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友達っていいよね!あと尊い
しおりを挟むギャップ萌えなんて考えていたらあることを思い出した。
「あっ!ちょっ!先生に呼ばれてたんだ!!」
「え?そうなの?いってらっしゃい」
と白石くんは言った。
ちゃうわ!あんだだよ!なんて言えないから、とりあえず優しく言った。
さすがにギャップ萌えだからって馴れ馴れしくするのもなんか違うしね。
「違うよ。呼ばれたのは白石くん。僕は白石くんを起こして来いって先生に言われたんだよ。」
「あぁ、そっか」
とそこでドアが開く。
「おーい桜木~。白石起こしてこいっt...。なんだもう仲良くなったのか?」
「えっ?なんで…」
あぁぁぁぁぁぁー!!!白石くんなぐさめた後に抱きしめ続けるのも気まずくなったから手だけ握ってたんだ!
どうしよう!!男子同士って普通あんまり手なんか繋がないよね!?
ホモだと思われたかな!?
どうしよう!!(2回目)
とりあえず手を離そう…イテイテテテテっ!手が…手が抜けないだと!?
白石くんが離してくれない!?あなたホモだと思われちゃうよ!?
と思ってると
「あぁ、さっき友達になったばっかりなんだ。」
と白石くんは満面の笑みで言った。
待ってきゃわいい…
「そうかそうか。それはよかったな涼太。」と先生は白石くんの下の名前?を言った。
へぇー涼太っていうんだ…あれ?
「先生と白石くんって知り合い?」
「ああ。涼太は実家が近所だったからまぁ実質涼太のお兄さん的な存在だよ。」
「へぇー」
とそんな会話をしていると校内放送がなる。どうやらこれから職員会議のようだ。
「おっともうこんな時間だ。ああそうそう、涼太は魔吸い申請明日持って来いよ!じゃあお前らも早く帰れよ。」
と言って先生は教室から出ていった。
「白石くん、僕たちも帰ろうか。」
と言うと白石くんが不機嫌な顔をする。
えっ!?なんか嫌なこと言っちゃったかな!?
すると
「りょう…て…呼べよ。」
ボソボソ言っててよく聞き取れない僕はもう一度聞いてしまう。
「うん?どうしたの?」
白石くんらまた顔が真っ赤にして言った。
「白石じゃなくて涼太って呼べよ」
どうしようもう僕死んだわ。
かわいいぃぃぃぃーー!!と悶えていると
「…ダメか?」
と聞いてくる。
えっ、もうなんか犬のしっぽと耳が幻覚で見えてきたぞ。
尊すぎる!!
断ることなんてできるはずがないっ!
むしろ断ったら自分が許せなくて切腹するね。
「ううん!よろしくね!涼太くん!よかったら僕のことも律って呼んでよ!」
そう答えると涼太くんは笑顔になる。
めっちゃいい笑顔!
「こちらこそよろしくな!律!」
こうして僕たちは晴れて友達となった。
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