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24章
ミーティング
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今日は【刻狼亭】に先代の大旦那が来て、今回事件を起こした見習いの対応をするとあって、見習い達はソワソワとしながら朝のミーティングに並んでいる。
リュエールが「みんな、おはよう」と言って、前に立つと従業員も見習いも「おはようございます!」と声を合わせて挨拶をする。
「今日は先代が来ているけど、みんなには関りは無いので、気にせずいつも通りに、しっかりと働いて下さい!」
うんうん。下手にいい所をアピールしようとしてドジったら、目も当てられないからね。
私はリュエールの【刻狼亭】の旦那ぶりに、あの小さかった息子が立派に育ったものだと目を細めていると、リュエールと目が合った。
「元々、見習いは事務所の奥は入らない決まりではあるけど、本日は大事な会議をするので、見習いは事務所自体への立ち入りを禁止します。なにかある場合は従業員に申し付けるように。ああ、でもミヤさん。あなたは事務所の方へ、今回のことの説明を会議でしてもらうので来てください」
「ふぇ? ふぁっ! はいっ!」
ううっ、リュエールったら、後でこっそり言ってくれてもいいのに!
のほほんとしていたから、変な声になったし、恥ずかしいじゃないの~っ。
少しリュエールを睨むとにっこり微笑み返された。あの性格の悪さは誰に似ちゃったのかしら?
べぇ~と小さく舌を出すと、横から小さく小突かれる。
ペテロピが「ミヤ~駄目だよ、それは」とコソコソと注意してくる。
いけない、いけない。私が自ら母子だとバラしてしまうところだった。
姿勢を正して、ピシッとミーティングに耳を傾ける。
「現状、見習いの脱落率が多いですが、【刻狼亭】はそんなに甘い料亭と旅館では無いことを、しっかりと肝に銘じて本採用されるように、実力を僕達に見せて下さい」
にっこり笑顔のリュエールに、笑顔なのに言っていることは上からなのよねぇ……と、思わずにはいられない。
でも、【刻狼亭】の旦那が見習いになめられてはいけないし、従業員達も頷いて見習いをねめつけている。
私や従業員が見習いとして混じっているから、まだ数が多いと思うかもしれないけど、あと十七人しか残っていない。
それに油断させる為に、わざと駄目な見習いに扮している従業員もいるから、「あいつより自分の方がマシだろう」なんて思っていたら、最後までは残れないだろう。
「それと、小鬼の見習い達に通達です。ペアの相棒が居なくなることで、自分の見習いとしての立場が無くなるという不安や心配があるようですが、ペアの相棒の状況を報告することが仕事であり、君達の見習い実習です。そこを忘れないで下さい」
「「「はい!」」」
小鬼ちゃん達はヒシッとお互いに、プルプルと抱き合いながら頷いている。
実は、リュエールの言ったように、私が襲われている時に助けが遅れたのは、小鬼ちゃん達が自分のパートナーを失ったら、見習い実習が終わって、イルブールの街へ送り返されると思っていたからなのだ。
だから、嘘の報告をしてしまい……嘘の報告で私が居ると言った場所には私は居なくて、他の小鬼ちゃん達にも場所と状況を報告させたら、見習いが二人仕事場に居ない事がわかり、それは嘘の報告をした子達の相棒だった為、『テン』と『温泉』の小鬼の二人がカンカンに怒って、ようやく白状したのだ。
『僕等は自分達の情報の正確さに誇りを持っているのです!』
『僕等の信用を子供とは言え、地に落とすような真似を、何故したのです!』
二人の怒りはすさまじく、テンも途中で止めに入るくらいだった。
元々、喋るのが本業の小鬼なので、一度噴火してお説教を始めると止まらないことが、今回のことでよく分かった感じである。
虚偽報告をした小鬼ちゃん達は泣いて反省して、今は『テン』と『温泉』の二人の元で監視されつつお仕事をしている。
その様子は他の小鬼ちゃんにも伝わったようで、プルプル震えているのだ。
「それと、見習いのペアが少なくなってきましたから、もう一人ずつ小鬼を付けますので、コンビとして三人で助け合って下さい。小鬼の見習いはお互い情報に誤差が無いかを、照らし合わせつつ報告すること」
「「「はい!」」」
プルプルしながらも、ペアが居なくなってしまった小鬼ちゃんは嬉しそうな顔をしていて、ペアのいる小鬼ちゃんに「よかったですね」と、キャッキャッと声を上げている。
監視される側としては胃が痛いかもしれないだろうけど、真面目に働いていれば良いわけで、仕事中以外は小鬼ちゃん達は基本、小鬼ちゃん同士で固まって過ごすので、プライベートまでは入ってこないから、気を付けるのは仕事中だけの話。
「それじゃあ、本日も各自、よろしくお願いしますね!」
「「「よろしくお願いします!」」」
ミーティングが終わり、事務所に行こうと思ったら、ペテロピが眉を下げて私を見てきた。
「どうかしたの?」
「どうかしたのじゃないよ! ミヤ、大丈夫なの? なんか昨日のことでなんかしたの!?」
「あはは。大丈夫だよー。危ないとこを助けてもらったし」
「うん、他の子に聞いたら、ルーフに助けられて、その、キ、キスしてたって言うじゃん! ミヤ、見習い中に恋愛はヤバいって! お仕事無くなっちゃうよ!」
私の肩を掴んで、顔を真っ赤にして心配してくれるペテロピの可愛いらしさに、思わずナデナデしてしまった。
ペテロピは良い子だなぁ。こういう素直で可愛い従業員が増えてくれるといいんだけど、ペネロピは最後まで残れるかな? 流石に私が気に入っても、【刻狼亭】の信用問題に関わるので口出し出来ないんだよね。
「ミヤ~っ、もう、本当に気を付けるんだよ? それにルーフの姿も見えないし、ルーフも昨日のことでなんかあったの?」
「ああ、ルーフは先に事務所で報告を書類にまとめるお仕事なんだって」
「そうなの? 事務所は今日は入れないけど、ミヤは入るんだよね……ルーフが良い人だといいけど、あの体付きはかなりヤバい冒険者なんだから、ミヤは小さいし気を付けてね。本当に!」
「わかってますって、ほら、ペテロピもお仕事遅れたら怒られちゃうから、行かないと、ね? 私なら大丈夫だし、ルーフは良い人だから心配ないよ」
私がペテロピの背中を押して、ペアの小鬼ちゃんも「急がないとですよ?」と言い、「何かあったら相談するんだよー!」と心配性なペテロピはお仕事に向かった。
ふぅと息を吐いて、歩いていたら、トンッと軽く誰かにぶつかった。
「あっ、ごめんなさい。少しよそ見してたの」
「……いいえ、クミンも早くお仕事場に行った方がいいですよ?」
申し訳無さそうな顔をクミンはしていたけど、私には「あっ、ごめんなさい?」と、ごめんの後に疑問形が付いたような気がした。
「ミヤも今日でお別れなんて寂しいけど、元気でね」
「ハァ!? なんで私が!」
「違うの? だってあんな騒ぎ起こして……あっ、でも被害者だものね……」
わざとらしく、周りにまだ人が居るのに、こういうデリカシーの無いことを言う辺り、この女ぁ~っと、口元がヒクヒクしてしまうけど、クミンの表情は「心配なんですよ」という顔だから、クミンは優しい子って見えるのかも?
「クミン、そういう変な噂話とか減点になると思うよ? 残りたいなら気を付けないとですよ?」
「……あっ、私、心配して……ミヤを傷つけるつもりなんか無いの……グスッ」
うわぁ……目が全然、申し訳無さそうじゃない!! 嘘泣きしてる!
周りの人もクミンを可哀想って顔してるし、良い根性してるなぁ……この子。
「ごめんね。ミヤ、許してくれる?」
「あのね、許すもなにも……」
クミンが顔に手を当てて泣き真似をしながら、素早く立ち去っていった……
おーい。私のお話は、まだ終わってないんですけどー! と、叫びたいけど……これは駄目だ。
見習いの残っていた人達に「あっ、こいつと関わらないでいよう」みたいな感じがヒシヒシと感じられる。
残っていた従業員と目が合って、苦笑いされて、私は眉間にしわを寄せて口を尖らせて事務所に入っていった。
リュエールが「みんな、おはよう」と言って、前に立つと従業員も見習いも「おはようございます!」と声を合わせて挨拶をする。
「今日は先代が来ているけど、みんなには関りは無いので、気にせずいつも通りに、しっかりと働いて下さい!」
うんうん。下手にいい所をアピールしようとしてドジったら、目も当てられないからね。
私はリュエールの【刻狼亭】の旦那ぶりに、あの小さかった息子が立派に育ったものだと目を細めていると、リュエールと目が合った。
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「ふぇ? ふぁっ! はいっ!」
ううっ、リュエールったら、後でこっそり言ってくれてもいいのに!
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少しリュエールを睨むとにっこり微笑み返された。あの性格の悪さは誰に似ちゃったのかしら?
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ペテロピが「ミヤ~駄目だよ、それは」とコソコソと注意してくる。
いけない、いけない。私が自ら母子だとバラしてしまうところだった。
姿勢を正して、ピシッとミーティングに耳を傾ける。
「現状、見習いの脱落率が多いですが、【刻狼亭】はそんなに甘い料亭と旅館では無いことを、しっかりと肝に銘じて本採用されるように、実力を僕達に見せて下さい」
にっこり笑顔のリュエールに、笑顔なのに言っていることは上からなのよねぇ……と、思わずにはいられない。
でも、【刻狼亭】の旦那が見習いになめられてはいけないし、従業員達も頷いて見習いをねめつけている。
私や従業員が見習いとして混じっているから、まだ数が多いと思うかもしれないけど、あと十七人しか残っていない。
それに油断させる為に、わざと駄目な見習いに扮している従業員もいるから、「あいつより自分の方がマシだろう」なんて思っていたら、最後までは残れないだろう。
「それと、小鬼の見習い達に通達です。ペアの相棒が居なくなることで、自分の見習いとしての立場が無くなるという不安や心配があるようですが、ペアの相棒の状況を報告することが仕事であり、君達の見習い実習です。そこを忘れないで下さい」
「「「はい!」」」
小鬼ちゃん達はヒシッとお互いに、プルプルと抱き合いながら頷いている。
実は、リュエールの言ったように、私が襲われている時に助けが遅れたのは、小鬼ちゃん達が自分のパートナーを失ったら、見習い実習が終わって、イルブールの街へ送り返されると思っていたからなのだ。
だから、嘘の報告をしてしまい……嘘の報告で私が居ると言った場所には私は居なくて、他の小鬼ちゃん達にも場所と状況を報告させたら、見習いが二人仕事場に居ない事がわかり、それは嘘の報告をした子達の相棒だった為、『テン』と『温泉』の小鬼の二人がカンカンに怒って、ようやく白状したのだ。
『僕等は自分達の情報の正確さに誇りを持っているのです!』
『僕等の信用を子供とは言え、地に落とすような真似を、何故したのです!』
二人の怒りはすさまじく、テンも途中で止めに入るくらいだった。
元々、喋るのが本業の小鬼なので、一度噴火してお説教を始めると止まらないことが、今回のことでよく分かった感じである。
虚偽報告をした小鬼ちゃん達は泣いて反省して、今は『テン』と『温泉』の二人の元で監視されつつお仕事をしている。
その様子は他の小鬼ちゃんにも伝わったようで、プルプル震えているのだ。
「それと、見習いのペアが少なくなってきましたから、もう一人ずつ小鬼を付けますので、コンビとして三人で助け合って下さい。小鬼の見習いはお互い情報に誤差が無いかを、照らし合わせつつ報告すること」
「「「はい!」」」
プルプルしながらも、ペアが居なくなってしまった小鬼ちゃんは嬉しそうな顔をしていて、ペアのいる小鬼ちゃんに「よかったですね」と、キャッキャッと声を上げている。
監視される側としては胃が痛いかもしれないだろうけど、真面目に働いていれば良いわけで、仕事中以外は小鬼ちゃん達は基本、小鬼ちゃん同士で固まって過ごすので、プライベートまでは入ってこないから、気を付けるのは仕事中だけの話。
「それじゃあ、本日も各自、よろしくお願いしますね!」
「「「よろしくお願いします!」」」
ミーティングが終わり、事務所に行こうと思ったら、ペテロピが眉を下げて私を見てきた。
「どうかしたの?」
「どうかしたのじゃないよ! ミヤ、大丈夫なの? なんか昨日のことでなんかしたの!?」
「あはは。大丈夫だよー。危ないとこを助けてもらったし」
「うん、他の子に聞いたら、ルーフに助けられて、その、キ、キスしてたって言うじゃん! ミヤ、見習い中に恋愛はヤバいって! お仕事無くなっちゃうよ!」
私の肩を掴んで、顔を真っ赤にして心配してくれるペテロピの可愛いらしさに、思わずナデナデしてしまった。
ペテロピは良い子だなぁ。こういう素直で可愛い従業員が増えてくれるといいんだけど、ペネロピは最後まで残れるかな? 流石に私が気に入っても、【刻狼亭】の信用問題に関わるので口出し出来ないんだよね。
「ミヤ~っ、もう、本当に気を付けるんだよ? それにルーフの姿も見えないし、ルーフも昨日のことでなんかあったの?」
「ああ、ルーフは先に事務所で報告を書類にまとめるお仕事なんだって」
「そうなの? 事務所は今日は入れないけど、ミヤは入るんだよね……ルーフが良い人だといいけど、あの体付きはかなりヤバい冒険者なんだから、ミヤは小さいし気を付けてね。本当に!」
「わかってますって、ほら、ペテロピもお仕事遅れたら怒られちゃうから、行かないと、ね? 私なら大丈夫だし、ルーフは良い人だから心配ないよ」
私がペテロピの背中を押して、ペアの小鬼ちゃんも「急がないとですよ?」と言い、「何かあったら相談するんだよー!」と心配性なペテロピはお仕事に向かった。
ふぅと息を吐いて、歩いていたら、トンッと軽く誰かにぶつかった。
「あっ、ごめんなさい。少しよそ見してたの」
「……いいえ、クミンも早くお仕事場に行った方がいいですよ?」
申し訳無さそうな顔をクミンはしていたけど、私には「あっ、ごめんなさい?」と、ごめんの後に疑問形が付いたような気がした。
「ミヤも今日でお別れなんて寂しいけど、元気でね」
「ハァ!? なんで私が!」
「違うの? だってあんな騒ぎ起こして……あっ、でも被害者だものね……」
わざとらしく、周りにまだ人が居るのに、こういうデリカシーの無いことを言う辺り、この女ぁ~っと、口元がヒクヒクしてしまうけど、クミンの表情は「心配なんですよ」という顔だから、クミンは優しい子って見えるのかも?
「クミン、そういう変な噂話とか減点になると思うよ? 残りたいなら気を付けないとですよ?」
「……あっ、私、心配して……ミヤを傷つけるつもりなんか無いの……グスッ」
うわぁ……目が全然、申し訳無さそうじゃない!! 嘘泣きしてる!
周りの人もクミンを可哀想って顔してるし、良い根性してるなぁ……この子。
「ごめんね。ミヤ、許してくれる?」
「あのね、許すもなにも……」
クミンが顔に手を当てて泣き真似をしながら、素早く立ち去っていった……
おーい。私のお話は、まだ終わってないんですけどー! と、叫びたいけど……これは駄目だ。
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