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二章 7歳(ダンジョン突入!?)
遺跡が見つかりました
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白ネズミさんに確認したら森でも特に進展なかったようですが、
マッピングは大分進んでいるみたいでした。
今後も続けていくようお願いしてます。
バカンスセットは幻影みたいです。
いつの間にそんな技を・・・と思ってると、どやぁってされました。
まあいいです、私達は日帰りで行けるところを確認し、
そろそろ第二拠点を作成しようかとなってきた時、
森の方に遺跡のようなものを発見したとの報告が上がりました。
転移装置があるかは判らないですが、
明日からそこへ向かうことになりました。
流石に私が森の中を歩くのは危険なので、
遺跡まで一直線の道を作ろうということになりました。
私が森の一部を支配し、支配した森の木々を左右に移動して道を作るという方法になります。
ソフィアには遺跡を発見したこと、
明日からそこへ向かうための道を作ることを伝えます。
そうそう、私も色々レベルが上がりました。
レベルは23になりましたが、これについては特筆することは無いですね。
魔力・精神が上がったぐらいなので。
それ以外で、パッシブ系はマジックガードと身体強化以外が全て上がりました。
制御範囲拡大と回復力アップ、消費量減少が大きいのか、支配可能範囲が一気に広がって
半径60mまで伸びてます。
前方だけなら120m行けるのでかなりのものですね。
一直線だとどれぐらいだろう?おお、伸びる伸びる・・・
ん?これ回転したらいいんじゃ?ソナーみたいな感じになる?
ん~、ソナーみたいに早く回らないな・・・時計の秒針まで遅くは無いけど・・・
あ、でも速く回せても確認できなきゃ意味ないか・・・
所詮私スペックだから回転早くしても認識遅いから・・・
でも、これで数キロ先のチェックが出来そう。
ちょっと森見てみようかな~・・・
うは・・・うじゃうじゃ居る・・・これは蛇かな・・・猪もほどほど・・・
木みたいなのに魔力の反応あるけど、これがトレントとかいうやつ?
そういえば、蜘蛛っていないけど・・・あ、地面に居ないからか
ん~、地面に居ない敵ってどうやって認識したらいいんだろう?
燃やす?山火事にしたらダメかな・・・
う~ん・・・思いつかない、後回しでいっか。
でも、一直線だと森まで余裕で届くし、
拠点から道作の出来るかも・・・
試しに拠点側の森の外に壁出来るかな・・・高さは1mぐらいでいっか・・・
あ、道の入り口はあけておいて・・・MPはまだ大丈夫だね・・・
では、本命の道を・・・うりゃ、動け・・・
うは、森の入り口から1mぐらいを
横に1mぐらい無理やり広げるだけでMP100以上持ってかれた。
寝るまで少しだけ時間あるし、ちょっとやっておこう。
・・・すぅすぅ・・・
朝起きると目の前に白ネズミさんが居ました。
何か怒ってますね・・・何かしましたっけ?
私が不思議そうにしているのがカチンときたのか暴れ始めて
他の灰色ネズミに羽交い絞めにされてジタバタしています。
・・・芸が細かいですね・・・
「う~ん・・・何かやらかしましたかね?」
「エル様・・・それはあまりにもかわいそうだと思いますよ?」
「え?クラリス判るのですか?」
「そうですね・・・同情します」
「うぇ!そこまで!?」
「白ネズミさんが落ち着かないでしょうから、朝食前に上へあがりましょうか」
「あ、はい・・・」
上にあがることになり、白ネズミさんは私の頭の上へ移動し不貞腐れています。
拠点の外に出て森の方を眺めますが、森に道が出来ています。
まあ、道と行っても綺麗なものでは無く、
地面が左右に捲れあがって道が出来てる感じでしょうか。
なので道の両サイドは壁のようになっていますね。
「ん~・・・それで何があったのですか?」
そう言うと頭の上の白ネズミさんが地団駄を踏んで抗議してます。
地味に痛いですが、なんなのでしょう?
「エル様・・・あの壁と道は何ですか?」
「アレッサ?
ああ、昨日の夜に色々試してて、出来るかなとやってみたものですね。
意外と上手くいってると思うのですが」
「それで、そのことは白ネズミさんに伝えましたか?」
「え?いいえ、色々試してみてたので、伝えてませんが・・・」
え?そのことを怒っているのですか?入口だから問題無いと思いますけど。
不思議そうにしてると、今度は白ネズミさんが頭を叩き始めました。
「え?痛いですよ。
何ですか?入口だから問題ないんじゃないですか?」
「「・・・エル様・・・」」
「うわ・・・二人の目が残念な子を見る目になりました」
「では、エル様質問です」
「きゅ、急にどうしたのですかクラリス。
何でしょう?」
「エル様は目の前で物がいきなり動き始めたらどうされますか?」
「え?びっくりしてそこから離れようとしますけど」
「・・・それが森で起こったらどうでしょう?」
「・・・みんな驚いて逃げ惑う?」
「そうですね。
魔物が大量に移動するでしょうね」
・・・う~ん・・・魔物が大量に移動・・・
でも森の入り口周辺の魔物は倒してたはずだけど・・・
ん~・・・あ、押し広げた感じだから結構音凄かったのかな?
とすると、入り口だけではなく広い範囲で移動した?
どっちに・・・音のする方とは逆だから、奥か・・・
「もしかして、大量の魔物が奥に?」
「そうですね。
そして偵察に出ている灰色ネズミ達は異変が起こったときどうしますかね?」
「え?一旦こちらの帰ってくるのではないですか?」
「そうですね。
帰る道・・・どうなっていますか?」
「え?帰る道?・・・ぁ」
穴の前に壁作ってました・・・
そして私はダンジョン入って二回目の土下座をするのでした。
マッピングは大分進んでいるみたいでした。
今後も続けていくようお願いしてます。
バカンスセットは幻影みたいです。
いつの間にそんな技を・・・と思ってると、どやぁってされました。
まあいいです、私達は日帰りで行けるところを確認し、
そろそろ第二拠点を作成しようかとなってきた時、
森の方に遺跡のようなものを発見したとの報告が上がりました。
転移装置があるかは判らないですが、
明日からそこへ向かうことになりました。
流石に私が森の中を歩くのは危険なので、
遺跡まで一直線の道を作ろうということになりました。
私が森の一部を支配し、支配した森の木々を左右に移動して道を作るという方法になります。
ソフィアには遺跡を発見したこと、
明日からそこへ向かうための道を作ることを伝えます。
そうそう、私も色々レベルが上がりました。
レベルは23になりましたが、これについては特筆することは無いですね。
魔力・精神が上がったぐらいなので。
それ以外で、パッシブ系はマジックガードと身体強化以外が全て上がりました。
制御範囲拡大と回復力アップ、消費量減少が大きいのか、支配可能範囲が一気に広がって
半径60mまで伸びてます。
前方だけなら120m行けるのでかなりのものですね。
一直線だとどれぐらいだろう?おお、伸びる伸びる・・・
ん?これ回転したらいいんじゃ?ソナーみたいな感じになる?
ん~、ソナーみたいに早く回らないな・・・時計の秒針まで遅くは無いけど・・・
あ、でも速く回せても確認できなきゃ意味ないか・・・
所詮私スペックだから回転早くしても認識遅いから・・・
でも、これで数キロ先のチェックが出来そう。
ちょっと森見てみようかな~・・・
うは・・・うじゃうじゃ居る・・・これは蛇かな・・・猪もほどほど・・・
木みたいなのに魔力の反応あるけど、これがトレントとかいうやつ?
そういえば、蜘蛛っていないけど・・・あ、地面に居ないからか
ん~、地面に居ない敵ってどうやって認識したらいいんだろう?
燃やす?山火事にしたらダメかな・・・
う~ん・・・思いつかない、後回しでいっか。
でも、一直線だと森まで余裕で届くし、
拠点から道作の出来るかも・・・
試しに拠点側の森の外に壁出来るかな・・・高さは1mぐらいでいっか・・・
あ、道の入り口はあけておいて・・・MPはまだ大丈夫だね・・・
では、本命の道を・・・うりゃ、動け・・・
うは、森の入り口から1mぐらいを
横に1mぐらい無理やり広げるだけでMP100以上持ってかれた。
寝るまで少しだけ時間あるし、ちょっとやっておこう。
・・・すぅすぅ・・・
朝起きると目の前に白ネズミさんが居ました。
何か怒ってますね・・・何かしましたっけ?
私が不思議そうにしているのがカチンときたのか暴れ始めて
他の灰色ネズミに羽交い絞めにされてジタバタしています。
・・・芸が細かいですね・・・
「う~ん・・・何かやらかしましたかね?」
「エル様・・・それはあまりにもかわいそうだと思いますよ?」
「え?クラリス判るのですか?」
「そうですね・・・同情します」
「うぇ!そこまで!?」
「白ネズミさんが落ち着かないでしょうから、朝食前に上へあがりましょうか」
「あ、はい・・・」
上にあがることになり、白ネズミさんは私の頭の上へ移動し不貞腐れています。
拠点の外に出て森の方を眺めますが、森に道が出来ています。
まあ、道と行っても綺麗なものでは無く、
地面が左右に捲れあがって道が出来てる感じでしょうか。
なので道の両サイドは壁のようになっていますね。
「ん~・・・それで何があったのですか?」
そう言うと頭の上の白ネズミさんが地団駄を踏んで抗議してます。
地味に痛いですが、なんなのでしょう?
「エル様・・・あの壁と道は何ですか?」
「アレッサ?
ああ、昨日の夜に色々試してて、出来るかなとやってみたものですね。
意外と上手くいってると思うのですが」
「それで、そのことは白ネズミさんに伝えましたか?」
「え?いいえ、色々試してみてたので、伝えてませんが・・・」
え?そのことを怒っているのですか?入口だから問題無いと思いますけど。
不思議そうにしてると、今度は白ネズミさんが頭を叩き始めました。
「え?痛いですよ。
何ですか?入口だから問題ないんじゃないですか?」
「「・・・エル様・・・」」
「うわ・・・二人の目が残念な子を見る目になりました」
「では、エル様質問です」
「きゅ、急にどうしたのですかクラリス。
何でしょう?」
「エル様は目の前で物がいきなり動き始めたらどうされますか?」
「え?びっくりしてそこから離れようとしますけど」
「・・・それが森で起こったらどうでしょう?」
「・・・みんな驚いて逃げ惑う?」
「そうですね。
魔物が大量に移動するでしょうね」
・・・う~ん・・・魔物が大量に移動・・・
でも森の入り口周辺の魔物は倒してたはずだけど・・・
ん~・・・あ、押し広げた感じだから結構音凄かったのかな?
とすると、入り口だけではなく広い範囲で移動した?
どっちに・・・音のする方とは逆だから、奥か・・・
「もしかして、大量の魔物が奥に?」
「そうですね。
そして偵察に出ている灰色ネズミ達は異変が起こったときどうしますかね?」
「え?一旦こちらの帰ってくるのではないですか?」
「そうですね。
帰る道・・・どうなっていますか?」
「え?帰る道?・・・ぁ」
穴の前に壁作ってました・・・
そして私はダンジョン入って二回目の土下座をするのでした。
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