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レイくんあのね
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「そっ、そんなこと言わんとってな!!!トウリくん!!!君だけが頼りやねん!」
「エセ関西弁やめとけ、関西人に失礼だぞ」
「今そこ気になる!?あ、待ってトウリ君まで遠い目しないで!!」
レイが僕の足にすがりつきながら言う。
とりあえずレイを足からヒッペガシ、レイの両肩に手を置いて言う。
「レイくんあのね、いったよね?私。そのネタ帳持ってなんでもネタにするのはやめなさいって…挙句の果てにさっきまでいいネタゲットしたと言わんばかりに私のこと助けずにネタ帳必死に書いてそんなことやってるから「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ」」
「おーい、俺の存在を無視しないでくれるかな?」
「「げ」」レイとシンクロする。
まだいたのか。権力の塊2号が。一号は言わずもがなである。
「幻覚であってほしい。いや、もうレイが持ち帰ってくんないかね。」
「いやに決まってるでござる。何のために君の部屋で待機していたか察してほしいでござる」
「絶対にいや」
「出てる出てる。本音が出まくり。俺めっちゃ嫌がられてるじゃん」と権力の塊二号が…もう二号でいいや。二号が話しかけてくる。
「「あたり前田のクラッカーじゃん」」ここまでハモるのはもはや恐怖。流石前世からのズッ友だ。
「いや、なにその息ぴったりのわけわからん合言葉みたいなやつ」
「これは…」
「私にもソースはわからぬ!」
「だよねー」
だって前世の母親が言ってただけだもん!!多分死語でもう今の世代には伝わらないよ母さん!
まあここは異世界なので世代もクソもないのだが。
「まあ、そんなことはどうでもいいのだが私はトウリ君のことを調べに来たんだよね。いやレイ君にも興味はあったのだが「なくてよろしい」」とレイはしかめた顔をして言葉を重ねる。
「何故に?」いや分かってるけど、一応聞いてみる。
「いや、あんな木の影でこそこそとやってれば「そっちじゃない」…冗談だよ。まぁ、殿下が告白してたからね」やっぱり。だろうね。私もそっちの立場だったら調べるだろうな。もちろん木の影でこそこそとしてるネタ帳持ってるやつもね。聞かずとも分かる。私は、こんな直球でくる頭の悪そうなやり方はしないけど。
「言ってくれるな。俺は頭は悪くないよ。貴族相手なら調査を入れるところだけどね。君は平民だから貴族であるこっちが聞けば逆らえないだろうと思って。作業短縮だよ。直接あった方が効率的だ。」
2号がニヤリと圧をかけてくる。顔……いいな。くそ。
「だからその考えがアホだと言ってんだよ。」その通りであるレイ君よく言ってくれた。
「どういうことだ?」
「僕を誰だと思っているんだ?お前はこの国の宰相の子供であるが、僕は隣国の公爵家のものだぞ。そんな僕にこんな無礼な口をきいている男が貴族だからとお前に臆するわけがないだろう。」と自信満々にレイが答えた。
「エセ関西弁やめとけ、関西人に失礼だぞ」
「今そこ気になる!?あ、待ってトウリ君まで遠い目しないで!!」
レイが僕の足にすがりつきながら言う。
とりあえずレイを足からヒッペガシ、レイの両肩に手を置いて言う。
「レイくんあのね、いったよね?私。そのネタ帳持ってなんでもネタにするのはやめなさいって…挙句の果てにさっきまでいいネタゲットしたと言わんばかりに私のこと助けずにネタ帳必死に書いてそんなことやってるから「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ」」
「おーい、俺の存在を無視しないでくれるかな?」
「「げ」」レイとシンクロする。
まだいたのか。権力の塊2号が。一号は言わずもがなである。
「幻覚であってほしい。いや、もうレイが持ち帰ってくんないかね。」
「いやに決まってるでござる。何のために君の部屋で待機していたか察してほしいでござる」
「絶対にいや」
「出てる出てる。本音が出まくり。俺めっちゃ嫌がられてるじゃん」と権力の塊二号が…もう二号でいいや。二号が話しかけてくる。
「「あたり前田のクラッカーじゃん」」ここまでハモるのはもはや恐怖。流石前世からのズッ友だ。
「いや、なにその息ぴったりのわけわからん合言葉みたいなやつ」
「これは…」
「私にもソースはわからぬ!」
「だよねー」
だって前世の母親が言ってただけだもん!!多分死語でもう今の世代には伝わらないよ母さん!
まあここは異世界なので世代もクソもないのだが。
「まあ、そんなことはどうでもいいのだが私はトウリ君のことを調べに来たんだよね。いやレイ君にも興味はあったのだが「なくてよろしい」」とレイはしかめた顔をして言葉を重ねる。
「何故に?」いや分かってるけど、一応聞いてみる。
「いや、あんな木の影でこそこそとやってれば「そっちじゃない」…冗談だよ。まぁ、殿下が告白してたからね」やっぱり。だろうね。私もそっちの立場だったら調べるだろうな。もちろん木の影でこそこそとしてるネタ帳持ってるやつもね。聞かずとも分かる。私は、こんな直球でくる頭の悪そうなやり方はしないけど。
「言ってくれるな。俺は頭は悪くないよ。貴族相手なら調査を入れるところだけどね。君は平民だから貴族であるこっちが聞けば逆らえないだろうと思って。作業短縮だよ。直接あった方が効率的だ。」
2号がニヤリと圧をかけてくる。顔……いいな。くそ。
「だからその考えがアホだと言ってんだよ。」その通りであるレイ君よく言ってくれた。
「どういうことだ?」
「僕を誰だと思っているんだ?お前はこの国の宰相の子供であるが、僕は隣国の公爵家のものだぞ。そんな僕にこんな無礼な口をきいている男が貴族だからとお前に臆するわけがないだろう。」と自信満々にレイが答えた。
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