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24章
嫉妬と愛してる
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今日こそは、ペテロピに謝罪に行くぞ! と、腰に抱きついているルーファスを引き剥がす。
直ぐに腰に手が伸びてきて、ペシペシと手で叩き落とす。
「もう少し、ゆっくりしたらいいだろう?」
「駄目です。もぅ、ルーファスの蜜籠りに付き合いすぎて、ペテロピに謝りに行くタイミングがどんどんズレてて、行き辛くなるの嫌なの!」
「ああ、あの見習いか。あの子が萎縮するだけじゃないのか?」
「それでも、あの子には友達として一緒に過ごしたんだもの。従業員になってくれるかもしれないんだから、大女将として、絶対謝りに行くの」
「オレの番は強情だな」
私の頭を引き寄せて、自分にくっつけるとルーファスがスリスリと頬ずりをしてくる。
朝ご飯を食べて、お洗濯物も干して、あとは出掛けるだけ……だったんだけど、そこでルーファスにずっと捉まっているのがここ最近の日課で、蜜籠り時期もあって、エッチになだれ込んだりが多い。
まったりと貸家で新婚家庭っぽい生活を送るようになって、ルーファスの密着ぶりが半端ない。
まぁ、お家も狭いし、一緒の部屋にいつもいるのもあるけど、私は真っ当な生活スタイルにそろそろ戻りたい!
「それじゃ、私は出掛けます!」
「ふむ。仕方がない……なら、オレもついて行こう」
「えっ! それこそ、ペテロピが委縮しちゃいますよ!?」
「どうせ従業員になるなら、『家族』のようなものだろう? 今のうちに慣れさせておけばいい」
うーん。そういうものだろうか?
まぁ、あんな感じに正体をばらしてしまったし、今更なのかなぁ?
ペテロピが気絶しなきゃいいんだけど……。
「じゃあ、ルーファス行きましょうか」
「ああ。途中でなにか土産でも買っていこう」
「あっ、いいですね。従業員のオヤツ買いましょう!」
どうせなら、見習いの子達には騙したお詫びに少しだけ、個別のお菓子でも買ってあげよう。
うんうん。ペテロピは温泉大陸に来た時に、今、ミルアとナルアがお店番をしているチョコレート専門店の洋菓子店が、宝石みたいでいつか行きたいと言っていたし、娘達に会いに行くついでに買っていこう。
「アカリの顔に笑みが絶えないな」
「ふふふっ、ペテロピに会えるし、ミルアとナルアのお店に行って二人の顔も見て、帰りはスーちゃんと遊んであげようかなって……んっう」
食むような口づけに目を丸くすると、ねっとりとした目と舌が絡みついてくる。
あわわっ、なんで朝からそんなにエッチな目で見てくるのー!?
ちゅくちゃくと口から漏れる音に羞恥で耳まで熱くなっていると、チュウッと口の中を吸われてようやく解放してもらうと、頭がふにゃふにゃでクラクラ状態である。
満足そうなルーファスの顔と尻尾に、お腹にグーパンチを入れるけど力が入ってないから、ポスンとへなちょこパンチで終わってしまった。
「もぉー、なにするの。朝から、もぉ~……」
「オレより、他人に嬉しそうな顔をするアカリが、悪い」
「もぅ、ペテロピだって【刻狼亭】の『家族』でしょ! 他人じゃないの。メッ」
ルーファスが少し半目になって口元に笑みを浮かべて、フフーンとした顔をしているけど、さっき自分で『家族』のようなものって言ってたのに、他人扱いするんだから。困った人である。
「オレはいつだって、アカリの周りにオレ以外が居るのに嫉妬しているのに、解っていて嫉妬させるアカリが悪い」
「はぅっ、そ、そういうこと言わないの!」
「んーっ、オレの周りに女でも居ないと、アカリは嫉妬してくれないのか?」
「それは駄目ッ!」
バッと顔を上げると、満足した顔のルーファスに揶揄われたみたいで、真っ赤になって私はポンチョを手に取ると「先にミルア達のお店に行ってますからね! ルーファスは戸締りしてきてくださいね!」と恥ずかしさで家を出る。
「もぅ、ルーファスったら……」
クミンに対して私が嫉妬して今回は色々やっちゃったけど、揶揄うこと無いのに……、なんか嬉しそうだったけど、でも嫉妬はなるべくしたくない。
あの一瞬で頭に血が上って、暴力をふるってしまう感情は良いものじゃない。
ルーファスのことが好き過ぎて、独占欲丸出しだし……嫉妬しなくても、ルーファスは他の人に目移りする人じゃないのは知ってるのに、自分に自信が無い私は、あんな少女相手にムキになってしまった。
私は基本、歳を何歳とっても最終学歴の中学生並みの頭のままなのだ。
恋愛経験もルーファス以外は無いから、大人の余裕が足りない。
「もう少し、大人っぽくなりたかった……」
溜め息を吐きながら、甘い匂いの充満している『ぺらーちぇ』というチョコレート専門店に入る。
頭に薄ピンク色のヘッドドレスに茶色のリボン。
薄ピンクとパステルグリーンのストライプの着物にはチョコレートの絵柄が入っていて、その上にレースの薄ピンクエプロンドレスに小さな茶色のリボンがしてある。ヘッドドレスに合わせたコーディネートは二人らしい可愛らしさを出している。
「いらっしゃいましー……って、母上!」
「母上、お久しぶりですの~」
ミルアとナルアが甘えるように抱きついてきて、「聞きましたのよ!」と同時に口を開く。
「聞くってなにを?」
なにを聞いたのやらである。
二人がニコニコと私を両サイドから抱きしめて、フンフン私の匂いを嗅いでいる。
「母上が、見習いの子に父上を触らせたくなくて、引っ叩いたことですわ。あっ、やっぱり匂い凄いのですわ」
「母上やりますの~! ヒューヒューなのですわ! 父上の匂い半端ないのですわー」
「なっなっ、なーっ! なんで、知ってるの!?」
確かあの時居たのはフリウーラとルーファスだけだったはずなのに……って、フリウーラの娘のシレーヌちゃんとこの子達は友達だから、フリウーラ経由でシレーヌちゃんから聞いたのか! と、自分の中で答えが出た。
それにしても、そんなに私、ルーファスの匂いがついているのだろうか?
「シレーヌですわ」
「父上が母上の周りに嫉妬する姿はよく見ますけど、母上が嫉妬は珍しいのですわ」
「うぐぅ~っ」
やっぱりかー! 恥ずかしさに私はポンチョを頭から被る。
嫉妬なんてするものじゃない! ふぇーん!
「父上、嬉しいのでしょうね。いつもより母上から父上の魔力と匂いが過剰ですもの」
「はぅ、あうあう~っ、私を揶揄わないで~っ!」
「揶揄ってませんの。羨ましいのですわ。やっぱり嫉妬されるって、自分のことを愛してるってアピールですもの」
「愛してる……? 醜い嫉妬ですよ?」
「違いますわ。好きな殿方に手を出されて怒らない女性はいませんの」
「ましてや番の夫婦ですのよ? お互い以外を入り込ませるなんて、有り得ませんわ」
「嫉妬して……いいのかなぁ?」
「いいに決まってますわ! むしろ羨ましいですの!」
「ああ、でも嬉し過ぎた父上が、蜜籠りで激しそうですの」
「っ!!!」
私、一生ポンチョの中で暮らそう。
ギュウッと後ろから抱きつかれて、「お前達、オレの番を困らせるな」と、ルーファスの蕩けるような甘い声がする。
「父上、いらっしゃいましー」
「乙女の恋バナに殿方は無粋ですの」
「まったく、お前達は顔こそアカリに似ているが、可愛らしさは少し足りんな」
「まっ! 父上酷いのですわ!」
「まっ! 父上、母上に言いつけますわ!」
クククッと笑ってルーファスにポンチョを引っ張られて顔を出すと、鼻と鼻をツンとくっつけられて微笑まれる。
「嫉妬は、いつでも大歓迎だ」
「はぅぅ~っ」
私が再びポンチョの中に顔を隠したのは言うまでもなく、ミルアとナルアにも揶揄われるし、散々だった。
でも、少しだけ嫉妬は醜いだけじゃなくて、これだけあなたを愛してるんだよってことをアピールしていることなのかも……しれない。
まぁ、手は出さない様にしたいところだけど。うん。平和主義で行きたい。
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「それじゃ、私は出掛けます!」
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「えっ! それこそ、ペテロピが委縮しちゃいますよ!?」
「どうせ従業員になるなら、『家族』のようなものだろう? 今のうちに慣れさせておけばいい」
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「じゃあ、ルーファス行きましょうか」
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どうせなら、見習いの子達には騙したお詫びに少しだけ、個別のお菓子でも買ってあげよう。
うんうん。ペテロピは温泉大陸に来た時に、今、ミルアとナルアがお店番をしているチョコレート専門店の洋菓子店が、宝石みたいでいつか行きたいと言っていたし、娘達に会いに行くついでに買っていこう。
「アカリの顔に笑みが絶えないな」
「ふふふっ、ペテロピに会えるし、ミルアとナルアのお店に行って二人の顔も見て、帰りはスーちゃんと遊んであげようかなって……んっう」
食むような口づけに目を丸くすると、ねっとりとした目と舌が絡みついてくる。
あわわっ、なんで朝からそんなにエッチな目で見てくるのー!?
ちゅくちゃくと口から漏れる音に羞恥で耳まで熱くなっていると、チュウッと口の中を吸われてようやく解放してもらうと、頭がふにゃふにゃでクラクラ状態である。
満足そうなルーファスの顔と尻尾に、お腹にグーパンチを入れるけど力が入ってないから、ポスンとへなちょこパンチで終わってしまった。
「もぉー、なにするの。朝から、もぉ~……」
「オレより、他人に嬉しそうな顔をするアカリが、悪い」
「もぅ、ペテロピだって【刻狼亭】の『家族』でしょ! 他人じゃないの。メッ」
ルーファスが少し半目になって口元に笑みを浮かべて、フフーンとした顔をしているけど、さっき自分で『家族』のようなものって言ってたのに、他人扱いするんだから。困った人である。
「オレはいつだって、アカリの周りにオレ以外が居るのに嫉妬しているのに、解っていて嫉妬させるアカリが悪い」
「はぅっ、そ、そういうこと言わないの!」
「んーっ、オレの周りに女でも居ないと、アカリは嫉妬してくれないのか?」
「それは駄目ッ!」
バッと顔を上げると、満足した顔のルーファスに揶揄われたみたいで、真っ赤になって私はポンチョを手に取ると「先にミルア達のお店に行ってますからね! ルーファスは戸締りしてきてくださいね!」と恥ずかしさで家を出る。
「もぅ、ルーファスったら……」
クミンに対して私が嫉妬して今回は色々やっちゃったけど、揶揄うこと無いのに……、なんか嬉しそうだったけど、でも嫉妬はなるべくしたくない。
あの一瞬で頭に血が上って、暴力をふるってしまう感情は良いものじゃない。
ルーファスのことが好き過ぎて、独占欲丸出しだし……嫉妬しなくても、ルーファスは他の人に目移りする人じゃないのは知ってるのに、自分に自信が無い私は、あんな少女相手にムキになってしまった。
私は基本、歳を何歳とっても最終学歴の中学生並みの頭のままなのだ。
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頭に薄ピンク色のヘッドドレスに茶色のリボン。
薄ピンクとパステルグリーンのストライプの着物にはチョコレートの絵柄が入っていて、その上にレースの薄ピンクエプロンドレスに小さな茶色のリボンがしてある。ヘッドドレスに合わせたコーディネートは二人らしい可愛らしさを出している。
「いらっしゃいましー……って、母上!」
「母上、お久しぶりですの~」
ミルアとナルアが甘えるように抱きついてきて、「聞きましたのよ!」と同時に口を開く。
「聞くってなにを?」
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「母上やりますの~! ヒューヒューなのですわ! 父上の匂い半端ないのですわー」
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「父上が母上の周りに嫉妬する姿はよく見ますけど、母上が嫉妬は珍しいのですわ」
「うぐぅ~っ」
やっぱりかー! 恥ずかしさに私はポンチョを頭から被る。
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「揶揄ってませんの。羨ましいのですわ。やっぱり嫉妬されるって、自分のことを愛してるってアピールですもの」
「愛してる……? 醜い嫉妬ですよ?」
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「ああ、でも嬉し過ぎた父上が、蜜籠りで激しそうですの」
「っ!!!」
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