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23章
お誕生日と息子の部屋 ※R18
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スクルードの部屋で、嫉妬する必要なんてどこにも無いのにと思いながら、抱きしめられている腕の温かさにしばらくこのままでいても良いかな? と、ルーファスの腕に頬を摺り寄せたら腰と背中の間くらいに何かがあたる。
ルーファスの息子さん元気……ですね?
えーと……うん? ただ抱きしめているだけで欲情する要素はあったかなぁ? と少し眉を下げて苦笑いすると、割烹着の後ろから手が入り込んで、着物の合わせから胸へと伸びる。
「あっ、ルーファス、駄目ですよ……スーちゃんのお部屋で……」
「大丈夫だ。布団の上は使わない」
「んっ、そういう意味じゃ、なくて……きゅぅっ!」
話している間も着物の合わせ目から入り込んだルーファスの手が、胸の先端を指で摘まんだり、押し込んだりして弄んでくる。
「ふぁ……っ、んっ、乳首、弄っちゃ、メッ」
「こんなに気持ち良さそうな顔をして、先端を硬くしているのにか?」
「気持ち、良さそう、だなんて……んくぅ」
「鏡を見てみろ。アカリの可愛い顔が、物欲しそうだぞ?」
ベッドの脇にあるクローゼットの横に掛けてあった姿見鏡に、私とルーファスが映っている。
私には自分の顔は困っている様に見えるけど、物欲しそうに見えるだろうか?
泣きそうで顔を赤くした私、そしてルーファスはどこか支配者的な感じで、目が合うとニヤリと笑って私の首筋をキツく吸い付きながら鏡の中で私を見ている。
「んんっ、あっ、やぁ……恥ずかしぃ……ぅぅ」
胸を触られて首筋を吸われるだけで、お腹の奥はきゅぅっと疼いて、呼吸が乱れてしまう。
目を閉じて鏡の中の自分とルーファスを見ない様にすると、背中越しにルーファスの息遣いを感じる。
シュルッと割烹着の後ろの紐が外されて、目を開けるとルーファスが口で紐を解いていた。
なんて器用な……いや、そうではなくて、理性を総動員させなきゃ、これはストップさせるべきだ。
「待って、ルーファス! ここはスーちゃんのお部屋なの!」
息子の部屋だという事を自覚してほしい。
第一、小さくてもあの子は獣人なのだから、鼻がいいことを獣人のルーファスが知らない訳は無いと思う。
「大丈夫だ。布団は使わないと言っているだろう?」
「そうじゃないの! あの、その……匂いとか、あるじゃない……?」
ルーファス、もうここは察して下さい! と、私は心の中でなけなしの理性をかき集めて、私の着物の中から手を出して、着物を脱がせにかかっているルーファスに抗ってみる。
「アカリとオレの匂いがしていれば、スーだって安心するだろう」
「はわわわっ! そうじゃないよ!? え、エッチなのは駄目だと思うの!」
「ふむ。アカリがエッチと言うと、本当にやらしい感じがするな」
楽しそうにルーファスが笑って、私を後ろから抱きしめると下腹部を手で押しながら撫でて「どうする? アカリ」と訪ねてくる。
手で下腹部を押されながら撫でられるたびに、奥の方でゾクゾクして息が荒くなりかけてしまう。
「やっ……なんでも、なんでもするから、ここじゃ、だめぇ……ひぅっ」
必死になって口から出した言葉にルーファスの手が止まって、私は息を乱して脱がされかけた着物を胸元までずり上げて、床に落ちた割烹着を拾い上げる。
しゃがみ込んだまま、ホッと息を吐いているとそのまま担ぎ上げられて「あわわ」と言っている間に、夫婦の寝室へ連れ込まれていた。
ぽよぽよとしたウォーターベッドの上に下ろされて、「あっ……」と声を出して思い出す。
そういえば、『蜜籠り』のシーズンに入ったのではないだろうか?
秋頃からシーズンは始まるから、そろそろだとは思ってはいたけど、これは……ちょっとヤバい感じかもしれない。
「あの、ルーファス。お願いを聞いてもらっていいかな~……なんて……」
「ん? 今日のアカリは我が儘だな」
顔をズイッと近くまで寄せられて、吐息が掛かりそうなほど近い。
機嫌の良さそうな尻尾がブンブンしているから、大丈夫かもしれない。ちゃんとお願いしておこう。
「今日は、スーちゃんのお誕生日だから、ね?」
「そうだな……丁度、オレもそう思っていたところだ」
良かった。やっぱり息子のお誕生日だし、いっぱい構ってあげなきゃいけないからね。
顔が近かったから、そのままキスをして「これで我慢してね?」という意味を込めて微笑むと、もう一度ルーファスがキスしてきて舌まで入れられたけど、まぁこれで我慢してくれるなら……と、長いキスに鼻息がかかってくすぐったいのと、そろそろ息が限界ですよ? と、手でポンポンとルーファスの胸を叩いたら、唇が離れていき、私は脱がされかけた着物を直す為に帯を解いて着物を着直していたら、うん、何故か……ルーファスが裸になっていた。
「あ……」
私はバッと目を逸らして、両手で目を隠す。
ルーファスのご立派なモノがガチガチに反り立っていて、お風呂でシャワーを浴びたりして静めないと辛いよね。
裸なのはそういうことだよね……ううっ、本当にごめんねルーファス!
心の中でスクルードのお誕生日が終わったらお付き合いします! と、叫んでおく。
「アカリ……さっきの、なんでもするという言葉だが」
「あ、うん……、私に出来ることならだよ?」
「そのだな……」
ルーファスにしては言いにくそうにしていて、なんのお願いをするつもりかな? と首を傾げると、ルーファスの喉がゴクリと鳴って、目が蜜籠りの時に見る発情したような目で、これはエッチなお願いだったりしちゃうのかな?
「エッチなのでも、いいよ……あっ、でも、叩いたりは、嫌だよ?」
「大事な番を叩いたりはしない。と、いうか……オレには女を叩いて喜ぶ性癖は無い。アカリはどこでそんな変なプレイを覚えてくるんだ?」
「従業員さんとか、踊り子さんとかとお茶する時に、たまーに、ね?」
ルーファスが目を閉じて眉間にしわを寄せ「あいつ等……」と、少し怒ったような声を出す。
あっ、そういえば、そんな話をしてた時に『男は一度抜いておけば、二回戦目は勢いが落ちてこっちのペースよ』なんて言っていたっけ?
チラッとルーファスのモノを見て、お風呂場で一人で抜かせてしまうのも……可哀想かな?
「あの、ルーファス」
「ん? どうした?」
「ソレ、手で良かったら使います?」
ちょっと大胆というか……恥ずかしいけど、思い切って両手を差し出したらルーファスの尻尾がパタタタタと左右に振りまわっている。
「それを頼もうと思っていたところだった」
「ふふっ、ルーファスのお願いなら、エッチなこと、言ってくれていいんだよ?」
少しリップサービスだけど、毒蛇の時に自分はマグロだなーって少し思っていたりしたから、今までの反省も込めてもいる。
「座る? 寝たままがいい?」
「座ってだな。あと、アカリも全部脱いでおけ」
汚しちゃうからかな? と、素直に脱いでベッドに座ったルーファスの前に膝をつく。
改めてこういうのをすると少し恥ずかしいかも……緊張してきた。胸がドキドキする。
「えっと、前も言ったけど……下手っぴだからね?」
「うん?」
ルーファスが小さく首を傾げるけど、緊張してしまっていた私は、ルーファスの男根の根元を握ると口に先端を咥え込んだ。
舌で舐めるのは……あっ、根元から上に舐めるんだっけ?
ちゅむちゅむと鈴口を舐めたあと、口を放して根元を舐めようとして、手が邪魔なことに気付き、あれ? と首を傾げる。
「あっ……」
手でって言われたのに、私はいつの間にか口でするということに変換していたようで、ルーファスが首を傾げるわけだ……。
「はぅー……エッチな番で、ごめんなさぃ~っ!!」
「いや、初めは口で頼もうとしていたからな……」
確かに「口で舐めて」なんて言いにくいよね……ルーファスが口に出せなかったのに、私がやってしまったのだから、痴女とかエッチとか言われちゃうのも的外れではないかもしれない。
ルーファスを見上げたら、少し頬が赤くなって、眉間にしわを寄せて辛そうな顔をしてる。
「あの、止めた方がいい?」
「いや、そのまましてくれると、助かる……」
「んっ、頑張るね」
手を根元に添えたまま口に咥えて、手を上下に動かして鈴口から傘部分を舌で舐めていると、口の中にサラサラした液状のものが広がって、番の味が少し混じっているけど、まだ、もいでしまうには早い果実のような青い味がする。
「んっ、ふぁっ……んっ」
「っ、アカリ……っ!」
「はふっ、気持ちイイ?」
「ああ、アカリが今日は可愛いことばかり言うから、制御出来ない」
なにか言ったっけ? 首を傾げて、また先端を舌でくるんと丸く舐めて、鈴口を舌でちょんちょんと突いてみたら、ルーファスが「うぐっ!」と声を出した。
ルーファスの声に口を放して顔を上げると、手の中の男根がビクンビクンと脈打って勢いよく白い体液が顔から胸にかかる。
「っ、すまん、アカリ」
「大丈夫だよ。あっ、そのままだと汚れちゃうよ?」
まだ先端から滴っている液体を舌で舐めとって、チュッと吸い込みコクンと飲むと、ねぱついた苦い白桃みたいな味がしたけど、これでルーファスはお風呂場までは汚さずに行けるはずだ。
「アカリ、こんなことをしなくても、ちゃんとスーの誕生日に次の子をプレゼントとして用意したいのはわかったから、あまりオレを煽らないでくれ。このあと誕生会もあるんだから、手加減出来ないとアカリが辛いぞ?」
はい? 次の子???
あれ? 私はスクルードの誕生日の日にエッチなことをして体力を根こそぎ奪われたくないから、エッチは誕生日が終わってからにしようねっていう意味で通じていたと、思ったんだけど……?
「あの、私も歳なので……」
「ああ、わかってる。早めに子供を作っておきたいんだろう? でも、アカリは年齢は四十を超えたが、肉体は二十歳前後で止まったままだから大丈夫だろう」
大丈夫じゃなーい! 話が通じてない!?
確かに、シュトラールの蘇生魔法で肉体年齢がルーファスも私、あの時、病院にいたマグノリアやテンなんかも止まっているけど、そうじゃないよ!?
「それにしても、オレのモノでアカリが汚れているのも、そそるな」
なんでもう復活してるの!? 確か一度抜いておけば、二回戦はこっちのペースとか言ってたの誰だー!
あわわわ……ルーファスのニッとした笑顔に、「違うんです!」とは言えなくて、ベッドの上で体中、白濁まみれにされてドロドロ状態にされた上、中にもいっぱい出されてしまって、妊娠したら責任取ってー! とか思いつつ、既に結婚しているのだから、責任もなにも無いなぁと、自分の言葉にツッコミを入れてしまう始末だ。
夕方になって、ルーファスに口移しで疲労回復ポーションを飲まされて、ヨロヨロしながら一階へ降りていくと既に、ハガネがハンバーグを作ってくれていて、誕生日の準備で私がしたのはミンチ肉を買いに行くだけ……。
それでも、ハガネ作のハンバーグは私の作るものより美味しくて、ちょっと悔しいながらも、スクルードのお誕生日会が無事に迎えられたのは嬉しいことだった。
ちなみに、この三日後に無事に月の物がきたので次の子は今回は出来ていなくて、ホッとしたような残念だったような? そんな感じではあったけど、蜜籠りは始まったばかりなのである。
ルーファスの息子さん元気……ですね?
えーと……うん? ただ抱きしめているだけで欲情する要素はあったかなぁ? と少し眉を下げて苦笑いすると、割烹着の後ろから手が入り込んで、着物の合わせから胸へと伸びる。
「あっ、ルーファス、駄目ですよ……スーちゃんのお部屋で……」
「大丈夫だ。布団の上は使わない」
「んっ、そういう意味じゃ、なくて……きゅぅっ!」
話している間も着物の合わせ目から入り込んだルーファスの手が、胸の先端を指で摘まんだり、押し込んだりして弄んでくる。
「ふぁ……っ、んっ、乳首、弄っちゃ、メッ」
「こんなに気持ち良さそうな顔をして、先端を硬くしているのにか?」
「気持ち、良さそう、だなんて……んくぅ」
「鏡を見てみろ。アカリの可愛い顔が、物欲しそうだぞ?」
ベッドの脇にあるクローゼットの横に掛けてあった姿見鏡に、私とルーファスが映っている。
私には自分の顔は困っている様に見えるけど、物欲しそうに見えるだろうか?
泣きそうで顔を赤くした私、そしてルーファスはどこか支配者的な感じで、目が合うとニヤリと笑って私の首筋をキツく吸い付きながら鏡の中で私を見ている。
「んんっ、あっ、やぁ……恥ずかしぃ……ぅぅ」
胸を触られて首筋を吸われるだけで、お腹の奥はきゅぅっと疼いて、呼吸が乱れてしまう。
目を閉じて鏡の中の自分とルーファスを見ない様にすると、背中越しにルーファスの息遣いを感じる。
シュルッと割烹着の後ろの紐が外されて、目を開けるとルーファスが口で紐を解いていた。
なんて器用な……いや、そうではなくて、理性を総動員させなきゃ、これはストップさせるべきだ。
「待って、ルーファス! ここはスーちゃんのお部屋なの!」
息子の部屋だという事を自覚してほしい。
第一、小さくてもあの子は獣人なのだから、鼻がいいことを獣人のルーファスが知らない訳は無いと思う。
「大丈夫だ。布団は使わないと言っているだろう?」
「そうじゃないの! あの、その……匂いとか、あるじゃない……?」
ルーファス、もうここは察して下さい! と、私は心の中でなけなしの理性をかき集めて、私の着物の中から手を出して、着物を脱がせにかかっているルーファスに抗ってみる。
「アカリとオレの匂いがしていれば、スーだって安心するだろう」
「はわわわっ! そうじゃないよ!? え、エッチなのは駄目だと思うの!」
「ふむ。アカリがエッチと言うと、本当にやらしい感じがするな」
楽しそうにルーファスが笑って、私を後ろから抱きしめると下腹部を手で押しながら撫でて「どうする? アカリ」と訪ねてくる。
手で下腹部を押されながら撫でられるたびに、奥の方でゾクゾクして息が荒くなりかけてしまう。
「やっ……なんでも、なんでもするから、ここじゃ、だめぇ……ひぅっ」
必死になって口から出した言葉にルーファスの手が止まって、私は息を乱して脱がされかけた着物を胸元までずり上げて、床に落ちた割烹着を拾い上げる。
しゃがみ込んだまま、ホッと息を吐いているとそのまま担ぎ上げられて「あわわ」と言っている間に、夫婦の寝室へ連れ込まれていた。
ぽよぽよとしたウォーターベッドの上に下ろされて、「あっ……」と声を出して思い出す。
そういえば、『蜜籠り』のシーズンに入ったのではないだろうか?
秋頃からシーズンは始まるから、そろそろだとは思ってはいたけど、これは……ちょっとヤバい感じかもしれない。
「あの、ルーファス。お願いを聞いてもらっていいかな~……なんて……」
「ん? 今日のアカリは我が儘だな」
顔をズイッと近くまで寄せられて、吐息が掛かりそうなほど近い。
機嫌の良さそうな尻尾がブンブンしているから、大丈夫かもしれない。ちゃんとお願いしておこう。
「今日は、スーちゃんのお誕生日だから、ね?」
「そうだな……丁度、オレもそう思っていたところだ」
良かった。やっぱり息子のお誕生日だし、いっぱい構ってあげなきゃいけないからね。
顔が近かったから、そのままキスをして「これで我慢してね?」という意味を込めて微笑むと、もう一度ルーファスがキスしてきて舌まで入れられたけど、まぁこれで我慢してくれるなら……と、長いキスに鼻息がかかってくすぐったいのと、そろそろ息が限界ですよ? と、手でポンポンとルーファスの胸を叩いたら、唇が離れていき、私は脱がされかけた着物を直す為に帯を解いて着物を着直していたら、うん、何故か……ルーファスが裸になっていた。
「あ……」
私はバッと目を逸らして、両手で目を隠す。
ルーファスのご立派なモノがガチガチに反り立っていて、お風呂でシャワーを浴びたりして静めないと辛いよね。
裸なのはそういうことだよね……ううっ、本当にごめんねルーファス!
心の中でスクルードのお誕生日が終わったらお付き合いします! と、叫んでおく。
「アカリ……さっきの、なんでもするという言葉だが」
「あ、うん……、私に出来ることならだよ?」
「そのだな……」
ルーファスにしては言いにくそうにしていて、なんのお願いをするつもりかな? と首を傾げると、ルーファスの喉がゴクリと鳴って、目が蜜籠りの時に見る発情したような目で、これはエッチなお願いだったりしちゃうのかな?
「エッチなのでも、いいよ……あっ、でも、叩いたりは、嫌だよ?」
「大事な番を叩いたりはしない。と、いうか……オレには女を叩いて喜ぶ性癖は無い。アカリはどこでそんな変なプレイを覚えてくるんだ?」
「従業員さんとか、踊り子さんとかとお茶する時に、たまーに、ね?」
ルーファスが目を閉じて眉間にしわを寄せ「あいつ等……」と、少し怒ったような声を出す。
あっ、そういえば、そんな話をしてた時に『男は一度抜いておけば、二回戦目は勢いが落ちてこっちのペースよ』なんて言っていたっけ?
チラッとルーファスのモノを見て、お風呂場で一人で抜かせてしまうのも……可哀想かな?
「あの、ルーファス」
「ん? どうした?」
「ソレ、手で良かったら使います?」
ちょっと大胆というか……恥ずかしいけど、思い切って両手を差し出したらルーファスの尻尾がパタタタタと左右に振りまわっている。
「それを頼もうと思っていたところだった」
「ふふっ、ルーファスのお願いなら、エッチなこと、言ってくれていいんだよ?」
少しリップサービスだけど、毒蛇の時に自分はマグロだなーって少し思っていたりしたから、今までの反省も込めてもいる。
「座る? 寝たままがいい?」
「座ってだな。あと、アカリも全部脱いでおけ」
汚しちゃうからかな? と、素直に脱いでベッドに座ったルーファスの前に膝をつく。
改めてこういうのをすると少し恥ずかしいかも……緊張してきた。胸がドキドキする。
「えっと、前も言ったけど……下手っぴだからね?」
「うん?」
ルーファスが小さく首を傾げるけど、緊張してしまっていた私は、ルーファスの男根の根元を握ると口に先端を咥え込んだ。
舌で舐めるのは……あっ、根元から上に舐めるんだっけ?
ちゅむちゅむと鈴口を舐めたあと、口を放して根元を舐めようとして、手が邪魔なことに気付き、あれ? と首を傾げる。
「あっ……」
手でって言われたのに、私はいつの間にか口でするということに変換していたようで、ルーファスが首を傾げるわけだ……。
「はぅー……エッチな番で、ごめんなさぃ~っ!!」
「いや、初めは口で頼もうとしていたからな……」
確かに「口で舐めて」なんて言いにくいよね……ルーファスが口に出せなかったのに、私がやってしまったのだから、痴女とかエッチとか言われちゃうのも的外れではないかもしれない。
ルーファスを見上げたら、少し頬が赤くなって、眉間にしわを寄せて辛そうな顔をしてる。
「あの、止めた方がいい?」
「いや、そのまましてくれると、助かる……」
「んっ、頑張るね」
手を根元に添えたまま口に咥えて、手を上下に動かして鈴口から傘部分を舌で舐めていると、口の中にサラサラした液状のものが広がって、番の味が少し混じっているけど、まだ、もいでしまうには早い果実のような青い味がする。
「んっ、ふぁっ……んっ」
「っ、アカリ……っ!」
「はふっ、気持ちイイ?」
「ああ、アカリが今日は可愛いことばかり言うから、制御出来ない」
なにか言ったっけ? 首を傾げて、また先端を舌でくるんと丸く舐めて、鈴口を舌でちょんちょんと突いてみたら、ルーファスが「うぐっ!」と声を出した。
ルーファスの声に口を放して顔を上げると、手の中の男根がビクンビクンと脈打って勢いよく白い体液が顔から胸にかかる。
「っ、すまん、アカリ」
「大丈夫だよ。あっ、そのままだと汚れちゃうよ?」
まだ先端から滴っている液体を舌で舐めとって、チュッと吸い込みコクンと飲むと、ねぱついた苦い白桃みたいな味がしたけど、これでルーファスはお風呂場までは汚さずに行けるはずだ。
「アカリ、こんなことをしなくても、ちゃんとスーの誕生日に次の子をプレゼントとして用意したいのはわかったから、あまりオレを煽らないでくれ。このあと誕生会もあるんだから、手加減出来ないとアカリが辛いぞ?」
はい? 次の子???
あれ? 私はスクルードの誕生日の日にエッチなことをして体力を根こそぎ奪われたくないから、エッチは誕生日が終わってからにしようねっていう意味で通じていたと、思ったんだけど……?
「あの、私も歳なので……」
「ああ、わかってる。早めに子供を作っておきたいんだろう? でも、アカリは年齢は四十を超えたが、肉体は二十歳前後で止まったままだから大丈夫だろう」
大丈夫じゃなーい! 話が通じてない!?
確かに、シュトラールの蘇生魔法で肉体年齢がルーファスも私、あの時、病院にいたマグノリアやテンなんかも止まっているけど、そうじゃないよ!?
「それにしても、オレのモノでアカリが汚れているのも、そそるな」
なんでもう復活してるの!? 確か一度抜いておけば、二回戦はこっちのペースとか言ってたの誰だー!
あわわわ……ルーファスのニッとした笑顔に、「違うんです!」とは言えなくて、ベッドの上で体中、白濁まみれにされてドロドロ状態にされた上、中にもいっぱい出されてしまって、妊娠したら責任取ってー! とか思いつつ、既に結婚しているのだから、責任もなにも無いなぁと、自分の言葉にツッコミを入れてしまう始末だ。
夕方になって、ルーファスに口移しで疲労回復ポーションを飲まされて、ヨロヨロしながら一階へ降りていくと既に、ハガネがハンバーグを作ってくれていて、誕生日の準備で私がしたのはミンチ肉を買いに行くだけ……。
それでも、ハガネ作のハンバーグは私の作るものより美味しくて、ちょっと悔しいながらも、スクルードのお誕生日会が無事に迎えられたのは嬉しいことだった。
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