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二章 7歳(ダンジョン突入!?)
ダンジョンご招待です
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お母様の腕の中でぐったりとした私がいます。
何で客観的に見れるか・・・ですか?
私は今自分を見下ろしています。
足の部分が私の口に繋がっているので、幽体離脱のような感じでしょうか。
ソフィアが何か羨ましそうに見えていますね。
そんな趣味があるのでしょうか?
「エル、起きなさい」
「はい!何でしょう!」
お母様に声を掛けられた瞬間、体の中に戻り返事をしてました。
何処までもお母様には逆らえないんだなと思った瞬間でした。
え?今更?
・・・
「えと・・・とりあえず移動しますので、
お父様とお母様は私と手を繋いでいただけますか。
ソフィアはアレッサ達とお願いできますか」
「判った。
では、はい」
私を真ん中にしてお父様、お母様と手を繋ぎます。
「じゃあ、移動します」
そう言って、ダンジョンをイメージして
ダンジョンへ移動します。
「「これは・・・」」
お父様とお母様が周りを見回しています。
そしてアレッサ達が此方に転移してきました。
同じようにソフィアがアレッサに掴まって周りを見回しています。
アレッサの尻尾は私のものですからね?
ソフィアにも渡せませんよ?
「エル、予想は出来るけど、此処はどこなんだい?」
おっと、説明しないといけませんね。
「此処は私達が取り込まれたダンジョンの奥になります。
此処はどうも転移者の方が攻略したダンジョンのようで、
時空魔法と魔力が一定以上ある人を取り込むような仕掛けがされていたようです。
それで私が取り込まれたのですが・・・
まあ、それはともかく、此処で転移者の方が何をしていたかというと、転移魔法の研究でした。
それは転移者の方を異世界へ帰す為の研究で、
何か良からぬことを考えてという物ではありませんので安心してください。
それで、私がこのダンジョンの後継者として選ばれたのですが、
その転移者の方の持っていた知識の伝達がここで行われました。
その知識の伝達なのですが、この水晶柱に時空魔法が使える人が触ると
伝達がされるようになっています。
今はアレッサ、クラリス、由香さんも知識を得ている状態ですね。
それで、此処のことを色々説明するより、此方をお父様とお母様にも触って貰った方が早い為、
此方に移動してもらいました」
「なる・・・ほど。
私達が触って得た知識から今後のことを一緒に考えて欲しいという事かな?」
「はい、私達だけでは判断が出来ないことも多い為、
お父様とお母様にもお願いしたいと思っています」
「判ったよ。
キー触ってみよう」
「はい、判りました。
では」
アレッサ達が知識を得たように、少し水晶柱が光ってお父様とお母様に吸い込まれていきます。
「これは・・・何とも判断しづらいね・・・」
ソフィアにも触って貰い、一緒に知識を得てもらいます。
流石にまだ子供なので、どうしようか悩みましたが、
此処で仲間外れの方が問題だろうという事で触って貰う事になりました。
「そうですね・・・エルがダンジョン攻略を進めるようになる・・・のですか・・・」
「大丈夫ですよ。
このダンジョンでも私色々頑張ったんです。
ダンジョンの魔物の駆除も私がほとんどしたのですよ?
それに賢者のクラスもありますし」
「え?
賢者のクラスがどうしたのですか?」
「え?
賢者のクラスって魔法とか色々万能にこなすとかの戦闘系のクラスなのではないのですか?
私が転生者だから得た珍しいクラスとかじゃないかって思ってたのですけど」
「え?賢者のクラスは職業系のクラスですよ?
賢者と読んで字のごとく、賢い者ということで、
頭の回転が速いとか理解度が早いとかの人が得るクラスですね。
私も持っていますし、王族とか上位貴族だと持っている人が多いクラスですね」
「え?」
「え?」
私とお母様は二人で顔を見合わせて首を傾げてます。
えと・・・ちょっと整理しましょうか。
「え~と・・・という事は私は戦闘系のクラスは一切持っていなかったことになるのですが」
「ええ、そうなりますね。
ただ、ハイエルフという種族なので、何かあってはという事で鍛えていました。
その鍛えている最中にでも、何か戦闘系のクラスを得られればと思っていたのです。
見る限り刀の扱いはそれなりに出来てそうでしたので、
侍とか刀を使うクラスを得るかなと思っていたのですが、
それより先にダンジョンに取り込まれたのですごく心配したのです」
「えとえと・・・わ、私は戦闘系クラスを全く得ていない状態で、
ダンジョンに放り込まれて攻略を進めていた・・・ということですか?」
「そうですね」
膝から崩れ落ちます・・・
あ、アレッサとクラリスは知っていたのでしょうか?
「・・・アレッサ、クラリス・・・気づいていたのですか?」
アレッサとクラリスに聞くと、目を背けられました。
「あ、いえ。
言おうとは思っていたのですよ?
ですが、賢者というクラスを何か特別視されていたので言い辛く・・・」
クラリスが慌てながら指をつんつんと可愛い仕草で言い訳をしています。
「そ、そうですね。
魔法が得意でしたので、何れ魔法関係の戦闘系のクラスを得られるだろうと思い、
その習得をされてから打ち明けるつもりだったのですが・・・
それより先にダンジョンに取り込まれまして・・・」
アレッサも少し慌てながら言い訳をしています。
「・・・私は、もう泣いてもいいでしょうか?」
私にはチートでは無いと完全に否定されました。
もう泣いて良いですよね。
何で客観的に見れるか・・・ですか?
私は今自分を見下ろしています。
足の部分が私の口に繋がっているので、幽体離脱のような感じでしょうか。
ソフィアが何か羨ましそうに見えていますね。
そんな趣味があるのでしょうか?
「エル、起きなさい」
「はい!何でしょう!」
お母様に声を掛けられた瞬間、体の中に戻り返事をしてました。
何処までもお母様には逆らえないんだなと思った瞬間でした。
え?今更?
・・・
「えと・・・とりあえず移動しますので、
お父様とお母様は私と手を繋いでいただけますか。
ソフィアはアレッサ達とお願いできますか」
「判った。
では、はい」
私を真ん中にしてお父様、お母様と手を繋ぎます。
「じゃあ、移動します」
そう言って、ダンジョンをイメージして
ダンジョンへ移動します。
「「これは・・・」」
お父様とお母様が周りを見回しています。
そしてアレッサ達が此方に転移してきました。
同じようにソフィアがアレッサに掴まって周りを見回しています。
アレッサの尻尾は私のものですからね?
ソフィアにも渡せませんよ?
「エル、予想は出来るけど、此処はどこなんだい?」
おっと、説明しないといけませんね。
「此処は私達が取り込まれたダンジョンの奥になります。
此処はどうも転移者の方が攻略したダンジョンのようで、
時空魔法と魔力が一定以上ある人を取り込むような仕掛けがされていたようです。
それで私が取り込まれたのですが・・・
まあ、それはともかく、此処で転移者の方が何をしていたかというと、転移魔法の研究でした。
それは転移者の方を異世界へ帰す為の研究で、
何か良からぬことを考えてという物ではありませんので安心してください。
それで、私がこのダンジョンの後継者として選ばれたのですが、
その転移者の方の持っていた知識の伝達がここで行われました。
その知識の伝達なのですが、この水晶柱に時空魔法が使える人が触ると
伝達がされるようになっています。
今はアレッサ、クラリス、由香さんも知識を得ている状態ですね。
それで、此処のことを色々説明するより、此方をお父様とお母様にも触って貰った方が早い為、
此方に移動してもらいました」
「なる・・・ほど。
私達が触って得た知識から今後のことを一緒に考えて欲しいという事かな?」
「はい、私達だけでは判断が出来ないことも多い為、
お父様とお母様にもお願いしたいと思っています」
「判ったよ。
キー触ってみよう」
「はい、判りました。
では」
アレッサ達が知識を得たように、少し水晶柱が光ってお父様とお母様に吸い込まれていきます。
「これは・・・何とも判断しづらいね・・・」
ソフィアにも触って貰い、一緒に知識を得てもらいます。
流石にまだ子供なので、どうしようか悩みましたが、
此処で仲間外れの方が問題だろうという事で触って貰う事になりました。
「そうですね・・・エルがダンジョン攻略を進めるようになる・・・のですか・・・」
「大丈夫ですよ。
このダンジョンでも私色々頑張ったんです。
ダンジョンの魔物の駆除も私がほとんどしたのですよ?
それに賢者のクラスもありますし」
「え?
賢者のクラスがどうしたのですか?」
「え?
賢者のクラスって魔法とか色々万能にこなすとかの戦闘系のクラスなのではないのですか?
私が転生者だから得た珍しいクラスとかじゃないかって思ってたのですけど」
「え?賢者のクラスは職業系のクラスですよ?
賢者と読んで字のごとく、賢い者ということで、
頭の回転が速いとか理解度が早いとかの人が得るクラスですね。
私も持っていますし、王族とか上位貴族だと持っている人が多いクラスですね」
「え?」
「え?」
私とお母様は二人で顔を見合わせて首を傾げてます。
えと・・・ちょっと整理しましょうか。
「え~と・・・という事は私は戦闘系のクラスは一切持っていなかったことになるのですが」
「ええ、そうなりますね。
ただ、ハイエルフという種族なので、何かあってはという事で鍛えていました。
その鍛えている最中にでも、何か戦闘系のクラスを得られればと思っていたのです。
見る限り刀の扱いはそれなりに出来てそうでしたので、
侍とか刀を使うクラスを得るかなと思っていたのですが、
それより先にダンジョンに取り込まれたのですごく心配したのです」
「えとえと・・・わ、私は戦闘系クラスを全く得ていない状態で、
ダンジョンに放り込まれて攻略を進めていた・・・ということですか?」
「そうですね」
膝から崩れ落ちます・・・
あ、アレッサとクラリスは知っていたのでしょうか?
「・・・アレッサ、クラリス・・・気づいていたのですか?」
アレッサとクラリスに聞くと、目を背けられました。
「あ、いえ。
言おうとは思っていたのですよ?
ですが、賢者というクラスを何か特別視されていたので言い辛く・・・」
クラリスが慌てながら指をつんつんと可愛い仕草で言い訳をしています。
「そ、そうですね。
魔法が得意でしたので、何れ魔法関係の戦闘系のクラスを得られるだろうと思い、
その習得をされてから打ち明けるつもりだったのですが・・・
それより先にダンジョンに取り込まれまして・・・」
アレッサも少し慌てながら言い訳をしています。
「・・・私は、もう泣いてもいいでしょうか?」
私にはチートでは無いと完全に否定されました。
もう泣いて良いですよね。
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