俺なんかに目をつけられた可哀想な不良

きのこ

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6.

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「脱げ」
カメラを構えて亮に向け、躊躇いながらも言われた通りに服を脱いでいく姿を画面越しから眺める。
屈辱的に感じていることが見て取れた。

すると下着一枚になった所で亮の動きが止まった。
これも脱がなければならないのかと聞きたげにこちらを見つめてくる。その表情は怯えていた。

「ああ、下もだ」
実際に聞かれたわけではないが、そう答えると亮は眉を寄せて俯いた。
自分を重んじ、自由に生きている人間ほど人に従うことを嫌う。自尊心が高いほど傷つけやすい。
きっとこいつは俺に従わなければならないこの現状を堪らなく苦痛に感じているはず。自尊心が悲鳴をあげ出すのにそう時間はかからないだろう。

「いつまで撮ってんだよ…!もう全部脱いだんだからいいだろ!」
服を全て脱ぎ終えて全裸になると、カメラを止めろと言ってくることに驚く。
どうやら裸を撮られるだけで終わると思っていたらしい。不良なだけあって馬鹿なのか?

「何言ってるんだ。これからに決まってるだろ」

「これ以上俺に何しろってんだよ…!」
今にも爆発しそうな程に赤面している不良に、男のものを模したディルドとローションを渡した。
それを見た瞬間、亮の顔が青ざめる

「ふざけんな……何処まですれば気が済むんだ…」

「嫌ならやらなくてもいい。代わりはもう見つけてある」
亮は俺を怒りの形相でキッと睨みつけた。

「早くしろ。俺は気が短い」

「くそっ……くそっ、くそ…!」
亮は泣きそうになりながらディルドにローションを垂らす。中はさっき俺が解してやったからすんなり挿入はいるだろう。

「カメラに写るように脚を開いて、ディルドそれの先を持ってゆっくり挿れてみろ」
どう挿れたらいいのかも分からないだろうから、俺から指示を出してやる。
余程矢田とやらが大事なのか、いつもなら渋りそうな格好も受け入れ、カメラに自身の秘部を曝け出して言われた通りにディルドをゆっくりと挿入していく。

突然静かになり聞き分けが良くなったところを見ると、さっさと終わらせたいのだろう。
が、ディルドが半分程入ったところで亮は動かなくなった。

「は……あ、も…これ以上、無理…」

「無理じゃないやれ」

「挿入んねぇ…って、」
亮は切羽詰まった様子で首を横に振る。
手際がいいのは一瞬だけか。

「いやだ……もういいだろ…!抜かせてくれ…!」
遂には駄々を捏ね始めた。余程怖いらしい。

「なら矢田に代わってもらうか?」

「っ…………ふっ、うぐ…うぅ…」
亮は矢田の名前を聞くと、駄々を捏ねるのをやめて必死にディルドを押し込み始めた。唯一の友達を守ろうとする姿は健気だが、どうしてそこまでしようとするのか理解に苦しむ。

こっちとしては言うことを聞かせられる材料になるので都合がいいが。


やけになったのか、痛いだろうにディルドを力任せに挿れようとしている。
昨日の晩、ぐずぐずにしてやったからいいだろうと思って軽くでしか解さなかったが、まだ二回目なのだからもう少し念入りに解してやれば良かったか。

そんなことを考えながら見ていると、なかなか入らなかったはずのディルドがつっかえが取れたように一気に奥に入った。

「あ゙あ゙ッ!!?あ゙…ひ、ぃ…い、た……いたい…」
力に任せて入れたせいで一気に挿入ってしまったようで、亮はディルドから手を離して苦しそうに喘ぐ。
なんて鈍臭いんだ。

「……いつまでそうしてるつもりだ。早く動かせ。お前がイくまで終わらないぞ」

「は……ぁ、ちょっと待っ…て…」

「俺は気が短いってさっきも言ったはずだ。同じことを何度も言わせるな」
カメラを持っている手もそろそろ疲れてきた。

「ひぐっ…ゔっゔぅ……ッ、は、あ゙…ああっ」
亮は苦しそうに喘ぎながらゆっくりディルドを前後させる。

「とりあえず自分で扱いて勃たせろ。それができたらいい所を探しながら腹の方を擦れ」

亮は俺の指示通りにやろうとしてはいるが、なかなか上手くいかないようだった。





「くっ、あっ…あ……」
長いこと扱いた結果、勃ちはしたみたいだが、まだ前立腺を探し当てられていないらしくいつまでもディルドを前後させている。
射精しそうにもない。

俺はカメラを切ると、すぐ横にあった棚の上に置いた。これだけでも弱みを握るには十分だろう。


亮の持っているディルドを引っこ抜くと、亮はベッドの上に横たわり体をひくひくと痙攣させた。
亮の手のひらに自分の手のひらを重ね、ベッドに押し付けると上からだらしない顔を見下ろす。

「自分で探し当てれないなら、今から俺が教えてやるから覚えろ」

「ま、待て…!いらない…!自分で見つけるから!」

「うるせぇな…黙って中に集中してろ」
ディルドで雑に中を弄っていたせいか、後孔は赤くなって少し腫れているようだった。
わざと痛むような挿入の仕方をすると、亮は顔を顰めて呻いた。勃っていた陰茎も既に萎えている。

亮の腹の内側を擦るようにゆっくりと腰を動かしてやると、亮は艶のある声を漏らした。

「あ…あぁっ…!」

「自分でやるのと全く違うだろ。ここがお前の善くなるところだ」

「分かった…!分かったから、もう抜けよ…!」
昨晩とは違う村沢の丁寧な腰使いに亮は戸惑う。
抵抗したくても、村沢に腕を封じられているせいで抵抗が出来ず、またもやされるがままの状態になってしまう。

「あっ、あっ、あぁっ!そこ…もうやめろって…っ、変だ…!」

「昨日も散々弄ってやったろ。慣れろ」

「んなの…出来るわけっ、ひっ…!あっ!あっ!あぁあっ!」

「なんだイけたのか。じゃあ今度は俺の好きに動くぞ」

「待て…!今イったばっか…っ~~!!」
腰を打ちつけ、腹の奥を突く。
射精したばかりだからか、締め付けがきつくすぐに達してしまいそうだった。


亮はもう喋る余裕さえなくなり、ただ俺の下で喘いでいる。俺の手を強く握っていた手も今では力が入らなくなっており、俺に握りしめられているだけになっている。

射精せなかったのが嘘かのようにイきっぱなしになっていて、今ではもう勃つことさえしない。


その姿に興奮し、俺はやっと射精を迎えた。
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