突然、プロポーズされまして。

kappa

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自己紹介を聞いてませんは、通じません。

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メッチいいソファーに座らせてくれてます。

ここは、大使館です。

いやまぁ……そりゃねぇ!?

なんで大使館!って感じですけど、そうなんです!

そうなってるんです……(笑)

あーーもう!!


「カイ?大丈夫?もしかして緊張してる?」

「当たり前でしょ!てかなんで大使館?おかしくないすか!絶対おかしいでしょ!!こんなの、絶対にダメすからね?」

「大丈夫だよ。私の父が今日大使館に来日していてね。」

はぁぁあぁぁああぁあ?

来日?来日とは?

「えっと……それはどういうことでしょうか?すみません、意味がわかりません。」

いや、わかるけどね?? 

なんとなくだよ?

なんかさ!

一応聞いておかないとって。

「そうか、カイには話したはずだけど?忘れたんだね?私の父は国王なんだ。」

え?

は? ちょ、待てよ!!

いやいやいやいや!!おかしいでしょ?

国王ってなに?! 

「え……?」

(ちょ、待って!!今なんてった?は!? おい!)

「聞いてないよ…聞いてないし、ありえない。」

(あちゃーーー)

やっちまったぁぁあああ!! 

やらかしちまったよーー(棒読み……笑)


て言うことは…。

「あなたは…」

「エドワード・アルバーン。王子だよ。」

……ですよネー!!!

知ってたー!! 

もうわかってましたよ?

うん、俺でもわかっていたよ笑。

「はぁ~……。」

(マジかー!?)

そんなのありえるのかぁー!? 

マジっすか?

いやま、でも。

なんかしっくりくるっていうか。

てか、なんで居酒屋に王子が居んだよ!

しかも、酔っ払ってる俺!

気づけよ!

はぁぁぁぁぁ……もうダメだわこれ(泣笑)

ああぁ……神様ぁーー!!

お願いです!!

助けてくだせーよー!

俺をぉ、ここから、逃してくれー。

はい!

もうお祈りですぜ……。

ああぁ!! 

神頼みって大事だよね?!笑 

「あ、カイ。来たよ。」

え?

聞いてませんよ!

27歳 黒髪、普通体型、独身、仕事営業。

自己紹介を聞いてませんは、通じません。
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