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24章
悪い予感 3 クミン視点
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大旦那様と大女将様の声を聞いてから数日、相変わらずミヤが目に入る度に、イライラしてしまう。
「ミヤってどこに住んでんの? 宿舎に居ないんだよね?」
休憩時間なのか、ミヤと仲の良いペテロピと言う見習いの子と一緒に、宿舎近くの花壇前で切り株に座って、焼き包子を食べていた。
「うん。温泉大陸の住民なので、宿舎は必要ないからね。ふふっ、これ熱々で美味しい」
「そうなんだ。今度お休みの日におすすめの場所教えて~」
「いいよ~。私のおすすめは、美味しい揚げ菓子のお豆腐屋さんです」
「ミヤってば、食べ物屋じゃなくて、遊ぶとこだよー」
あはは。と、笑いあっている二人を見て、ギリッと唇を噛む。
初めから、ここの住民だなんて、ズルい。この温泉大陸の住民は特別階級みたいなものだから、家があるということは、この大陸で商いか何かをしている親が居るんだ。
ここを『失格』になっても、次があるような子。
ズルい、ズルい、ズルい。
ミヤは蹴落としても、痛くもかゆくもないのかと思うと、腹が立って仕方がない。
だったら、横で笑っている、そいつ__ペテロピを蹴落としてやる。
ミヤから笑顔が奪えればいい。
ペテロピは旅館のロビーの荷物受け渡しや、お客の荷物運びが主な仕事だ。
どうしてやろう?
目についたのは、お客から預かった杖を磨いている見習いの男。
この男の小鬼達は昼ご飯にでも行っているのか、丁度良く居ない。
こいつも、一緒に蹴落とそう。
闇魔法の喪失魔法で杖の一部を切り取った。
ピキッと良い音がして、男の表情が青ざめていく。
「あら? 今の音は、どうしたの?」
「あ……あの、これ……ど、どうしよう」
杖を見る振りをして、ニヤリと笑う。
ああ、人を蹴落とすのは気持ちがいい。ミヤに出来ない分、お前達で憂さを晴らさなきゃ。
「内緒にしておけばいいわ。だって、折れてはいないでしょ? 折れないかもしれないじゃない?」
「でも……」
「私も内緒にしておいてあげる。それに仲間が『失格』なんて悲しいし」
失格という言葉に男が動揺している。
これで、この男もペテロピもお終い。
三日経って、お客の老人が杖をロビーでペテロピから受け取る時に、床を一瞬だけ喪失魔法で消して、ペテロピを転ばせて、直ぐに床を元に戻した。
喪失魔法は、三秒以上消していると、元に戻せないから、ほんの一瞬消すだけなら、元通りに出来る。
「お客様、大変申し訳ありません!」
従業員が直ぐに杖に気付き、頭を下げ、ペテロピと杖にヒビを入れた男が青ざめた顔をしている。
他の従業員も気付くと、謝罪をして、ようやくペテロピも頭を下げて謝罪している。
これで、この子も、もう終わり。
そこへ、お客を連れてミヤが来た。
いいタイミングで来てくれたと、この時ばかりはミヤに会えて嬉しかった。
お前のお友達が終わりのところをじっくり見ていくといいわ。
ミヤの連れて来た客がミヤにウィンクをしてみせる。
「ならば、このアシュレイ・ビンクスの出番だ。任せて貰おう。杖を」
アシュレイと名乗った客は、ミヤから杖を受け取ると見た事もない不思議な魔法で直してしまった。
そして、ミヤが従業員に「旅館の無期限の宿泊券をご用意して!」と言い、従業員が手渡すとミヤが笑って頷き、お客に宿泊券を渡す。
「お詫びにはなるとは思いませんが、次に【刻狼亭】をご利用になる際は、このようなことが無いよう、従業員一同努めます。再びご利用いただけることを、心よりお願いいたします」
そう口にして、お客は「ありがとう。また利用させてもらいますよ」と言って帰っていった。
他の従業員ですら、対応に一呼吸遅れたのに、この女、『褒め』られようと出しゃばった真似をした。
「みんな、大丈夫ですよ」
そう言って、ミヤはお客を連れて姿を消した。
ロビーに緊張の糸が切れるように、緩やかな雰囲気が戻ってきた。
「居てくれて、助かったー……」
「本当にね。旦那様に報告をしてくる」
「ああ、頼む」
従業員達がそう言い、ペテロピに「まぁ、転んでしまうことは誰にでもある。次からは足元にも気を付けて」という軽い注意だけで終わった。
悔しい、それに、ミヤの連れて来たお客は何者なんだろう?
見習いにそれとなく「気にならない?」と話したら、直ぐに噂は広がり、それが【風雷商】の会長だと知った。
そして、ミヤの知り合いなのだという。
今は隠居をしているが、【刻狼亭】の古い代からの付き合いのある商人ギルドの元締め。
そんな大物とミヤが知り合い?
昼時にミヤに問いただそうとしたら、ルーフが旦那様がミヤを呼んでいると迎えに来た。
二人を追い駆けたのに、姿がいつの間にか消えていた。
行き先は事務所なのだから、行けば居るはずだと、事務所に向かう。
「失礼します!」
そう言って事務所に入ると、見渡したけどミヤもルーフも居ない。
「君、何か用事があるのか?」
「あの、いえ、あ……ミヤさんが、呼ばれたと聞いたので……」
事務員さんが怪訝な顔をして、旦那様が「ミヤさんは呼んだけど、君を呼んだ覚えは無いよ?」と声を掛けくれた。
これは、チャンスだ。自分を売り込まないと。
「私は知っていると思いますが、クミンと言います! 働きは大女将様にも良いと言われました! だから、ミヤさんに出来る仕事があるなら、私が代わりにやります!」
旦那様が近付いてきた。
さぁ、私を褒めて、私はミヤよりも大女将様に『良い働き手』と言われたのだから、選んでくれるはずだ。
「僕は、ミヤさんに用事があるんだよ? ミヤさんの働きは君とは違うものだ。君は君の仕事をすること。わかったら、仕事に戻りなさい」
「どうしてですか? 私は他の見習いより仕事が出来ます!」
ハァーと、溜め息を吐いて、私を見る。
近くで見た旦那様は、左右の目の色が金色と黒色の瞳をしていて、何処かで見た顔にも見えるけど、それは劇場のポスターか何かだっただろうか? 綺麗な役者のような顔立ちで男装の麗人のようだ。
「君は、今後一切、事務所に立ち入り禁止を命じます。二度と踏み入らない様に」
「なっ、なんでですか!? 理由を教えてください! ミヤさんより私が劣っているなんて有り得ません!」
「それが分からないようなら、君は【刻狼亭】ではやっていけない」
そんな、どうして?
わけが分からない……大女将様には認めて貰えたのに___、そうか、男性の旦那様では分からないんだ!
「なら、女将様に聞いてきます!」
「っ! 僕の番に余計な手間を掛けさせるな! こいつを摘まみ出しておけ!」
旦那様の豹変ぶりに、呆気に取られていたら、教育係の女性の所に連れて行かれ、廊下で小言をグチグチと言われた。
どうして? どうして? なんで私のことを解ってくれないの?
怒られている私の横をルーフとミヤがやってきて、ミヤが横を歩いた時に床を喪失魔法で消して転ばせようとしたら、ルーフが抱きとめてしまった。
「フリウーラ、どうしたんだ?」
二人は立ち去れば良いのに、教育係の女性に私のことを聞き、私の悪口を言いふらす気なんだ。
こいつ等二人が事務所に先に居なかったのがいけないのに、こいつ等のせいだ。
「愚かだな。番持ちは番を一番大事にする。その番に迷惑を掛けようとした時点で、クミン、お前は近いうち辞めることになるだろう」
ルーフに何でそんなことを言われなきゃいけないんだろう?
こいつの内臓を喪失魔法で消してやろう。肌に触れないと服を消すだけになってしまう。
だから、私は肌に触れようと手を伸ばした。
「そんな……っ、私、悪いことなんて……グスッ」
さぁ、お前は体の一部を失って『失格』で居なくなれ___
_____パンッ。
「あっ」
手が届く前に、ミヤが私の手を叩き落した。
目が合ったミヤの目は怒りに満ちた目をしていた。
ヤバい、ヤバい、ヤバい、この女は、私のしようとしたことが分かっているんだ!
「酷いッ!」と泣き真似をして、駆け出し、逃げた。
「ミヤってどこに住んでんの? 宿舎に居ないんだよね?」
休憩時間なのか、ミヤと仲の良いペテロピと言う見習いの子と一緒に、宿舎近くの花壇前で切り株に座って、焼き包子を食べていた。
「うん。温泉大陸の住民なので、宿舎は必要ないからね。ふふっ、これ熱々で美味しい」
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「いいよ~。私のおすすめは、美味しい揚げ菓子のお豆腐屋さんです」
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ズルい、ズルい、ズルい。
ミヤは蹴落としても、痛くもかゆくもないのかと思うと、腹が立って仕方がない。
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ミヤから笑顔が奪えればいい。
ペテロピは旅館のロビーの荷物受け渡しや、お客の荷物運びが主な仕事だ。
どうしてやろう?
目についたのは、お客から預かった杖を磨いている見習いの男。
この男の小鬼達は昼ご飯にでも行っているのか、丁度良く居ない。
こいつも、一緒に蹴落とそう。
闇魔法の喪失魔法で杖の一部を切り取った。
ピキッと良い音がして、男の表情が青ざめていく。
「あら? 今の音は、どうしたの?」
「あ……あの、これ……ど、どうしよう」
杖を見る振りをして、ニヤリと笑う。
ああ、人を蹴落とすのは気持ちがいい。ミヤに出来ない分、お前達で憂さを晴らさなきゃ。
「内緒にしておけばいいわ。だって、折れてはいないでしょ? 折れないかもしれないじゃない?」
「でも……」
「私も内緒にしておいてあげる。それに仲間が『失格』なんて悲しいし」
失格という言葉に男が動揺している。
これで、この男もペテロピもお終い。
三日経って、お客の老人が杖をロビーでペテロピから受け取る時に、床を一瞬だけ喪失魔法で消して、ペテロピを転ばせて、直ぐに床を元に戻した。
喪失魔法は、三秒以上消していると、元に戻せないから、ほんの一瞬消すだけなら、元通りに出来る。
「お客様、大変申し訳ありません!」
従業員が直ぐに杖に気付き、頭を下げ、ペテロピと杖にヒビを入れた男が青ざめた顔をしている。
他の従業員も気付くと、謝罪をして、ようやくペテロピも頭を下げて謝罪している。
これで、この子も、もう終わり。
そこへ、お客を連れてミヤが来た。
いいタイミングで来てくれたと、この時ばかりはミヤに会えて嬉しかった。
お前のお友達が終わりのところをじっくり見ていくといいわ。
ミヤの連れて来た客がミヤにウィンクをしてみせる。
「ならば、このアシュレイ・ビンクスの出番だ。任せて貰おう。杖を」
アシュレイと名乗った客は、ミヤから杖を受け取ると見た事もない不思議な魔法で直してしまった。
そして、ミヤが従業員に「旅館の無期限の宿泊券をご用意して!」と言い、従業員が手渡すとミヤが笑って頷き、お客に宿泊券を渡す。
「お詫びにはなるとは思いませんが、次に【刻狼亭】をご利用になる際は、このようなことが無いよう、従業員一同努めます。再びご利用いただけることを、心よりお願いいたします」
そう口にして、お客は「ありがとう。また利用させてもらいますよ」と言って帰っていった。
他の従業員ですら、対応に一呼吸遅れたのに、この女、『褒め』られようと出しゃばった真似をした。
「みんな、大丈夫ですよ」
そう言って、ミヤはお客を連れて姿を消した。
ロビーに緊張の糸が切れるように、緩やかな雰囲気が戻ってきた。
「居てくれて、助かったー……」
「本当にね。旦那様に報告をしてくる」
「ああ、頼む」
従業員達がそう言い、ペテロピに「まぁ、転んでしまうことは誰にでもある。次からは足元にも気を付けて」という軽い注意だけで終わった。
悔しい、それに、ミヤの連れて来たお客は何者なんだろう?
見習いにそれとなく「気にならない?」と話したら、直ぐに噂は広がり、それが【風雷商】の会長だと知った。
そして、ミヤの知り合いなのだという。
今は隠居をしているが、【刻狼亭】の古い代からの付き合いのある商人ギルドの元締め。
そんな大物とミヤが知り合い?
昼時にミヤに問いただそうとしたら、ルーフが旦那様がミヤを呼んでいると迎えに来た。
二人を追い駆けたのに、姿がいつの間にか消えていた。
行き先は事務所なのだから、行けば居るはずだと、事務所に向かう。
「失礼します!」
そう言って事務所に入ると、見渡したけどミヤもルーフも居ない。
「君、何か用事があるのか?」
「あの、いえ、あ……ミヤさんが、呼ばれたと聞いたので……」
事務員さんが怪訝な顔をして、旦那様が「ミヤさんは呼んだけど、君を呼んだ覚えは無いよ?」と声を掛けくれた。
これは、チャンスだ。自分を売り込まないと。
「私は知っていると思いますが、クミンと言います! 働きは大女将様にも良いと言われました! だから、ミヤさんに出来る仕事があるなら、私が代わりにやります!」
旦那様が近付いてきた。
さぁ、私を褒めて、私はミヤよりも大女将様に『良い働き手』と言われたのだから、選んでくれるはずだ。
「僕は、ミヤさんに用事があるんだよ? ミヤさんの働きは君とは違うものだ。君は君の仕事をすること。わかったら、仕事に戻りなさい」
「どうしてですか? 私は他の見習いより仕事が出来ます!」
ハァーと、溜め息を吐いて、私を見る。
近くで見た旦那様は、左右の目の色が金色と黒色の瞳をしていて、何処かで見た顔にも見えるけど、それは劇場のポスターか何かだっただろうか? 綺麗な役者のような顔立ちで男装の麗人のようだ。
「君は、今後一切、事務所に立ち入り禁止を命じます。二度と踏み入らない様に」
「なっ、なんでですか!? 理由を教えてください! ミヤさんより私が劣っているなんて有り得ません!」
「それが分からないようなら、君は【刻狼亭】ではやっていけない」
そんな、どうして?
わけが分からない……大女将様には認めて貰えたのに___、そうか、男性の旦那様では分からないんだ!
「なら、女将様に聞いてきます!」
「っ! 僕の番に余計な手間を掛けさせるな! こいつを摘まみ出しておけ!」
旦那様の豹変ぶりに、呆気に取られていたら、教育係の女性の所に連れて行かれ、廊下で小言をグチグチと言われた。
どうして? どうして? なんで私のことを解ってくれないの?
怒られている私の横をルーフとミヤがやってきて、ミヤが横を歩いた時に床を喪失魔法で消して転ばせようとしたら、ルーフが抱きとめてしまった。
「フリウーラ、どうしたんだ?」
二人は立ち去れば良いのに、教育係の女性に私のことを聞き、私の悪口を言いふらす気なんだ。
こいつ等二人が事務所に先に居なかったのがいけないのに、こいつ等のせいだ。
「愚かだな。番持ちは番を一番大事にする。その番に迷惑を掛けようとした時点で、クミン、お前は近いうち辞めることになるだろう」
ルーフに何でそんなことを言われなきゃいけないんだろう?
こいつの内臓を喪失魔法で消してやろう。肌に触れないと服を消すだけになってしまう。
だから、私は肌に触れようと手を伸ばした。
「そんな……っ、私、悪いことなんて……グスッ」
さぁ、お前は体の一部を失って『失格』で居なくなれ___
_____パンッ。
「あっ」
手が届く前に、ミヤが私の手を叩き落した。
目が合ったミヤの目は怒りに満ちた目をしていた。
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