俺なんかに目をつけられた可哀想な不良

きのこ

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「あ゙っあぁあッ!」
こいつが指だけで達するのはこれで六度目になる。

「言っとくが、お前の口から“気持ちいいです”って聞くまではやめないから。意地張ってないでさっさと認めたらどうだ?」
そろそろ指が疲れてきた。
休む暇を与えていないので結構きついと思うのだが、なかなかにしぶとい。体力もほとんど残っていないだろうに。

「や゙…だ、やぁあっ」
ほとんど口もまわらぬ状態で、亮はまだ自尊心プライドを守り続けようとする。そろそろ本気で犯してやろうか。

「そんなにここが気に入ったか?」
ぐりっと中のしこりを押し潰す。

「ゔっああっ!!」

「またイったのか。いっそここで何回イけるのか試してみるか?」

「も…むり…!嫌だ…!」
首を横に振り、指から逃れようと腰をくねらす。その動きは逆にこちらを誘っているように見えた。

「じゃあなんて言うんだ?」

「っ……」
亮は途端に静かになった。
まだ自尊心が邪魔をして上手く口を開けないようだから、中をぐちゅぐちゅと音を立てて激しくかき回した。

「ああ゙っ!まって…!まってぇ…!きもちいい!いいから!も…やめて…!」
本当ならここで止めてやる予定だったが、必死にやめてくれと頼んでくる様が可愛らしくて、「いい子だ」と褒めてやると、中をかき回して最後に指でもう一度イかせてやった。

指を抜き、腕を押さえていた手も離してやると、亮は余韻で体を痙攣させ、床に爪を立てて苦しそうに喘ぐ。

「あ…うぅ、なんれ……なに、なんだよ…これぇっ」


俺は混乱している亮の腹の下に手を入れて少し持ち上げると、床に膝をつかせた。すると亮は俺に触れられることを嫌がり、ほとんど残っていない力を使って抵抗した。
こんな力の抜けた抵抗なら、まだ野良猫の方が厄介だ。

「はなせ…さわん、な……この、ゲスやろ…」
亮は体をぷるぷると震わせながら、顔をこちら側に向けて潤んだ瞳できっと睨みつけてきた。
その表情は俺の加虐心を酷く煽ってくる。

「……いいから、早く終わらせて欲しかったら床に手をつけ。また指でイかされたいか?」

亮は俺の言葉にかっと顔を赤らめ、渋々床に手をついた。
素直に言うことを聞くところを見ると、これから何をされるのか理解していないのだろう。男同士での行為の知識はほとんど持ち合わせていないようだ。



ぷっくりと赤く熟れた後孔に竿の先端をあてがい、一気に奥まで挿入する。中はどろどろになっていて熱を帯びており、熱いくらいだった。
長い時間ほぐされたそこは素直に俺のものを受け入れ、きゅうきゅうと締め付けてくる。

「がっ!?あ゙ッ…へ、あ゙ぁ…?」
快感に浸る村沢とは裏腹に、亮は受け入れ難い現状に混乱していた。腕はより大きく痙攣し、体を支えることも出来なくなって床に顔をつく。

亮はとてつもない圧迫感と腹の中の違和感に吐き気を覚えた。


村沢は亮の中が自分の形に慣れ始めた頃、床に頬をついている亮の両腕を掴んでこちらに引き付けた。

「ひぃ゙っ!?」
先程散々に弄られた前立腺を太く硬いものでゴリッと擦られ、亮の視界は白く霞む。

村沢は亮のことなどお構い無しに、前立腺を擦るようにして腰を振った。性行為自体が初めての相手を体中の筋肉がガクガク痙攣するまで犯し潰すのが村沢は大好きだった。
普段の生活では抑えておか無ければならない欲を満たせるこの時間こそが村沢にとっての至福のひとときなのだ。



逃げることの出来ない快楽に、亮は生理的な涙を流す。

「あ゙っあ゙っ、あぐっ、んぅうう…っ!うそ、つき……やめるって、いった……くせ、に…!」

泣き顔を見れないことを残念に思いながらも、村沢は気持ちいい程の征服感に身体を震わせる。

「く、そ……あ゙っあっ、ひ…あぁっ…!ぜってぇ…ころす…あっ、ゔっ、ゔゔっ、あぐッ…ころして、やる…!」
もうろくに抵抗する力もないくせに、潤んだ力ない声で強気な言葉を放つ様は滑稽で、酷く俺を興奮させる。
奥を突くたびに聞こえてくる喘ぎ声。
それを恥ずかしく思っているのか、亮の顔は林檎のように真っ赤になっている。

「っ…そろそろ、出すぞ…」
射精感が込み上げてきて、腰の動きを速める。
亮はもうされるがままになっており、腰を弓なりに逸らし快楽に体を震わせた。

最奥で精を吐き出すと、味を覚え込ませるように腰をくねらせ、さらに奥へと押し入れる。

「あ゙ぐッ…ひッ…それ、あ゙ぁ゙……や…めっ」
後ろから羽交い締めにするように抱き締めながら、吐き出した精を押し込むと亮は苦しそうな声を漏らした。
体をびくびくと痙攣させ、水漏れのような射精を繰り返している。

「はな゙、せぇ…っ」
初めてなので今日はこの辺りで終いにしてやろうと考えていたのだが、俺の腕に爪を立てて震える亮の姿を見ていると更にいじめたくなってしまい、また腰の動きを再開させた。
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