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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
面白そうと思っても、よく考えて答えた方がいいですよ?
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色々思うところはありましたが、契約が済みました。
アレッサに詰め寄りたいところを
ぐぐぐっと我慢して貴族令嬢らしく笑顔でやり過ごしました。
おっちゃん達は此方を伺ってきましたが、
にっこりとほほ笑んで頷いてやりました。
おっちゃん達は何か顔が引きつってましたけど、気のせいでしょう。
クラリスから
「エル様、額と頬と口元に力が入ってますよ」
とか指摘されたけど、やっぱり気のせいでしょう。
それにしても、アレッサ・・・やってくれましたね。
ただ、契約書にまで盛り込まれるという事は、
多分お母様も何も言わないどころか納得するのでしょう。
くそぅ・・・今に見てろ、その認識改めさせてやります。
・・・
契約が終わり、誓約書の確認に入ります。
本当は順番が逆な気はしますが、
おっちゃん達が信用できる方たちってことでしょうね。
ま、制約と言っても内容は私のステータスに関する守秘義務だけですし。
そんなこと考えてると内容の確認が済み、
用紙6枚に私達のパーティーが血を垂らします。
まあ、垂らすって言っても、針で指を傷つけて
ちょいちょいと付けるだけですが。
そして、その誓約書をおっちゃんのパーティーメンバーが胸に当てると
ちょっと光って取り込まれました。
「おぉ~・・・本当に取り込まれました」
「これで私達が居ない間はエル様のステータスについて、
内容の会話が出来なくなります。
契約時にはこういった制約を用いることで、
守秘義務などを盛り込むことがあります。
この制約の解除は先ほど血を垂らしたメンバの誰かが
対象者に触れて制約の破棄を願えばいいようになっています」
「ん~、もしもその血を垂らしたメンバが亡くなったりしたらどうなるのです?」
「その時は自動的に制約の破棄となります。
恐らくですが、取り込んでいる鍵と連動しているのだと思われます。
実際に鍵を取り込んでいない方が血を垂らしても制約は成立しませんから」
「ほ~、凄いですね。
なんかあの鍵って凄い物なんですね。
あそこで色々研究されているのも納得くです」
「そうですね・・・作成方法だけが判っていて、
それが何を意味するのかは全く分かっていませんからね」
「何かそう言ったものって多いですね。
どうやって開発されたのか気になりますね。
ステータスとかって他の世界からの知識から来てそうですから、
転移者が開発者っぽいですよね」
「一応こういった作成方法だけが判っているものなどは
イギリスより伝わってきていると言われています。
そこの初代国王が関係しているというので、
転移者というのはあながち間違いではないかと思います」
「え?イギリスの初代国王って転移者だったのですか?」
「はい、そう言われていますね。
その初代国王を含めて転移者5名でダンジョンを攻略して、橋が架かったとされています」
「ほ~、イギリスが始まりなのですかね。
そこに行けば何か資料とかあるかもしれませんね」
「あったとしても初代国王の情報ですし、
王家保管の物となるでしょうから、そうそう見ることは出来なさそうですね」
「確かに・・・それはそうですね。
まあ、とりあえずこの辺りは必要が在れば考えましょうか」
「そうですね、非常に・・・非常に!興味深いですが、今は置いておきましょう」
おぉぅ、クラリスの研究者としての琴線に何か触れたみたいです。
危ない危ない、話が長くなるところでした。
「これでダンジョンへ行く契約については完了ですかね?」
「はい、これで完了です。
とりあえず、此処でパーティーを一時的に組んで、
ステータス確認等は移動中に行いましょう。
質問などは・・・そうですね、後程ということで」
アレッサが此方に向かいながらそう言います。
「判りました。
ではパーティーを組んで移動しましょうか」
「お嬢様、私もパーティーに加えていただけないでしょうか。
少し遅れて参加となりますが、私もダンジョン攻略に参加させてください」
お?メイド長?
ああ、お母様が好きにって言ってたのはこのことですか。
「あ、お嬢様のこと、パーティーの機能については
奥様より伺っておりますので大丈夫です。
到着しましたら連絡しますので、
その後ダンジョン傍に戻って来ていただくという事になってしまいますが」
「ああ、大丈夫ですよ。
屋敷のこともあるでしょうし、ソフィアが心配でしょうからね。
傍に居てくれるとありがたいです。
では、メイド長も一緒にパーティーを組みましょう」
皆で手を繋ぎ、パーティーを組みます。
11人パーティーですか・・・大人数ですねぇ。
「では、メイド長以外は馬車へ移動して各自ステータスを確認してください。
パーティー内で相談は構いませんが・・・
あ~また後で話しましょうか」
「判った、とりあえずダンジョンが気になるし馬車へ移動しよう」
おっちゃんがそう言うと、おっちゃんのパーティーメンバーが移動し始めます。
「では、メイド長は防壁傍に着きましたら連絡をお願いしますね」
「はい、お願いいたします」
メイド長にお願いして私達も馬車へ移動します。
・・・
「そういえば、お母様が馬車を使わずに走って移動したと言われてましたけど、
私でも走ったら早く着きますかね?」
「エル様ではまだ無理かと思います。
私やクラリスが走った場合でしたら馬車より早くは付きますが、
奥様ほどの速さは出ないでしょう」
「むぅ、アレッサって万能ですけど前衛よりですよね?
それでもお母様には勝てないのですか・・・
一体どんな速度で走っているんでしょうか」
「体験されたいというのであれば、
私がエル様を背負っていくという事は出来ますが」
「ほう・・・それは魅力的ですね。
そこまで長距離という訳ではありませんし、お願いできますか?」
「判りました。
では落ちたりしたら問題ですので、念のため体を固定しましょう」
そう言って何かをパッと取り出しました。
「え~と・・・アレッサ?
これ・・・なんですか?」
「ですので、エル様を固定する紐ですが?」
「ど~みても幼児を背負う抱っこ紐のように見えるのですが」
「よくわかりましたね。
懐かしいですよね。
これでエル様を背負っていたんですよ」
「え?まさか、これで私を背負う気ですか?
ちょ、ちょ~っと考え直そうかな~と」
「いえいえ、遠慮なさらずに。
懐かしいですね~」
「ちょ!?いつの間か括られて!?
なんで私はぐるぐる巻きに!?」
いつの間にか胸から胴にかけてぐるぐる巻き状態にされていました。
くっ!?抜け出せない!?くっ!
では屋敷の中に逃げ!?
そう思ったら転がされて、起きあがって逃げることもできなくなりました。
「さ~て、エル様?
用意は良いですか?」
上を向くと口が孤を描いて笑っているキツネが居ました
「あ・・・あ、あ・・・あーーーー!!!!」
アレッサに詰め寄りたいところを
ぐぐぐっと我慢して貴族令嬢らしく笑顔でやり過ごしました。
おっちゃん達は此方を伺ってきましたが、
にっこりとほほ笑んで頷いてやりました。
おっちゃん達は何か顔が引きつってましたけど、気のせいでしょう。
クラリスから
「エル様、額と頬と口元に力が入ってますよ」
とか指摘されたけど、やっぱり気のせいでしょう。
それにしても、アレッサ・・・やってくれましたね。
ただ、契約書にまで盛り込まれるという事は、
多分お母様も何も言わないどころか納得するのでしょう。
くそぅ・・・今に見てろ、その認識改めさせてやります。
・・・
契約が終わり、誓約書の確認に入ります。
本当は順番が逆な気はしますが、
おっちゃん達が信用できる方たちってことでしょうね。
ま、制約と言っても内容は私のステータスに関する守秘義務だけですし。
そんなこと考えてると内容の確認が済み、
用紙6枚に私達のパーティーが血を垂らします。
まあ、垂らすって言っても、針で指を傷つけて
ちょいちょいと付けるだけですが。
そして、その誓約書をおっちゃんのパーティーメンバーが胸に当てると
ちょっと光って取り込まれました。
「おぉ~・・・本当に取り込まれました」
「これで私達が居ない間はエル様のステータスについて、
内容の会話が出来なくなります。
契約時にはこういった制約を用いることで、
守秘義務などを盛り込むことがあります。
この制約の解除は先ほど血を垂らしたメンバの誰かが
対象者に触れて制約の破棄を願えばいいようになっています」
「ん~、もしもその血を垂らしたメンバが亡くなったりしたらどうなるのです?」
「その時は自動的に制約の破棄となります。
恐らくですが、取り込んでいる鍵と連動しているのだと思われます。
実際に鍵を取り込んでいない方が血を垂らしても制約は成立しませんから」
「ほ~、凄いですね。
なんかあの鍵って凄い物なんですね。
あそこで色々研究されているのも納得くです」
「そうですね・・・作成方法だけが判っていて、
それが何を意味するのかは全く分かっていませんからね」
「何かそう言ったものって多いですね。
どうやって開発されたのか気になりますね。
ステータスとかって他の世界からの知識から来てそうですから、
転移者が開発者っぽいですよね」
「一応こういった作成方法だけが判っているものなどは
イギリスより伝わってきていると言われています。
そこの初代国王が関係しているというので、
転移者というのはあながち間違いではないかと思います」
「え?イギリスの初代国王って転移者だったのですか?」
「はい、そう言われていますね。
その初代国王を含めて転移者5名でダンジョンを攻略して、橋が架かったとされています」
「ほ~、イギリスが始まりなのですかね。
そこに行けば何か資料とかあるかもしれませんね」
「あったとしても初代国王の情報ですし、
王家保管の物となるでしょうから、そうそう見ることは出来なさそうですね」
「確かに・・・それはそうですね。
まあ、とりあえずこの辺りは必要が在れば考えましょうか」
「そうですね、非常に・・・非常に!興味深いですが、今は置いておきましょう」
おぉぅ、クラリスの研究者としての琴線に何か触れたみたいです。
危ない危ない、話が長くなるところでした。
「これでダンジョンへ行く契約については完了ですかね?」
「はい、これで完了です。
とりあえず、此処でパーティーを一時的に組んで、
ステータス確認等は移動中に行いましょう。
質問などは・・・そうですね、後程ということで」
アレッサが此方に向かいながらそう言います。
「判りました。
ではパーティーを組んで移動しましょうか」
「お嬢様、私もパーティーに加えていただけないでしょうか。
少し遅れて参加となりますが、私もダンジョン攻略に参加させてください」
お?メイド長?
ああ、お母様が好きにって言ってたのはこのことですか。
「あ、お嬢様のこと、パーティーの機能については
奥様より伺っておりますので大丈夫です。
到着しましたら連絡しますので、
その後ダンジョン傍に戻って来ていただくという事になってしまいますが」
「ああ、大丈夫ですよ。
屋敷のこともあるでしょうし、ソフィアが心配でしょうからね。
傍に居てくれるとありがたいです。
では、メイド長も一緒にパーティーを組みましょう」
皆で手を繋ぎ、パーティーを組みます。
11人パーティーですか・・・大人数ですねぇ。
「では、メイド長以外は馬車へ移動して各自ステータスを確認してください。
パーティー内で相談は構いませんが・・・
あ~また後で話しましょうか」
「判った、とりあえずダンジョンが気になるし馬車へ移動しよう」
おっちゃんがそう言うと、おっちゃんのパーティーメンバーが移動し始めます。
「では、メイド長は防壁傍に着きましたら連絡をお願いしますね」
「はい、お願いいたします」
メイド長にお願いして私達も馬車へ移動します。
・・・
「そういえば、お母様が馬車を使わずに走って移動したと言われてましたけど、
私でも走ったら早く着きますかね?」
「エル様ではまだ無理かと思います。
私やクラリスが走った場合でしたら馬車より早くは付きますが、
奥様ほどの速さは出ないでしょう」
「むぅ、アレッサって万能ですけど前衛よりですよね?
それでもお母様には勝てないのですか・・・
一体どんな速度で走っているんでしょうか」
「体験されたいというのであれば、
私がエル様を背負っていくという事は出来ますが」
「ほう・・・それは魅力的ですね。
そこまで長距離という訳ではありませんし、お願いできますか?」
「判りました。
では落ちたりしたら問題ですので、念のため体を固定しましょう」
そう言って何かをパッと取り出しました。
「え~と・・・アレッサ?
これ・・・なんですか?」
「ですので、エル様を固定する紐ですが?」
「ど~みても幼児を背負う抱っこ紐のように見えるのですが」
「よくわかりましたね。
懐かしいですよね。
これでエル様を背負っていたんですよ」
「え?まさか、これで私を背負う気ですか?
ちょ、ちょ~っと考え直そうかな~と」
「いえいえ、遠慮なさらずに。
懐かしいですね~」
「ちょ!?いつの間か括られて!?
なんで私はぐるぐる巻きに!?」
いつの間にか胸から胴にかけてぐるぐる巻き状態にされていました。
くっ!?抜け出せない!?くっ!
では屋敷の中に逃げ!?
そう思ったら転がされて、起きあがって逃げることもできなくなりました。
「さ~て、エル様?
用意は良いですか?」
上を向くと口が孤を描いて笑っているキツネが居ました
「あ・・・あ、あ・・・あーーーー!!!!」
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