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二章 7歳(ダンジョン突入!?)
森の奥、探索前準備をしますよ
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そうそう、最近白ネズミさんを見ないと思ってませんか?
由香さんをびっくりさせないように、
遺跡で調査を進めるからと、遺跡に残っています。
由香さんにはネズミの式紙が居ることを伝えて問題ないという話でしたので
今日は遺跡で白ネズミさんを回収して、
遺跡付近からエルダートレントより奥に居る魔物の処理を行います。
クラリスは由香さんの護衛で、
由香さんは防壁の上から狙撃でエルダートレントが居た辺りを狙ってみるそうです。
防壁で別れ、私とアレッサは遺跡へ向かいます。
銃声が良く聞こえますね~。
ダンジョン攻略後にサイレンサーか何かあった方が良さそうです。
音は問題だからきっと売ってるでしょう。
遺跡に到着し、建物の中を見て白ネズミさんを探します。
ガタガタと地下から音がするので、地下の図書室ですかね。
下に降りると、灰色ネズミさん達が作業してる傍で
リクライニングチェアに寝転がり、南国バカンスを楽しむ白ネズミさん・・・
灰色ネズミさんが此方に気付くと、
白ネズミさんの寝ているリクライニングチェアを蹴り飛ばし
白ネズミさんが此方に転がってきて倒れ伏します。
それを灰色ネズミさんの一匹が踏みつけ、プラカードを掲げます。
掛かれてる内容は「待遇改善!」、
気づいたら灰色ネズミさん達は鉢巻をして、思い思いにプラカードを掲げてます。
・・・ストライキかな?
そして、灰色ネズミさんの一匹、
どっきり大成功!のプラカードは最後に出すものだから収めとこうね。
台無しになっちゃうから。
とりあえず、白ネズミさんを持って行ってもいい?
と踏みつけてる灰色ネズミさんに確認を取ると、
いいよ~と此方に蹴り飛ばしてきました。
ありがとね~と白ネズミさんを摘まみ上げて、肩に乗せて外に出ようとすると、
ぐったりとした白ネズミさんに何時付けたのか色とりどりのテープがくっついていて、
その先を灰色ネズミさん達が握ってハンカチを振り振りしながら見送ってます。
出航~って所でしょうか。
いや、出荷~ですかね。
最近ネズミさん達の芸が細かいですね・・・そう思いながら外に出ます。
アレッサが静かだな~と思ったら、目が死んでました。
気にするとダメだと思いますよ。
・・・
私達はそのままエルダートレントの居た辺りに向かいます。
「どうしましょう。
見通しがいいので、普通に歩いてきましたけど、
この辺りにまた拠点作ったりしますか?」
「微妙な位置ですね。
此処だと防壁の方から確認できる位置ですし、かといって森の中に拠点は危険ですね。
この先に転移装置があるか確認してからにしましょうか」
ふむ、確かに微妙な位置ですよね。
焦土化して見通し良いですから、此処までそんなに時間かからないですし、
此処に何か防壁とか無いですからね~。
森の中の拠点とか私も勘弁ですし・・・う~ん・・・
「では、とりあえずこのままで、此処から魔物の処理をしていきましょうか。
ある程度間引けたら、ネズミさんに偵察してもらいましょう。
周りの確認はお願いします」
「はい、では処理をお願いします」
アレッサが警戒態勢になったのを確認して、
魔物の処理を行っていきます。
休憩しながら魔物の処理をして、
日が沈む前に防壁へ帰り始めます。
「そういえば、白ネズミさんは遺跡での調査どうでした?
何か判ったりしましたか?」
白ネズミさんは首を振ってます。
ただ、鍵を取り出して調べるジェスチャーをします。
「鍵の研究をしていたのではないか?ですか?
確かに鍵が一杯ありましたからね。
あそこにあったのは研究で作り出されたものでしょうか」
「鍵は何か操作されていたりすると発動しないようになっていますから、
改造というのはあまり考えられないですね。
もしかして鍵の開発者・・・という事なのでしょうか」
「もし仮にそうだとすると、あの書物は時空魔法についての物でしょうか。
これは攻略を済ませて調べるにしても、
慎重にならないといけないですね」
「そうですね。
本だけではなく、ダンジョンについても旦那様と奥様に相談して、
対応を進める必要がありそうです。
旦那様と奥様には先に可能性を伝えておいた方がいいかも知れませんね。
これはお二人とも頭を抱えそうです」
「なら今晩の報告で一応伝えておきます。
ダンジョンって初めてですけど、此処は普通のダンジョンとはちょっと違いそうですね」
「そうですね・・・
攻略は早めに終わらせたいですが、終わらせた後を考えると頭が痛いですね・・・」
そんな話をしながら戻り、
翌日以降も魔物の処理を続けます。
魔物の処理が一段落し、白ネズミさんに調査をお願いします。
「では白ネズミさん、この先の調査をお願いしますね」
了解!と敬礼をしてきますので、私も返礼を返します。
そして遺跡からこちらに出てきた灰色ネズミさん達を集めて並ばせ、
何処から取り出したのか、偉そうな将校がかぶるような帽子をかぶり、
灰色ネズミさん達の前にやっぱり偉そうに立ちます。
そして行け~と号令するように、灰色ネズミさん達に背を向け、
森に向かって指示棒を持つ手を振り下ろします。
そのとたん、灰色ネズミさん達の先頭一匹が駆け出し
ドカッ・・・ベチッ
白ネズミさんに飛び蹴りを入れて吹き飛ばし、
白ネズミさんは目の前の木にぶつかってます。
・・・えと・・・
灰色ネズミさん達は私に敬礼をして、
歴戦の兵たちのようにゆっくり森へ入っていき・・・
呆然とした私とアレッサ、倒れている白ネズミさんが取り残されていました。
由香さんをびっくりさせないように、
遺跡で調査を進めるからと、遺跡に残っています。
由香さんにはネズミの式紙が居ることを伝えて問題ないという話でしたので
今日は遺跡で白ネズミさんを回収して、
遺跡付近からエルダートレントより奥に居る魔物の処理を行います。
クラリスは由香さんの護衛で、
由香さんは防壁の上から狙撃でエルダートレントが居た辺りを狙ってみるそうです。
防壁で別れ、私とアレッサは遺跡へ向かいます。
銃声が良く聞こえますね~。
ダンジョン攻略後にサイレンサーか何かあった方が良さそうです。
音は問題だからきっと売ってるでしょう。
遺跡に到着し、建物の中を見て白ネズミさんを探します。
ガタガタと地下から音がするので、地下の図書室ですかね。
下に降りると、灰色ネズミさん達が作業してる傍で
リクライニングチェアに寝転がり、南国バカンスを楽しむ白ネズミさん・・・
灰色ネズミさんが此方に気付くと、
白ネズミさんの寝ているリクライニングチェアを蹴り飛ばし
白ネズミさんが此方に転がってきて倒れ伏します。
それを灰色ネズミさんの一匹が踏みつけ、プラカードを掲げます。
掛かれてる内容は「待遇改善!」、
気づいたら灰色ネズミさん達は鉢巻をして、思い思いにプラカードを掲げてます。
・・・ストライキかな?
そして、灰色ネズミさんの一匹、
どっきり大成功!のプラカードは最後に出すものだから収めとこうね。
台無しになっちゃうから。
とりあえず、白ネズミさんを持って行ってもいい?
と踏みつけてる灰色ネズミさんに確認を取ると、
いいよ~と此方に蹴り飛ばしてきました。
ありがとね~と白ネズミさんを摘まみ上げて、肩に乗せて外に出ようとすると、
ぐったりとした白ネズミさんに何時付けたのか色とりどりのテープがくっついていて、
その先を灰色ネズミさん達が握ってハンカチを振り振りしながら見送ってます。
出航~って所でしょうか。
いや、出荷~ですかね。
最近ネズミさん達の芸が細かいですね・・・そう思いながら外に出ます。
アレッサが静かだな~と思ったら、目が死んでました。
気にするとダメだと思いますよ。
・・・
私達はそのままエルダートレントの居た辺りに向かいます。
「どうしましょう。
見通しがいいので、普通に歩いてきましたけど、
この辺りにまた拠点作ったりしますか?」
「微妙な位置ですね。
此処だと防壁の方から確認できる位置ですし、かといって森の中に拠点は危険ですね。
この先に転移装置があるか確認してからにしましょうか」
ふむ、確かに微妙な位置ですよね。
焦土化して見通し良いですから、此処までそんなに時間かからないですし、
此処に何か防壁とか無いですからね~。
森の中の拠点とか私も勘弁ですし・・・う~ん・・・
「では、とりあえずこのままで、此処から魔物の処理をしていきましょうか。
ある程度間引けたら、ネズミさんに偵察してもらいましょう。
周りの確認はお願いします」
「はい、では処理をお願いします」
アレッサが警戒態勢になったのを確認して、
魔物の処理を行っていきます。
休憩しながら魔物の処理をして、
日が沈む前に防壁へ帰り始めます。
「そういえば、白ネズミさんは遺跡での調査どうでした?
何か判ったりしましたか?」
白ネズミさんは首を振ってます。
ただ、鍵を取り出して調べるジェスチャーをします。
「鍵の研究をしていたのではないか?ですか?
確かに鍵が一杯ありましたからね。
あそこにあったのは研究で作り出されたものでしょうか」
「鍵は何か操作されていたりすると発動しないようになっていますから、
改造というのはあまり考えられないですね。
もしかして鍵の開発者・・・という事なのでしょうか」
「もし仮にそうだとすると、あの書物は時空魔法についての物でしょうか。
これは攻略を済ませて調べるにしても、
慎重にならないといけないですね」
「そうですね。
本だけではなく、ダンジョンについても旦那様と奥様に相談して、
対応を進める必要がありそうです。
旦那様と奥様には先に可能性を伝えておいた方がいいかも知れませんね。
これはお二人とも頭を抱えそうです」
「なら今晩の報告で一応伝えておきます。
ダンジョンって初めてですけど、此処は普通のダンジョンとはちょっと違いそうですね」
「そうですね・・・
攻略は早めに終わらせたいですが、終わらせた後を考えると頭が痛いですね・・・」
そんな話をしながら戻り、
翌日以降も魔物の処理を続けます。
魔物の処理が一段落し、白ネズミさんに調査をお願いします。
「では白ネズミさん、この先の調査をお願いしますね」
了解!と敬礼をしてきますので、私も返礼を返します。
そして遺跡からこちらに出てきた灰色ネズミさん達を集めて並ばせ、
何処から取り出したのか、偉そうな将校がかぶるような帽子をかぶり、
灰色ネズミさん達の前にやっぱり偉そうに立ちます。
そして行け~と号令するように、灰色ネズミさん達に背を向け、
森に向かって指示棒を持つ手を振り下ろします。
そのとたん、灰色ネズミさん達の先頭一匹が駆け出し
ドカッ・・・ベチッ
白ネズミさんに飛び蹴りを入れて吹き飛ばし、
白ネズミさんは目の前の木にぶつかってます。
・・・えと・・・
灰色ネズミさん達は私に敬礼をして、
歴戦の兵たちのようにゆっくり森へ入っていき・・・
呆然とした私とアレッサ、倒れている白ネズミさんが取り残されていました。
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