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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
ダンジョン前到着ですよ
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え~・・・話に夢中になって皆のステータスを見ていませんでした。
アレッサと共にクラリスから小言を受け、
私とアレッサはダンジョンへの移動中に確認することになりました。
おっちゃん達からの質問は基本的にクラリス達が回答してくれ、
私達では無いと回答出来ないもので、
急ぎ確認が必要なもの以外は野営時に確認するという事になりました。
とりあえず皆でダンジョンまで歩いて移動です。
あ、途中の魔物は由香さんに任せました。
収納も魔法のバッグではなく、時空魔法の倉庫を利用してサクサク進みます。
・・・
おっちゃん達のステータスを確認した感じ、
ん~中級ってこんなもの?と思いましたね。
称号も気になるものはありましたが、
持っていない方もいましたし。
おっちゃん達の質問も、
聞こえてきた感じ特に回答に困るような内容ではありませんでした。
やっぱり魔王様配下の成長が異常なのでしょうか。
ソフィアは・・・何処かのラノベ主人公のような成長の仕方ですよね。
・・・私の仲間が居ないような気がします。
魔力関係だけが上がるって偏りすぎですよね。
少しぐらい筋力とか欲しいです。
お?ちょっと前にロリババアだとか言ってたのにって?
ふふん、今は気にする必要はないのですよ。
あれから1年近く、身長が3cmも伸びたのですよ!
成長することが証明された時どれだけ嬉しかったか!
由香さんの
はしゃぎ過ぎてお母様に掴まってしまいました・・・
あの時は本当に頭つぶれるかと思いました。
・・・
ダンジョン前に到着しました。
ダンジョンと言っても洞窟のような入り口があるわけではなく、
転送ゲートのような?空間の歪みがそこにあります。
どういう原理何でしょう。
一応魔素溜まりから出来るっぽ事は聞いてはいますが。
う~ん・・・このダンジョンの入り口のような感じでゲート開けないですかね~。
おっと、同じことを繰り返すところでした。
とりあえず、ゲートのことは後にして、ダンジョンに専念しますか。
そうやってダンジョンの入り口を見てると、
おっちゃん達がダンジョンの周りに色々設置していってます。
鮮やかな黄色のロープに何だろう?何かばら蒔いてますね。
ロープも立ち入り禁止みたいにダンジョンの周りに張るのではなく、
ダンジョン前にちょっとした杭を数本立てて、
そこにぐるぐる巻きにしてる感じです。
「このロープとかって何なのです?」
「ああ、これか。
これは未攻略ダンジョンの印ってのと、発見済みで攻略中だと知らせるためだな。
このロープには俺の魔力を加えているので、
俺に何かがあったらロープが焼き切れるようになっているんだ。
それで攻略失敗とかも知らせることが出来るものだな。
で、周りに撒いているのはちょっとした爆発物だが、
爆発と言ってもそこまで威力は無くて、
ダンジョンから魔物が出たことを知らせる為の音が出るものだ。
ただ、これそれなりに大きな魔物じゃないと反応しないのが欠点なんだが・・・
まあ、小さいのでも反応するってなると人との判別できないといけないから、
作成が難しくなるんだろうから仕方ない」
「ほ~考えられてるんですね。
未攻略ダンジョンとか入ったこと無いから勉強になりますね」
「そりゃ、貴族令嬢が未攻略ダンジョン入ったりはしないだろうから、
こういった実習とかはないだろうさ。
どちらかと言えば、街を経済的に守る為の勉強とかが多いだろうしな」
「あ~・・・まあ、その辺りはおとう・・・何でもないです!
しっかり経済勉強してます!」
今一瞬アレッサとクラリスの頭にバッテンマークが見えた気がしました。
あっぶねぇ・・・
「お、おう・・・
ま、まあ、ダンジョンを攻略なんて辺境伯家とはいえ、
令嬢がすることはあまりないだろう。
え?ないよな?」
「う~ん、どうでしょう?
お父様もお母様も頻繁に討伐に出てたりしますし、
私も可能な限り討伐には出たいと思っています。
これは私の野望といいますか、目標の為にも安全な場所を広げる為ですね。
あ、別に辺境伯家としての方針から外れてることは無いので安心してください」
「ん?野望?聞いて良いのか判らんが、
言える内容なら教えておいて欲しいが」
「ああ、今回のことには関係・・・なくはないですか。
え~と、私の種族で面倒事が起こってほしくないので、
いっそ領地拡大して国でも興した方がってことです。
領地が広がったとしても、直ぐにどうこうって無いですし、
本当にいつかって話です」
「・・・なるほど。
確かに直ぐにどうこう出来る話じゃねぇな。
俺らも協力できりゃいいが、流石にそこまでの実力はねぇから難しいな」
「ああ、気にしないでください。
おっちゃん達が新人育成に力を入れてくれれば、
基盤強化になってくれれば、死亡率減って人口アップに繋がるので
凄く助かります」
「ああ、そういう見方が出来るか。
そこは戻ったら頑張らせてもらうよ」
「はい、お願いします」
やっぱり、おっちゃん引き込んでおいて正解ですね。
「さて、いきなり突入するって訳にもいかないだろうが・・・
どうする?」
「え~、そうですね・・・
召喚獣でもいいですけど、式紙で・・・あ」
白ネズミさん忘れて来ましたね。
またまずいことに・・・
そんなことを考えていると
空からクルッポーという声が聞こえてきました。
む!さっきは一方的にやられましたが、今度はそうは行きませんよ!
躱す準備をして振り返ってみると鳩が飛んでいるのが見えますが、
白ネズミさんが居ません。
「あれぇ!?」
その瞬間、頭の後ろから蹴られたのでしょう、
私は前のめりに倒れます。
白ネズミさんが私の頭に足を乗せて
「またやりやがったな、あぁん?」
って感じで見ている気がしました。
アレッサと共にクラリスから小言を受け、
私とアレッサはダンジョンへの移動中に確認することになりました。
おっちゃん達からの質問は基本的にクラリス達が回答してくれ、
私達では無いと回答出来ないもので、
急ぎ確認が必要なもの以外は野営時に確認するという事になりました。
とりあえず皆でダンジョンまで歩いて移動です。
あ、途中の魔物は由香さんに任せました。
収納も魔法のバッグではなく、時空魔法の倉庫を利用してサクサク進みます。
・・・
おっちゃん達のステータスを確認した感じ、
ん~中級ってこんなもの?と思いましたね。
称号も気になるものはありましたが、
持っていない方もいましたし。
おっちゃん達の質問も、
聞こえてきた感じ特に回答に困るような内容ではありませんでした。
やっぱり魔王様配下の成長が異常なのでしょうか。
ソフィアは・・・何処かのラノベ主人公のような成長の仕方ですよね。
・・・私の仲間が居ないような気がします。
魔力関係だけが上がるって偏りすぎですよね。
少しぐらい筋力とか欲しいです。
お?ちょっと前にロリババアだとか言ってたのにって?
ふふん、今は気にする必要はないのですよ。
あれから1年近く、身長が3cmも伸びたのですよ!
成長することが証明された時どれだけ嬉しかったか!
由香さんの
はしゃぎ過ぎてお母様に掴まってしまいました・・・
あの時は本当に頭つぶれるかと思いました。
・・・
ダンジョン前に到着しました。
ダンジョンと言っても洞窟のような入り口があるわけではなく、
転送ゲートのような?空間の歪みがそこにあります。
どういう原理何でしょう。
一応魔素溜まりから出来るっぽ事は聞いてはいますが。
う~ん・・・このダンジョンの入り口のような感じでゲート開けないですかね~。
おっと、同じことを繰り返すところでした。
とりあえず、ゲートのことは後にして、ダンジョンに専念しますか。
そうやってダンジョンの入り口を見てると、
おっちゃん達がダンジョンの周りに色々設置していってます。
鮮やかな黄色のロープに何だろう?何かばら蒔いてますね。
ロープも立ち入り禁止みたいにダンジョンの周りに張るのではなく、
ダンジョン前にちょっとした杭を数本立てて、
そこにぐるぐる巻きにしてる感じです。
「このロープとかって何なのです?」
「ああ、これか。
これは未攻略ダンジョンの印ってのと、発見済みで攻略中だと知らせるためだな。
このロープには俺の魔力を加えているので、
俺に何かがあったらロープが焼き切れるようになっているんだ。
それで攻略失敗とかも知らせることが出来るものだな。
で、周りに撒いているのはちょっとした爆発物だが、
爆発と言ってもそこまで威力は無くて、
ダンジョンから魔物が出たことを知らせる為の音が出るものだ。
ただ、これそれなりに大きな魔物じゃないと反応しないのが欠点なんだが・・・
まあ、小さいのでも反応するってなると人との判別できないといけないから、
作成が難しくなるんだろうから仕方ない」
「ほ~考えられてるんですね。
未攻略ダンジョンとか入ったこと無いから勉強になりますね」
「そりゃ、貴族令嬢が未攻略ダンジョン入ったりはしないだろうから、
こういった実習とかはないだろうさ。
どちらかと言えば、街を経済的に守る為の勉強とかが多いだろうしな」
「あ~・・・まあ、その辺りはおとう・・・何でもないです!
しっかり経済勉強してます!」
今一瞬アレッサとクラリスの頭にバッテンマークが見えた気がしました。
あっぶねぇ・・・
「お、おう・・・
ま、まあ、ダンジョンを攻略なんて辺境伯家とはいえ、
令嬢がすることはあまりないだろう。
え?ないよな?」
「う~ん、どうでしょう?
お父様もお母様も頻繁に討伐に出てたりしますし、
私も可能な限り討伐には出たいと思っています。
これは私の野望といいますか、目標の為にも安全な場所を広げる為ですね。
あ、別に辺境伯家としての方針から外れてることは無いので安心してください」
「ん?野望?聞いて良いのか判らんが、
言える内容なら教えておいて欲しいが」
「ああ、今回のことには関係・・・なくはないですか。
え~と、私の種族で面倒事が起こってほしくないので、
いっそ領地拡大して国でも興した方がってことです。
領地が広がったとしても、直ぐにどうこうって無いですし、
本当にいつかって話です」
「・・・なるほど。
確かに直ぐにどうこう出来る話じゃねぇな。
俺らも協力できりゃいいが、流石にそこまでの実力はねぇから難しいな」
「ああ、気にしないでください。
おっちゃん達が新人育成に力を入れてくれれば、
基盤強化になってくれれば、死亡率減って人口アップに繋がるので
凄く助かります」
「ああ、そういう見方が出来るか。
そこは戻ったら頑張らせてもらうよ」
「はい、お願いします」
やっぱり、おっちゃん引き込んでおいて正解ですね。
「さて、いきなり突入するって訳にもいかないだろうが・・・
どうする?」
「え~、そうですね・・・
召喚獣でもいいですけど、式紙で・・・あ」
白ネズミさん忘れて来ましたね。
またまずいことに・・・
そんなことを考えていると
空からクルッポーという声が聞こえてきました。
む!さっきは一方的にやられましたが、今度はそうは行きませんよ!
躱す準備をして振り返ってみると鳩が飛んでいるのが見えますが、
白ネズミさんが居ません。
「あれぇ!?」
その瞬間、頭の後ろから蹴られたのでしょう、
私は前のめりに倒れます。
白ネズミさんが私の頭に足を乗せて
「またやりやがったな、あぁん?」
って感じで見ている気がしました。
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