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第二章 探偵達と四色の扉
現れましたコック達
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緑色のドアを加羅が開けた。緩やかな右カーブの通路が視界に映る。通路には窓ガラスが貼られていて雨風を吹き飛ばしている。
通路に人の気配はなかった。
七雄が後ろからついてきている事を確認しながら加羅は歩いた。
北央七瀬の死。その事件からこの惨劇は仕組まれていたことなのだろうか。加羅の頭を想像が頭を駆け巡った。
緩やかなカーブの先に、またしても緑色のドアがあった。
加羅はそのドアに前で立ち止まった。おそらく緑のドアの中が厨房だろう。
いきなり棒立ちになった加羅。ピタリと足を止めてドアを凝視している。
「入らないんですか?」
七雄が加羅に尋ねた。
「いや、入ります。ただ、今更ですが、勝てるかどうかと思っていました」
「ああ、そうか……犯人が中にいるかも……そうですね。ノックしてみましょうか」
七雄は頷いた。
加羅の慎重さ。犯人が中にいるのかもしれないのだ。
七雄がドアに近づきドアをノックした。そしてすぐにドアから距離を取る。
一瞬の静寂。
「はい!」
中から野太い男の声が聞こえた。どうやら大丈夫そうだ。
そしてドアが開いた。
太った男が顔を出した。全身ジャージ姿だ。
「え?あの、お客様ですか?」
太った男は驚いた様子で加羅達に話した。安全で良かったと加羅は思った。
「はい。神楽秋野さんに招待されました。加羅と申します」
「僕は七雄です。館に来たことは何度もありますが、初めまして」
「あ、ご丁寧に……私は権田と申します」
権田はぺこぺこと頭を下げた。
「ところで、何か御用が?四方木さんは?」
権田は不思議そうに加羅達を見ている。
「少し、事情があって……一緒に来て欲しいんです。それと、もう一人コックさんがいるはずですが……」
加羅は厨房の中をちらりと見た。
厨房はそこまで広くはない。だが一般的な家庭のキッチンの二倍以上はあるだろう。
奥にまたしても緑色の扉が見える。どこへ繋がっているのかはわからない。
「ええ、コックはもう一人いますよ。おい滝瀬!こっち来い」
権田が手招きした。ドアの死角に向けて。
加羅達の見えない所、入って左側にいた男が呼ばれて出てきた。
黒いジャケットに青いジーンズ。とてもコックには見えない。短い金髪が主張しすぎて、料理に入ってしまうのではないかと心配になるほどだった。
「なんですか?」
滝瀬が無愛想に話す。
「こら、お前!お客様の前だぞ。丁寧にせんか。なんでも、用事があるって話だ」
「初めまして、加羅と申します。応接室まで来ていただけると助かります」
「どうも。四方木さんは?」
滝瀬はさらに無愛想になった。
「四方木さんも応接室にいます」
加羅が受け答えする。嘘はついていない。
「四方木さんが呼んだの?」
滝瀬の方が加羅より年下のようだが、横柄な口調で話す滝瀬。
「四方木さんが呼んだわけではありません。しかし、そう……四方木さんなら呼ぶでしょうね」
「ふーん……まあ、仕事も終わったし行けるけど」
「お客様の前では礼儀正しくしなきゃダメだぞ」
権田が滝瀬を咎める。加羅はあまり気にしていない。むしろ若い滝瀬が微笑ましい。
「とにかく応接室に行きましょう」
七雄が話をまとめた。
「後で説明してもらいますよ」
滝瀬がぼやいた。
七雄を先頭に、入り口から出ていく。滝瀬、権田、七雄。
加羅は最後に部屋の中の様子を観察していた。窓がない。厨房は安全だったことになる。マスターキーで扉を開けられれば話は違うが。
「行くんじゃないの?」
滝瀬が加羅を急かした。
「ええ、行きます。ただ、あの奥の扉はどこに繋がっているのですが?」
「ああ、奥のドア。カーブして入り口まで繋がっていますけど」
滝瀬の応えに加羅は想像した。館に入った時、三つに分かれた通路があった。正面は応接室に繋がっていたが、左右どちらかの通路は厨房に繋がっていたのだろう。
加羅はもう一度部屋を見回してから七雄たちの最後尾についた。
応接室に戻ると平川と刀利が二人で話していた。刀利はすぐに加羅の姿を見つけた。
「あ、加羅さん!何もなかったのですね」
刀利は笑顔を見せた。安心したようだ。四人戻ってきたということは安全だったのだろうと認識していた。
「ああ。厨房には窓もなかった」
「それは安全ですね」
「安全って、何が?」
滝瀬は不機嫌そうだ。
加羅の認識している限り、館の人物が全員応接室に集まっている。四方木と秋野は階段の上にいるはずだ。加羅は事件の事を話すことに決めた。
「管制室で人が殺されました」
加羅の言葉。
滝瀬の動きが止まる。不意打ちされたかのような硬直。微動だにしない金髪。
「え、殺された?ど、どういうことですか?」
ジャージ姿の権田が慌てている。
「管制室で、アキラさんが背後から一突き。そしてアキラさんの持っていたマスターキーを犯人が盗みました」
「そんな、殺人など」
権田は狼狽した表情を見せている。
「現場、見に行ってもいいの?」
滝瀬はさほど動揺していないように見える。冷静な性格なのか、人の生き死にとか、そういうセンサーが無いのかもしれない。
「一旦はこの応接室に留まってほしいです。現場は鍵をかけて保存してあります」
「なんで?この天気じゃあ警察だってすぐにはこられないだろ?調べなきゃ」
「犯人の動きがわかりません」
「ここに全員集めて、守りを固めようってか。お互いを証人にして」
滝瀬は無表情で話す。飲み込みが速いと加羅は思った。
「そうです。館の中に犯人がいれば犯人は身動きが取れず、外部に犯人がいても大人数相手には慎重になるでしょう」
加羅が作戦を話す。煙草が吸いたいな、と加羅は思った。
「応接室にいる人間は、全員そのことを知っているのですか?」
権田が汗をかきながら質問した。
「いえ、まだ全員に話していません。今から人を集めて説明しようと思います」
「四方木さんは?」
滝瀬がまたも口にした。四方木を気にしている。
「秋野さんが失神されて、その看護をしています。階段の上にいます」
「なるほど。しかし四方木さんの話なら喜んで協力するけど、初めて会ったあんたに協力するのもね」
「安全のためです」
「まあ、合理的」
滝瀬は納得したようだ。
「ありがとうございます。刑事もいますしね」
「え、刑事?」
滝瀬は初めて顔色を変えた。
「はい。平川という刑事です。そこの」
加羅は刀利の傍にいる平川を見た。
「なんの偶然か知らないけど、それなら安全かな。銃も持ってるだろうし」
滝瀬が淡々と語る。
「最悪の時にしか使いませんけどね」
平川の受け答え。彼は滅多なことでは発砲しない。しかし、銃を持っているというだけでも大きなアドバンテージだ。
「最悪の時って、どう判断するの?」
滝瀬が意味深なことを言う。
「どう判断?犯人が襲ってきたら、使うでしょうね」
平川が答える。
「人が襲ってくることと、犯人が襲ってくることはイコールじゃないんだけど」
「どういうことですか?」
「例えば、勝手にやけになって襲ってくるやつがいたとして、そいつが事件の犯人とは限らないだろ?つまり最初の事件が犯人Aで、まったく別の犯人Bが襲いかかってくるかも知れない」
「それは……」
「冗談。だけど、こんなことで迷ってたら刑事としての役割果たせないよ」
滝瀬が生意気な口を叩く。しかし言っていることは一理ある。
刀利が、滝瀬の金髪を見つめている。
「なにか?」
視線に気づいた滝瀬。
「協調性がないぞよ!」
刀利が手をパーにして滝瀬の方に向けた。
「協調性っていったって、初めて会ったんだから……」
「そんなことでは社会の海に流されて、ぶらり桃太郎ぞよ」
「社会に揉まれて、じゃないの?」
「うぐぐ……腹の立つ小僧め!」
「あんたの方が年下に見えるけど……」
滝瀬は呆れている。
「すみません、まだ新人なもので……こら、滝瀬!協調性は大事だぞ」
権田が割って入った。権田と滝瀬の協調性を足して二で割れば、丁度良い塩梅かもしれない。
「ビシッと指導しといてください!」
刀利が権田の方に向かってうんうんと頷く。
「四方木さんが言うんだったら聞くけどね」
滝瀬が首を振る。
「む、四方木さんには弱いと見える」
刀利は侍のような口調になっている。
「四方木さんは超人だから。尊敬してる。ずっとお嬢様に尽くしてるだろ。言葉より行動。あの人は行動できる人」
滝瀬は意外にも四方木の事を賞賛した。
「とりあえず、全員に情報を通達しないといけない。勝手に部屋から出ていったら困る」
加羅は部屋の中を見ている。サングラスの白井と、知らない男一人と女が一人が見える。
しかし、どうしようかと加羅は迷った。管制室で人が殺されました、それではあまりにも突飛すぎる。
「七雄さん、あそこにいる男女のペア、知っていますか?」
「あ、ええ。知人とは言いませんが、名前くらいなら」
「呼んできてもらえますか?」
「わかりました。しかし、なんと伝えれば?」
「いきなり事件の話をするより、とりあえず集まってもらった方がいいと判断しました。みんな集まってるから来て欲しい、というニュアンスでお願いします」
「わかりました」
七雄は頷くと、男女のカップルらしき人物たちの元へ向かった。
通路に人の気配はなかった。
七雄が後ろからついてきている事を確認しながら加羅は歩いた。
北央七瀬の死。その事件からこの惨劇は仕組まれていたことなのだろうか。加羅の頭を想像が頭を駆け巡った。
緩やかなカーブの先に、またしても緑色のドアがあった。
加羅はそのドアに前で立ち止まった。おそらく緑のドアの中が厨房だろう。
いきなり棒立ちになった加羅。ピタリと足を止めてドアを凝視している。
「入らないんですか?」
七雄が加羅に尋ねた。
「いや、入ります。ただ、今更ですが、勝てるかどうかと思っていました」
「ああ、そうか……犯人が中にいるかも……そうですね。ノックしてみましょうか」
七雄は頷いた。
加羅の慎重さ。犯人が中にいるのかもしれないのだ。
七雄がドアに近づきドアをノックした。そしてすぐにドアから距離を取る。
一瞬の静寂。
「はい!」
中から野太い男の声が聞こえた。どうやら大丈夫そうだ。
そしてドアが開いた。
太った男が顔を出した。全身ジャージ姿だ。
「え?あの、お客様ですか?」
太った男は驚いた様子で加羅達に話した。安全で良かったと加羅は思った。
「はい。神楽秋野さんに招待されました。加羅と申します」
「僕は七雄です。館に来たことは何度もありますが、初めまして」
「あ、ご丁寧に……私は権田と申します」
権田はぺこぺこと頭を下げた。
「ところで、何か御用が?四方木さんは?」
権田は不思議そうに加羅達を見ている。
「少し、事情があって……一緒に来て欲しいんです。それと、もう一人コックさんがいるはずですが……」
加羅は厨房の中をちらりと見た。
厨房はそこまで広くはない。だが一般的な家庭のキッチンの二倍以上はあるだろう。
奥にまたしても緑色の扉が見える。どこへ繋がっているのかはわからない。
「ええ、コックはもう一人いますよ。おい滝瀬!こっち来い」
権田が手招きした。ドアの死角に向けて。
加羅達の見えない所、入って左側にいた男が呼ばれて出てきた。
黒いジャケットに青いジーンズ。とてもコックには見えない。短い金髪が主張しすぎて、料理に入ってしまうのではないかと心配になるほどだった。
「なんですか?」
滝瀬が無愛想に話す。
「こら、お前!お客様の前だぞ。丁寧にせんか。なんでも、用事があるって話だ」
「初めまして、加羅と申します。応接室まで来ていただけると助かります」
「どうも。四方木さんは?」
滝瀬はさらに無愛想になった。
「四方木さんも応接室にいます」
加羅が受け答えする。嘘はついていない。
「四方木さんが呼んだの?」
滝瀬の方が加羅より年下のようだが、横柄な口調で話す滝瀬。
「四方木さんが呼んだわけではありません。しかし、そう……四方木さんなら呼ぶでしょうね」
「ふーん……まあ、仕事も終わったし行けるけど」
「お客様の前では礼儀正しくしなきゃダメだぞ」
権田が滝瀬を咎める。加羅はあまり気にしていない。むしろ若い滝瀬が微笑ましい。
「とにかく応接室に行きましょう」
七雄が話をまとめた。
「後で説明してもらいますよ」
滝瀬がぼやいた。
七雄を先頭に、入り口から出ていく。滝瀬、権田、七雄。
加羅は最後に部屋の中の様子を観察していた。窓がない。厨房は安全だったことになる。マスターキーで扉を開けられれば話は違うが。
「行くんじゃないの?」
滝瀬が加羅を急かした。
「ええ、行きます。ただ、あの奥の扉はどこに繋がっているのですが?」
「ああ、奥のドア。カーブして入り口まで繋がっていますけど」
滝瀬の応えに加羅は想像した。館に入った時、三つに分かれた通路があった。正面は応接室に繋がっていたが、左右どちらかの通路は厨房に繋がっていたのだろう。
加羅はもう一度部屋を見回してから七雄たちの最後尾についた。
応接室に戻ると平川と刀利が二人で話していた。刀利はすぐに加羅の姿を見つけた。
「あ、加羅さん!何もなかったのですね」
刀利は笑顔を見せた。安心したようだ。四人戻ってきたということは安全だったのだろうと認識していた。
「ああ。厨房には窓もなかった」
「それは安全ですね」
「安全って、何が?」
滝瀬は不機嫌そうだ。
加羅の認識している限り、館の人物が全員応接室に集まっている。四方木と秋野は階段の上にいるはずだ。加羅は事件の事を話すことに決めた。
「管制室で人が殺されました」
加羅の言葉。
滝瀬の動きが止まる。不意打ちされたかのような硬直。微動だにしない金髪。
「え、殺された?ど、どういうことですか?」
ジャージ姿の権田が慌てている。
「管制室で、アキラさんが背後から一突き。そしてアキラさんの持っていたマスターキーを犯人が盗みました」
「そんな、殺人など」
権田は狼狽した表情を見せている。
「現場、見に行ってもいいの?」
滝瀬はさほど動揺していないように見える。冷静な性格なのか、人の生き死にとか、そういうセンサーが無いのかもしれない。
「一旦はこの応接室に留まってほしいです。現場は鍵をかけて保存してあります」
「なんで?この天気じゃあ警察だってすぐにはこられないだろ?調べなきゃ」
「犯人の動きがわかりません」
「ここに全員集めて、守りを固めようってか。お互いを証人にして」
滝瀬は無表情で話す。飲み込みが速いと加羅は思った。
「そうです。館の中に犯人がいれば犯人は身動きが取れず、外部に犯人がいても大人数相手には慎重になるでしょう」
加羅が作戦を話す。煙草が吸いたいな、と加羅は思った。
「応接室にいる人間は、全員そのことを知っているのですか?」
権田が汗をかきながら質問した。
「いえ、まだ全員に話していません。今から人を集めて説明しようと思います」
「四方木さんは?」
滝瀬がまたも口にした。四方木を気にしている。
「秋野さんが失神されて、その看護をしています。階段の上にいます」
「なるほど。しかし四方木さんの話なら喜んで協力するけど、初めて会ったあんたに協力するのもね」
「安全のためです」
「まあ、合理的」
滝瀬は納得したようだ。
「ありがとうございます。刑事もいますしね」
「え、刑事?」
滝瀬は初めて顔色を変えた。
「はい。平川という刑事です。そこの」
加羅は刀利の傍にいる平川を見た。
「なんの偶然か知らないけど、それなら安全かな。銃も持ってるだろうし」
滝瀬が淡々と語る。
「最悪の時にしか使いませんけどね」
平川の受け答え。彼は滅多なことでは発砲しない。しかし、銃を持っているというだけでも大きなアドバンテージだ。
「最悪の時って、どう判断するの?」
滝瀬が意味深なことを言う。
「どう判断?犯人が襲ってきたら、使うでしょうね」
平川が答える。
「人が襲ってくることと、犯人が襲ってくることはイコールじゃないんだけど」
「どういうことですか?」
「例えば、勝手にやけになって襲ってくるやつがいたとして、そいつが事件の犯人とは限らないだろ?つまり最初の事件が犯人Aで、まったく別の犯人Bが襲いかかってくるかも知れない」
「それは……」
「冗談。だけど、こんなことで迷ってたら刑事としての役割果たせないよ」
滝瀬が生意気な口を叩く。しかし言っていることは一理ある。
刀利が、滝瀬の金髪を見つめている。
「なにか?」
視線に気づいた滝瀬。
「協調性がないぞよ!」
刀利が手をパーにして滝瀬の方に向けた。
「協調性っていったって、初めて会ったんだから……」
「そんなことでは社会の海に流されて、ぶらり桃太郎ぞよ」
「社会に揉まれて、じゃないの?」
「うぐぐ……腹の立つ小僧め!」
「あんたの方が年下に見えるけど……」
滝瀬は呆れている。
「すみません、まだ新人なもので……こら、滝瀬!協調性は大事だぞ」
権田が割って入った。権田と滝瀬の協調性を足して二で割れば、丁度良い塩梅かもしれない。
「ビシッと指導しといてください!」
刀利が権田の方に向かってうんうんと頷く。
「四方木さんが言うんだったら聞くけどね」
滝瀬が首を振る。
「む、四方木さんには弱いと見える」
刀利は侍のような口調になっている。
「四方木さんは超人だから。尊敬してる。ずっとお嬢様に尽くしてるだろ。言葉より行動。あの人は行動できる人」
滝瀬は意外にも四方木の事を賞賛した。
「とりあえず、全員に情報を通達しないといけない。勝手に部屋から出ていったら困る」
加羅は部屋の中を見ている。サングラスの白井と、知らない男一人と女が一人が見える。
しかし、どうしようかと加羅は迷った。管制室で人が殺されました、それではあまりにも突飛すぎる。
「七雄さん、あそこにいる男女のペア、知っていますか?」
「あ、ええ。知人とは言いませんが、名前くらいなら」
「呼んできてもらえますか?」
「わかりました。しかし、なんと伝えれば?」
「いきなり事件の話をするより、とりあえず集まってもらった方がいいと判断しました。みんな集まってるから来て欲しい、というニュアンスでお願いします」
「わかりました」
七雄は頷くと、男女のカップルらしき人物たちの元へ向かった。
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