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二章 7歳(ダンジョン突入!?)
偵察部隊出発!
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え~・・・想像つくとは思いますが、何でこうなったかというと・・・
夜の食事をいただいた後、最初は明日の予定を皆で話していました。
「拠点も出来てきましたので、明日から少しずつ探索を進めましょう。
探索は森ではなく、草原側を見ていきましょう。
草原での探索の注意点については、明日の朝に説明させていただきますね」
「判りました、明日は草原ですね。
じゃあ、森は今からちょっとていさ・・・あ・・・」
忘れてた・・・どうしよう・・・
「どうされました?
汗が凄いですが」
「い、いえ、何でもないですよ。
ちょ~っと用事があるので、寝室へ行こうかなと思いまして~」
「・・・そうですか、では私達も向かいますね」
「あ、いや、その・・・あなた達はゆっくりしてて構いませんよ」
「「いえいえ、エル様お一人にするわけにはいきませんから」」
あ、ダメだ・・・何かしただろう?って感じを察してるから逃げれない・・・
仕方ありません・・・二人を連れて寝室へ移動し、式紙を呼び出します。
現れた白ネズミさんは・・・それはもう不機嫌ですって体全体で表現しています。
「えぇと・・・そのですね・・・い、色々ありまして・・・
召喚するのが今になってしまって・・・ですね・・・」
しどろもどろ訳を話しますが、不機嫌なままです・・・
え?お前がやってたことは全部知ってる?
・・・え~・・・汗が止まりません・・・
涙目でアレッサとクラリスを見ますが、はぁやれやれという感じで見ています。
・・・
「大変申し訳ございませんでしたぁ!」
耐えられず速攻で土下座しました。
アレッサとクラリスの視線が冷たい気がしますが、気にしません。
暫くして、白ネズミさんから仕方ないという感じが伝わってきました。
頭を上げると、白ネズミさんが指示を待っている状態でした。
「ありがとうございます!
え~・・・
白ネズミさんには森を調査してもらいたいのです。
調べて欲しいのは、どんな魔物が居るのか、
どれだけの広さなのか、次の階層への転移装置があるかになります。
可能であれば、地図のようなものが出来るとありがたいです。
アレッサ達は何かありますか?」
「いえ、それだけ調べて頂けると助かります」
「そうですね。
それ以外で何か思いつきましたらその時お伝えします」
アレッサとクラリスから問題ないと回答してくれます。
「では、この内容で調査をお願いしたいのですが、大丈夫ですか?」
そう伝えると白ネズミさんが考えています。
完全に知能ありますよね~、それもかなり高い。
なんで式紙として召喚されたのか全く分からない。
そう考えていると、白ネズミさんが式紙の用紙を指さしてます。
「これがどうしました?」
何か召喚しているようなジェスチャーをしています。
あ、なんかおいでませ!って感じで面白い。
「ぷぷっ」
睨まれました・・・
「え~と、もっと呼べってことですか?」
おお、頷いてます。
「どれぐらい呼んだらいいです?」
ふむ・・・10匹ぐらいですか。
「ちょっと待ってくださいね。
式紙1体でMP50ぐらいで・・・
継続して減っていくのは10秒で1ぐらいでしたね。
回復量が上回るから明日への影響もありませんし問題ないですね。
では」
用紙を10枚取り出し、式紙を呼び出します。
10匹の灰色の一般的なネズミが出て来ました。
「これで良いですか?」
白ネズミさんがうんうんと頷きます。
そして白ネズミさんが灰色ネズミさんを整列させていました。
「あ、森への道を作ってないですね。
今日木を取ってきた辺りは覚えてるので、
その辺りまで、通れる穴を用意しますね」
白ネズミさんが了解ポーズを取ります。
小さい穴開けるだけなので、ちゃっちゃとやってしまいます。
「・・・これで森へまで穴が開きました。
式紙がやられた場合の補充はどうしますか?
今日は10匹だけで、徐々に増やしたりします?」
白ネズミさんはちょっと悩んだ感じですが、
うんうんと頷きます。
「判りました。
では偵察隊お願いします!」
ビシっと敬礼します。
白ネズミさんがビシっと敬礼を返してくれて、
他の灰色ネズミさんに指示を出すように行けと手を振ると、
灰色ネズミさん達が穴を通って外へ出ていきます。
白ネズミさんは此処で灰色ネズミの情報を管理するのか、
拠点に残るみたいです。
白ネズミさんの場所も作らないとですね。
「あ、紙とか書くもの必要ですか?
必要であれば用意しますが」
白ネズミさんが少し考えた後、うんうんと頷きましたので、
用紙10枚ぐらいとペンを渡しました。
これで明日には夜の森の状況が判りますね。
「では、白ネズミさんお願いしますね」
さて寝ましょうかと後ろを振り返ると、
良い笑顔のアレッサとクラリスが居ました。
「「エル様?ちょっとお話がありますので」」
「え?・・・わ、私はありませんので、もう寝ようかな~と思いまして・・・」
「「いえいえ、遠慮なさらずに。
ささ、こちらへ」」
二人に両脇を抱えられながら寝室へ連れていかれます。
白ネズミさん助け・・・
白ネズミさんは斜め上を見上げながら敬礼していました。
無茶はしてないはずです・・・
夜の食事をいただいた後、最初は明日の予定を皆で話していました。
「拠点も出来てきましたので、明日から少しずつ探索を進めましょう。
探索は森ではなく、草原側を見ていきましょう。
草原での探索の注意点については、明日の朝に説明させていただきますね」
「判りました、明日は草原ですね。
じゃあ、森は今からちょっとていさ・・・あ・・・」
忘れてた・・・どうしよう・・・
「どうされました?
汗が凄いですが」
「い、いえ、何でもないですよ。
ちょ~っと用事があるので、寝室へ行こうかなと思いまして~」
「・・・そうですか、では私達も向かいますね」
「あ、いや、その・・・あなた達はゆっくりしてて構いませんよ」
「「いえいえ、エル様お一人にするわけにはいきませんから」」
あ、ダメだ・・・何かしただろう?って感じを察してるから逃げれない・・・
仕方ありません・・・二人を連れて寝室へ移動し、式紙を呼び出します。
現れた白ネズミさんは・・・それはもう不機嫌ですって体全体で表現しています。
「えぇと・・・そのですね・・・い、色々ありまして・・・
召喚するのが今になってしまって・・・ですね・・・」
しどろもどろ訳を話しますが、不機嫌なままです・・・
え?お前がやってたことは全部知ってる?
・・・え~・・・汗が止まりません・・・
涙目でアレッサとクラリスを見ますが、はぁやれやれという感じで見ています。
・・・
「大変申し訳ございませんでしたぁ!」
耐えられず速攻で土下座しました。
アレッサとクラリスの視線が冷たい気がしますが、気にしません。
暫くして、白ネズミさんから仕方ないという感じが伝わってきました。
頭を上げると、白ネズミさんが指示を待っている状態でした。
「ありがとうございます!
え~・・・
白ネズミさんには森を調査してもらいたいのです。
調べて欲しいのは、どんな魔物が居るのか、
どれだけの広さなのか、次の階層への転移装置があるかになります。
可能であれば、地図のようなものが出来るとありがたいです。
アレッサ達は何かありますか?」
「いえ、それだけ調べて頂けると助かります」
「そうですね。
それ以外で何か思いつきましたらその時お伝えします」
アレッサとクラリスから問題ないと回答してくれます。
「では、この内容で調査をお願いしたいのですが、大丈夫ですか?」
そう伝えると白ネズミさんが考えています。
完全に知能ありますよね~、それもかなり高い。
なんで式紙として召喚されたのか全く分からない。
そう考えていると、白ネズミさんが式紙の用紙を指さしてます。
「これがどうしました?」
何か召喚しているようなジェスチャーをしています。
あ、なんかおいでませ!って感じで面白い。
「ぷぷっ」
睨まれました・・・
「え~と、もっと呼べってことですか?」
おお、頷いてます。
「どれぐらい呼んだらいいです?」
ふむ・・・10匹ぐらいですか。
「ちょっと待ってくださいね。
式紙1体でMP50ぐらいで・・・
継続して減っていくのは10秒で1ぐらいでしたね。
回復量が上回るから明日への影響もありませんし問題ないですね。
では」
用紙を10枚取り出し、式紙を呼び出します。
10匹の灰色の一般的なネズミが出て来ました。
「これで良いですか?」
白ネズミさんがうんうんと頷きます。
そして白ネズミさんが灰色ネズミさんを整列させていました。
「あ、森への道を作ってないですね。
今日木を取ってきた辺りは覚えてるので、
その辺りまで、通れる穴を用意しますね」
白ネズミさんが了解ポーズを取ります。
小さい穴開けるだけなので、ちゃっちゃとやってしまいます。
「・・・これで森へまで穴が開きました。
式紙がやられた場合の補充はどうしますか?
今日は10匹だけで、徐々に増やしたりします?」
白ネズミさんはちょっと悩んだ感じですが、
うんうんと頷きます。
「判りました。
では偵察隊お願いします!」
ビシっと敬礼します。
白ネズミさんがビシっと敬礼を返してくれて、
他の灰色ネズミさんに指示を出すように行けと手を振ると、
灰色ネズミさん達が穴を通って外へ出ていきます。
白ネズミさんは此処で灰色ネズミの情報を管理するのか、
拠点に残るみたいです。
白ネズミさんの場所も作らないとですね。
「あ、紙とか書くもの必要ですか?
必要であれば用意しますが」
白ネズミさんが少し考えた後、うんうんと頷きましたので、
用紙10枚ぐらいとペンを渡しました。
これで明日には夜の森の状況が判りますね。
「では、白ネズミさんお願いしますね」
さて寝ましょうかと後ろを振り返ると、
良い笑顔のアレッサとクラリスが居ました。
「「エル様?ちょっとお話がありますので」」
「え?・・・わ、私はありませんので、もう寝ようかな~と思いまして・・・」
「「いえいえ、遠慮なさらずに。
ささ、こちらへ」」
二人に両脇を抱えられながら寝室へ連れていかれます。
白ネズミさん助け・・・
白ネズミさんは斜め上を見上げながら敬礼していました。
無茶はしてないはずです・・・
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