黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

文字の大きさ
上 下
775 / 960
24章

善処 ※R18

しおりを挟む
 今日は魔法通信で【風雷商】とグリスニャタール貿易の三者会談のような交渉があるので、ルーファスは黒髪に戻していて、見慣れたルーファスに黒い着物も着ているから、朝から胸をきゅんっといわされてしまった。

「ルーファス、格好いいね!」
「ふむ。アカリにそう言われると悪い気はしないな」
「朝一番で惚れ直させられちゃった……えへへ、やっぱりルーファスはその姿が一番だね」

 背伸びをしてルーファスに両手を広げると、ルーファスがしゃがんでくれて「いってらしゃい」のキスをする。
人に見つからない様に朝もやの掛かった時間に出掛けないといけないから、朝の冷え込みに温かい唇の感触が少し、名残惜しい気がする。

「朝早いから、気を付けていってらっしゃい」
「んー……、移転魔法で行くことにする。もうしばらく、アカリと居たい」
「あっ……」

 声を出したら唇を奪われて、上唇をついばまれて口を開けると舌が入れられて、温かい舌を吸うとルーファスも吸い返してきて、お互いに奪い合うように口づけを交わし合う。

「はぁ、ふぅ、熱い、ね……」
「ああ。アカリ……しても、いいか?」
「んっ、あんまりいっぱいは、駄目だからね?」
「善処する」

 少し怪しい善処ではあるけど、頬を包み込むように両手で添えられてキスをされる、それだけで幸せな気分でふわふわしてしまう。
流石に着物を脱いでするには寒すぎるかな? と思いつつ、ショーツを脱いでいると、畳んでいた布団をルーファスが敷いていて、布団の上に移動して正座していると、ルーファスが着物を衣桁いこうかけに掛けて、裸になっていた。

「私も着物脱いだ方が良い?」
「いや、アカリは寒いだろう? そのままでいい。ああ、でも着物の裾を腰辺りまで上げておけ、汚れてしまうぞ」
「はーい」

 正座しつつ腰を少し上げて着物の裾を上げていたら、後ろからお尻の間に手を通されて、ルーファスの指が蜜口につぷっと入ってきた。
くちゅんっと入り口で水音がして指が上下に動かされる。

「ふにゃっ!」
「そのまま、手を布団について大人しくしていろ」
「んにゅぅ……、んっ、ん」

 正座のポーズのままの四つん這い状態でされているから、足の隙間が空いていなくて、動かされる指もそんなに激しくない。
与えられる刺激はゆるゆるとしていて、快感を貰えそうで貰えない。
じれったさと、たまに気持ちイイ場所をグリグリと押しては離れていく。

「んっ、ルーファス、はやく、欲し……っ、んっ、ふぁぁっ」
 
 指でコンコンと中を突かれて嬌声を上げると、両足をルーファスの足が挟み込むようにして、秘部へと男根が圧迫感と共に押し広げながら挿入ってきて、そのまま腰を持って引き寄せられると、いつもよりギュウギュウな胎内なかへと突き上げてくる。

「んきゃぁぁっ、あふっ、ひぅっ」
「隙間なくギチギチだな」
「あ、あ、あ、んっ____っ」

 お腹がキツイ。でも、ルーファスの形がお腹の中で分かるほど、くっついてる。
中がビリビリとした快感で溢れて、イッてるのか気持ち良さでイク寸前なのかもわからない。
ルーファスが腰を動かすと、お腹の中が全部持っていかれてしまうような感じと、ルーファスでミッチリと奥まで突かれて満たされている快感でいっぱいになる。

「あんっ、あっ、ああっんっ、ルーファス、凄いの、ふぁぁっ、ん」
「可愛い声で、そんなに叫ぶと、声が枯れてしまうぞ」
「ふぁっ、んっ、ん、イッちゃう、凄いの、やぁ、朝から、だめぇ__っ」

 お腹の奥がキュウッと閉まっているのに、ルーファスの剛直が遠慮なく押し入って最奥の子宮口を押し上げると、お腹の中の芯が弾ける感覚がして、ビクビクとイッてしまって、愛液が股の間を流れていく。

「ぁ、ぃ、イッちゃ、たぁ……、ん、ぁ」
「いい子だ。そのままいい子に、感じているといい」
「ん、ぁ、ぁ」

 ずちゅずちゅと音を立てて、剛直が私の膣道を出入り口まで引いては奥へと戻り、段々と速度が上がり、布団を指が白くなるほど強く握りしめる。
 最奥を穿うがたれて子宮口と鈴口が密着し、鈴口から熱い液体が子宮口に注ぎ込まれていくのがハッキリと感じ取れると、またイッてしまって、そのまま布団の上に倒れ込みそうになるのをルーファスの腕に止められる。

「アカリの中が熱くて、ギュウギュウ動き回っているな。ちゃんと感じてイケるなんて、いい子だ」
「あ、くぅ、ぁぁ……ルーファスぅ……」
「朝から、アカリの可愛い声が聞けるのは、良いな」
「ゃん……ん、あっ」

 脇から肩に腕を通されて、ルーファスにお尻をピッタリくっつける形で後ろから抱きしめられ、首の後ろを舐められて、カプリと噛まれてチュウッと強く吸われた。

「はぁ、アカリが可愛すぎて、離れがたいな」
「くぅ……ぁ、ぁ、ぃんっ」

 弾力が納まり始めていたルーファスの男根がゴリッと硬くなって、また子宮を押し上げて腰を押し付けて、中でぐりゅぐりゅと子宮口と鈴口がこすれ合う。

「ひぃんっ、やっ、はぁ、グリグリ、だ、めぇ」
「アカリの子を宿す部屋に、口づけをしているみたいだな」
「ひゃぅぅっ、動いちゃ、ゃ、ぁ、ぁ」

 ルーファスの尻尾がファサファサと動く度、中の肉棒もグリグリと動いて、私は朝からひんひん泣かされてしまって、朝から普通のまっずい疲労ポーションを飲んで、ご機嫌なルーファスが移動魔法で出勤するのを見送ってから、のろのろと私も出勤になった。

 ルーファスの「善処する」は全然、善処してないよ! と騒ぎたい気持ちになったけど、善処しますって、状況に応じて適応するって事だから……、遅刻はしてないし適応したことになるのかな?
しおりを挟む
感想 1,004

あなたにおすすめの小説

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。

恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。 パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

婚約者である皇帝は今日別の女と結婚する

アオ
恋愛
公爵家の末娘として転生した美少女マリーが2つ上の幼なじみであり皇帝であるフリードリヒからプロポーズされる。 しかしその日のうちにプロポーズを撤回し別の女と結婚すると言う。 理由は周辺の国との和平のための政略結婚でマリーは泣く泣くフリードのことを諦める。しかしその結婚は実は偽装結婚で 政略結婚の相手である姫の想い人を振り向かせるための偽装結婚式だった。 そんなこととはつゆ知らず、マリーは悩む。すれ違うがその後誤解はとけマリーとフリードは幸せに暮らしました。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。