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一章 ~6歳(勉強中ですよ)
転生(記憶持ち)がばれました
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皆絶句という感じで沈黙しています。
クラリス先生はだらだらと汗流してるし、
アレッサはちょっと遠い目をしてる。
私はちょっと二人に反応がないので、ビクビクして少し涙目。
沈黙が痛い。
最初に口を開いたのはアレッサでした。
「エル様?称号に転生者というのは、転移者と関係があったりしますか?」
ハイライトの消えた目で訪ねてくる。
「えと・・・はい、別の世界から魂をこの世界に移して、
私はこの世界に生まれています。
前の世界での記憶もあるので・・・」
「答え辛いかもしれませんが、その魂を移すということは
エル様の元々の魂はどうなったのでしょう?」
「あ、それについては大丈夫です。
私の魂の宿り先として、お父様とお母様に子供が出来たのです。
なので、宿る予定だった魂が無くなるとかそういったことはありません」
「ふぅ、それを聞いて安心しました。
あとは・・・そうですね、
エル様は前の世界ではどれぐらいの年齢でどういった人物だったのでしょうか?」
「う・・・21歳の男で、ある場所の研究員見習い?のようなものでした・・・」
「なるほど・・・エル様と話をしていて、
難しい言葉や様々な物を知っていることに疑問を持っていましたので、
何かあるとは思いましたが・・・そういう事でしたか。
男性だったというのは・・・ある程度は納得できますが・・・
どちらかと言えば男の子という感じですね。
それについては何か判ったりしますか?」
「ぐ・・・恐らく転送されるときに、どの世界でどういった人の元に生まれるか判らなかったので、
適応能力とかあげられたのだと思います。
それで子供の体に引きずられて・・・」
「それで色々受け入れる力が強いという事ですか。
いえ、まだ子供だから男と女の違いで反応が出てないだけかも?
今後気を付ける必要がありますか」
難しい顔で腕組みしながら、何度も頷いています。
「えと、アレッサ?出来ればお父様とお母様には・・・」
「いえ、これは早めにお伝えしたほうが良いでしょう。
ステータスの話はしなければなりませんし、
隠すとなるとエル様の性格ですから罪悪感とか抱えそうです。
私も一緒にお伝えしますし、旦那様も奥様も気にするような方ではありませんよ」
「う・・・判りました。
一緒にお願いします」
俯きながら答えると、アレッサが抱きしめてくれた。
「大丈夫ですよ。
私は何があってもエル様の味方です。
私の存在は何時もエル様のお傍に」
「うん、ありがとう・・・本当にありがとう・・・」
そうこうしてると、クラリス先生が現実に戻ってきました。
「えと、エル様。
私も転生については気にしませんので大丈夫です。
ただ、前の世界の事について色々教えてくださいね。
勉強では元居た世界と、この世界の違いについて話をしていく方が良さそうですから。
まあ、会話も普通に出来ているので、言葉の意味とか説明が必要な時だけにしましょう。
判らないことがあれば、何時でも言ってください」
「はい!ありがとうございます」
「あと、やはりエル様のステータスを知る人は
信用できる人だけに絞っておいた方が良いかと思います。
転生者という称号もそうですが、種族もちょっと問題になりそうです。
旦那様と奥様の判断となりますが、
ダンジョンや魔獣と戦う等するときは、私やアレッサと組むようになるかと思います。
出来れば他の方と組むようなことは無いようお願いします。
ああ、アレッサ、エル様付きは今後増えそうですか?」
「一応私以外にあと2名付く予定ではあります。
1名は判りませんが、もう一名は恐らくですが・・・
メイド長の子供が女の子で、エル様の二つ上と年齢が近いことから、
傍付きに選ばれるのではないかと思います」
「なるほど。
信用はできそうですが・・・実際に接してみないとわかりませんね。
私も教師として雇っていただいていますが、エル様のお付きの一人として立候補します。
とりあえず、旦那様、奥様に話をして、今後の事は決めましょう
私も一緒に旦那様と奥様に説明をしますので、
エル様も補足をお願いしますね」
「では、旦那様と奥様に時間を取っていただけるよう連絡をしてきます。
暫くお待ちください」
アレッサはそう言って部屋を出て行った。
うう、やっぱり怖いですね・・・
私が落ち着くまでゆっくり帰ってきてください。
アレッサが戻ってくるまで、気を紛らわす為に私とクラリス先生は
元居た世界とこの世界の違いについて話をしていました。
「なるほど。
魔法やスキル、ダンジョン、魔物については元の世界には存在しなかったと。
その代わりに科学が発展した世界ということですね。
やはり転移者の話と似ているようですね。
ただ、聞いたこともない言葉もあるので、もしかしたら転移者とは別の世界かもしれませんね」
「やはりそうですか・・・
建物の話でマサユキという名前の方が出て来ましたけど、
恐らく真田昌幸という名前ではないですか?」
「そうですね・・・確かそのような名前だったかと」
「この方は元の世界の数百年も昔に存在した人なのです。
ただ、何処かに行ったとかそういった話は伝わっていないので、
別の世界の真田昌幸が転移されたのではないかと思いますが・・・」
「という事は、似たような世界でも別の世界が存在するという事ですね。
転移者の言っていた並行世界というものなのでしょうか」
「あ、並行世界!そうですね。
そうかもしれないです」
「エル様?並行世界という言葉がどういったものなのか、詳しいのですね!?
教えていただけますか?」
嫌とは言わないよね?という笑顔を見た私は
「は、はい」
そう返事をする以外に選択肢はありませんでした。
ですが、私が知っていることって一般的な考えぐらいで詳しいわけでは・・・
お願いアレッサ!早く帰ってきて~!
クラリス先生はだらだらと汗流してるし、
アレッサはちょっと遠い目をしてる。
私はちょっと二人に反応がないので、ビクビクして少し涙目。
沈黙が痛い。
最初に口を開いたのはアレッサでした。
「エル様?称号に転生者というのは、転移者と関係があったりしますか?」
ハイライトの消えた目で訪ねてくる。
「えと・・・はい、別の世界から魂をこの世界に移して、
私はこの世界に生まれています。
前の世界での記憶もあるので・・・」
「答え辛いかもしれませんが、その魂を移すということは
エル様の元々の魂はどうなったのでしょう?」
「あ、それについては大丈夫です。
私の魂の宿り先として、お父様とお母様に子供が出来たのです。
なので、宿る予定だった魂が無くなるとかそういったことはありません」
「ふぅ、それを聞いて安心しました。
あとは・・・そうですね、
エル様は前の世界ではどれぐらいの年齢でどういった人物だったのでしょうか?」
「う・・・21歳の男で、ある場所の研究員見習い?のようなものでした・・・」
「なるほど・・・エル様と話をしていて、
難しい言葉や様々な物を知っていることに疑問を持っていましたので、
何かあるとは思いましたが・・・そういう事でしたか。
男性だったというのは・・・ある程度は納得できますが・・・
どちらかと言えば男の子という感じですね。
それについては何か判ったりしますか?」
「ぐ・・・恐らく転送されるときに、どの世界でどういった人の元に生まれるか判らなかったので、
適応能力とかあげられたのだと思います。
それで子供の体に引きずられて・・・」
「それで色々受け入れる力が強いという事ですか。
いえ、まだ子供だから男と女の違いで反応が出てないだけかも?
今後気を付ける必要がありますか」
難しい顔で腕組みしながら、何度も頷いています。
「えと、アレッサ?出来ればお父様とお母様には・・・」
「いえ、これは早めにお伝えしたほうが良いでしょう。
ステータスの話はしなければなりませんし、
隠すとなるとエル様の性格ですから罪悪感とか抱えそうです。
私も一緒にお伝えしますし、旦那様も奥様も気にするような方ではありませんよ」
「う・・・判りました。
一緒にお願いします」
俯きながら答えると、アレッサが抱きしめてくれた。
「大丈夫ですよ。
私は何があってもエル様の味方です。
私の存在は何時もエル様のお傍に」
「うん、ありがとう・・・本当にありがとう・・・」
そうこうしてると、クラリス先生が現実に戻ってきました。
「えと、エル様。
私も転生については気にしませんので大丈夫です。
ただ、前の世界の事について色々教えてくださいね。
勉強では元居た世界と、この世界の違いについて話をしていく方が良さそうですから。
まあ、会話も普通に出来ているので、言葉の意味とか説明が必要な時だけにしましょう。
判らないことがあれば、何時でも言ってください」
「はい!ありがとうございます」
「あと、やはりエル様のステータスを知る人は
信用できる人だけに絞っておいた方が良いかと思います。
転生者という称号もそうですが、種族もちょっと問題になりそうです。
旦那様と奥様の判断となりますが、
ダンジョンや魔獣と戦う等するときは、私やアレッサと組むようになるかと思います。
出来れば他の方と組むようなことは無いようお願いします。
ああ、アレッサ、エル様付きは今後増えそうですか?」
「一応私以外にあと2名付く予定ではあります。
1名は判りませんが、もう一名は恐らくですが・・・
メイド長の子供が女の子で、エル様の二つ上と年齢が近いことから、
傍付きに選ばれるのではないかと思います」
「なるほど。
信用はできそうですが・・・実際に接してみないとわかりませんね。
私も教師として雇っていただいていますが、エル様のお付きの一人として立候補します。
とりあえず、旦那様、奥様に話をして、今後の事は決めましょう
私も一緒に旦那様と奥様に説明をしますので、
エル様も補足をお願いしますね」
「では、旦那様と奥様に時間を取っていただけるよう連絡をしてきます。
暫くお待ちください」
アレッサはそう言って部屋を出て行った。
うう、やっぱり怖いですね・・・
私が落ち着くまでゆっくり帰ってきてください。
アレッサが戻ってくるまで、気を紛らわす為に私とクラリス先生は
元居た世界とこの世界の違いについて話をしていました。
「なるほど。
魔法やスキル、ダンジョン、魔物については元の世界には存在しなかったと。
その代わりに科学が発展した世界ということですね。
やはり転移者の話と似ているようですね。
ただ、聞いたこともない言葉もあるので、もしかしたら転移者とは別の世界かもしれませんね」
「やはりそうですか・・・
建物の話でマサユキという名前の方が出て来ましたけど、
恐らく真田昌幸という名前ではないですか?」
「そうですね・・・確かそのような名前だったかと」
「この方は元の世界の数百年も昔に存在した人なのです。
ただ、何処かに行ったとかそういった話は伝わっていないので、
別の世界の真田昌幸が転移されたのではないかと思いますが・・・」
「という事は、似たような世界でも別の世界が存在するという事ですね。
転移者の言っていた並行世界というものなのでしょうか」
「あ、並行世界!そうですね。
そうかもしれないです」
「エル様?並行世界という言葉がどういったものなのか、詳しいのですね!?
教えていただけますか?」
嫌とは言わないよね?という笑顔を見た私は
「は、はい」
そう返事をする以外に選択肢はありませんでした。
ですが、私が知っていることって一般的な考えぐらいで詳しいわけでは・・・
お願いアレッサ!早く帰ってきて~!
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