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21章
女医さん③ 終
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【刻狼亭】の宿舎は女性宿舎と男性宿舎に別れてはいるけれど、入り口と食堂、談話室は共有という説明をして、フリウーラと一緒にシルビアさんに宿舎の案内をして、引っ越しの手配と住民登録に従業員用の通行証の手続きをする。
「これが温泉大陸の通用門の【刻狼亭】専用通行証……」
黒塗りの木札はまだ仮状態の物で、実物は黒い水晶体の板の物になるけど、シルビアさんが木札を「凄い」と目をキラキラさせながら眺めているので、フリウーラと私は目線を合わせて苦笑いする。
【刻狼亭】って、元の世界で言えば大手企業に入社出来るようなものだから、嬉しいのも判るしね。
「お給金の話し合いは旦那から話はあるだろうけど、【刻狼亭】は先代時代から働きによって特別手当とか出るからね。そこは自分の頑張り次第だよ」
「そうそう。私も二時間くらいしか働かなかったけど、割りと良いお給金貰いましたよ」
「そうなの? でも噂通りね。温泉大陸の先代女将は小さな子供達にも働き場所を支援してるって話」
ブハッとフリウーラが吹きだし、口元を押さえて肩を震わせて笑っている……失礼な従業員がここにいますよ!
ムスーッとする私をフリウーラがシルビアさんの前に押し出す。
「シルビア、アカリは子供じゃないよ。先代女将の『温泉大陸の黒真珠』アカリ・トリニアだからね。これでも今の【刻狼亭】十六代目の母親で五ヵ月前に八人目の子供を産んだんだよ」
ああ、その中二病みたいな通り名は止めて欲しい……。
そしてシルビアさんは人を珍獣を見るような目で見るのを止めましょう?
「姉から「温泉大陸の女将は少女みたいな人」とは聞いていたけど……言葉の意味そのままだったのね」
「これでも四十代のおばちゃんですよ~ふふふっ」
まぁ、正確にはまだ三十代なんだけど……どうせ一ヶ月もしたら四十代だしね。
シュトラールのおかげで肉体年齢は中々年を取らない不思議構造にはなっているけど、人より体力が無いから疲れやすさだけは四十代以上かもしれない。
シルビアさんが少し委縮してしまったけど、昔から子供に間違えられる事はあったし……うん、この世界の人達が背が高すぎるだけ、うちの子達もいつの間にか私を追い越していたし、スクルードしか私より小さい子は居ないからね。
「まぁ、私の事は良いの! シルビアさん、温泉大陸のお医者様はお爺ちゃん先生と産医さんくらいなので、頑張って下さいね。回復魔法やポーションに頼り切った治療しか今までしてない様なものだったから、シルビアさんには期待してます!」
「そうだよ。まぁ、この大陸はアカリみたいな特殊体質もいるから、病気とは縁があんまりないけど、怪我なんかは多いからね。喧嘩早い奴らの巣窟だから、しっかり経験を積んで立派な医者になりな」
「特殊体質……?」
「その話は正式に【刻狼亭】で契約魔法を交わした時に教えてもらえるよ。気になるだろうけど、アンタは自分を売り込んで働きに来たんだから、その事を忘れずに頑張んな」
バシバシとシルビアさんの背中をフリウーラが叩き、シルビアさんを連れて女性宿舎の住民を紹介して、【刻狼亭】へ一旦戻り、事務所でシュトラールから事務手続きで獣騎馬車を用意してもらう。
この馬車は【刻狼亭】専用の早馬の様な物なのでシルビアさんの家に直ぐに着くだろうし、お引越しもこの馬車を貸し出ししているので、早めに終わる事だろう。
「シュー、新しい子が来たんだって?」
「医者が来るんだって?」
事務所に従業員の人達が来て、シュトラールが目の前のシルビアさんを指さすと、従業員達は「おお!」と騒ぐ。
何気に【刻狼亭】の従業員達は新しい仲間を見に来たり、騒いだりするの好きだからなぁ……。
「あっ、大女将も居る。どこの子供かと思いましたよ」
「小さい子供も雇うのかと思いましたよーあはは」
「ムッ! 失礼な! あなた達お給金減らされたいんですか!」
「えー! 大女将それは横暴ってやつですよー」
「大女将は可愛いですよー! 大好き―!」
調子のいい従業員達を軽く蹴って、シュトラールから獣騎馬車の札を貰ってシルビアさんを連れて獣騎の置いてある橋のある場所へ向かう。
「シルビアさん、【刻狼亭】に骨を埋める覚悟で来てくださいね」
「はい! ワタシ、アカリさんにお礼がしたくて医者を目指したんです! だから、お役に立てるように頑張りますね!」
「お礼?」
「はい! ワタシの病気が治ったのはアカリさんが作ったジュースのおかげだって姉が言っていたので、ワタシはそれで命を救われたんです。だから、絶対、貴女の役に立ちたいって思ってました!」
そういえばミッカジュースもお土産に持たせていた気がする。確かあの時はアルビーも手伝って作ってくれたから、私半分、アルビー半分というところだろう。
「ふふっ、あのジュースは聖竜も手伝ってくれていたから、特別だったのよ。シルビアさんが【刻狼亭】へ勤務する頃には冬眠から目を覚ましているから紹介しますね。だから、道中気を付けてね」
シルビアさんを見送って、屋敷に帰ると大広間のカウチソファの上で眠そうなドラゴン達がお団子状態で丸まって「おかえりー」と尻尾を振っていた。
「ただいま。皆、冬眠から目を覚ましたんだね。今日はいっぱいご飯作るからねー」
「うん。冬眠明けはいっぱいご飯食べたい」
欠伸をしながら私の周りに集まるドラゴン達を撫でて、「新しくお医者様が温泉大陸にくるんだよ」と話をしていると、のっそりとボサボサ頭を掻き上げてハガネも大きな欠伸をしながら大広間へ入ってきた。
「おはようハガネ」
「おう。医者かー……ボギー爺さんがこれでようやく休めるな」
「ふふっ、二十代の若い女の子だから、皆がわざと怪我をして医務室に行かないかが今から心配だね」
「あー、俺もそりゃ一回顔を見に行かねぇとな」
ハガネがニッと白い歯を見せて笑って、私が腰に手を当てて「もう!」と怒るとドラゴン達が声を出して笑い、ルーファスがスクルードを連れて大広間に来て「賑やかだな」と笑顔を見せる。
我が家は賑やかなぐらいが丁度いい塩梅だから、ようやく、我が家らしくなった感じである。
シルビアさんが温泉大陸に引っ越してきたのは、それから一週間してからで、歓迎会を宿舎の食堂でするというので私もお料理を作って持っていき、ついでにアルビーを紹介してきた。
アルビーは「アカリの成分がほとんどだから、私は関係ないよ」と言っていたけど、アルビーと私が一緒に作る物は特殊ポーション並みに効果が色々付属されるので、貴重なジュースだったと思う。
今は滅多に一緒に作らないしね。
シルビアさんは私を主君にすると何やら騒いで、主君契約してしまい……私に新しい従者が増えてしまった。
そんな感じで、【刻狼亭】に新しい女医さんが勤務する事になった。
「これが温泉大陸の通用門の【刻狼亭】専用通行証……」
黒塗りの木札はまだ仮状態の物で、実物は黒い水晶体の板の物になるけど、シルビアさんが木札を「凄い」と目をキラキラさせながら眺めているので、フリウーラと私は目線を合わせて苦笑いする。
【刻狼亭】って、元の世界で言えば大手企業に入社出来るようなものだから、嬉しいのも判るしね。
「お給金の話し合いは旦那から話はあるだろうけど、【刻狼亭】は先代時代から働きによって特別手当とか出るからね。そこは自分の頑張り次第だよ」
「そうそう。私も二時間くらいしか働かなかったけど、割りと良いお給金貰いましたよ」
「そうなの? でも噂通りね。温泉大陸の先代女将は小さな子供達にも働き場所を支援してるって話」
ブハッとフリウーラが吹きだし、口元を押さえて肩を震わせて笑っている……失礼な従業員がここにいますよ!
ムスーッとする私をフリウーラがシルビアさんの前に押し出す。
「シルビア、アカリは子供じゃないよ。先代女将の『温泉大陸の黒真珠』アカリ・トリニアだからね。これでも今の【刻狼亭】十六代目の母親で五ヵ月前に八人目の子供を産んだんだよ」
ああ、その中二病みたいな通り名は止めて欲しい……。
そしてシルビアさんは人を珍獣を見るような目で見るのを止めましょう?
「姉から「温泉大陸の女将は少女みたいな人」とは聞いていたけど……言葉の意味そのままだったのね」
「これでも四十代のおばちゃんですよ~ふふふっ」
まぁ、正確にはまだ三十代なんだけど……どうせ一ヶ月もしたら四十代だしね。
シュトラールのおかげで肉体年齢は中々年を取らない不思議構造にはなっているけど、人より体力が無いから疲れやすさだけは四十代以上かもしれない。
シルビアさんが少し委縮してしまったけど、昔から子供に間違えられる事はあったし……うん、この世界の人達が背が高すぎるだけ、うちの子達もいつの間にか私を追い越していたし、スクルードしか私より小さい子は居ないからね。
「まぁ、私の事は良いの! シルビアさん、温泉大陸のお医者様はお爺ちゃん先生と産医さんくらいなので、頑張って下さいね。回復魔法やポーションに頼り切った治療しか今までしてない様なものだったから、シルビアさんには期待してます!」
「そうだよ。まぁ、この大陸はアカリみたいな特殊体質もいるから、病気とは縁があんまりないけど、怪我なんかは多いからね。喧嘩早い奴らの巣窟だから、しっかり経験を積んで立派な医者になりな」
「特殊体質……?」
「その話は正式に【刻狼亭】で契約魔法を交わした時に教えてもらえるよ。気になるだろうけど、アンタは自分を売り込んで働きに来たんだから、その事を忘れずに頑張んな」
バシバシとシルビアさんの背中をフリウーラが叩き、シルビアさんを連れて女性宿舎の住民を紹介して、【刻狼亭】へ一旦戻り、事務所でシュトラールから事務手続きで獣騎馬車を用意してもらう。
この馬車は【刻狼亭】専用の早馬の様な物なのでシルビアさんの家に直ぐに着くだろうし、お引越しもこの馬車を貸し出ししているので、早めに終わる事だろう。
「シュー、新しい子が来たんだって?」
「医者が来るんだって?」
事務所に従業員の人達が来て、シュトラールが目の前のシルビアさんを指さすと、従業員達は「おお!」と騒ぐ。
何気に【刻狼亭】の従業員達は新しい仲間を見に来たり、騒いだりするの好きだからなぁ……。
「あっ、大女将も居る。どこの子供かと思いましたよ」
「小さい子供も雇うのかと思いましたよーあはは」
「ムッ! 失礼な! あなた達お給金減らされたいんですか!」
「えー! 大女将それは横暴ってやつですよー」
「大女将は可愛いですよー! 大好き―!」
調子のいい従業員達を軽く蹴って、シュトラールから獣騎馬車の札を貰ってシルビアさんを連れて獣騎の置いてある橋のある場所へ向かう。
「シルビアさん、【刻狼亭】に骨を埋める覚悟で来てくださいね」
「はい! ワタシ、アカリさんにお礼がしたくて医者を目指したんです! だから、お役に立てるように頑張りますね!」
「お礼?」
「はい! ワタシの病気が治ったのはアカリさんが作ったジュースのおかげだって姉が言っていたので、ワタシはそれで命を救われたんです。だから、絶対、貴女の役に立ちたいって思ってました!」
そういえばミッカジュースもお土産に持たせていた気がする。確かあの時はアルビーも手伝って作ってくれたから、私半分、アルビー半分というところだろう。
「ふふっ、あのジュースは聖竜も手伝ってくれていたから、特別だったのよ。シルビアさんが【刻狼亭】へ勤務する頃には冬眠から目を覚ましているから紹介しますね。だから、道中気を付けてね」
シルビアさんを見送って、屋敷に帰ると大広間のカウチソファの上で眠そうなドラゴン達がお団子状態で丸まって「おかえりー」と尻尾を振っていた。
「ただいま。皆、冬眠から目を覚ましたんだね。今日はいっぱいご飯作るからねー」
「うん。冬眠明けはいっぱいご飯食べたい」
欠伸をしながら私の周りに集まるドラゴン達を撫でて、「新しくお医者様が温泉大陸にくるんだよ」と話をしていると、のっそりとボサボサ頭を掻き上げてハガネも大きな欠伸をしながら大広間へ入ってきた。
「おはようハガネ」
「おう。医者かー……ボギー爺さんがこれでようやく休めるな」
「ふふっ、二十代の若い女の子だから、皆がわざと怪我をして医務室に行かないかが今から心配だね」
「あー、俺もそりゃ一回顔を見に行かねぇとな」
ハガネがニッと白い歯を見せて笑って、私が腰に手を当てて「もう!」と怒るとドラゴン達が声を出して笑い、ルーファスがスクルードを連れて大広間に来て「賑やかだな」と笑顔を見せる。
我が家は賑やかなぐらいが丁度いい塩梅だから、ようやく、我が家らしくなった感じである。
シルビアさんが温泉大陸に引っ越してきたのは、それから一週間してからで、歓迎会を宿舎の食堂でするというので私もお料理を作って持っていき、ついでにアルビーを紹介してきた。
アルビーは「アカリの成分がほとんどだから、私は関係ないよ」と言っていたけど、アルビーと私が一緒に作る物は特殊ポーション並みに効果が色々付属されるので、貴重なジュースだったと思う。
今は滅多に一緒に作らないしね。
シルビアさんは私を主君にすると何やら騒いで、主君契約してしまい……私に新しい従者が増えてしまった。
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