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22章
秋と冒険者
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夏もようやく落ち着き、紅葉が少しずつ広がり始め、温泉大陸には夏の狩りに疲れた冒険者達が静養しに訪れていて、温泉街はいつもより商人の数が多く、温泉大陸のドワーフ達の店からはカンカンと金づちを打つ音が響いている。
温泉に入りつつ装備の修復が出来るとあって、人気は上々のドワーフのお店はかき入れ時で、たまに冒険者の順番で高ランク同士のいざこざが起きて、【刻狼亭】の従業員が駆り出されているのを街中で見る。
【刻狼亭】は冒険者対策に戦える従業員で今は構成されていて、非戦闘員の従業員達はもっぱら製薬部隊のお手伝いでポーションを持って動いたり、シルビアさんと一緒に治療機材を抱えて怪我人治療に走り回っている。
私はそんな秋の始まりに光竜のアルビーと旧女将亭の縁側で今年も『竜の癒し木』の実でお酒を漬け込んでいる。
「今年はいっぱい出来そうだねー」
「アカリが今年も手伝ってくれて助かったよー」
「うふふっ、みんなにはお世話になってるもの。これぐらいはね」
毎年この作業は私も楽しみにしている。
亡くなったお祖母ちゃんと毎年作った梅酒を思い出すからだ。
竜の癒し木の実を竹串でヘタを縁側の外へ飛ばし、黙々と作業して、たまにエデンが様子を見に来てお茶を淹れてくれたり、一緒におやつを食べて休憩を入れて作業は続いていく。
トプンッとガラスの壺に大量に出来た竜のお酒は今年は八個できた。
小さなガラス壺に作ったのは味見用でこちらは二十個作った。味見、味見とついつい飲み進めて、お楽しみの大きなガラス壺の方へ手を出さない為のものだから多めに作っている。
「さて、最後の仕上げをしておかないとね」
「そうだね。毎年の仕上げしとこうか」
「「美味しくなーれ」」
お酒の壺に向かって気持ちを込めて「美味しくなーれ」と言っておく。なんとなく、毎年言っている事なので、気持ち的にこれをしないと落ち着かないものもある。
「ふふっ、これで美味しくなるね」
「飲める日が楽しみだよ」
アルビーと縁側で片づけをして、ガラス壺を一つ一つ旧女将亭のレストランのお酒置き場の奥へ運んでいき、隠し戸へ仕舞い込んでいく。今年の数を紙に書き、ぺたんと戸棚に張り付けておく。
「アルビー、そろそろ帰ろうか。エデン帰るよー」
「はーい。ご主人様一緒に帰りましょ」
「うん。帰ろうか。そろそろルーファスがアカリが遅いって言ってそうだし」
「えーっ、ちゃんと今日はお酒造りだって言って出て来てるよー?」
三人で温泉街とはずいぶん離れた場所にある旧女将亭を出て、トコトコと歩いて帰る。
夏に蓄えてしまったお肉と、これからの実りの秋の為に蓄えてしまうだろうお肉を消費すべく、張り切って歩いて帰ってはいるのだけど、やっぱり運動不足で途中でばてる私にアルビーが「仕方ないなぁ」と背中に乗せて飛んでくれて、エデンも一緒に周りをくるくる飛んでいる。
街中まで戻ると、【刻】の文字が背中に入った着物を着た従業員達が冒険者と殴り合いの喧嘩をしていて、そこへさらに【刻狼亭】の従業員が加わり、野次馬の中から冒険者がさらに加わり、大乱闘と化していた。
「およしなさいませ!」
「いい加減にするのですわ!」
うちのミルアとナルアまで参戦とばかりに屋根の上から声を張り上げ、乱闘が止まらないとなると屋根の上からのドロップキックで乱入し、そこへ火竜のローランドも出るものだから収拾がつかない事になっていて、屋根の上ではグリムレインとケルチャとスピナが楽しそうに見ては、「そこだ! いけ!」と野次を飛ばしている。
このドラゴン達は……。
「アルビーどうしよう?」
「まぁ、この時期の名物だし、ほっとけば良いんじゃない?」
「ご主人様、気にしないの」
アルビーもエデンも呑気な感じで屋根の上に居るグリムレイン達の横に座ると、野次飛ばしに参加する。私は高所恐怖症もあって、ガクガク震えながらミルアとナルアに「こらー!」と叫んでいた。
「「お前達! いい加減にしろ!!」」
怒号と共にピシャーンと雷が鳴り響き、黒い大きな狼と少し小柄な狼が怒りを爆発させていて、それがルーファスとリュエールだとわかると、うちの従業員達は「あっやべっ」と小さく声を出して動きを止め、冒険者達も一瞬驚いて手を止めている間に、ルーファスの従者ドラゴンのニクストローブの土魔法で捕縛されて地面に張り付けにされている。
「あちゃー、ルーファス達だ。アカリ、逃げるよ」
「ふぁっ!」
アルビーに抱えられると屋根を飛ぶと、「プギャッ!」とアルビーが変な声を出し動きが止まると、アルビーの尻尾の先にルーファスが噛みついていた。
ルーファス、素早い……。
「酷いよ! ルーファス私の尻尾がポロッと取れたらどうしてくれるのさ!」
「オレの番を持っていくからだ」
少し涙目でアルビーが私をルーファスの所に置いていき、頬を膨らませて屋根の上に再び座っていた。
「アカリ、屋根の上は怖くなかったか?」
「少し怖かったけど、平気だよ」
「まったく、こんな場所で道草をくうんじゃない。危ないだろ」
「ミルアとナルアが乱入していったから、心配で……」
「……ミルア、ナルア」
声のトーンを低くしたルーファスの声に、コソコソと人混みに紛れて逃げようとしていたミルアとナルアがギクッと肩を揺らしてギギギと壊れかけたロボットの様に振り向き、耳がゆっくりと下に下がっていく。
「ミルア、ナルア。外出禁止だ」
「えーっ! 父上あんまりですわ!」
「酷いのです! 父上、わたくし達は止めにきただけですのに!」
「ミルア、ナルア。僕からも一週間雑用業務を言い渡すよ」
「リュー兄様まで!」
「酷いのですわー!」
ムスーッとしたミルアとナルアに「ったく、仕方のない子達だ」とルーファスとリュエールが小さく溜め息と一緒にぼやき、私を屋敷に連れ帰るついでにミルアとナルアも屋敷に連行となった。
「それにしても、すごい喧嘩だったねぇ」
「温泉大陸への武器の持ち込みは許可制だって言いましたのに、隠し武器を持っているのを発見して書類の提出を願いましたら、いきなりの暴力沙汰に従業員達で取り押さえようとしていたら、他の冒険者が『これは温泉大陸の横暴だ! 武器は冒険者の命だ!』とか言いまして……大乱闘に発展したのですわ」
「あらら……困ったわねぇ」
温泉大陸への武器の持ち込みに関しては、私が原因でもあるから少しだけ申し訳ない気もするけど、でも小さな子供達も増えてきたから、街中で物騒な物を持ち込まれても困るし……、でも冒険者が武器を持っていないというのも落ち着かないのも判る事はわかる。
この温泉大陸で武器を所持して歩けるのは、【刻狼亭】の警備・騎士と、貴族の連れてきた警護の人達、この温泉大陸に住民登録されている冒険者くらい。
それでも武器の登録書は提出義務があるし、隠し武器などはペナルティも発生するので、武器を増やす場合は登録書をまた提出となる。
まぁ、この秋初旬の頃の風物詩でもあるから、冒険者とのいざこざは温泉大陸の課題の一つでもある。
「大人しく温泉にきたのだから、武器だ何だと戦いから離れて羽を伸ばせば良いものを……」
「そうだねぇ。折角のんびりできるのにね」
「でも、わたくしも自分の武器が欲しいのですわ」
「鉄扇や番傘では最近物足りませんわ」
「駄目だ。お前達には早すぎる」
「エルには武器を用意しましたのに?」
「男女差別なのですわ!」
うちのお嬢様方は本当に血気盛んなのだから、困ったじゃじゃ馬お嬢様達だ。
ルーファスが片眉を上げて二人をねめつけるが、二人は口を尖らせている。
「駄目よ。それに扇子で戦うなんて粋じゃない。カッコいいわよ」
「母上はいつもそればかりなんですから」
「わたくし達だって、黒狼族なのですから戦えるのですわ」
「あら? 黒狼族でも、私の血が入っているのだから戦えないかもしれないわよ」
なんせ私は戦えない事に定評のあるか弱さですからね。逆に子供達が血気盛ん過ぎて、ルーファスの血の濃さに驚くくらいだけど、ルーファスに言わせれば、「オレに勝てない様であれば弱い」と言っていた。
四人で屋敷にたどり着くと、玄関にエルシオンが手紙を持って走ってきた。
「おかえりなさい! 父上、母上! 魔国の学園で学園祭があるんだって。招待状がきたよ!」
嬉しそうに目を輝かせているエルシオンから手紙を受け取り、学園祭の招待状を広げる。
『魔国 エグザドル学園 学園祭招待状』
招待状は家族のみの招待のようで、ナルアが「わたくしも家族ですわよね?」とニッコリ笑い、魔国へ行く気満々のようだ。
「学園祭がどういうものか、見に行ってみます?」
「そうだな。ティルとルーシーも待ち構えていそうだしな」
「ボクも! ボクも行く!」
バッと手を上げたエルシオンに頷くと、「やったー!」と声を上げ、一ヶ月後に行われる学園祭に向けて、私達は屋敷を留守にする為の準備をすることになった。
温泉に入りつつ装備の修復が出来るとあって、人気は上々のドワーフのお店はかき入れ時で、たまに冒険者の順番で高ランク同士のいざこざが起きて、【刻狼亭】の従業員が駆り出されているのを街中で見る。
【刻狼亭】は冒険者対策に戦える従業員で今は構成されていて、非戦闘員の従業員達はもっぱら製薬部隊のお手伝いでポーションを持って動いたり、シルビアさんと一緒に治療機材を抱えて怪我人治療に走り回っている。
私はそんな秋の始まりに光竜のアルビーと旧女将亭の縁側で今年も『竜の癒し木』の実でお酒を漬け込んでいる。
「今年はいっぱい出来そうだねー」
「アカリが今年も手伝ってくれて助かったよー」
「うふふっ、みんなにはお世話になってるもの。これぐらいはね」
毎年この作業は私も楽しみにしている。
亡くなったお祖母ちゃんと毎年作った梅酒を思い出すからだ。
竜の癒し木の実を竹串でヘタを縁側の外へ飛ばし、黙々と作業して、たまにエデンが様子を見に来てお茶を淹れてくれたり、一緒におやつを食べて休憩を入れて作業は続いていく。
トプンッとガラスの壺に大量に出来た竜のお酒は今年は八個できた。
小さなガラス壺に作ったのは味見用でこちらは二十個作った。味見、味見とついつい飲み進めて、お楽しみの大きなガラス壺の方へ手を出さない為のものだから多めに作っている。
「さて、最後の仕上げをしておかないとね」
「そうだね。毎年の仕上げしとこうか」
「「美味しくなーれ」」
お酒の壺に向かって気持ちを込めて「美味しくなーれ」と言っておく。なんとなく、毎年言っている事なので、気持ち的にこれをしないと落ち着かないものもある。
「ふふっ、これで美味しくなるね」
「飲める日が楽しみだよ」
アルビーと縁側で片づけをして、ガラス壺を一つ一つ旧女将亭のレストランのお酒置き場の奥へ運んでいき、隠し戸へ仕舞い込んでいく。今年の数を紙に書き、ぺたんと戸棚に張り付けておく。
「アルビー、そろそろ帰ろうか。エデン帰るよー」
「はーい。ご主人様一緒に帰りましょ」
「うん。帰ろうか。そろそろルーファスがアカリが遅いって言ってそうだし」
「えーっ、ちゃんと今日はお酒造りだって言って出て来てるよー?」
三人で温泉街とはずいぶん離れた場所にある旧女将亭を出て、トコトコと歩いて帰る。
夏に蓄えてしまったお肉と、これからの実りの秋の為に蓄えてしまうだろうお肉を消費すべく、張り切って歩いて帰ってはいるのだけど、やっぱり運動不足で途中でばてる私にアルビーが「仕方ないなぁ」と背中に乗せて飛んでくれて、エデンも一緒に周りをくるくる飛んでいる。
街中まで戻ると、【刻】の文字が背中に入った着物を着た従業員達が冒険者と殴り合いの喧嘩をしていて、そこへさらに【刻狼亭】の従業員が加わり、野次馬の中から冒険者がさらに加わり、大乱闘と化していた。
「およしなさいませ!」
「いい加減にするのですわ!」
うちのミルアとナルアまで参戦とばかりに屋根の上から声を張り上げ、乱闘が止まらないとなると屋根の上からのドロップキックで乱入し、そこへ火竜のローランドも出るものだから収拾がつかない事になっていて、屋根の上ではグリムレインとケルチャとスピナが楽しそうに見ては、「そこだ! いけ!」と野次を飛ばしている。
このドラゴン達は……。
「アルビーどうしよう?」
「まぁ、この時期の名物だし、ほっとけば良いんじゃない?」
「ご主人様、気にしないの」
アルビーもエデンも呑気な感じで屋根の上に居るグリムレイン達の横に座ると、野次飛ばしに参加する。私は高所恐怖症もあって、ガクガク震えながらミルアとナルアに「こらー!」と叫んでいた。
「「お前達! いい加減にしろ!!」」
怒号と共にピシャーンと雷が鳴り響き、黒い大きな狼と少し小柄な狼が怒りを爆発させていて、それがルーファスとリュエールだとわかると、うちの従業員達は「あっやべっ」と小さく声を出して動きを止め、冒険者達も一瞬驚いて手を止めている間に、ルーファスの従者ドラゴンのニクストローブの土魔法で捕縛されて地面に張り付けにされている。
「あちゃー、ルーファス達だ。アカリ、逃げるよ」
「ふぁっ!」
アルビーに抱えられると屋根を飛ぶと、「プギャッ!」とアルビーが変な声を出し動きが止まると、アルビーの尻尾の先にルーファスが噛みついていた。
ルーファス、素早い……。
「酷いよ! ルーファス私の尻尾がポロッと取れたらどうしてくれるのさ!」
「オレの番を持っていくからだ」
少し涙目でアルビーが私をルーファスの所に置いていき、頬を膨らませて屋根の上に再び座っていた。
「アカリ、屋根の上は怖くなかったか?」
「少し怖かったけど、平気だよ」
「まったく、こんな場所で道草をくうんじゃない。危ないだろ」
「ミルアとナルアが乱入していったから、心配で……」
「……ミルア、ナルア」
声のトーンを低くしたルーファスの声に、コソコソと人混みに紛れて逃げようとしていたミルアとナルアがギクッと肩を揺らしてギギギと壊れかけたロボットの様に振り向き、耳がゆっくりと下に下がっていく。
「ミルア、ナルア。外出禁止だ」
「えーっ! 父上あんまりですわ!」
「酷いのです! 父上、わたくし達は止めにきただけですのに!」
「ミルア、ナルア。僕からも一週間雑用業務を言い渡すよ」
「リュー兄様まで!」
「酷いのですわー!」
ムスーッとしたミルアとナルアに「ったく、仕方のない子達だ」とルーファスとリュエールが小さく溜め息と一緒にぼやき、私を屋敷に連れ帰るついでにミルアとナルアも屋敷に連行となった。
「それにしても、すごい喧嘩だったねぇ」
「温泉大陸への武器の持ち込みは許可制だって言いましたのに、隠し武器を持っているのを発見して書類の提出を願いましたら、いきなりの暴力沙汰に従業員達で取り押さえようとしていたら、他の冒険者が『これは温泉大陸の横暴だ! 武器は冒険者の命だ!』とか言いまして……大乱闘に発展したのですわ」
「あらら……困ったわねぇ」
温泉大陸への武器の持ち込みに関しては、私が原因でもあるから少しだけ申し訳ない気もするけど、でも小さな子供達も増えてきたから、街中で物騒な物を持ち込まれても困るし……、でも冒険者が武器を持っていないというのも落ち着かないのも判る事はわかる。
この温泉大陸で武器を所持して歩けるのは、【刻狼亭】の警備・騎士と、貴族の連れてきた警護の人達、この温泉大陸に住民登録されている冒険者くらい。
それでも武器の登録書は提出義務があるし、隠し武器などはペナルティも発生するので、武器を増やす場合は登録書をまた提出となる。
まぁ、この秋初旬の頃の風物詩でもあるから、冒険者とのいざこざは温泉大陸の課題の一つでもある。
「大人しく温泉にきたのだから、武器だ何だと戦いから離れて羽を伸ばせば良いものを……」
「そうだねぇ。折角のんびりできるのにね」
「でも、わたくしも自分の武器が欲しいのですわ」
「鉄扇や番傘では最近物足りませんわ」
「駄目だ。お前達には早すぎる」
「エルには武器を用意しましたのに?」
「男女差別なのですわ!」
うちのお嬢様方は本当に血気盛んなのだから、困ったじゃじゃ馬お嬢様達だ。
ルーファスが片眉を上げて二人をねめつけるが、二人は口を尖らせている。
「駄目よ。それに扇子で戦うなんて粋じゃない。カッコいいわよ」
「母上はいつもそればかりなんですから」
「わたくし達だって、黒狼族なのですから戦えるのですわ」
「あら? 黒狼族でも、私の血が入っているのだから戦えないかもしれないわよ」
なんせ私は戦えない事に定評のあるか弱さですからね。逆に子供達が血気盛ん過ぎて、ルーファスの血の濃さに驚くくらいだけど、ルーファスに言わせれば、「オレに勝てない様であれば弱い」と言っていた。
四人で屋敷にたどり着くと、玄関にエルシオンが手紙を持って走ってきた。
「おかえりなさい! 父上、母上! 魔国の学園で学園祭があるんだって。招待状がきたよ!」
嬉しそうに目を輝かせているエルシオンから手紙を受け取り、学園祭の招待状を広げる。
『魔国 エグザドル学園 学園祭招待状』
招待状は家族のみの招待のようで、ナルアが「わたくしも家族ですわよね?」とニッコリ笑い、魔国へ行く気満々のようだ。
「学園祭がどういうものか、見に行ってみます?」
「そうだな。ティルとルーシーも待ち構えていそうだしな」
「ボクも! ボクも行く!」
バッと手を上げたエルシオンに頷くと、「やったー!」と声を上げ、一ヶ月後に行われる学園祭に向けて、私達は屋敷を留守にする為の準備をすることになった。
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