黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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26章

収穫 ※R18

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 ホテルの一室で髪に付けた金の薔薇のコサージュと真珠の飾りを外し、ネックレスと耳飾りと指輪も外す。
大事なものなので直ぐに箱に仕舞い込み、ルーファスにドレスの留め金を後ろから外してもらってドレスからの脱皮をする。

「ふぅ、意外とドレスって重いよね。解放感が凄い!」
「オレは着た事が無いから何とも言えないが、似合っていたぞ」
「あはは~、ありがとう。ルーファスも正装似合ってるよ」

 ルーファスが腕のカフスボタンを外しながら、私にキスをしてきて答えるように、唇をはむっと軽く吸う。
角度を変えてついばむように口づけが繰り返され、手がいつの間にか腰に回ってコルセットの紐を解いていく。
流れる様な手の動きでコルセットを外されて、ほんの少し息苦しさから解放される。

 でも、このコルセットはブラと一体型のヤツなので、外されると胸を覆う物が無くなり、代わりにルーファスの手が胸をゆっくり揉んで、乳頭からは母乳が染み出していた。

 屋敷を出る前にかなり母乳を絞ってきたけれど、コハルが欲しがる時間帯になれば胸が勝手に張っていくので、この洗面台で自分で絞って流そうかと思っていたのに、先にルーファスに絞られて、唇を合わせたままの喉の奥から小さく抗議するようにくぐもった声を出す。

「んー、んん」

 唇を離してもらうと、文句の一つも言おうと思っていたのに、「アカリ、愛してる」の一言で「私も……」と答えて、なだれ込むようにベッドの上でまた口づけを繰り返し、一糸まとわぬ姿でお互いに快楽に身を任せて抱き合っていた。

「んっ、あ……っ、くぅ……んっ、あぁっ」

 時間をかけて愛撫されて、体はすっかり解れて首筋を舐められる生暖かい感触すらも、ゾクゾクと体が打ち震えてしまい息が上がっていく。
ルーファスが与えてくれる淫蕩な快感に溺れて、もう抜け出せないのでは無いかと思う程に優しい手付きで何度もイカされて、シーツも自分自身の股も蜜液でぐっしょりと濡れている。

「今日の宴は楽しかったか?」
「んっ、いっぱい、美味しかった……はっぅ……んっ、あっ」

 胸の谷間に顔を埋めるルーファスに乳頭を口に含まれて、小さく仰け反る。
もう既に吸われて飲まれたのに、また口の中に含まれて舌で転がされるとトロトロと母乳が溢れて、イヤイヤと首を振るとカリッと歯を立てられて「ああっ!」と悲鳴を上げてしまう。

「アカリの母乳は甘い」

 チュウッと音を立てて吸われ、ルーファスのおっぱい好き! と、心の中で文句を投げる。
もうお乳は出ません! 完売です! 母乳BAR朱里は本日営業中止です! と騒ぎたいところだ。
グッと胸を手で揉まれて、プシュッとお乳がルーファスの口の中に出て、カァーッと頬が赤くなる。

「もぅ、駄目! 明日のコハルの分が無くなっちゃう!」
「アカリは今日、会場で酒を飲んだんだから、駄目に決まっているだろう?」
「でも、そうしたらコハルの明日のご飯が」
「コハルは粉ミルクも飲むから大丈夫だ」

 確かにそうだけど、お乳はルーファスのモノでもないんだってば。
キッと涙目で睨み上げると、「その眼も可愛い」と耳の近くで囁かれて、首筋を噛まれると、蜜口に入れられた指を内壁にグッと上にあげられ、キュウッと快感がまた下腹部に溜まっていく。

 くちゅくちゅと水音を立てて指が蜜壁を擦りながら、出入りして弱い場所を探り当ててはゆっくりと指の腹で撫でて、快感が昇りつめてはもどかしさに腰が小さく揺れる。

「あぁっ! もっと、ちゃんと……んくぅ」
「ちゃんと、なんだ? どうして欲しい? 唇を噛みしめていてはわからないぞ」

 クスッと笑って唇を食むように口づけられ、舌で下唇を舐められる。
金色の眼が「さあ言ってごらん」と訴えるように細められて、蜜壁がきゅぅっと締まってヒクヒクと疼く。

「あ、……っ、ルーファスの、挿入れて……」
「ああ、たっぷり楽しもうな」

 いえ、たっぷり要らないです。程々で……と思いつつも、足を広げられて待ち望んだ快感がゆっくりと花弁を指で開かれて、既に濡れてヒクヒクと蜜液を垂らして欲しがっている秘所へ押し当てられ、早く欲しいと思ってしまう。
鈴口が熱く硬い……灼熱の塊のよう。

「ルー、ファス……っ、きゃふっ、あああんっ!」

 ずくずくにぬかるんだ蜜道に挿入された肉棒に嬌声を上げると、足の指がグッと丸まって力が籠っては、ピンッと伸びてルーファスの男根の圧迫に反応する。
最奥の手前まで鈴口が来ては膣壁をカリ部分で刺激する様に蜜口近くまで戻り、また奥へと繰り返される腰の動きに甘い声で喘いで、「もっと」と強請ねだってはイカされて、一時はドクドクと子宮が心臓の様に快感の鼓動を立てるのに、奥にもっと感じたくて、ルーファスの顔に両手を添えて自分の方へ引き寄せ、キスをせがむと深いキスに口腔内を舌でねぶられて、体位を繋がったまま変えられる。

「きゃんっ!」

 ルーファスの上に跨った私を見上げて、形のいい唇がフッと笑って腰に手を当てると、引き寄せられて最奥にグリッと先端が当たる。

「きゃうううっ」
「こうしてほしかったんだろ?」
「あひ、くぅん……あっ、らめっ」

 腰を下から回すように動かされて、上手く舌が回らなくてルーファスに「ストップ」と両手を突き出したら、両手を握られて、下から突き上げられて揺さぶられて「あ、あ、あ」と継続的な声が漏れていく。

「んっ、あっ、イクの、らめ、やらぁ、めっ!」

 パンパンと肌が当たる音が速度を増し、キュッと快感に耐えようと膣内に力が入った瞬間、最奥を強く穿たれて体が弓なりにしなって昇りつめた快感が奥で弾けて、体が痙攣すると「扇情的で堪らないな」と、ルーファスがほぅっと息を漏らして、ガツガツと貪るように下から突き上げて、私が嬌声を上げると白濁を中であげた。

 ベッドの上でルーファスの腕に抱かれて、まだ快感の残るお腹を手で触られながら横になり、ぐったりするとおでこにチュッとキスが落ちてきた。

「収穫大宴も無事に終わったし、明日は酒の事で色々言ってくる貴族が来る前に帰るか」
「はい……」
「うん? 元気が無いな?」
「だって、お腹の奥にまだ入ってる気がするんだもの……」

 ふにっと下腹部を手で押されて「あ、くぅん……」と鼻に掛けた様な甘ったるい声が出ると、ゴクッとルーファスの喉が鳴る音がして、「アカリ」と私の名を甘える様な艶めいた声で呼ぶ。

「駄目。宴で疲れたし、無理~」
「回復魔法をかけるから、駄目か?」

 眉を下げられて、耳が下がるのを見ると、駄目とは言えずに「激しいのは駄目だからね? 一回だけだからね?」と言うと、嬉しそうにルーファスの尻尾がパタパタ揺れて、再びすることになった……一回と言ったけど、長くて濃厚な朝までコースの一回をされて、言葉選びは気を付けようと思った私が次の日の朝にはあった。
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