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25章
おヨメさまと春の賑わい 25章・完・
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狼の姿で子供を産むという何とも不思議な体験を経験して、九人の子持ち主婦として日々は忙しく巡り、四月になり、今年も桜が綺麗に温泉街の街並みを薄桃色に彩り、私は生後一ヶ月を無事迎えたコハルを抱いて屋敷の縁側で、足を延ばす。
「ハルちゃん、今日はお兄ちゃん達が魔国から帰ってきますよ」
ふくふく頬っぺたを撫でながら「あーん。食べちゃいたいお餅ちゃん」と騒いで居たら、後ろから「食べちゃ駄目よ」「主様は危険なの」「嫁御寮……食べるのか?」と、ドラゴン達が次々と私に声を掛けてくる。
「食べないよ。もぅ、ただ、可愛くて食べちゃいたいってだけですよ」
「嫁御寮……食べてはいかんぞ?」
「言葉の綾だよー! もぅぅ~」
「アカリは何でも食べちゃうんだもの」
「主様は拾い食いしちゃ駄目なの」
「いつ、私が拾い食いなんかしたのよ~もぅ!」
ドラゴン達は私を揶揄いながら、私の周りをうろつきコハルを見に来る。
冬眠から目覚めたドラゴン達は、一つ目に驚いたのはアクエレインが復活していたこと。
これに関しては、ドラゴンを殺すエデンの呪いでドラゴン・ハーフだったダリドアさんの体から、私が触れてしまった為にドラゴンの呪いが消えて、アクエレインが解放されダリドアさんはただの人に戻った。
なので、今、エデンはドラゴンを殺す呪いを研究していて、ドラゴン・ハーフの人々を見つけ出して自分達の仲間を分離させれないかと、試行錯誤している。
私もそれには賛成で、協力できることはしていくつもりだ。
今のところ、実験体はエスタークさんでエデンと製薬部隊が最近よく追いかけ回しているのをよく目にする。
美味しくない製薬部隊の薬に、エデンの呪いは体中が痛いから、逃げ出すのも無理はない。
「コハルはアカリに似てるね」
「んーっ、つまり私が可愛いってことだね!」
「アカリ―……自画自賛は痛いよ?」
「アルビーが酷い~っ!」
相変わらずアルビーは私に容赦ないというか、気心が知れているからポンポンと軽口を言ってくる。
でも、アルビー、あなたは将来、私そっくりの子と結婚するのだから覚えておきなさい! と、心の中で啖呵を切っておく。
まぁ実際、コハルは私によく似ていて、髪色と目の色とケモ耳が無かったら私の小さい頃にソックリなので、ルーファスの「コハルが可愛い」と溺愛中である。
コハルは左が白い髪で右が黒い髪。目は左が黒目で右が金目と、オッドアイなので、将来は色んな意味で目立ちそうな子でもある。
「アカリ、ルーファス達はまだ帰ってこないの?」
「そろそろ帰って来ると思うよ。港まで直ぐだしね」
ルーファスはグリムレインとスピナとニクストローブを連れて、魔国から帰国するティルナールとルーシーを迎えに港へ行っている。
スクルードはハガネと一緒に神社で魔法を勉強中である。
相変わらず、スクルードにスパルタなハガネで……スクルードもコハルが生まれてから、お兄ちゃんらしいところを見せたいのか魔法の勉強を頑張っているし、もう少し私とコハルに構って欲しいなー? と、お母さんとしては寂しいばかりである。
エルシオンはギルさんの屋敷で、書類をまとめたら帰って来ると言っていた。
あと一年で十二歳の三つ子達は、将来の道を決めなくてはいけない時期に差し掛かっていて、学園生活が終わればティルナールとルーシーも将来の為に動き出さなければいけないだろう。
この世界では十二歳から働く事が出来るせいか、子供達が将来を見据えて動き出すのが早いのである。
「母上ー! ただいまー!」
「母上ー! 帰りましたー!」
「コラッ! お前達、コハルが寝ていたら起きてしまうだろ!」
「婿、婿も十分声が大きいぞ?」
「ルーは心配症ね」
「仕方が無いのう」
港組みが帰宅した声に「おかえりなさーい」と声を出して、縁側から立ち上がり、彼等を出迎えにドラゴン達と一緒に大広間に戻り、ティルナールとルーシーが私に飛びつこうとした瞬間、水玉が飛んできてルーファスが「乳児とアカリに、触る前に手を洗え!」と、毎度ながらの厳しい手洗い除菌が炸裂していた。
「父上酷いよ! 鼻に入ったよ!」
「もぉー! 父上、酷いわ!」
「いきなり飛びつこうとした、お前達が悪い!」
文句を言うティルナール達にルーファスが怒りながら、自分にも水玉で全身洗いをしてから乾燥魔法で水気を飛ばしている。
「ふふっ、コハル。父上が帰ってきましたよー。おかえりなさい、ルーファス」
「ただいま、アカリ。コハルも良い子にしていたか?」
私にキスした後にコハルのおでこにもキスを落として、ルーファスがコハルに目尻を下げている。
本当にコハルにメロメロのようで困ったお父さんっぷりだ。
「母上、その子が妹のコハル?」
「母上、抱っこさせてください」
「おかえりなさい。二人共。ルーシー、まだ首が座ってないから、首の後ろをしっかり支えてあげてね」
ルーシーにコハルをゆっくりと腕の中に持たせて、ティルナールが覗き込みながら「スーより小さい!」と声を出し、ルーシーに「ティルうるさい!」と足を踏まれて、兄妹喧嘩になりルーファスに「コハルが起きる!」と怒られる。
でも、コハルは人が多い事には慣れているので、ちょっとやそっとじゃ起きたりはしない、神経の図太い子なのだ。
「さて、私はお茶でも淹れてきましょうか」
「手伝います! ほら、ティル、コハルを持ってくださいませ!」
「え?えぇぇ! ボク、無理! ちょっ、ルーやだってばぁ~!」
「ああ、もう! オレが抱く。コハルを雑に扱うな!」
ワァワァと騒ぎながらルーシー達が騒いで、コハルは結局ルーファスのところに収まったようだ。
ルーシーが台所についてきて、声を潜めて恋のご相談となりまして……
まさかの! 旅行中の男性がルーシーが想い人とは、少しばかりビックリしたけど、聞けば彼は魔国に属する貴族の一人で、魔王様から武勲をたてた功績に辺境伯の爵位を賜ったのだとか……
残念ながら、私には辺境伯という単語を聞いても「へぇ……?」と間抜けな反応しか出来ない。
一般庶民に爵位の話をしてもわからない。
まぁ、貴族の人ということはわかった。
魔石の力で、他国も力を付けている中で、武勲を立てるのは凄いのだろう。
そして武勲を賜った時に、偶然ルーシーに街中で会ったらしい。
「母上、番だと……思うのです。でも、年の差もそうですが、お顔が……怖くて、なにを考えているのか分からないのが……少し怖いと言いますか、苦手と言いますか……」
顔を真っ赤にしてうにうにと言い淀むルーシーに「大丈夫!」と私は元気に答えておく。
「実は旅行中に、その人に母上は会っていますよ? 真剣な顔で好きな人の好きな絵本を読んで、絵本が好きになって、好きな人の為に、たった一点もののコースターセットを買って、受け取ってくれるだろうか? と、悩んでいたのだから、ルーシーのこと好きだと思うの」
「母上、フェ、フェンゼル様とお話したのですか!?」
「ふふふっ、私もそのコースターをルーシーに買おうと思って、偶然、ね?」
そうか、そうかフェンゼルさんと言うのかー。
うちの三女の嫁入りは決まりそうだなぁ~。ルーファスがまたショゲちゃいそうだけど、彼ならルーシーを大切にしてくれそうだ。
「で? 年齢はどのくらい離れているの?」
「十歳差なのですわ……」
「ルーシーが十一歳だから、フェンゼルさんは二十一歳かぁ。大丈夫。ルーシーが十六になればあっちも二十六で差なんか気にならないよ」
「そうでしょうか? でも……」
「ふふっ、母上は十八歳で二十四歳の父上と番になったのだから、そんなに差はないよ? ただね、貴族というのは私にはわからない世界だから、色々あると思うの。だから、ギルさんの所で嫁入り前にしっかり貴族の世界でやっていけるように作法を覚えたりする時間がたっぷりあるのは、ルーシーの為になると思うから、良い事だと思うよ」
「前向きに、ですね」
「ええ、前向きにだよ」
お茶を淹れ終わり、ルーシーと台所を出ると「母上、父上にはご内密に」と言われて「わかってますよ」と答え、お口にチャックである。
まぁ、コハルが生まれたばかりだから、コハルにルーファスが夢中なうちに話しておくのも手ではあるだろうけど、まだ年端もいかない子供が嫁入りの話をしても、ルーファスが良い顔はしないだろうから、ルーシーとフェンゼルさんが今後どうしていくのか見守りつつ、応援していこう。
「みんなー、お茶にしましょー!」
元気に声を出して、今日はとりあえず、帰国した子供達と家族で一緒に過ごすことだけを考えよう。
子供は増えたけど、家を出ていく子供も居るのだから、まだ私の目の届く範囲に居る時はいっぱい愛情を注いで、この一瞬を大事にしていこう。
「ハルちゃん、今日はお兄ちゃん達が魔国から帰ってきますよ」
ふくふく頬っぺたを撫でながら「あーん。食べちゃいたいお餅ちゃん」と騒いで居たら、後ろから「食べちゃ駄目よ」「主様は危険なの」「嫁御寮……食べるのか?」と、ドラゴン達が次々と私に声を掛けてくる。
「食べないよ。もぅ、ただ、可愛くて食べちゃいたいってだけですよ」
「嫁御寮……食べてはいかんぞ?」
「言葉の綾だよー! もぅぅ~」
「アカリは何でも食べちゃうんだもの」
「主様は拾い食いしちゃ駄目なの」
「いつ、私が拾い食いなんかしたのよ~もぅ!」
ドラゴン達は私を揶揄いながら、私の周りをうろつきコハルを見に来る。
冬眠から目覚めたドラゴン達は、一つ目に驚いたのはアクエレインが復活していたこと。
これに関しては、ドラゴンを殺すエデンの呪いでドラゴン・ハーフだったダリドアさんの体から、私が触れてしまった為にドラゴンの呪いが消えて、アクエレインが解放されダリドアさんはただの人に戻った。
なので、今、エデンはドラゴンを殺す呪いを研究していて、ドラゴン・ハーフの人々を見つけ出して自分達の仲間を分離させれないかと、試行錯誤している。
私もそれには賛成で、協力できることはしていくつもりだ。
今のところ、実験体はエスタークさんでエデンと製薬部隊が最近よく追いかけ回しているのをよく目にする。
美味しくない製薬部隊の薬に、エデンの呪いは体中が痛いから、逃げ出すのも無理はない。
「コハルはアカリに似てるね」
「んーっ、つまり私が可愛いってことだね!」
「アカリ―……自画自賛は痛いよ?」
「アルビーが酷い~っ!」
相変わらずアルビーは私に容赦ないというか、気心が知れているからポンポンと軽口を言ってくる。
でも、アルビー、あなたは将来、私そっくりの子と結婚するのだから覚えておきなさい! と、心の中で啖呵を切っておく。
まぁ実際、コハルは私によく似ていて、髪色と目の色とケモ耳が無かったら私の小さい頃にソックリなので、ルーファスの「コハルが可愛い」と溺愛中である。
コハルは左が白い髪で右が黒い髪。目は左が黒目で右が金目と、オッドアイなので、将来は色んな意味で目立ちそうな子でもある。
「アカリ、ルーファス達はまだ帰ってこないの?」
「そろそろ帰って来ると思うよ。港まで直ぐだしね」
ルーファスはグリムレインとスピナとニクストローブを連れて、魔国から帰国するティルナールとルーシーを迎えに港へ行っている。
スクルードはハガネと一緒に神社で魔法を勉強中である。
相変わらず、スクルードにスパルタなハガネで……スクルードもコハルが生まれてから、お兄ちゃんらしいところを見せたいのか魔法の勉強を頑張っているし、もう少し私とコハルに構って欲しいなー? と、お母さんとしては寂しいばかりである。
エルシオンはギルさんの屋敷で、書類をまとめたら帰って来ると言っていた。
あと一年で十二歳の三つ子達は、将来の道を決めなくてはいけない時期に差し掛かっていて、学園生活が終わればティルナールとルーシーも将来の為に動き出さなければいけないだろう。
この世界では十二歳から働く事が出来るせいか、子供達が将来を見据えて動き出すのが早いのである。
「母上ー! ただいまー!」
「母上ー! 帰りましたー!」
「コラッ! お前達、コハルが寝ていたら起きてしまうだろ!」
「婿、婿も十分声が大きいぞ?」
「ルーは心配症ね」
「仕方が無いのう」
港組みが帰宅した声に「おかえりなさーい」と声を出して、縁側から立ち上がり、彼等を出迎えにドラゴン達と一緒に大広間に戻り、ティルナールとルーシーが私に飛びつこうとした瞬間、水玉が飛んできてルーファスが「乳児とアカリに、触る前に手を洗え!」と、毎度ながらの厳しい手洗い除菌が炸裂していた。
「父上酷いよ! 鼻に入ったよ!」
「もぉー! 父上、酷いわ!」
「いきなり飛びつこうとした、お前達が悪い!」
文句を言うティルナール達にルーファスが怒りながら、自分にも水玉で全身洗いをしてから乾燥魔法で水気を飛ばしている。
「ふふっ、コハル。父上が帰ってきましたよー。おかえりなさい、ルーファス」
「ただいま、アカリ。コハルも良い子にしていたか?」
私にキスした後にコハルのおでこにもキスを落として、ルーファスがコハルに目尻を下げている。
本当にコハルにメロメロのようで困ったお父さんっぷりだ。
「母上、その子が妹のコハル?」
「母上、抱っこさせてください」
「おかえりなさい。二人共。ルーシー、まだ首が座ってないから、首の後ろをしっかり支えてあげてね」
ルーシーにコハルをゆっくりと腕の中に持たせて、ティルナールが覗き込みながら「スーより小さい!」と声を出し、ルーシーに「ティルうるさい!」と足を踏まれて、兄妹喧嘩になりルーファスに「コハルが起きる!」と怒られる。
でも、コハルは人が多い事には慣れているので、ちょっとやそっとじゃ起きたりはしない、神経の図太い子なのだ。
「さて、私はお茶でも淹れてきましょうか」
「手伝います! ほら、ティル、コハルを持ってくださいませ!」
「え?えぇぇ! ボク、無理! ちょっ、ルーやだってばぁ~!」
「ああ、もう! オレが抱く。コハルを雑に扱うな!」
ワァワァと騒ぎながらルーシー達が騒いで、コハルは結局ルーファスのところに収まったようだ。
ルーシーが台所についてきて、声を潜めて恋のご相談となりまして……
まさかの! 旅行中の男性がルーシーが想い人とは、少しばかりビックリしたけど、聞けば彼は魔国に属する貴族の一人で、魔王様から武勲をたてた功績に辺境伯の爵位を賜ったのだとか……
残念ながら、私には辺境伯という単語を聞いても「へぇ……?」と間抜けな反応しか出来ない。
一般庶民に爵位の話をしてもわからない。
まぁ、貴族の人ということはわかった。
魔石の力で、他国も力を付けている中で、武勲を立てるのは凄いのだろう。
そして武勲を賜った時に、偶然ルーシーに街中で会ったらしい。
「母上、番だと……思うのです。でも、年の差もそうですが、お顔が……怖くて、なにを考えているのか分からないのが……少し怖いと言いますか、苦手と言いますか……」
顔を真っ赤にしてうにうにと言い淀むルーシーに「大丈夫!」と私は元気に答えておく。
「実は旅行中に、その人に母上は会っていますよ? 真剣な顔で好きな人の好きな絵本を読んで、絵本が好きになって、好きな人の為に、たった一点もののコースターセットを買って、受け取ってくれるだろうか? と、悩んでいたのだから、ルーシーのこと好きだと思うの」
「母上、フェ、フェンゼル様とお話したのですか!?」
「ふふふっ、私もそのコースターをルーシーに買おうと思って、偶然、ね?」
そうか、そうかフェンゼルさんと言うのかー。
うちの三女の嫁入りは決まりそうだなぁ~。ルーファスがまたショゲちゃいそうだけど、彼ならルーシーを大切にしてくれそうだ。
「で? 年齢はどのくらい離れているの?」
「十歳差なのですわ……」
「ルーシーが十一歳だから、フェンゼルさんは二十一歳かぁ。大丈夫。ルーシーが十六になればあっちも二十六で差なんか気にならないよ」
「そうでしょうか? でも……」
「ふふっ、母上は十八歳で二十四歳の父上と番になったのだから、そんなに差はないよ? ただね、貴族というのは私にはわからない世界だから、色々あると思うの。だから、ギルさんの所で嫁入り前にしっかり貴族の世界でやっていけるように作法を覚えたりする時間がたっぷりあるのは、ルーシーの為になると思うから、良い事だと思うよ」
「前向きに、ですね」
「ええ、前向きにだよ」
お茶を淹れ終わり、ルーシーと台所を出ると「母上、父上にはご内密に」と言われて「わかってますよ」と答え、お口にチャックである。
まぁ、コハルが生まれたばかりだから、コハルにルーファスが夢中なうちに話しておくのも手ではあるだろうけど、まだ年端もいかない子供が嫁入りの話をしても、ルーファスが良い顔はしないだろうから、ルーシーとフェンゼルさんが今後どうしていくのか見守りつつ、応援していこう。
「みんなー、お茶にしましょー!」
元気に声を出して、今日はとりあえず、帰国した子供達と家族で一緒に過ごすことだけを考えよう。
子供は増えたけど、家を出ていく子供も居るのだから、まだ私の目の届く範囲に居る時はいっぱい愛情を注いで、この一瞬を大事にしていこう。
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