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26章
子守り狼 ルーファス視点
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「ああにーっ!!!!」
「コハル。良い子にしててね~。それでは、ルーファス、コハルの事をよろしくね~」
笑顔で手を振るアカリに、腕に抱き上げたコハルは悲痛な叫びを上げてアカリを呼ぶが、アカリは鼻歌交じりに従業員の女性と温泉街の女性達と一緒に、小さな旅行カバンを手に「行ってきまーす」と、馬車代わりのグリムレインとケルチャに乗って手を振りながら、一泊二日の旅行へと出掛けてしまった。
「ああにーっ!! ああにーっ!! ああああんっ!」
「コハル、そう泣くな。父上と一緒も、たまには悪くないだろう?」
「ああああーっ!!」
どうやらコハルには、父親よりも母親が良いようだが、今日ばかりは我慢してもらわねばならないだろう。温泉街の女性達が二十人程ばかり旅行企画を立て、アカリに「お願い」と言われては、駄目とは言えなかった。
「コハル、何処かに何か食べに行くか?」
「やーにゃぁぁー!」
「参ったな……まぁ、泣いていても仕方がない」
「ああにーっ!! あああん!!」
泣き騒ぐコハルに、さっそく心が折れそうになるが……これでも九人の父親なのだから何とかなるだろう。
子供達と言えば……
リュエールは【刻狼亭】、シュトラールはこの時間なら診療所の手伝いだろう。
ミルアは産休だし、ナルアは魔国へ嫁入りしているし、ティルナールは先日のアカリとの親子喧嘩で懲りたのか、真面目に仕事を探しに走り回っているようだ。エルシオンはギル叔父上の屋敷で本来、ギル叔父上がするはずだった業務を代行して働き、ルーシーは魔国の王城で王女付きの女官として忙しく過ごしているようだ。
スクルードはハガネと一緒に魔法の修行に明け暮れている。
誰に似たのか真面目で将来は少しばかりハガネに似そうな性格をしているが……まぁ、あの子の選ぶ道は家族の未来に繋がるのだから、頑張ってくれればいい。
我が家の子供達も、いつの間にか大きくなってしまったものだ。
ほんの少し前までおしめをしていた子供達だと思っていたが、結婚して家庭を持ち、子供まで居るのだから時の流れは速いものだ。
「まぁ、コハルはまだまだ父上と一緒に居てくれるだろう?」
「むぅー」
「そんなにしかめっ面をするものではない。折角、アカリに似た可愛い顔をしているのだからな」
「ああにー……」
「ふむ。コハル、その「ああにー」は母上ではなくアカリと言っているのか?」
「ああに!」
どうやら、アカリと呼んでいるのか。
オレやハガネがアカリ呼びするのを覚えてしまったか……子供達は母上呼びをしているが、日中はオレとアカリの二人で面倒をみているせいかもしれないな。
オレはアカリと普通に呼んでしまっているし……ふむ。
コハルを見れば、アカリに置いて行かれたことで口を尖らせて文句のありそうな顔をしている。
ここは少しばかり、父親の株を上げておくべきだろうか?
「よし。久々に、オレもコハルと二人で遠出してみるか」
「おぅお?」
「こう見えても、父上も頼りになるという事を覚えておくといい」
「おー?」
一旦、屋敷に帰りコハルの荷物をカバンにまとめ、冒険者服に着替えて抱っこ紐でコハルを抱いて移動魔法で近場の無人島へ出ると、ジャングル地帯へ出たはいいが魔獣と魔獣が縄張り争いをしているところへ出てしまったらしい。
大型魔獣のバイソンスネークにバロットアリゲートという蛇と鰐の魔獣。
両方とも水辺に出る魔獣のはずだが、森の中に出るとは穏やかでは無さそうだ。
「あいないなー!」
楽しそうに手を叩くコハルに意外と物怖じしない子だと、目を細めていると木の上から小枝や石が飛んでくるのを避けると、上を向けば黄色い猿の魔獣モンキーバーンが、腹の皮袋から物を投げつけてきていた。
縄張りにうるさいモンキーバーンも、この二匹の魔獣の争いに迷惑をしていた所へ、オレとコハルが現れたせいで余計に興奮して騒ぎだしている。
「っと、不味いな。【雷槍】」
「きゃぁー! あいあー!」
モンキーバーンを次々に魔法で払い落としていくと、コハルは上機嫌な声に拍手付きである。
娘に拍手をもらうのも悪くは無い。パチパチと手を叩かれて、少し得意になっていたが、雷魔法を派手に放ちすぎたせいか、バイソンスネークとバロットアリゲートがこちらを向いていた。
「仕方がない。【落雷】【突風】これでどうだ!?」
「きゃふーぅ!」
範囲魔法で仕留めてみたが、まだバイソンスネークもバロットアリゲートも分厚い鱗が焦げ付いたぐらいか。しかし、コハルは派手な魔法が好きなようだ。
目をキラキラさせて、次は何をするのかと期待した目で見上げてくる。
アカリでは雷魔法は怖がって耳を塞いでブルブル震えるだけだが、コハルはオレの娘でもあるから雷耐性もあるようだ。
「コハル。オレのとっておきの魔法を見せておこう」
「あいあい! んふふーっ」
「ヤバいな。アカリ一筋だが、コハルの可愛らしさも群を抜いているな」
まぁ、娘は皆可愛いが……息子は可愛いというカテゴリーに入れて良いのか迷う所でもある。可愛いと言えば可愛いが、やはり娘達の可愛らしさは別格だろう。
十人目の子供もやはり女の子を希望したいところだ。
今年の蜜籠りは頑張るべきだな。うむ。
父親として、娘に格好の良い姿を見せておくべきだろう。
アカリには見せられない大技だからな。
「【雷鳴轟け、稲妻の檻】」
雷魔法の最大魔法。相手を固定の檻に入れ、雷で焼き尽くす大技である。
可愛い愛娘の為なら、出し惜しみ無く魔力ポーションを口に入れて魔力の補充もしておく。この大技の嫌な所は魔力が全て持って行かれるところにある。
眩しい雷の閃光の中で巨大魔獣が大暴れしつつ、全身が黒くなり目が白くなったところで、大きな音を立てて地面に倒れた。これで動くことは無いだろう。
「どうだ? コハル」
「きゃふーっ! きゃっきゃっ!」
喜んで手足をバタつかせるコハルに、これは父親の株が上がったのではないだろうかと思う。
しかし、問題はこのバイソンスネークとバロットアリゲートの解体作業だろう……解体して物を持ち帰れば、確実にアカリにバレて、コハルを危ない場所に連れて行くなと怒られそうだ。
「ふむ……これは見なかった事にするか。なっ? コハル」
「あうーあううー!」
「うん? バイソンの鱗が欲しいのか?」
「あいあい!」
「アカリに見つからないように、一つだけだからな?」
コハルがバイソンの鱗を欲しがって手を伸ばす為に、形のいいモノを一つだけ剥ぎ取り、コハルに手渡すと目をキラキラさせて鱗を手に持って翳してみせる。
小さくても女の子はキラキラしたものが好きだな……ふむ。どこかダンジョンでも潜って魔石でも拾ってみるか?
いや、これ以上はアカリにバレた時に怖いものもあるか。
「コハル、戦闘は無しで遊びに行くか」
「ふーむー?」
「うん? それはオレの真似か? 可愛い奴だな」
「んふーふー」
本当にヤバいな。娘が可愛すぎて困る。
ミルアとナルアの時は、アカリが氷に閉じ込められていたのもあって悲壮感だけがあった為に、一日一日が重苦しく楽しんで子育てをしていた訳では無い。
ルーシーは可愛いが、オレ似の顔をしている上に、ティルナールが病弱な為にキチンと一対一で向き合ったことは無かったかもしれない。
こうして思い出すと、子供と対等に向き合うようになったのは、【刻狼亭】をリュエールに譲ってからかもしれないな。
スクルードとコハルぐらいか……ふむ。
アカリには子育てで色々任せきりの所もあったし、こうして子供と向き合うのも悪くない。
たまにはアカリにこうして、旅行をさせて子供を預かるのも良いかもしれない。
この後は、コハルと一緒に川で釣りをして、ジャングルで木の実を採取したりと、自然を相手に遊ぶことにして夕方に屋敷に帰り、ハガネが夕飯を用意した物をスクルードとコハルに食べさせて、二人を抱いて寝たが……朝になると、二人がアカリを探して泣き始め、ハガネと一緒にあやすのに苦労した。
昼過ぎにアカリが手土産を持って「ただいまー」と帰ってきた時に、ホッとしてしまったぐらいだから、子育てで母親に勝てる物では無いな……と、少々思った。
「ルーファス、コハルは良い子にしてましたか? スーちゃんはお利口さんだろうから、あんまり心配はしてないんだけど……」
「コハルは……まぁ、良い子だったさ。スーはいつも通りだな」
「本当に? もっと私を恋しがってくれると思ったのにぃ~」
「オレが一番、アカリを恋しがってた」
「うふふっ。それは知ってます」
嬉しそうな顔のアカリに、敵わないものだと思いつつコハルとアカリの二人を抱き上げると、両方から頬にキスをされて、「あら? コハルも父上にチューするの? ふふっ、ルーファス。コハルに懐かれたねぇ」と言われ、もう少し子育てに積極的に参加してみるかと満更でも無かった。
「コハル。良い子にしててね~。それでは、ルーファス、コハルの事をよろしくね~」
笑顔で手を振るアカリに、腕に抱き上げたコハルは悲痛な叫びを上げてアカリを呼ぶが、アカリは鼻歌交じりに従業員の女性と温泉街の女性達と一緒に、小さな旅行カバンを手に「行ってきまーす」と、馬車代わりのグリムレインとケルチャに乗って手を振りながら、一泊二日の旅行へと出掛けてしまった。
「ああにーっ!! ああにーっ!! ああああんっ!」
「コハル、そう泣くな。父上と一緒も、たまには悪くないだろう?」
「ああああーっ!!」
どうやらコハルには、父親よりも母親が良いようだが、今日ばかりは我慢してもらわねばならないだろう。温泉街の女性達が二十人程ばかり旅行企画を立て、アカリに「お願い」と言われては、駄目とは言えなかった。
「コハル、何処かに何か食べに行くか?」
「やーにゃぁぁー!」
「参ったな……まぁ、泣いていても仕方がない」
「ああにーっ!! あああん!!」
泣き騒ぐコハルに、さっそく心が折れそうになるが……これでも九人の父親なのだから何とかなるだろう。
子供達と言えば……
リュエールは【刻狼亭】、シュトラールはこの時間なら診療所の手伝いだろう。
ミルアは産休だし、ナルアは魔国へ嫁入りしているし、ティルナールは先日のアカリとの親子喧嘩で懲りたのか、真面目に仕事を探しに走り回っているようだ。エルシオンはギル叔父上の屋敷で本来、ギル叔父上がするはずだった業務を代行して働き、ルーシーは魔国の王城で王女付きの女官として忙しく過ごしているようだ。
スクルードはハガネと一緒に魔法の修行に明け暮れている。
誰に似たのか真面目で将来は少しばかりハガネに似そうな性格をしているが……まぁ、あの子の選ぶ道は家族の未来に繋がるのだから、頑張ってくれればいい。
我が家の子供達も、いつの間にか大きくなってしまったものだ。
ほんの少し前までおしめをしていた子供達だと思っていたが、結婚して家庭を持ち、子供まで居るのだから時の流れは速いものだ。
「まぁ、コハルはまだまだ父上と一緒に居てくれるだろう?」
「むぅー」
「そんなにしかめっ面をするものではない。折角、アカリに似た可愛い顔をしているのだからな」
「ああにー……」
「ふむ。コハル、その「ああにー」は母上ではなくアカリと言っているのか?」
「ああに!」
どうやら、アカリと呼んでいるのか。
オレやハガネがアカリ呼びするのを覚えてしまったか……子供達は母上呼びをしているが、日中はオレとアカリの二人で面倒をみているせいかもしれないな。
オレはアカリと普通に呼んでしまっているし……ふむ。
コハルを見れば、アカリに置いて行かれたことで口を尖らせて文句のありそうな顔をしている。
ここは少しばかり、父親の株を上げておくべきだろうか?
「よし。久々に、オレもコハルと二人で遠出してみるか」
「おぅお?」
「こう見えても、父上も頼りになるという事を覚えておくといい」
「おー?」
一旦、屋敷に帰りコハルの荷物をカバンにまとめ、冒険者服に着替えて抱っこ紐でコハルを抱いて移動魔法で近場の無人島へ出ると、ジャングル地帯へ出たはいいが魔獣と魔獣が縄張り争いをしているところへ出てしまったらしい。
大型魔獣のバイソンスネークにバロットアリゲートという蛇と鰐の魔獣。
両方とも水辺に出る魔獣のはずだが、森の中に出るとは穏やかでは無さそうだ。
「あいないなー!」
楽しそうに手を叩くコハルに意外と物怖じしない子だと、目を細めていると木の上から小枝や石が飛んでくるのを避けると、上を向けば黄色い猿の魔獣モンキーバーンが、腹の皮袋から物を投げつけてきていた。
縄張りにうるさいモンキーバーンも、この二匹の魔獣の争いに迷惑をしていた所へ、オレとコハルが現れたせいで余計に興奮して騒ぎだしている。
「っと、不味いな。【雷槍】」
「きゃぁー! あいあー!」
モンキーバーンを次々に魔法で払い落としていくと、コハルは上機嫌な声に拍手付きである。
娘に拍手をもらうのも悪くは無い。パチパチと手を叩かれて、少し得意になっていたが、雷魔法を派手に放ちすぎたせいか、バイソンスネークとバロットアリゲートがこちらを向いていた。
「仕方がない。【落雷】【突風】これでどうだ!?」
「きゃふーぅ!」
範囲魔法で仕留めてみたが、まだバイソンスネークもバロットアリゲートも分厚い鱗が焦げ付いたぐらいか。しかし、コハルは派手な魔法が好きなようだ。
目をキラキラさせて、次は何をするのかと期待した目で見上げてくる。
アカリでは雷魔法は怖がって耳を塞いでブルブル震えるだけだが、コハルはオレの娘でもあるから雷耐性もあるようだ。
「コハル。オレのとっておきの魔法を見せておこう」
「あいあい! んふふーっ」
「ヤバいな。アカリ一筋だが、コハルの可愛らしさも群を抜いているな」
まぁ、娘は皆可愛いが……息子は可愛いというカテゴリーに入れて良いのか迷う所でもある。可愛いと言えば可愛いが、やはり娘達の可愛らしさは別格だろう。
十人目の子供もやはり女の子を希望したいところだ。
今年の蜜籠りは頑張るべきだな。うむ。
父親として、娘に格好の良い姿を見せておくべきだろう。
アカリには見せられない大技だからな。
「【雷鳴轟け、稲妻の檻】」
雷魔法の最大魔法。相手を固定の檻に入れ、雷で焼き尽くす大技である。
可愛い愛娘の為なら、出し惜しみ無く魔力ポーションを口に入れて魔力の補充もしておく。この大技の嫌な所は魔力が全て持って行かれるところにある。
眩しい雷の閃光の中で巨大魔獣が大暴れしつつ、全身が黒くなり目が白くなったところで、大きな音を立てて地面に倒れた。これで動くことは無いだろう。
「どうだ? コハル」
「きゃふーっ! きゃっきゃっ!」
喜んで手足をバタつかせるコハルに、これは父親の株が上がったのではないだろうかと思う。
しかし、問題はこのバイソンスネークとバロットアリゲートの解体作業だろう……解体して物を持ち帰れば、確実にアカリにバレて、コハルを危ない場所に連れて行くなと怒られそうだ。
「ふむ……これは見なかった事にするか。なっ? コハル」
「あうーあううー!」
「うん? バイソンの鱗が欲しいのか?」
「あいあい!」
「アカリに見つからないように、一つだけだからな?」
コハルがバイソンの鱗を欲しがって手を伸ばす為に、形のいいモノを一つだけ剥ぎ取り、コハルに手渡すと目をキラキラさせて鱗を手に持って翳してみせる。
小さくても女の子はキラキラしたものが好きだな……ふむ。どこかダンジョンでも潜って魔石でも拾ってみるか?
いや、これ以上はアカリにバレた時に怖いものもあるか。
「コハル、戦闘は無しで遊びに行くか」
「ふーむー?」
「うん? それはオレの真似か? 可愛い奴だな」
「んふーふー」
本当にヤバいな。娘が可愛すぎて困る。
ミルアとナルアの時は、アカリが氷に閉じ込められていたのもあって悲壮感だけがあった為に、一日一日が重苦しく楽しんで子育てをしていた訳では無い。
ルーシーは可愛いが、オレ似の顔をしている上に、ティルナールが病弱な為にキチンと一対一で向き合ったことは無かったかもしれない。
こうして思い出すと、子供と対等に向き合うようになったのは、【刻狼亭】をリュエールに譲ってからかもしれないな。
スクルードとコハルぐらいか……ふむ。
アカリには子育てで色々任せきりの所もあったし、こうして子供と向き合うのも悪くない。
たまにはアカリにこうして、旅行をさせて子供を預かるのも良いかもしれない。
この後は、コハルと一緒に川で釣りをして、ジャングルで木の実を採取したりと、自然を相手に遊ぶことにして夕方に屋敷に帰り、ハガネが夕飯を用意した物をスクルードとコハルに食べさせて、二人を抱いて寝たが……朝になると、二人がアカリを探して泣き始め、ハガネと一緒にあやすのに苦労した。
昼過ぎにアカリが手土産を持って「ただいまー」と帰ってきた時に、ホッとしてしまったぐらいだから、子育てで母親に勝てる物では無いな……と、少々思った。
「ルーファス、コハルは良い子にしてましたか? スーちゃんはお利口さんだろうから、あんまり心配はしてないんだけど……」
「コハルは……まぁ、良い子だったさ。スーはいつも通りだな」
「本当に? もっと私を恋しがってくれると思ったのにぃ~」
「オレが一番、アカリを恋しがってた」
「うふふっ。それは知ってます」
嬉しそうな顔のアカリに、敵わないものだと思いつつコハルとアカリの二人を抱き上げると、両方から頬にキスをされて、「あら? コハルも父上にチューするの? ふふっ、ルーファス。コハルに懐かれたねぇ」と言われ、もう少し子育てに積極的に参加してみるかと満更でも無かった。
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