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プロローグ
<追うもの>
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<美優視点>
「ちょっと聡介、顔色が悪いわよ!」
聡介の顔色が真っ青でかなりショックを受けているよう。
それはそうだ、結婚まであと少しの状態で最愛の人に裏切られたのだから。
「あぁ、だ・・・大丈夫だ。
悪いけど仕事もあるし帰るわ」
「ちょ、ちょっと聡介!」
ちょっと、仕事じゃないでしょう!
佳澄追いかけないと。
「わりぃ」
そういって聡介はふらふらと駅方面へ歩いていく。
くっ私が佳澄を問い詰めて聡介の前に連れていくしかないか。
達也と待ち合わせしてたけど、それどころじゃないわね。
佳澄に電話を入れてみるけど、電源を切っているのか繋がらない。
あ、聡介は・・・もう見えない・・・失敗した!
仕方ないので達也にメッセージを入れて、佳澄を追いかける。
「確か、こっちの方だったはずだけど・・・」
探しても見つからない・・・もう!何処にいるのよ。
そうこうしているうちに達也との待ち合わせの時間になったので、
一度合流しようと待ち合わせ場所に向かう。
・・・
待ち合わせ場所に到着すると、達也が待っていた。
「ごめん、達也。
実は・・・」
達也に先ほどからのことを説明する。
達也は私の彼氏で、がっちりした体を持つ爽やかな黒髪のイケメンだ。
外見から肉体派に見えるが実は頭脳はだったりする。
聡介の幼馴染でもあり、友達思いで頼りになる人だ。
「なるほど・・・聡介が心配だが・・・電話は・・・ダメか・・・
直に聡介は捕まりそうにないから、
今は佳澄を見つけて確認したほうがよさそうだな」
「それで向こうに佳澄と男が歩いて行ったんだけど、見つからなくて」
「わかった、一緒に探そう」
「ごめんね、達也の見たい映画見るはずだったのに」
「構わないよ、映画はまた今度見に行けるんだから」
「ありがとう、達也」
「いいよ、気にしないで」
そうやり取りして、佳澄を探しに行く。
・・・
二人で探していると、達也が喫茶店の一席を指して
「なあ、あれ佳澄じゃないか?」
と教えてくれる。
「!そうみたいね。
男も一緒に居るみたい」
ホント・・・今すぐにでも怒鳴りつけたいけど、落ち着かなきゃ・・・
「あれか・・・ん?・・・何か違和感があるが・・・
言われてみると確かに付き合っている男女に見えるな」
「とりあえず、佳澄に確認しないと。
歓楽街から一緒にって明らかにおかしいもの」
そういって、足早に佳澄のいる喫茶店に入る。
・・・
喫茶店に入って、店員さんの案内をすり抜け、すぐ佳澄のもとへ向かう。
「佳澄!」
「えっ!美優ちゃん?」
「あんた何してるの!」
問い詰めようとすると
「美優、ちょっと落ち着け。
他の人に迷惑掛かるし、あまり大声でやる内容じゃないだろう」
と達也が止めてくれた。
いけない、ここで感情的になってはダメね。
「そうね、ありがとう・・・」
深呼吸して心を落ち着ける。
「とりあえず、座ってから話すわ」
私は佳澄の隣に、男の隣に達也が座る。
「佳澄、あんた何やってるの。
昨日家に帰ってないようだし、その男と歓楽街から出てくるし。
これ完全に浮気よ?聡介のことはどうするの!?」
話しているうちに段々語気が強くなってしまうし、
つい男を睨んでしまう。
「え!?ちょっと待って!?」
佳澄は困惑している。
「はぁ、佳澄・・・周りからはそう見えても仕方ないんだよ。
今こっちが知っている情報だと、昨日家に帰ってきていない、
歓楽街から男と出てきたって内容だから
歓楽街で男と一夜明かしたように見えるんだ」
達也がそう伝えると、佳澄は顔が青くなっていく。
「そんな・・・私はこの人と話をしていただけで・・・」
男の顔を伺いながら言いづらそうにしている。
「はぁ・・・そう思ってるのはあなただけよ。
しかも聡介に歓楽街から出てくる所見られてるから
完全にその男に寝取られた、佳澄に裏切られたって思ってるわ」
「!?聡ちゃんは!?」
「完全に茫然自失って感じね。
何を言っても反応が無くて、仕事があるからって駅の方に向かっていったわ。
私も頭が真っ白になってて・・・
先に佳澄を見つけて問いただそうと思って佳澄を追いかけたの。
今思えば聡介を無理にでも連れて歩けばよかったわ。
おかしなこと考えてなければいいんだけど・・・」
そう伝えると、佳澄の顔は真っ白になっていく。
そこでようやく男が口を開く
「すみません、佳澄さんは悪くはないんです。
私のカウンセリングの担当をして貰っていて、守秘義務で内容を話せないんです」
「カウンセリング?どういうことだ?」
「・・・トランスジェンダーって・・・ご存じですか?」
「ああ、聞いたことはある。
心と体の性別に差がある人というのは判っているんだが」
「よかった・・・私の場合は・・・性同一性障害になりますが、
こう見えて心は女なんです。
私はこのことを家族や知人に打ち明ける勇気が無くて、
相談所から紹介された佳澄さんにお願いしていたんです。
歓楽街から出てきたのは、私がこれから開こうとしているお店が向こうにあるからで・・・
お店の開店準備とかあるから、そこで話をしながら・・・
それで、お店で出す料理の試食をして貰ってたんです。
ただ、佳澄さんはお酒に弱いのか、寝てしまって・・・」
「ふむ・・・間違いが起こってないって証明できるわけじゃないが・・・
佳澄、この話に間違いは無いのか?」
達也が聞くと、佳澄は白い顔で頷く。
「は~・・・状況は理解できて来たが・・・
自分の行動や言動が周りからどう見られるか、
捉えられるか考えないところは佳澄の悪いところだな。
それで・・・聞いていいのか判らないが、お店を開くという事は何か解決したのか?」
「はい、その通りです。
結局両親、親友と話しをしてから理解を得て、性別適合手術を受けることになりました。
此処まで色々良いように進んでいたので浮かれていたのか、
そう思われても仕方のない場所で会っている、という事が頭から抜け落ちていました」
「はぁ・・・言いにくいことだったでしょうが、説明ありがとうございます」
あ、そうよね。
こんなこと赤の他人の私達に打ち明けていい内容じゃないもの。
私もあわてて頭を下げる。
「問題は起こって無さそうってのは判ったが・・・
佳澄、この人が悪い人じゃなさそうだからよかったものの、
もしかしたら酷い目にあっていた可能性があったと自覚しろ。
昔の事が生かされてないじゃないか。
しかも酒飲んで寝るとか・・・」
「ほんとよ。
もう少し考えてから行動して。
近くに聡介が居ない場合とか特に」
「ごめんなさい・・・」
佳澄は項垂れてか細い声で謝ってくる。
「私たちに謝っても仕方ないわ。
とりあえず、浮気じゃないってことは判ったから、聡介捕まえないと」
「!聡ちゃんは今どこに!?」
「仕事があるとは言ってたけど・・・」
「とりあえず、そこに向かおう。
何度かかけてるが一向に電話に出ないし、
行けば居る、居ないぐらいは教えてもらえるだろう」
「そうね・・・そんなに離れてないし、急いで行ってみましょう。
そうだ、佳澄。
あなた携帯の電源切ってるでしょう?電源入れときなさい。
聡介の端末の位置情報とか見れるんじゃないの?」
そう伝えると、佳澄はハッとして携帯を取り出し電源を入れる。
「今電話はやめときなさい。
誤解された状態だから、悪化するかもしれないわよ。
捕まえてしっかり話をしなさい。
私達も付き添うから。
申し訳ないけど、聡介を説得するためにあなたにも来てもらうわよ?」
「もちろんです。
これ以上恩人を裏切るようなことは出来ません。
浮気ではないことを説明させていただきます」
席を立って駅へ向かおうとすると、佳澄の携帯から音がする。
どうやら何かメッセージが来たようだ。
佳澄がメッセージを確認すると
「え!そんな!」
と、涙を流している。
「どうした?何か聡介からメッセージでも来てたか?」
達也が佳澄から携帯を奪いメッセージを確認する。
「直にバベルに向かうぞ。
聡介はそこにいるはずだ」
佳澄を立たせて急がせる。
何が書いてあったんだろう?と思いながらも素直に従う。
電車で移動する時に私もメッセージを確認させて貰ったのだが・・・
私は先に聡介を追うべきだったのかしら・・・泣きそうになった。
「ちょっと聡介、顔色が悪いわよ!」
聡介の顔色が真っ青でかなりショックを受けているよう。
それはそうだ、結婚まであと少しの状態で最愛の人に裏切られたのだから。
「あぁ、だ・・・大丈夫だ。
悪いけど仕事もあるし帰るわ」
「ちょ、ちょっと聡介!」
ちょっと、仕事じゃないでしょう!
佳澄追いかけないと。
「わりぃ」
そういって聡介はふらふらと駅方面へ歩いていく。
くっ私が佳澄を問い詰めて聡介の前に連れていくしかないか。
達也と待ち合わせしてたけど、それどころじゃないわね。
佳澄に電話を入れてみるけど、電源を切っているのか繋がらない。
あ、聡介は・・・もう見えない・・・失敗した!
仕方ないので達也にメッセージを入れて、佳澄を追いかける。
「確か、こっちの方だったはずだけど・・・」
探しても見つからない・・・もう!何処にいるのよ。
そうこうしているうちに達也との待ち合わせの時間になったので、
一度合流しようと待ち合わせ場所に向かう。
・・・
待ち合わせ場所に到着すると、達也が待っていた。
「ごめん、達也。
実は・・・」
達也に先ほどからのことを説明する。
達也は私の彼氏で、がっちりした体を持つ爽やかな黒髪のイケメンだ。
外見から肉体派に見えるが実は頭脳はだったりする。
聡介の幼馴染でもあり、友達思いで頼りになる人だ。
「なるほど・・・聡介が心配だが・・・電話は・・・ダメか・・・
直に聡介は捕まりそうにないから、
今は佳澄を見つけて確認したほうがよさそうだな」
「それで向こうに佳澄と男が歩いて行ったんだけど、見つからなくて」
「わかった、一緒に探そう」
「ごめんね、達也の見たい映画見るはずだったのに」
「構わないよ、映画はまた今度見に行けるんだから」
「ありがとう、達也」
「いいよ、気にしないで」
そうやり取りして、佳澄を探しに行く。
・・・
二人で探していると、達也が喫茶店の一席を指して
「なあ、あれ佳澄じゃないか?」
と教えてくれる。
「!そうみたいね。
男も一緒に居るみたい」
ホント・・・今すぐにでも怒鳴りつけたいけど、落ち着かなきゃ・・・
「あれか・・・ん?・・・何か違和感があるが・・・
言われてみると確かに付き合っている男女に見えるな」
「とりあえず、佳澄に確認しないと。
歓楽街から一緒にって明らかにおかしいもの」
そういって、足早に佳澄のいる喫茶店に入る。
・・・
喫茶店に入って、店員さんの案内をすり抜け、すぐ佳澄のもとへ向かう。
「佳澄!」
「えっ!美優ちゃん?」
「あんた何してるの!」
問い詰めようとすると
「美優、ちょっと落ち着け。
他の人に迷惑掛かるし、あまり大声でやる内容じゃないだろう」
と達也が止めてくれた。
いけない、ここで感情的になってはダメね。
「そうね、ありがとう・・・」
深呼吸して心を落ち着ける。
「とりあえず、座ってから話すわ」
私は佳澄の隣に、男の隣に達也が座る。
「佳澄、あんた何やってるの。
昨日家に帰ってないようだし、その男と歓楽街から出てくるし。
これ完全に浮気よ?聡介のことはどうするの!?」
話しているうちに段々語気が強くなってしまうし、
つい男を睨んでしまう。
「え!?ちょっと待って!?」
佳澄は困惑している。
「はぁ、佳澄・・・周りからはそう見えても仕方ないんだよ。
今こっちが知っている情報だと、昨日家に帰ってきていない、
歓楽街から男と出てきたって内容だから
歓楽街で男と一夜明かしたように見えるんだ」
達也がそう伝えると、佳澄は顔が青くなっていく。
「そんな・・・私はこの人と話をしていただけで・・・」
男の顔を伺いながら言いづらそうにしている。
「はぁ・・・そう思ってるのはあなただけよ。
しかも聡介に歓楽街から出てくる所見られてるから
完全にその男に寝取られた、佳澄に裏切られたって思ってるわ」
「!?聡ちゃんは!?」
「完全に茫然自失って感じね。
何を言っても反応が無くて、仕事があるからって駅の方に向かっていったわ。
私も頭が真っ白になってて・・・
先に佳澄を見つけて問いただそうと思って佳澄を追いかけたの。
今思えば聡介を無理にでも連れて歩けばよかったわ。
おかしなこと考えてなければいいんだけど・・・」
そう伝えると、佳澄の顔は真っ白になっていく。
そこでようやく男が口を開く
「すみません、佳澄さんは悪くはないんです。
私のカウンセリングの担当をして貰っていて、守秘義務で内容を話せないんです」
「カウンセリング?どういうことだ?」
「・・・トランスジェンダーって・・・ご存じですか?」
「ああ、聞いたことはある。
心と体の性別に差がある人というのは判っているんだが」
「よかった・・・私の場合は・・・性同一性障害になりますが、
こう見えて心は女なんです。
私はこのことを家族や知人に打ち明ける勇気が無くて、
相談所から紹介された佳澄さんにお願いしていたんです。
歓楽街から出てきたのは、私がこれから開こうとしているお店が向こうにあるからで・・・
お店の開店準備とかあるから、そこで話をしながら・・・
それで、お店で出す料理の試食をして貰ってたんです。
ただ、佳澄さんはお酒に弱いのか、寝てしまって・・・」
「ふむ・・・間違いが起こってないって証明できるわけじゃないが・・・
佳澄、この話に間違いは無いのか?」
達也が聞くと、佳澄は白い顔で頷く。
「は~・・・状況は理解できて来たが・・・
自分の行動や言動が周りからどう見られるか、
捉えられるか考えないところは佳澄の悪いところだな。
それで・・・聞いていいのか判らないが、お店を開くという事は何か解決したのか?」
「はい、その通りです。
結局両親、親友と話しをしてから理解を得て、性別適合手術を受けることになりました。
此処まで色々良いように進んでいたので浮かれていたのか、
そう思われても仕方のない場所で会っている、という事が頭から抜け落ちていました」
「はぁ・・・言いにくいことだったでしょうが、説明ありがとうございます」
あ、そうよね。
こんなこと赤の他人の私達に打ち明けていい内容じゃないもの。
私もあわてて頭を下げる。
「問題は起こって無さそうってのは判ったが・・・
佳澄、この人が悪い人じゃなさそうだからよかったものの、
もしかしたら酷い目にあっていた可能性があったと自覚しろ。
昔の事が生かされてないじゃないか。
しかも酒飲んで寝るとか・・・」
「ほんとよ。
もう少し考えてから行動して。
近くに聡介が居ない場合とか特に」
「ごめんなさい・・・」
佳澄は項垂れてか細い声で謝ってくる。
「私たちに謝っても仕方ないわ。
とりあえず、浮気じゃないってことは判ったから、聡介捕まえないと」
「!聡ちゃんは今どこに!?」
「仕事があるとは言ってたけど・・・」
「とりあえず、そこに向かおう。
何度かかけてるが一向に電話に出ないし、
行けば居る、居ないぐらいは教えてもらえるだろう」
「そうね・・・そんなに離れてないし、急いで行ってみましょう。
そうだ、佳澄。
あなた携帯の電源切ってるでしょう?電源入れときなさい。
聡介の端末の位置情報とか見れるんじゃないの?」
そう伝えると、佳澄はハッとして携帯を取り出し電源を入れる。
「今電話はやめときなさい。
誤解された状態だから、悪化するかもしれないわよ。
捕まえてしっかり話をしなさい。
私達も付き添うから。
申し訳ないけど、聡介を説得するためにあなたにも来てもらうわよ?」
「もちろんです。
これ以上恩人を裏切るようなことは出来ません。
浮気ではないことを説明させていただきます」
席を立って駅へ向かおうとすると、佳澄の携帯から音がする。
どうやら何かメッセージが来たようだ。
佳澄がメッセージを確認すると
「え!そんな!」
と、涙を流している。
「どうした?何か聡介からメッセージでも来てたか?」
達也が佳澄から携帯を奪いメッセージを確認する。
「直にバベルに向かうぞ。
聡介はそこにいるはずだ」
佳澄を立たせて急がせる。
何が書いてあったんだろう?と思いながらも素直に従う。
電車で移動する時に私もメッセージを確認させて貰ったのだが・・・
私は先に聡介を追うべきだったのかしら・・・泣きそうになった。
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