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二章 7歳(ダンジョン突入!?)
情報を整理しましょう
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皆の目線が痛いですが、気にしません。
『引き継ぐ選択をしてくれてありがとう。
これでこのダンジョンの所有権は移行された。
研究内容についても同様に送り込んでいるが、
時空魔法が使える者であれば、
水晶柱に手を置いてもらうと伝達できるようにしているので、
他に協力者がいるようであれば、利用して欲しい。
ああ、ちなみに私は既にこの世に居ないだろうから、探しても無駄だと思う。
では、一方的ではあるがよろしくお願いする』
そう残して映像は消えました。
色んな記憶も含めて流れてきたけど、かなり真面目な人ですね。
「え~、研究成果もですが、ダンジョンの情報も手に入ったので、
これでダンジョンから出られますね。
と言っても、この奥の転移装置が外に出るための転移装置のようですが」
「「はぁ・・・エル様・・・」」
「な、何ですかね?
大丈夫ですよ、ほら何ともありません」
「そういう問題ではありません。
戻ったら奥様にしっかり躾けてもらいますから」
「かはっ・・・ア、アレッサ、そ、それだけは・・・」
「いいえ、甘言に簡単に乗せられてしまうなんて・・・」
「ク、クラリスまで・・・うう、ごめんなさい、条件反射で・・・」
「だとするとしっかり躾けて貰った方がいいんじゃない?
貴族だし何れ社交とかあるんでしょ?
笑顔で握手しながら殴り合うみたいな。
エルちゃん直ぐに引っ掛かりそうじゃない?」
「うぐ・・・貴族と言っても辺境伯家で、
他家との関わりがどうなっているか判らないので社交とかどうなっているのか。
お母様が元王族ってぐらいしか・・・」
「恐らく10歳ぐらいで一度王都に行くことになるかと思います。
エル様のことを女王陛下にお伝えして、味方に付いていただくようお願いすると
奥様が言われていましたので、10歳を待たずに行くことになるかも知れませんが」
「アレッサ、それ初耳なのですけど・・・
うう、女王陛下に味方になっていただくのはいいのだけど、
他の家とか関わりたくないな~・・・
まあ、何れ結婚とかで家を出ないとでしょうから、
それで増えるかもしれませんけど・・・」
「そうですね・・・家を出なくていいように・・・という事でしたら、
ダンジョン等を攻略して領土を増やす方法しかないでしょうね。
国を興すまで領土を広げないといけないので、
どれぐらい広げればいいのか判りませんが」
「領土を広げる・・・ですか。
ダンジョンを攻略しろって先ほどもありましたし、
クラリスの言う通りその方法がいいですね・・・
よし!私頑張っちゃいますよ」
「まあ、そうなるとエル様が女王となる可能性もありますが」
「え?アレッサ、何言ってるんですか、
そんなのランハートに任せるに決まってるじゃないですか」
「「ふぅ・・・奥様に報告しておきますね」」
「あれっざ~、くらりず~、おねがいだがら~」
「ふふ、まあそれは外に出て、家族で話し合って頂戴。
さっきから水晶柱が気になってるのだけど、
それに触れると情報が手に入るのよね?
やってみていい?」
「え?はい、時空魔法の研究内容とか得られますよ。
後はダンジョンの情報もですね。
あ、皆自由に出入りできるようにしておいたから、
水晶柱に触れてもらえれば、皆もこのダンジョン何時でも入れるわよ」
「お、ありがとう。
という事は、離れていてもこのダンジョンに入れば
何時でも合流出来るってことね。
すごいわね」
言われてみたらそうですね。
もし私だけで王都行ったとしても、このダンジョンで合流出来るのか。
「とりあえず、時空魔法が使えれば情報を得られるという話のようですので、
試しに私が触ってみます。
問題無さそうなら、クラリス、由香も触ってみてください」
そうアレッサが言って、水晶柱に触れます。
水晶柱が少しだけ光って、アレッサに光が吸い込まれていきます。
「問題は・・・無さそうですね。
クラリスと由香もどうぞ」
次にクラリス、由香さんが触れると同じように光が吸い込まれていきます。
「これはすごいわね。
この一瞬でこれだけの知識を伝えることが出来るなんて」
「・・・エル様、戻ったら奥様と旦那様にも触れていただきましょう。
私達でダンジョンを攻略する許可を得ないといけませんし、
この内容は流石に口で説明はできません」
「そうですね。
研究とかしないといけないのでしょうし・・・
ああ、由香さんをこの研究員として雇ってもらう形で交渉しましょう」
「あ、それはいいわね。
エルちゃん、お願いね」
「はい、任せてください。
ただ、此処に入り浸って戻ってこないという事が無いようにしてくださいね」
「う、判ったわ」
「さて・・・帰れるのは判ったので、今晩連絡して明日ダンジョンを出るとして、
今後の話をしましょうか。
ダンジョン攻略の許可は此処に触れてもらえればわかってもらえるとして、
ダンジョンの場所とか探さないといけないのよね?
そうなると、未踏の地の魔物を処理していけばいいのでしょうか?」
「そうですね。
発見済みのダンジョンですと討伐者の方が居る可能性が高いので、
私達の攻略の仕方ですと進め辛くなりますし、
討伐ギルドとの関係もあまり良くない状態となるでしょう。
ですので、未発見ダンジョンを探して探索するのが一番良いかと思います。
その為にはエル様の言う通り、辺境伯領の外になりますので魔物の処理が必要ですね」
「やっぱりそうですか~。
アレッサの言う通り、辺境伯領の外に出る場合、屋敷からどれぐらいの距離がありますか?
幾日も帰らないとなると、また心配かけてしまうでしょうし・・・」
「私とクラリスが行っていた所ですと、日帰りで行けます。
ただ、魔物の処理はかなり進んでいる状態なので、
近々防壁の移動が行われるみたいですが」
「うゆ?防壁の移動?どうやるの?」
「防壁は全て繋がっているわけではなく、
幾つもブロックが繋がっているのを想像してください。
そのブロックを外側へ移動するイメージですね。
広げてできた隙間には新たなブロックを作成していく感じでしょうか」
「なら私が近くの魔物を処理して、安全だと思うところまで移動させますよ。
人が居たら危ないので、退避させてもらうようお願いしないといけないですが」
「・・・大丈夫ですか?」
「何よアレッサ。
私が色々道造ったり、防壁というか崖造ったの見てるじゃないですか」
「「・・・ですから、大丈夫ですか?」」
ク、クラリスまで・・・
何かやらかすと思われてる、信用無いですねぇ・・・
『引き継ぐ選択をしてくれてありがとう。
これでこのダンジョンの所有権は移行された。
研究内容についても同様に送り込んでいるが、
時空魔法が使える者であれば、
水晶柱に手を置いてもらうと伝達できるようにしているので、
他に協力者がいるようであれば、利用して欲しい。
ああ、ちなみに私は既にこの世に居ないだろうから、探しても無駄だと思う。
では、一方的ではあるがよろしくお願いする』
そう残して映像は消えました。
色んな記憶も含めて流れてきたけど、かなり真面目な人ですね。
「え~、研究成果もですが、ダンジョンの情報も手に入ったので、
これでダンジョンから出られますね。
と言っても、この奥の転移装置が外に出るための転移装置のようですが」
「「はぁ・・・エル様・・・」」
「な、何ですかね?
大丈夫ですよ、ほら何ともありません」
「そういう問題ではありません。
戻ったら奥様にしっかり躾けてもらいますから」
「かはっ・・・ア、アレッサ、そ、それだけは・・・」
「いいえ、甘言に簡単に乗せられてしまうなんて・・・」
「ク、クラリスまで・・・うう、ごめんなさい、条件反射で・・・」
「だとするとしっかり躾けて貰った方がいいんじゃない?
貴族だし何れ社交とかあるんでしょ?
笑顔で握手しながら殴り合うみたいな。
エルちゃん直ぐに引っ掛かりそうじゃない?」
「うぐ・・・貴族と言っても辺境伯家で、
他家との関わりがどうなっているか判らないので社交とかどうなっているのか。
お母様が元王族ってぐらいしか・・・」
「恐らく10歳ぐらいで一度王都に行くことになるかと思います。
エル様のことを女王陛下にお伝えして、味方に付いていただくようお願いすると
奥様が言われていましたので、10歳を待たずに行くことになるかも知れませんが」
「アレッサ、それ初耳なのですけど・・・
うう、女王陛下に味方になっていただくのはいいのだけど、
他の家とか関わりたくないな~・・・
まあ、何れ結婚とかで家を出ないとでしょうから、
それで増えるかもしれませんけど・・・」
「そうですね・・・家を出なくていいように・・・という事でしたら、
ダンジョン等を攻略して領土を増やす方法しかないでしょうね。
国を興すまで領土を広げないといけないので、
どれぐらい広げればいいのか判りませんが」
「領土を広げる・・・ですか。
ダンジョンを攻略しろって先ほどもありましたし、
クラリスの言う通りその方法がいいですね・・・
よし!私頑張っちゃいますよ」
「まあ、そうなるとエル様が女王となる可能性もありますが」
「え?アレッサ、何言ってるんですか、
そんなのランハートに任せるに決まってるじゃないですか」
「「ふぅ・・・奥様に報告しておきますね」」
「あれっざ~、くらりず~、おねがいだがら~」
「ふふ、まあそれは外に出て、家族で話し合って頂戴。
さっきから水晶柱が気になってるのだけど、
それに触れると情報が手に入るのよね?
やってみていい?」
「え?はい、時空魔法の研究内容とか得られますよ。
後はダンジョンの情報もですね。
あ、皆自由に出入りできるようにしておいたから、
水晶柱に触れてもらえれば、皆もこのダンジョン何時でも入れるわよ」
「お、ありがとう。
という事は、離れていてもこのダンジョンに入れば
何時でも合流出来るってことね。
すごいわね」
言われてみたらそうですね。
もし私だけで王都行ったとしても、このダンジョンで合流出来るのか。
「とりあえず、時空魔法が使えれば情報を得られるという話のようですので、
試しに私が触ってみます。
問題無さそうなら、クラリス、由香も触ってみてください」
そうアレッサが言って、水晶柱に触れます。
水晶柱が少しだけ光って、アレッサに光が吸い込まれていきます。
「問題は・・・無さそうですね。
クラリスと由香もどうぞ」
次にクラリス、由香さんが触れると同じように光が吸い込まれていきます。
「これはすごいわね。
この一瞬でこれだけの知識を伝えることが出来るなんて」
「・・・エル様、戻ったら奥様と旦那様にも触れていただきましょう。
私達でダンジョンを攻略する許可を得ないといけませんし、
この内容は流石に口で説明はできません」
「そうですね。
研究とかしないといけないのでしょうし・・・
ああ、由香さんをこの研究員として雇ってもらう形で交渉しましょう」
「あ、それはいいわね。
エルちゃん、お願いね」
「はい、任せてください。
ただ、此処に入り浸って戻ってこないという事が無いようにしてくださいね」
「う、判ったわ」
「さて・・・帰れるのは判ったので、今晩連絡して明日ダンジョンを出るとして、
今後の話をしましょうか。
ダンジョン攻略の許可は此処に触れてもらえればわかってもらえるとして、
ダンジョンの場所とか探さないといけないのよね?
そうなると、未踏の地の魔物を処理していけばいいのでしょうか?」
「そうですね。
発見済みのダンジョンですと討伐者の方が居る可能性が高いので、
私達の攻略の仕方ですと進め辛くなりますし、
討伐ギルドとの関係もあまり良くない状態となるでしょう。
ですので、未発見ダンジョンを探して探索するのが一番良いかと思います。
その為にはエル様の言う通り、辺境伯領の外になりますので魔物の処理が必要ですね」
「やっぱりそうですか~。
アレッサの言う通り、辺境伯領の外に出る場合、屋敷からどれぐらいの距離がありますか?
幾日も帰らないとなると、また心配かけてしまうでしょうし・・・」
「私とクラリスが行っていた所ですと、日帰りで行けます。
ただ、魔物の処理はかなり進んでいる状態なので、
近々防壁の移動が行われるみたいですが」
「うゆ?防壁の移動?どうやるの?」
「防壁は全て繋がっているわけではなく、
幾つもブロックが繋がっているのを想像してください。
そのブロックを外側へ移動するイメージですね。
広げてできた隙間には新たなブロックを作成していく感じでしょうか」
「なら私が近くの魔物を処理して、安全だと思うところまで移動させますよ。
人が居たら危ないので、退避させてもらうようお願いしないといけないですが」
「・・・大丈夫ですか?」
「何よアレッサ。
私が色々道造ったり、防壁というか崖造ったの見てるじゃないですか」
「「・・・ですから、大丈夫ですか?」」
ク、クラリスまで・・・
何かやらかすと思われてる、信用無いですねぇ・・・
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