドバッシュでしょうか?
盾で一般のスケルトンではなく、大型の体躯で腕が4本あるスケルトンを吹き飛ばします。
何時もの柔らかな顔ではなく、真剣な表情です。
カッコいいですねぇ。
え?私ですか?
何故か皆に守られる形で全く出番はありません。
一応近接用に小太刀は抜いてますよ?
でも、これ使って魔物とやりあったことは一度もありません。
訓練以外で出番あるのでしょうか?
まあぁ、別にぃ、出番が無くてもぉ、いいんですけどねぇ~。
やっぱり前衛職の覚醒も成長もしそうにないです。
前に出るのは怖いので通常であれば良いのでしょうけど・・・
緊急時対応できないというのが問題なのですよね。
訓練でどうにかするしかないですか。
そんな考えをしていると、
ウルザさんとハインさんがソフィアに向かっている魔物を倒していきます。
クラリスとサクラさんがソフィアが囲まれないようにしていますね。
皆連携が凄いですね。
・・・あれ?私は?
・・・
粗方片付きました。
え?私の出番?
あははぁ、ある訳ないじゃないですかぁ~あははは~・・・ぐすん。
「エル様、終わりました。
あの~いかがだったでしょうか?」
ソフィアが嬉しそうに、というか恥ずかしそうに聞いてきます。
これは自信を付けさせるために、大げさにでも褒めないとですね。
「ソフィア、素晴らしいです!
落ち着いて周囲が見えていて、周りとの連携も良く出来ていました。
前衛として十分な働きが出来ていたと思いますよ」
笑顔でソフィアに伝えると、
嬉しかったのかソフィアが腰に勢いよく抱き着いてきました。
「うぉっと・・・よく頑張りましたね~」
丁度いい位置に頭が来て、つい何となく頭を撫でてしまいました。
顔は見えませんが、肩を震わせているので嬉し泣きとかでしょうか。
よしよ~し、よくできましたね~と撫で続けていると、
すりすりしてきました。
可愛いですねぇ~。
ただ、周りはソフィアの顔を見てドン引きしているのですが・・・
えと?何かおかしなことありましたっけ?
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