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いやー、眼福眼福
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「まあ、とりあえず帰ろうか。」
「ああ、そうだな」
帰ることにした僕たちは校門まで一緒に歩いた。校門には一台の黒いリムジン並みの車があった。
「なんか、すごい高そうな車が…」
「ああ、何だ迎え呼んでないのに来てたのか…高校生になるんだからいいってい言ったのに…」
「えっ!あれ涼太くんのお迎え!?…お金持ちなんだね。」
涼太くんはそうか?と言って送って行こうかと誘ってくれたが流石に友達になったばっかりの人に申し訳ないと思い今回は断った。
高校から家までは電車から一駅で家についた。超満員電車で死ぬかと思った…。
「ただいま」
ふー。無事家に到着。いやー、ずっと家にいたい限りですね。
はい、陰キャの極みでござる。
そうすると
「お帰り兄さん」
と蘭がお出迎えしてくれた。
学校から帰って来てよくよく見ると涼太くんもお顔がよろしかったんだけど、蘭も顔がいいなー。
そして杏ちゃんもかわいい。
いやー、眼福眼福。
「夕ご飯できてるけど、どうする?
ご飯にする?それともお風呂にする?」
ヤダ!出来る新妻!
「あー、どうしよう。
そういえば、母さんと義父さんと杏ちゃんは旅行だっけ?」
「そうだよ。」
仕事であまり休みの取れない母さん達は今は旅行に行っている。
僕は今日入学式があるから行けなかったけど…
蘭はまだ春休みだけど、旅行には行かなかった。
なんで??
まぁ、それは置いといて。
「じゃあ、今日は蘭がご飯作ってくれたんだ」
「うん」
「おー!楽しみ!!
じゃあ、先にご飯を頂こうかな」
「じゃあすぐ盛り付けるね」
と蘭は嬉しそうにして台所に向かった。
はい、かわいい。
蘭はあまり表情が顔に出ないクールビューティーな子だけど案外、態度とかで分かりやすかったりする。
兄ちゃんはいい義弟を持ってよかったよ。
そして夕飯も僕の好きな出汁のきいた卵焼きだった。
はぁー、好き。
「そういえば、兄さんこれ入学祝い」
そういって蘭が渡して来たのは伊達メガネだった。
「兄さんってメガネ似合うから学校にもつけていってほしいな」
「蘭が選んでくれたの!めっちゃ嬉しい!」
そうすると蘭はちょっと照れたみたいで、顔が赤くなる。
「学校は校則ゆるいし明日から付けていくね!」
と鏡を見ながらはしゃいだ。
「兄さんの顔を少しでも目立たせたくないからね」
「うん?なんか言った?」
「なんでもないよ、兄さん」
と蘭は微笑んだ。
ほんと顔がいい。
伊達メガネを掛けるんだったら前髪を切らないとだなと思い、袋とハサミを用意する。
実は、今の僕の髪の毛はマッシュルーム状態で前髪も伸ばしっぱなしなのだ。
「兄さん前髪切っちゃうの?」
「まあ、伊達メガネしたら邪魔になるしな」
「あー、やっぱり伊達メガネじゃない方が良かったかも、兄さんの顔が見えちゃう…でも俺があげた物を学校で常につけていて欲しいし…」
蘭は後ろの方でなんかボソボソ言っているが気にせず前髪を切る。
「あっ!待ってこれ失敗しちゃったかも!!」
と鏡を見たら見事にアシメになっていた。
「なんで兄さん鏡を見ないでやるのさ。でもその前髪似合ってると思うよ」
「そっか!!ならいいや!」
まあ校則もゆるいので(2回目)
前髪も切ったのでとりあえずお風呂に入ることにした。
「じゃあ、先に入るね」
と蘭に伝えてお風呂に入る。
やー、今日は色々ありましたなあ。
てかやっぱり前髪似合ってるといわれたが少し恥ずかしい。
やっぱり切らない方が良かったかな。
まあ。視界が見えやすいからいいんだけど…
15分たって、お風呂から出る。
身体を洗うためボディーソープをつけた時だった、
ガラガラガラ…
と後ろのドアが開く。
「兄さん、俺が身体を洗ってあげようか?」
はあー。今日はないと思ってたのになあ。
「ああ、そうだな」
帰ることにした僕たちは校門まで一緒に歩いた。校門には一台の黒いリムジン並みの車があった。
「なんか、すごい高そうな車が…」
「ああ、何だ迎え呼んでないのに来てたのか…高校生になるんだからいいってい言ったのに…」
「えっ!あれ涼太くんのお迎え!?…お金持ちなんだね。」
涼太くんはそうか?と言って送って行こうかと誘ってくれたが流石に友達になったばっかりの人に申し訳ないと思い今回は断った。
高校から家までは電車から一駅で家についた。超満員電車で死ぬかと思った…。
「ただいま」
ふー。無事家に到着。いやー、ずっと家にいたい限りですね。
はい、陰キャの極みでござる。
そうすると
「お帰り兄さん」
と蘭がお出迎えしてくれた。
学校から帰って来てよくよく見ると涼太くんもお顔がよろしかったんだけど、蘭も顔がいいなー。
そして杏ちゃんもかわいい。
いやー、眼福眼福。
「夕ご飯できてるけど、どうする?
ご飯にする?それともお風呂にする?」
ヤダ!出来る新妻!
「あー、どうしよう。
そういえば、母さんと義父さんと杏ちゃんは旅行だっけ?」
「そうだよ。」
仕事であまり休みの取れない母さん達は今は旅行に行っている。
僕は今日入学式があるから行けなかったけど…
蘭はまだ春休みだけど、旅行には行かなかった。
なんで??
まぁ、それは置いといて。
「じゃあ、今日は蘭がご飯作ってくれたんだ」
「うん」
「おー!楽しみ!!
じゃあ、先にご飯を頂こうかな」
「じゃあすぐ盛り付けるね」
と蘭は嬉しそうにして台所に向かった。
はい、かわいい。
蘭はあまり表情が顔に出ないクールビューティーな子だけど案外、態度とかで分かりやすかったりする。
兄ちゃんはいい義弟を持ってよかったよ。
そして夕飯も僕の好きな出汁のきいた卵焼きだった。
はぁー、好き。
「そういえば、兄さんこれ入学祝い」
そういって蘭が渡して来たのは伊達メガネだった。
「兄さんってメガネ似合うから学校にもつけていってほしいな」
「蘭が選んでくれたの!めっちゃ嬉しい!」
そうすると蘭はちょっと照れたみたいで、顔が赤くなる。
「学校は校則ゆるいし明日から付けていくね!」
と鏡を見ながらはしゃいだ。
「兄さんの顔を少しでも目立たせたくないからね」
「うん?なんか言った?」
「なんでもないよ、兄さん」
と蘭は微笑んだ。
ほんと顔がいい。
伊達メガネを掛けるんだったら前髪を切らないとだなと思い、袋とハサミを用意する。
実は、今の僕の髪の毛はマッシュルーム状態で前髪も伸ばしっぱなしなのだ。
「兄さん前髪切っちゃうの?」
「まあ、伊達メガネしたら邪魔になるしな」
「あー、やっぱり伊達メガネじゃない方が良かったかも、兄さんの顔が見えちゃう…でも俺があげた物を学校で常につけていて欲しいし…」
蘭は後ろの方でなんかボソボソ言っているが気にせず前髪を切る。
「あっ!待ってこれ失敗しちゃったかも!!」
と鏡を見たら見事にアシメになっていた。
「なんで兄さん鏡を見ないでやるのさ。でもその前髪似合ってると思うよ」
「そっか!!ならいいや!」
まあ校則もゆるいので(2回目)
前髪も切ったのでとりあえずお風呂に入ることにした。
「じゃあ、先に入るね」
と蘭に伝えてお風呂に入る。
やー、今日は色々ありましたなあ。
てかやっぱり前髪似合ってるといわれたが少し恥ずかしい。
やっぱり切らない方が良かったかな。
まあ。視界が見えやすいからいいんだけど…
15分たって、お風呂から出る。
身体を洗うためボディーソープをつけた時だった、
ガラガラガラ…
と後ろのドアが開く。
「兄さん、俺が身体を洗ってあげようか?」
はあー。今日はないと思ってたのになあ。
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