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二章 7歳(ダンジョン突入!?)
拠点強化!はいいけど、何か忘れてる?
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取ってきた木はばらしてクラリスの倉庫に収めました。
え?どうやってばらしたって?
とりあえず取ってきた木の枝を手分けして落とし、
そこからはアレッサとクラリスに任せましたよ。
だって、やりかた知らないですもん。
前の世界の知識?はっ、役に立つとお思いですか?
ざっと言うと、アレッサがあっという間に木の皮を剥がし、
クラリスが水分を抜きながら2mぐらいの間隔で印を打っていき、
アレッサがその印の周りにナイフを拳で打ち込み、
幹の半ばまでえぐり取ったら妖術の鎌鼬かな?サクッと切ってました。
切った木材をクラリスが確認しながら倉庫に収め
あっという間に作業終了・・・
木ってこんなに早く処理できるんだ~すごいな~・・・と呆然としながら眺めていました。
あ、矢は魔力浸透させるとかで時間かかるから、夜に作成するみたいです。
「お待たせしました。
では拠点強化として内部を整えましょう。
少なくとも解体場は欲しいです。
倉庫に入れているとはいえ、何時でも食料として利用できるようにはしておきたいです」
「そうですね。
エル様が食料をどの程度確保されているか判りませんが、
可能な限り増やしておきたいです。
後回しにすると、毎食同じ肉を食べることになってしまいますし」
「う、それはきついかも知れませんね。
判りました、部屋は作っていくので内装をお願いしていいですか?
必要なものがあれば言ってくれれば出しますので」
そう話ながら地下に進みます。
解体場・・・寝室からは話した方がいいですね。
いっそ作業場として色々纏めましょうか。
トイレとお風呂の横辺りでいいかな。
水源と繋がることは無さそうなので、さくっと部屋を作っていく。
「解体場ってどれぐらいの広さあったらいいですか?」
「そうですね・・・アレッサ。
これまで狩った魔物で最大のものはどれぐらいですか?」
「そうですね・・・参考になるか判りませんが・・・
横幅はじゅ「ちょっと待ったー!」・・・エル様、どうされました?」
「多分それは参考にならないです。
ダンジョンから出れないから、その場で解体してませんか?」
「そうですが、私たちは今時空魔法での倉庫を持っていますので、
持ち帰って解体は可能ですよ?」
「う・・・そうですね。
ちなみにどれぐらいの大きさでしょう?」
「横幅は10mぐらいで、高さは15mぐらいのヒドラですね。
尾の長さまで入れたら20mぐらいはあるでしょうか」
「・・・そんな怪獣どうやって倒すのですか・・・
3分間ヒーローとかが戦うサイズじゃないですかね」
「え?3分間?・・・
え~・・・そうですね、簡単に言うと
気づかれる前に一斉攻撃で尻尾、首全てを一度に落としたという感じでしょうか。
大型の敵の場合、居るのはすぐ判りますから作戦立てて、
気づかれる前に攻撃したり、隠れながらでどうにかなる感じですね」
「アレッサ、どうにかなるって・・・
そもそも攻撃が通らなければ倒すこともできないでしょう」
クラリスが呆れながら言います。
「大型の敵ですか・・・確かに自分が大型の魔物とたとえた時、
小さいものはやりづらいですね。
なるほど・・・思いつく限りの罠を張って・・・」
「エル様、とりあえず物騒な考えは置いておきましょう。
先に解体場を用意しないと、時間だけが過ぎてしまいます」
「そ、そうですね。
では、一段低くして・・・天井高い方がいいのか・・・
あ、崩落とかしないようにガンガンに固めて・・・
レンガとか欲しいな~・・・石切り出すか・・・
粘土入れて・・・結合させて・・・
部屋の形の一枚の岩のように変化させて・・・
あ、空気の流れ作るための穴開けて・・・
これでどうよ!」
スパーン!
「うぶっ」
「エル様、言葉遣いがどんどん崩れていますよ?
流石に見逃せないレベルになりつつあるので、
これからきちんと指摘していきますね」
「おぉぉ・・・わ、忘れてたわ。
でも顔面に叩き込むのは酷いのではないでしょうか?」
「ハリセンなので大丈夫です」
「叩くものの話なんてしてな」
アレッサがハリセンを手で「パシッパシッ」とさせながら
何時でも叩けるんだぜ?とでもいうように此方を見ています。
「ふぅふぅ・・・何でもありません。
わ、わかってますよ・・・きちんとします」
スッとハリセンがアレッサの手から消えました。
助かった・・・
「では、私は昼食の準備をしてきます。
クラリスお願いしますね」
「はい、判りました。
暫くしたら食堂へ向かいますね」
アレッサが食堂へ移動していきます。
私とクラリスは解体場の中に入って広さを確認します。
おおよそ20畳ぐらいでしょうか。
「これぐらいの広さがあったらいいでしょうか?」
「はい、これぐらい広ければ問題無いかと思います。
ゴミは・・・一旦倉庫に入れておきましょうか」
「では、此処で解体するという事で。
後は何が必要ですかね?」
「そうですね~工作室とかあってもいい気はしますが、
此方はそこまで広く無くていいので、
解体場に入って横に部屋を作りましょうか。
それなら解体場で出来たものを加工できますし」
「ふむ~・・・
では、解体場の入り口近くがいいですかね。
この辺りに作っておきましょう」
「はい、ですがそれは昼食をいただいてからです。
それでは食堂の方へ移動しましょう」
食事をいただいた後、少しお茶をして
解体場と同じように6畳ぐらいの部屋を作っていきます。
「こんなもんですかね?」
「そうですね、問題無いかと思います。
後で構いませんので、余っている鉄材とかありましたら、
何処かに置いておいて貰えるとありがたいのですが」
「あ、そうですね。
材料とか置ける部屋も用意しておきましょうか」
四畳半ぐらいの部屋でいいですかね。
同じように部屋を作っちゃいましょう。
部屋づくりも大分慣れてきましたね。
消費MPもどんどん減ってる気がしますし。
やっぱり魔法系についてはかなりの適性があるみたいです。
え?スキル?
・・・適正全くないですね。
レベルが低いから上がってる感じでしょうか。
まあ、良いんです。
周りがおかしすぎるんです。
材料とか置く部屋に、鉄、銅、魔石を幾つかを置いていきます。
これで良し!
良い時間になりましたし、ソフィアに連絡入れて夕食に向かいましょうか。
でも、何か忘れてるような?
そして夜・・・食事をいただいた後
私は不機嫌な白いネズミさんの前で土下座をしていました・・・
え?どうやってばらしたって?
とりあえず取ってきた木の枝を手分けして落とし、
そこからはアレッサとクラリスに任せましたよ。
だって、やりかた知らないですもん。
前の世界の知識?はっ、役に立つとお思いですか?
ざっと言うと、アレッサがあっという間に木の皮を剥がし、
クラリスが水分を抜きながら2mぐらいの間隔で印を打っていき、
アレッサがその印の周りにナイフを拳で打ち込み、
幹の半ばまでえぐり取ったら妖術の鎌鼬かな?サクッと切ってました。
切った木材をクラリスが確認しながら倉庫に収め
あっという間に作業終了・・・
木ってこんなに早く処理できるんだ~すごいな~・・・と呆然としながら眺めていました。
あ、矢は魔力浸透させるとかで時間かかるから、夜に作成するみたいです。
「お待たせしました。
では拠点強化として内部を整えましょう。
少なくとも解体場は欲しいです。
倉庫に入れているとはいえ、何時でも食料として利用できるようにはしておきたいです」
「そうですね。
エル様が食料をどの程度確保されているか判りませんが、
可能な限り増やしておきたいです。
後回しにすると、毎食同じ肉を食べることになってしまいますし」
「う、それはきついかも知れませんね。
判りました、部屋は作っていくので内装をお願いしていいですか?
必要なものがあれば言ってくれれば出しますので」
そう話ながら地下に進みます。
解体場・・・寝室からは話した方がいいですね。
いっそ作業場として色々纏めましょうか。
トイレとお風呂の横辺りでいいかな。
水源と繋がることは無さそうなので、さくっと部屋を作っていく。
「解体場ってどれぐらいの広さあったらいいですか?」
「そうですね・・・アレッサ。
これまで狩った魔物で最大のものはどれぐらいですか?」
「そうですね・・・参考になるか判りませんが・・・
横幅はじゅ「ちょっと待ったー!」・・・エル様、どうされました?」
「多分それは参考にならないです。
ダンジョンから出れないから、その場で解体してませんか?」
「そうですが、私たちは今時空魔法での倉庫を持っていますので、
持ち帰って解体は可能ですよ?」
「う・・・そうですね。
ちなみにどれぐらいの大きさでしょう?」
「横幅は10mぐらいで、高さは15mぐらいのヒドラですね。
尾の長さまで入れたら20mぐらいはあるでしょうか」
「・・・そんな怪獣どうやって倒すのですか・・・
3分間ヒーローとかが戦うサイズじゃないですかね」
「え?3分間?・・・
え~・・・そうですね、簡単に言うと
気づかれる前に一斉攻撃で尻尾、首全てを一度に落としたという感じでしょうか。
大型の敵の場合、居るのはすぐ判りますから作戦立てて、
気づかれる前に攻撃したり、隠れながらでどうにかなる感じですね」
「アレッサ、どうにかなるって・・・
そもそも攻撃が通らなければ倒すこともできないでしょう」
クラリスが呆れながら言います。
「大型の敵ですか・・・確かに自分が大型の魔物とたとえた時、
小さいものはやりづらいですね。
なるほど・・・思いつく限りの罠を張って・・・」
「エル様、とりあえず物騒な考えは置いておきましょう。
先に解体場を用意しないと、時間だけが過ぎてしまいます」
「そ、そうですね。
では、一段低くして・・・天井高い方がいいのか・・・
あ、崩落とかしないようにガンガンに固めて・・・
レンガとか欲しいな~・・・石切り出すか・・・
粘土入れて・・・結合させて・・・
部屋の形の一枚の岩のように変化させて・・・
あ、空気の流れ作るための穴開けて・・・
これでどうよ!」
スパーン!
「うぶっ」
「エル様、言葉遣いがどんどん崩れていますよ?
流石に見逃せないレベルになりつつあるので、
これからきちんと指摘していきますね」
「おぉぉ・・・わ、忘れてたわ。
でも顔面に叩き込むのは酷いのではないでしょうか?」
「ハリセンなので大丈夫です」
「叩くものの話なんてしてな」
アレッサがハリセンを手で「パシッパシッ」とさせながら
何時でも叩けるんだぜ?とでもいうように此方を見ています。
「ふぅふぅ・・・何でもありません。
わ、わかってますよ・・・きちんとします」
スッとハリセンがアレッサの手から消えました。
助かった・・・
「では、私は昼食の準備をしてきます。
クラリスお願いしますね」
「はい、判りました。
暫くしたら食堂へ向かいますね」
アレッサが食堂へ移動していきます。
私とクラリスは解体場の中に入って広さを確認します。
おおよそ20畳ぐらいでしょうか。
「これぐらいの広さがあったらいいでしょうか?」
「はい、これぐらい広ければ問題無いかと思います。
ゴミは・・・一旦倉庫に入れておきましょうか」
「では、此処で解体するという事で。
後は何が必要ですかね?」
「そうですね~工作室とかあってもいい気はしますが、
此方はそこまで広く無くていいので、
解体場に入って横に部屋を作りましょうか。
それなら解体場で出来たものを加工できますし」
「ふむ~・・・
では、解体場の入り口近くがいいですかね。
この辺りに作っておきましょう」
「はい、ですがそれは昼食をいただいてからです。
それでは食堂の方へ移動しましょう」
食事をいただいた後、少しお茶をして
解体場と同じように6畳ぐらいの部屋を作っていきます。
「こんなもんですかね?」
「そうですね、問題無いかと思います。
後で構いませんので、余っている鉄材とかありましたら、
何処かに置いておいて貰えるとありがたいのですが」
「あ、そうですね。
材料とか置ける部屋も用意しておきましょうか」
四畳半ぐらいの部屋でいいですかね。
同じように部屋を作っちゃいましょう。
部屋づくりも大分慣れてきましたね。
消費MPもどんどん減ってる気がしますし。
やっぱり魔法系についてはかなりの適性があるみたいです。
え?スキル?
・・・適正全くないですね。
レベルが低いから上がってる感じでしょうか。
まあ、良いんです。
周りがおかしすぎるんです。
材料とか置く部屋に、鉄、銅、魔石を幾つかを置いていきます。
これで良し!
良い時間になりましたし、ソフィアに連絡入れて夕食に向かいましょうか。
でも、何か忘れてるような?
そして夜・・・食事をいただいた後
私は不機嫌な白いネズミさんの前で土下座をしていました・・・
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