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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
こんなこともあろうかとって素敵な言葉ですよね
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白ネズミさんには誤り倒して、許してもらいました。
許してもらいましたが、
こいつ懲りねぇなって感じで見られたのはきっと気のせいでしょう。
周りの目も何か「ああ、またか」という感じだったのも気のせいでしょう。
白ネズミさんが何をしていたかというと、
どうも私達が馬車で戻っている最中に、
私達が攻略するダンジョンの下調べをしてくれていたようです。
アレッサ達が白ネズミさんに「やりますね」って感じの視線を向けてます。
え~と、私の式紙なのですが、私には?
え?白ネズミさんと私では別物?あ、そうですか・・・
えと・・・ダンジョンの調査結果確認しましょうか・・・ぐすん
・・・
内部は典型的なRPGである石造りのダンジョンみたいですね。
壁はしっかりしているようで、最初に広場があり、
そこから通路が入り組んでいるようです。
魔力は通りそうだけど、魔力操作できる壁ではないかもしれないとのことでした。
う~ん・・・そうなると棘生やしたりでの攻撃はできそうにありませんか。
燃やすにしても、敵の真下ピンポイントで燃やさないと、
下手な事すると酸欠とかになりそうで怖いですね。
とりあえず、入ってすぐの所は安全地帯のようですので、早速皆で入ってみます。
私はアレッサ、ソフィアと手を繋いで入ります。
どうもダンジョン取り込まれた時のことがあったので、二人とも気にしているようですね。
まあ、私も安心できるし拒む必要はないですが。
クラリスはアレッサを見てクスクス笑っていますが。
・・・
ダンジョン内部は石造りの城とかのような感じで、かなり頑丈そうですね。
天井も高く5m近くあるのではないでしょうか。
広場は200mトラックが入りそうなぐらいで、
柱はありませんが崩れそうなどの不安は無いですね。
全体的に薄暗いですが灯りを用意しなくても問題は無さそうです。
ん~壁自体が発光しているのでしょうか?
でも壁に近寄っても光はそこまで強くないですし・・・不思議ですね。
奥に続く道は3か所あります。
何方も通路の奥の方までは見えませんね。
ダンジョンに魔力を通してみます。
魔力は通りそうなので索敵とか地図作成とかは問題なく出来そうです。
ただ、ポケットダンジョン以上に通りづらいですね。
棘は・・・出せそうにないですが、火なら出せそうです。
でも火を出すと空気とか気にしないとな~。
「とりあえず、此処に拠点を作りましょうか」
「ん?拠点を作るったって、
そんなに長い時間かけられないぞ?」
「あ~、先に通路塞いでおきましょうか。
えっと・・・倉庫にあるこの土を固めたブロックが大量にあるので、
それを使ってっと・・・厚みは・・・天井と同じ5mぐらいでいっか・・・
ブロックを結合して一つの岩みたいにしてっと・・・上と横の隙間は適当な土を固めて・・・
よし、これでいいでしょう」
おっちゃん達が呆然としている間に、他の2か所も同じように壁を作成していきます。
「よし、これで当分大丈夫でしょう。
壁も5mぐらいの厚さですので、突破されることは早々無いはずです。
では、拠点作りをしていきましょうか」
「・・・いや・・・時空魔法とか魔力については聞いてはいたが・・・まあいいか。
じゃあ、とりあえずの脅威は無さそうだし、何時でも休めるように用意するか」
おっちゃん以外はまだ壁を見て唖然としてますね。
おっちゃんが一番は役に立ちなおったようです。
「あ、ちょっと待ってください。
此処に拠点作成するので」
「ん?いくら壁があるにしても、あんまり時間かけれないぞ?」
「大丈夫です。
直ぐに終わらせますので・・・え~っと確かちょっと前に出来上がったのが・・・
では、この辺りに出しますね」
そう言って、広場の半分辺りからちょっと前に内緒で、
スローライフバカンス用の家を考えて作ったものを出します。
天井ギリギリで屋上に出ることは出来ませんが、
総二階造りで2,3世帯ぐらいが暮らせる広さです。
広場の半分をその家で埋めてしまいました。
「お嬢・・・これは?」
おっちゃんが呆然としながら私の作った家を見上げます。
「ふふん、私が一生懸命作ったバカンス用の家です!
作って時空魔法の倉庫に入れておいたんですよ。
この周りに壁とか作って防壁作れば、快適に過ごせるでしょう」
「こんなものいつの間に?」
由香さんが聞いてきたので、私は胸を張って自慢げに
「凄いでしょう!凄いでしょう!
こんなこともあろうかと・・・こんなこともあろうかと!
毎日内緒で夜更かしして少しずつ造っていたのです!
此処まで作るのにどれだけ掛かったか・・・くぅ!やっとお披露目ですよ!」
「・・・なるほど、前に眠そうにしていたのはこの為だったのですね。
寝る時だけ何故か気分が浮ついていましたが・・・そう言う事ですか」
「・・・なるほど、私の授業で舟をこいでいたので、
その前の訓練で疲れていたと思ってある程度大目に見ていましたが・・・
そう言う事ですか」
あ、あれ?
私を褒めたたえるところではないのですか?
思ってたのとちょっと違うのですが・・・
アレッサもクラリスも少し俯いて目が見えなくなって怖いです。
「「エル様?そこに正座してください」」
「・・・はい」
許してもらいましたが、
こいつ懲りねぇなって感じで見られたのはきっと気のせいでしょう。
周りの目も何か「ああ、またか」という感じだったのも気のせいでしょう。
白ネズミさんが何をしていたかというと、
どうも私達が馬車で戻っている最中に、
私達が攻略するダンジョンの下調べをしてくれていたようです。
アレッサ達が白ネズミさんに「やりますね」って感じの視線を向けてます。
え~と、私の式紙なのですが、私には?
え?白ネズミさんと私では別物?あ、そうですか・・・
えと・・・ダンジョンの調査結果確認しましょうか・・・ぐすん
・・・
内部は典型的なRPGである石造りのダンジョンみたいですね。
壁はしっかりしているようで、最初に広場があり、
そこから通路が入り組んでいるようです。
魔力は通りそうだけど、魔力操作できる壁ではないかもしれないとのことでした。
う~ん・・・そうなると棘生やしたりでの攻撃はできそうにありませんか。
燃やすにしても、敵の真下ピンポイントで燃やさないと、
下手な事すると酸欠とかになりそうで怖いですね。
とりあえず、入ってすぐの所は安全地帯のようですので、早速皆で入ってみます。
私はアレッサ、ソフィアと手を繋いで入ります。
どうもダンジョン取り込まれた時のことがあったので、二人とも気にしているようですね。
まあ、私も安心できるし拒む必要はないですが。
クラリスはアレッサを見てクスクス笑っていますが。
・・・
ダンジョン内部は石造りの城とかのような感じで、かなり頑丈そうですね。
天井も高く5m近くあるのではないでしょうか。
広場は200mトラックが入りそうなぐらいで、
柱はありませんが崩れそうなどの不安は無いですね。
全体的に薄暗いですが灯りを用意しなくても問題は無さそうです。
ん~壁自体が発光しているのでしょうか?
でも壁に近寄っても光はそこまで強くないですし・・・不思議ですね。
奥に続く道は3か所あります。
何方も通路の奥の方までは見えませんね。
ダンジョンに魔力を通してみます。
魔力は通りそうなので索敵とか地図作成とかは問題なく出来そうです。
ただ、ポケットダンジョン以上に通りづらいですね。
棘は・・・出せそうにないですが、火なら出せそうです。
でも火を出すと空気とか気にしないとな~。
「とりあえず、此処に拠点を作りましょうか」
「ん?拠点を作るったって、
そんなに長い時間かけられないぞ?」
「あ~、先に通路塞いでおきましょうか。
えっと・・・倉庫にあるこの土を固めたブロックが大量にあるので、
それを使ってっと・・・厚みは・・・天井と同じ5mぐらいでいっか・・・
ブロックを結合して一つの岩みたいにしてっと・・・上と横の隙間は適当な土を固めて・・・
よし、これでいいでしょう」
おっちゃん達が呆然としている間に、他の2か所も同じように壁を作成していきます。
「よし、これで当分大丈夫でしょう。
壁も5mぐらいの厚さですので、突破されることは早々無いはずです。
では、拠点作りをしていきましょうか」
「・・・いや・・・時空魔法とか魔力については聞いてはいたが・・・まあいいか。
じゃあ、とりあえずの脅威は無さそうだし、何時でも休めるように用意するか」
おっちゃん以外はまだ壁を見て唖然としてますね。
おっちゃんが一番は役に立ちなおったようです。
「あ、ちょっと待ってください。
此処に拠点作成するので」
「ん?いくら壁があるにしても、あんまり時間かけれないぞ?」
「大丈夫です。
直ぐに終わらせますので・・・え~っと確かちょっと前に出来上がったのが・・・
では、この辺りに出しますね」
そう言って、広場の半分辺りからちょっと前に内緒で、
スローライフバカンス用の家を考えて作ったものを出します。
天井ギリギリで屋上に出ることは出来ませんが、
総二階造りで2,3世帯ぐらいが暮らせる広さです。
広場の半分をその家で埋めてしまいました。
「お嬢・・・これは?」
おっちゃんが呆然としながら私の作った家を見上げます。
「ふふん、私が一生懸命作ったバカンス用の家です!
作って時空魔法の倉庫に入れておいたんですよ。
この周りに壁とか作って防壁作れば、快適に過ごせるでしょう」
「こんなものいつの間に?」
由香さんが聞いてきたので、私は胸を張って自慢げに
「凄いでしょう!凄いでしょう!
こんなこともあろうかと・・・こんなこともあろうかと!
毎日内緒で夜更かしして少しずつ造っていたのです!
此処まで作るのにどれだけ掛かったか・・・くぅ!やっとお披露目ですよ!」
「・・・なるほど、前に眠そうにしていたのはこの為だったのですね。
寝る時だけ何故か気分が浮ついていましたが・・・そう言う事ですか」
「・・・なるほど、私の授業で舟をこいでいたので、
その前の訓練で疲れていたと思ってある程度大目に見ていましたが・・・
そう言う事ですか」
あ、あれ?
私を褒めたたえるところではないのですか?
思ってたのとちょっと違うのですが・・・
アレッサもクラリスも少し俯いて目が見えなくなって怖いです。
「「エル様?そこに正座してください」」
「・・・はい」
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