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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
召喚魔法お披露目ですよ
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とりあえず、おっちゃんに相談です。
代表者に説明しないといけないですからね。
・・・
「ねぇ、おっちゃんちょっといいですか?」
「ん?お嬢、どうした?」
「ちょっと、おっちゃんのパーティーの人集めてもらえますか?
相談したいことがあって」
「・・・な~んか嫌な予感がするが、判った。
呼んでくるからちょっと待っててくれ」
「お願いします」
・・・
おっちゃんのパーティーメンバーが集まりました。
「で?お嬢、どんな話なんだ?」
「最初に質問なのですが、今日集まって貰った方々なのですが、
新人さんがメインですか?」
「ああ、新人ばかりだが、ベテランが1パーティー参加してる。
俺らのメンバーとそのベテランパーティーのメンバーが
各パーティーに二人は付く予定だ」
「なるほど、それは良い配置ですね。
その組み合わせでお願いします。
ところで話は変わるのですが、召喚魔法についてご存じですか?」
「ああ、去年ぐらいか?通知があったな。
召喚魔法について解ったから、まず召喚魔法を持っている奴は
色々教えるから参加しろって通知だったかな。
その後、実際に召喚できる奴がいたから、本当なんだろうな。
そういえば、通知は辺境伯家からだったか?」
「そうです。
我家からの情報で、使えるようになったのは当家のメイドになります。
ただ・・・私もその召喚魔法が使えるので、
その召喚魔法で召喚した魔物を護衛としてどうかな?と」
「そうだな・・・目印があって、此処で戦える強さならいいんじゃないか?
ただ、皆に一度どんな魔物か見せておいてほしいってぐらいか」
アレッサと同じ意見ですね。
おっちゃんがパーティーメンバーに他に何かあるか確認してますが、
特に無さそうですね。
じゃあ、皆を集めて召喚しましょうか。
「では、討伐者の方と此処の責任者の方に見せるようにしましょうか。
それで目印として、この名札を付けている魔物は仲間だと知らせましょう」
そう言って木製で30cm四方の目印を取り出します。
「ふむ・・・判った。
じゃあ、此処で待っててくれ。
皆を集めてくる」
名札を眺めて問題無かったのか、
おっちゃん達が皆を集めに行きました。
「じゃあ、アレッサ。
責任者の方を呼んできてもらえますか?」
「判りました。
では暫くお待ちください」
・・・
「集まって貰ってありがとうございます。
依頼していた内容の確認になりますが、
私達が討伐した魔物の移動、処理をお願いします。
討伐数が多くなるかと思いますが、無理のない範囲で回収をお願いします。
討伐はこれから開始するのですが、
此処は前線ですので、少しでも護衛が多い方が良いと思い、
私が召喚魔法で魔物を召喚して、護衛に当てようかと思っています。
ただ、いきなり魔物を呼び出しても敵味方の判断が出来ないという事と、
新人が多いという事で召喚した魔物に怯えてもいけないという事で、
これから私の持つ魔物を召喚します。
あ、召喚した魔物については此方の目印を首から下げるか、
目立つところに付けようと思いますので、此方で判断してください。
本当は一部だけ召喚するつもりでしたが、前線で何があるか判らない為、
もしかしたら戦力追加の為に召喚する可能性がある為、全て見せることにしました。
これから召喚しますが、何か質問などはありますか?」
そう言うと、ベテラン組の青年が手を上げたので「どうぞ」と発言を許可します。
「その魔物を護衛にとのことですが、
もし近くに魔物が居た場合、此方は戦闘を任せて退避するでよろしいでしょうか?」
「はい、召喚した魔物はやられても私が居る限り死ぬことはありません。
もし近くに魔物が居た場合、
召喚した魔物に全て任せ、速やかに退却してくれるとありがたいです」
「判りました。
ありがとうございます」
流石ですね、今の質問で新人さん達の顔から緊張が無くなりました。
「他に何かありますか?」
討伐者の方々を確認しますが、特に無さそうですね。
「アレッサ達からは何かありますか?」
そう聞くと、アレッサが一歩前に出て
「では、一言だけよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします」
「皆様は移動に邪魔な木の撤去、
防壁の移動を見られたと思いますが、お嬢様は魔法に関しては色々おかしな面があります。
本来生活ぐらいでしか使わない魔法を攻撃に利用したりと様々です。
そして、それは召喚魔法についても同様ですので、
心をしっかりとお持ちくださいますようお願いいたします。」
そう言うと、後ろに下がります。
「・・・え?アレッサ?」
討伐者の方々がざわつき、
私はアレッサが何を言っているのか受け止められませんでした。
い、いけない、平常心、平常心。
「ご、ごほん。
えっと・・・そんなことはありませんからね?」
ほらぁ、アレッサが要らないこと言うから
皆の目が何やらかすんだろうって目になってるじゃないですか~。
「で、では、召喚します」
そう言って、私は後ろを振り返り、防壁を移動して広くなった広場に召喚していきます。
召喚した魔物は全て伏せ状態で出現しました。
・・・あれ?
何だか皆大きさ違くない?間隔開けて召喚したと思ったけど、間隔が全くなくてきつそう。
ドラゴンって10mサイズだったよね?
20mぐらいになってる気がするのですけど?
ファイアバードとかの火関係は纏ってる熱量が違う気が?
フロストウルフも何か角が生えたりしてませんか?
え~っと・・・
汗をダラダラ流しながらソローっと討伐者の方々の方へ振り替えると・・・
皆絶句という感じでした。
助けを求めるように横にいるアレッサ達を見ると、
ソフィアは目をキラキラさせて私を見てますが、
アレッサ達は呆然としてますね。
えっと・・・私も知らなかったんですよ?
代表者に説明しないといけないですからね。
・・・
「ねぇ、おっちゃんちょっといいですか?」
「ん?お嬢、どうした?」
「ちょっと、おっちゃんのパーティーの人集めてもらえますか?
相談したいことがあって」
「・・・な~んか嫌な予感がするが、判った。
呼んでくるからちょっと待っててくれ」
「お願いします」
・・・
おっちゃんのパーティーメンバーが集まりました。
「で?お嬢、どんな話なんだ?」
「最初に質問なのですが、今日集まって貰った方々なのですが、
新人さんがメインですか?」
「ああ、新人ばかりだが、ベテランが1パーティー参加してる。
俺らのメンバーとそのベテランパーティーのメンバーが
各パーティーに二人は付く予定だ」
「なるほど、それは良い配置ですね。
その組み合わせでお願いします。
ところで話は変わるのですが、召喚魔法についてご存じですか?」
「ああ、去年ぐらいか?通知があったな。
召喚魔法について解ったから、まず召喚魔法を持っている奴は
色々教えるから参加しろって通知だったかな。
その後、実際に召喚できる奴がいたから、本当なんだろうな。
そういえば、通知は辺境伯家からだったか?」
「そうです。
我家からの情報で、使えるようになったのは当家のメイドになります。
ただ・・・私もその召喚魔法が使えるので、
その召喚魔法で召喚した魔物を護衛としてどうかな?と」
「そうだな・・・目印があって、此処で戦える強さならいいんじゃないか?
ただ、皆に一度どんな魔物か見せておいてほしいってぐらいか」
アレッサと同じ意見ですね。
おっちゃんがパーティーメンバーに他に何かあるか確認してますが、
特に無さそうですね。
じゃあ、皆を集めて召喚しましょうか。
「では、討伐者の方と此処の責任者の方に見せるようにしましょうか。
それで目印として、この名札を付けている魔物は仲間だと知らせましょう」
そう言って木製で30cm四方の目印を取り出します。
「ふむ・・・判った。
じゃあ、此処で待っててくれ。
皆を集めてくる」
名札を眺めて問題無かったのか、
おっちゃん達が皆を集めに行きました。
「じゃあ、アレッサ。
責任者の方を呼んできてもらえますか?」
「判りました。
では暫くお待ちください」
・・・
「集まって貰ってありがとうございます。
依頼していた内容の確認になりますが、
私達が討伐した魔物の移動、処理をお願いします。
討伐数が多くなるかと思いますが、無理のない範囲で回収をお願いします。
討伐はこれから開始するのですが、
此処は前線ですので、少しでも護衛が多い方が良いと思い、
私が召喚魔法で魔物を召喚して、護衛に当てようかと思っています。
ただ、いきなり魔物を呼び出しても敵味方の判断が出来ないという事と、
新人が多いという事で召喚した魔物に怯えてもいけないという事で、
これから私の持つ魔物を召喚します。
あ、召喚した魔物については此方の目印を首から下げるか、
目立つところに付けようと思いますので、此方で判断してください。
本当は一部だけ召喚するつもりでしたが、前線で何があるか判らない為、
もしかしたら戦力追加の為に召喚する可能性がある為、全て見せることにしました。
これから召喚しますが、何か質問などはありますか?」
そう言うと、ベテラン組の青年が手を上げたので「どうぞ」と発言を許可します。
「その魔物を護衛にとのことですが、
もし近くに魔物が居た場合、此方は戦闘を任せて退避するでよろしいでしょうか?」
「はい、召喚した魔物はやられても私が居る限り死ぬことはありません。
もし近くに魔物が居た場合、
召喚した魔物に全て任せ、速やかに退却してくれるとありがたいです」
「判りました。
ありがとうございます」
流石ですね、今の質問で新人さん達の顔から緊張が無くなりました。
「他に何かありますか?」
討伐者の方々を確認しますが、特に無さそうですね。
「アレッサ達からは何かありますか?」
そう聞くと、アレッサが一歩前に出て
「では、一言だけよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします」
「皆様は移動に邪魔な木の撤去、
防壁の移動を見られたと思いますが、お嬢様は魔法に関しては色々おかしな面があります。
本来生活ぐらいでしか使わない魔法を攻撃に利用したりと様々です。
そして、それは召喚魔法についても同様ですので、
心をしっかりとお持ちくださいますようお願いいたします。」
そう言うと、後ろに下がります。
「・・・え?アレッサ?」
討伐者の方々がざわつき、
私はアレッサが何を言っているのか受け止められませんでした。
い、いけない、平常心、平常心。
「ご、ごほん。
えっと・・・そんなことはありませんからね?」
ほらぁ、アレッサが要らないこと言うから
皆の目が何やらかすんだろうって目になってるじゃないですか~。
「で、では、召喚します」
そう言って、私は後ろを振り返り、防壁を移動して広くなった広場に召喚していきます。
召喚した魔物は全て伏せ状態で出現しました。
・・・あれ?
何だか皆大きさ違くない?間隔開けて召喚したと思ったけど、間隔が全くなくてきつそう。
ドラゴンって10mサイズだったよね?
20mぐらいになってる気がするのですけど?
ファイアバードとかの火関係は纏ってる熱量が違う気が?
フロストウルフも何か角が生えたりしてませんか?
え~っと・・・
汗をダラダラ流しながらソローっと討伐者の方々の方へ振り替えると・・・
皆絶句という感じでした。
助けを求めるように横にいるアレッサ達を見ると、
ソフィアは目をキラキラさせて私を見てますが、
アレッサ達は呆然としてますね。
えっと・・・私も知らなかったんですよ?
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