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26章
宴の裏側 ギル視点
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五十年に一度の収穫大宴に参加する貴族の中に青灰色の髪の十七、八歳くらいの少女が居た。
憎々し気に見つめる先には、自分のよく知る人物達が今か今かと、グラスを手に主催者の挨拶を待っていた。
「主、アカリのグラスに何か入れられた。飲んで来い」
黒い髪に金の目をした真っ黒なドレスに身を包んだ、十代に満たなそうな美少女が、銀髪の狼獣人の男にそう言った。
「ネルフィーム、別にアカリは大丈夫ですよ」
「黙れ。主は私の言う事に従えばいい」
「どっちが主なのかわかりませんね。はいはい」
卵孵りをして少女時代からやり直しているネルフィームには逆らえず、ギルはアカリの元へ行き、彼女の持っているグラスを取り上げると一気に飲み干した。
恨みがましそうにアカリに睨まれたり、甥のルーファスに呆れた顔をされたがネルフィームから出されたミッションは終わったので早々に控室に戻り、トイレで飲んだ物を吐き戻すと、控室に常備されている毒物や薬物を中和するポーションを飲み干す。
この収穫大宴では暗殺の類が無いように、こうした中和ポーション等も用意されている為、即死系の薬物以外はほぼ無効化されるのである。
とはいえ、王族や貴族が多く集まる宴なので、多少なりとも幼少時より毒に慣らされている者が多い為に、即死系の薬物でも早々死にはしないだろう。
「主、大事無いか?」
「そういうのは、飲む前に心配しましょうよ?」
「主なら平気だろう? 毒なんて飲みなれている」
ギルもアーバント家の唯一の跡取りとして幼少時より毒に慣らされてはいたが、大人になってからは割りと趣味で毒物を口にして、ダンジョン等の攻略時の戦闘で毒を吐く魔獣等をものともせずに倒してきたのである。
「で? 私が飲んだ毒に関しては置いておくとして、さっきの女の子が犯人かい?」
「そうだろうな。主、あの少女を調べて来い」
「ネルフィーム~」
「主、そんな恨めしそうな声を出すな。私とてこの体でなければ、自分で調べる。いや、この体だからこそ、不意を突けるか?」
「いえいえ、私がやりますから、ネルフィームは大人しくここで食事でも食べていてください」
片手に皿を持ち、片手にはフォークを持ってニッと笑うネルフィームに、ギルは「そういう所がネルフィームの可愛いところなんです」とブツブツ言って、人混みに紛れて青灰色の髪の少女を探す。
「あっ! ギルさん~っ、助けて下さい~っ!」
尻尾をいきなりギュッと握られ、何事かと思えばアカリが眉尻を下げてギルを見上げていた。
「何です? 私、これでも忙しいんですが?」
「そんなこと言わないで下さい~っ、ルーファスを一緒に探してください~っ!」
「はぁー……こんなフロアが一つしかない所でパートナーとはぐれるなんて、バカじゃないんですか?」
「うぐぅ……」
尻尾をブンッと振ってアカリの手から、自分の尻尾を逃れさせると、ギルは会場を見渡す。
アカリの言うように甥の姿が無い事に気付く。
しかし、大甥のリュエールの姿を見付け、少し殺気を飛ばせばリュエールが気付き、鋭い目でギルの方に目をやり、ギルは指で自分の横にアカリが居ると、人差し指を下にして知らせる。
キリンと一緒にギルの所へリュエールが来て「母上!」と、アカリを見付け小言を垂れる。
「だって、ルーファスが居なくて……」
「だからって、僕達の側から離れたら、迷子になるのはわかってるでしょ!」
「だって……」
「ハァー……もう、母上は。ギル大叔父上、ご迷惑をお掛けしました」
「ギルさん、すみませんでした……」
ショボンとするアカリをキリンが慰めつつ、リュエールが「ほら行くよ」とアカリを連れて行く。
残されたギルは「やれやれ」と溜め息を吐き、再び青灰色の髪の少女を探し始める。
広いフロアを少女一人探すのは簡単な様に見えて意外と難しく、目を皿のようにして見渡して、主催者の男とルーファスが何かを言い合っていて、そこにギルの目的の青灰色の髪の少女もいた。
スルスルと人混みを掻き分けて、主催者の元へ近付いていくと話がギルの耳にも聞こえてくる。
「ハッ、下らんな。グリアに恨まれる様な付き合いはしていない」
「わたくしのお母様は貴方に捨てられて、ここへ嫁がされたのよ!」
「リメーラ……お前はなんてことを……っ!」
揉めている三人の元へギルはたどり着くと、少し面白そうだと口元を緩ませる。
「ルーファス、なにがあったんです? アカリが迷子になっていましたよ?」
「アカリが!?」
「もうリュエールの所に連れて行きましたから、心配はいりませんよ? 叔父さんに感謝して下さい」
「……ギル叔父上、面倒を掛けた」
少し眉を下げて眉間にしわを寄せるルーファスに、借りが一つ出来たことでギルの尻尾は揺れる。
「それで、ここで何をしているんです? この少女が飲み物に薬物を入れて、危うく私は死にかけましたよ?」
「そんなわけない! あれはただの下剤よ!」
ギルがニィッと笑うと、少女は自分の口を手で押さえる。
「リメーラ! お前は何ていう事を!? この宴は何事もなく終わらせなければならない大事な宴だと、散々言い聞かせてきただろう!?」
「だって! お母様があまりにも不憫で……少し恥をかかせてやりたかっただけです!」
リメーラと呼ばれた少女はワッと両手で顔を押さえて泣くが、泣きたいのはギルである。
毒物なら耐性はあるし、中和ポーションも効くが、下剤に中和ポーションは含まれてはいない。
飲んだ大半を直ぐに吐き出したが、これは早々に帰らないとヤバそうだと涼しい顔をしながら、ギルは少し泣きたくなっていた。
「お前の母親とは若い頃に一週間程付き合ったが、それはお前の母親グリアが、自分の父親から持ち込まれた縁談から逃げる為に、オレを利用したに過ぎない。トリニア家の名を出せば、縁談は破棄されるからな」
「でも! お母様は貴方に捨てられたせいで、お父様の所へ嫁いだのだと、お爺様が哀れんでいました!」
「オレがグリアの縁談を壊さなければ、グリアは自分の父親よりも年上の男の所に嫁がされていた。グリアはお前の父親のイラシア伯爵の事が元々好きだった。二人の要請でオレは協力したに過ぎない」
リメーラが自分の父親を見ると、少し目をそらし頬を染めている。
「僕とグリアは手紙のやり取りで恋愛をしていて、ルーファス殿にグリアの縁談を壊してもらうように協力をしてもらったのは、僕なんだ……まさかお義父上がお前にそんな事を吹き込んでいたとは、思っていなかったよ」
「なら、お母様は本当にお父様の所へ喜んで嫁いでいたのですか……」
「ああ、勿論だよ。だから、僕は元からリメーラは好きな人と一緒になりなさいって言っていただろう?」
「だって……自分達が恋愛結婚じゃないから、そう言っているのだとばかり……」
ルーファスがやっていられないという顔をして、抱き合う父娘を余所に「もうオレの番にちょっかいを掛けるな」と言い残し、ギルも「やれやれ、もう少し面白い物が見れると思ったんですけどね。残念です」と、ルーファスの横を歩く。
「ギル叔父上、飲み物の事はすまなかった」
「別に気にしなくて良いですよ? まぁ、私はネルフィームを連れて今回は帰りますよ」
「ああ、ギル叔父上、ありがとう」
片手を上げてヒラヒラさせるとギルは皿に山盛りの肉を乗せて、もりもりと食べているネルフィームの元へ帰り、「撤収しますよ」と言って、ブーイングをされつつも少し痛み始めた腹に手を当てて、笑顔で会場を後にした。
「アカリに関わると、ロクなことになりませんね」
「主は、少しは人の為になることをすべきだ」
そんな会話をして、腹痛でベッドの上でげっそりとした顔をしたギルの横で、モシャモシャとルーファスから見舞いの品として贈られた果物を丸かじりするネルフィームの姿があった。
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「主、アカリのグラスに何か入れられた。飲んで来い」
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「主、大事無いか?」
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「主なら平気だろう? 毒なんて飲みなれている」
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「で? 私が飲んだ毒に関しては置いておくとして、さっきの女の子が犯人かい?」
「そうだろうな。主、あの少女を調べて来い」
「ネルフィーム~」
「主、そんな恨めしそうな声を出すな。私とてこの体でなければ、自分で調べる。いや、この体だからこそ、不意を突けるか?」
「いえいえ、私がやりますから、ネルフィームは大人しくここで食事でも食べていてください」
片手に皿を持ち、片手にはフォークを持ってニッと笑うネルフィームに、ギルは「そういう所がネルフィームの可愛いところなんです」とブツブツ言って、人混みに紛れて青灰色の髪の少女を探す。
「あっ! ギルさん~っ、助けて下さい~っ!」
尻尾をいきなりギュッと握られ、何事かと思えばアカリが眉尻を下げてギルを見上げていた。
「何です? 私、これでも忙しいんですが?」
「そんなこと言わないで下さい~っ、ルーファスを一緒に探してください~っ!」
「はぁー……こんなフロアが一つしかない所でパートナーとはぐれるなんて、バカじゃないんですか?」
「うぐぅ……」
尻尾をブンッと振ってアカリの手から、自分の尻尾を逃れさせると、ギルは会場を見渡す。
アカリの言うように甥の姿が無い事に気付く。
しかし、大甥のリュエールの姿を見付け、少し殺気を飛ばせばリュエールが気付き、鋭い目でギルの方に目をやり、ギルは指で自分の横にアカリが居ると、人差し指を下にして知らせる。
キリンと一緒にギルの所へリュエールが来て「母上!」と、アカリを見付け小言を垂れる。
「だって、ルーファスが居なくて……」
「だからって、僕達の側から離れたら、迷子になるのはわかってるでしょ!」
「だって……」
「ハァー……もう、母上は。ギル大叔父上、ご迷惑をお掛けしました」
「ギルさん、すみませんでした……」
ショボンとするアカリをキリンが慰めつつ、リュエールが「ほら行くよ」とアカリを連れて行く。
残されたギルは「やれやれ」と溜め息を吐き、再び青灰色の髪の少女を探し始める。
広いフロアを少女一人探すのは簡単な様に見えて意外と難しく、目を皿のようにして見渡して、主催者の男とルーファスが何かを言い合っていて、そこにギルの目的の青灰色の髪の少女もいた。
スルスルと人混みを掻き分けて、主催者の元へ近付いていくと話がギルの耳にも聞こえてくる。
「ハッ、下らんな。グリアに恨まれる様な付き合いはしていない」
「わたくしのお母様は貴方に捨てられて、ここへ嫁がされたのよ!」
「リメーラ……お前はなんてことを……っ!」
揉めている三人の元へギルはたどり着くと、少し面白そうだと口元を緩ませる。
「ルーファス、なにがあったんです? アカリが迷子になっていましたよ?」
「アカリが!?」
「もうリュエールの所に連れて行きましたから、心配はいりませんよ? 叔父さんに感謝して下さい」
「……ギル叔父上、面倒を掛けた」
少し眉を下げて眉間にしわを寄せるルーファスに、借りが一つ出来たことでギルの尻尾は揺れる。
「それで、ここで何をしているんです? この少女が飲み物に薬物を入れて、危うく私は死にかけましたよ?」
「そんなわけない! あれはただの下剤よ!」
ギルがニィッと笑うと、少女は自分の口を手で押さえる。
「リメーラ! お前は何ていう事を!? この宴は何事もなく終わらせなければならない大事な宴だと、散々言い聞かせてきただろう!?」
「だって! お母様があまりにも不憫で……少し恥をかかせてやりたかっただけです!」
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毒物なら耐性はあるし、中和ポーションも効くが、下剤に中和ポーションは含まれてはいない。
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「お前の母親とは若い頃に一週間程付き合ったが、それはお前の母親グリアが、自分の父親から持ち込まれた縁談から逃げる為に、オレを利用したに過ぎない。トリニア家の名を出せば、縁談は破棄されるからな」
「でも! お母様は貴方に捨てられたせいで、お父様の所へ嫁いだのだと、お爺様が哀れんでいました!」
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「だって……自分達が恋愛結婚じゃないから、そう言っているのだとばかり……」
ルーファスがやっていられないという顔をして、抱き合う父娘を余所に「もうオレの番にちょっかいを掛けるな」と言い残し、ギルも「やれやれ、もう少し面白い物が見れると思ったんですけどね。残念です」と、ルーファスの横を歩く。
「ギル叔父上、飲み物の事はすまなかった」
「別に気にしなくて良いですよ? まぁ、私はネルフィームを連れて今回は帰りますよ」
「ああ、ギル叔父上、ありがとう」
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