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19章
助っ人
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「なっ!ギル叔父上!!」
「どうしてギルさんがここに⁉」
ルーファスと朱里の驚く顔を見て悪戯が成功した様な顔でギルがいい笑顔をしている。
しかし、二人も直ぐにギルの性格上関わらない訳が無かったのだと困った人だとギルを見つめ返してお互いに首を振る。
「あんまり魔石は削れていないみたいですね」
ギルが朱里の持っている小刀をマジマジと見つめながら手に取りたそうな顔をしているのを見て、慌てて両手で小刀を握りしめる。
「これでも切れている方だ」
ルーファスが魔石の入った袋を手の平の簡易倉庫に入れながら新しい袋を取り出して朱里の切り取った魔石を袋に入れていく。手から溢れるサイズの塊の魔石は朱里的には大きく切っているつもりだが、魔石の大きさから言えば切り取った魔石は小さすぎて小石程度だったりする。
大きな山を切り崩している様な物なので、どうあがいてもこのペースでは聖水がもたない。
「君達に助っ人を用意してきたよ」
「「助っ人?」」
そう言ってギルが手招きしたのはサザンとカイナだった。
手にはありすの刀を携えての登場にルーファスと朱里が声を出す前にありすが「うちの!うちの刀ぁぁぁああ!!」と叫んだ。
ありすがカイナの所まで猛牛のごとく突っ込んで行き、刀を前にカイナに「頂戴!」と手を出す。
「刀を返す前に説明していただきたい。これは月刀ー山茶花ーなのか?」
「そうっしょ!月刀ー山ーがうちで、りんりんが月刀ー茶―で、アカリっちが月刀ー花ーっしょ!」
「……つまり、月刀ー山茶花ーをあなた方は三等分にしたと?」
「そうっしょ!だって、あんな長いの持てないっしょ?」
「……」
カイナが額に手を当てて言葉を飲み込み、ありすに刀を渡す。
刀を渡されたありすは「やるっしょー!」と意気揚々と鞘から刀を抜き、「せーのぉー!」と掛け声をあげて魔石に早速切りかかった。
カコンと良い音で大きく魔石が切れて、朱里がパチパチと手を叩く。
「うちの刀だとこんにゃく切ってる感じっしょ」
「何だか硬い物質を切ってるのに刃が通るとプルンプルンして、凄い違和感ありますよね」
「違和感半端ないっしょ!」
ありすと朱里がうんうんと頷いて倫子も2人に頷いて見せる。
その時「大変だ!【怨嗟】がまた出始めてる!」と、従業員の声がして一同に緊張が走る。
一度目の爆風からして二度目もあるだろうとそれぞれが吹き飛ばされない様に身構えて、グリムレインが樽の中の聖水を魔石の周りに浮かばせて氷漬けにすると、一滴ずつ落ちていくように調整していく。
「これなら爆風は起きまい!」
「偉い!グリムレイン!」
「ただ、少しずつ水滴にして落としてはいる分時間稼ぎになるが、この様子だとかなり時間が掛かりそうだの」
「ありすさんか私が聖水を作った方が良いかな?」
聖水が無ければ【怨嗟】で倒れるのは朱里とありすではあるけれど、お互いに自分の聖水では自分を守れないので結局、交互に作って行くしかないのかもしれない。
「ならばアリスが良かろう。嫁は我がドームをギリギリまで体の周りに付けておけば自分の聖域がドームで反射して嫁までは【怨嗟】は入らんのだし」
「えーっ!うちの刀どーするんっしょ?一番大きく切れる刀っしょ」
「ならば、私がやります。月刀ー山茶花ーの使い方を見せますので」
カイナがありすから刀を受け取ると、魔石の上に行き、刀を溜め打ちする様に構えてから円形に回して切ると、パァンと派手な音を立てて魔石が小さな粒になって消えていく。
「えええぇぇぇ!!?」
「魔石が勿体ないっしょー!!!」
「大きく切れてるけど、魔石が飛び散っちゃったね」
倫子とありすと朱里が「勿体なーい」と声を揃えると、ギルが「これです!」と嬉しそうに声を上げる。
一同が、「またこいつは……」と言う目でギルを見ればギルは逆に「分かって無いなぁ」という顔をしている。
「この魔獣の【王】という物が現れて倒される事の意味は数百年ごとに実は繰り返されているのです。時代によって【病魔】や【魔果】などで汚染された世界を一度再生し直す為の処置がこの魔獣の【王】なのですよ?魔獣の王に世界が破壊尽くされてしまっても、人々が居なくなっても、また世界は再生するわけです。しかし、魔獣の【王】を人々が倒してしまった場合は、こうして魔石によって浄化していくのです。この魔石が砕かれ、世界に飛び散る事こそが、世界の再生に必要な事なのです!」
ギルの演説にも近い言葉に一同は「そんな物かな?」と少し半信半疑で聞いている。
「歴史的瞬間とはこの事です!いつか歴史にこれは載る事なのですよ?『星降り祭り』の【勇者】のようにね?」
ギルは首に巻きつくネルフィームを撫でながら「ネルフィームも覚えておいてくださいね」と小さく言ってドラゴン達の記憶にも残る様に言う。
それはドラゴン達に未来でまた魔獣の【王】が出た時に教えられる様にという配慮でもある。
ズシャッと音がすると、カイナが魔石の上から滑り落ちる様に倒れて落ちて来るのをシュトラールが途中で拾い上げて、回復魔法を掛ける。
カイナはたった一回の抜刀で全身傷だらけ状態の満身創痍だった。
「やはり、私では月刀ー山茶花ーを扱う資格がない様です」
「んー……【勇者】は『死んでも生き返りながら手を止めなかった』んだよね?オレなら出来るかも?」
シュトラールがカイナから刀を取ると魔石の上に飛び乗る。
そして見様見真似のカイナと同じ方法で抜刀してみせると、魔石が円状に切れて四散していく。
体から血が吹き出すと回復魔法で治してまた同じことをしてみる。
「シューちゃん!大丈夫なの⁉無理しちゃ駄目だよ⁉」
「平気!魔石勿体ないけど、やれるッポイよ!」
シュトラールが平気でも一瞬で血を吹き出す息子の姿に心配するなという方が無理という物で、少し気の遠くなりそうな朱里をルーファスが後ろから支えながら、「無理はするな!」と声を掛ける。
「母上達と違って異世界人のハーフだから、切ってる感覚は紙束を切ってる感じに似てるかな?」
「私は普通に石を切っている感覚でした……」
呑気なシュトラールの声にカイナが少し残念そうな声を出すが、ハーフのシュトラールとカイナでは異世界人の血の濃さも違うのでそれは仕方がない事である。
「どうしてギルさんがここに⁉」
ルーファスと朱里の驚く顔を見て悪戯が成功した様な顔でギルがいい笑顔をしている。
しかし、二人も直ぐにギルの性格上関わらない訳が無かったのだと困った人だとギルを見つめ返してお互いに首を振る。
「あんまり魔石は削れていないみたいですね」
ギルが朱里の持っている小刀をマジマジと見つめながら手に取りたそうな顔をしているのを見て、慌てて両手で小刀を握りしめる。
「これでも切れている方だ」
ルーファスが魔石の入った袋を手の平の簡易倉庫に入れながら新しい袋を取り出して朱里の切り取った魔石を袋に入れていく。手から溢れるサイズの塊の魔石は朱里的には大きく切っているつもりだが、魔石の大きさから言えば切り取った魔石は小さすぎて小石程度だったりする。
大きな山を切り崩している様な物なので、どうあがいてもこのペースでは聖水がもたない。
「君達に助っ人を用意してきたよ」
「「助っ人?」」
そう言ってギルが手招きしたのはサザンとカイナだった。
手にはありすの刀を携えての登場にルーファスと朱里が声を出す前にありすが「うちの!うちの刀ぁぁぁああ!!」と叫んだ。
ありすがカイナの所まで猛牛のごとく突っ込んで行き、刀を前にカイナに「頂戴!」と手を出す。
「刀を返す前に説明していただきたい。これは月刀ー山茶花ーなのか?」
「そうっしょ!月刀ー山ーがうちで、りんりんが月刀ー茶―で、アカリっちが月刀ー花ーっしょ!」
「……つまり、月刀ー山茶花ーをあなた方は三等分にしたと?」
「そうっしょ!だって、あんな長いの持てないっしょ?」
「……」
カイナが額に手を当てて言葉を飲み込み、ありすに刀を渡す。
刀を渡されたありすは「やるっしょー!」と意気揚々と鞘から刀を抜き、「せーのぉー!」と掛け声をあげて魔石に早速切りかかった。
カコンと良い音で大きく魔石が切れて、朱里がパチパチと手を叩く。
「うちの刀だとこんにゃく切ってる感じっしょ」
「何だか硬い物質を切ってるのに刃が通るとプルンプルンして、凄い違和感ありますよね」
「違和感半端ないっしょ!」
ありすと朱里がうんうんと頷いて倫子も2人に頷いて見せる。
その時「大変だ!【怨嗟】がまた出始めてる!」と、従業員の声がして一同に緊張が走る。
一度目の爆風からして二度目もあるだろうとそれぞれが吹き飛ばされない様に身構えて、グリムレインが樽の中の聖水を魔石の周りに浮かばせて氷漬けにすると、一滴ずつ落ちていくように調整していく。
「これなら爆風は起きまい!」
「偉い!グリムレイン!」
「ただ、少しずつ水滴にして落としてはいる分時間稼ぎになるが、この様子だとかなり時間が掛かりそうだの」
「ありすさんか私が聖水を作った方が良いかな?」
聖水が無ければ【怨嗟】で倒れるのは朱里とありすではあるけれど、お互いに自分の聖水では自分を守れないので結局、交互に作って行くしかないのかもしれない。
「ならばアリスが良かろう。嫁は我がドームをギリギリまで体の周りに付けておけば自分の聖域がドームで反射して嫁までは【怨嗟】は入らんのだし」
「えーっ!うちの刀どーするんっしょ?一番大きく切れる刀っしょ」
「ならば、私がやります。月刀ー山茶花ーの使い方を見せますので」
カイナがありすから刀を受け取ると、魔石の上に行き、刀を溜め打ちする様に構えてから円形に回して切ると、パァンと派手な音を立てて魔石が小さな粒になって消えていく。
「えええぇぇぇ!!?」
「魔石が勿体ないっしょー!!!」
「大きく切れてるけど、魔石が飛び散っちゃったね」
倫子とありすと朱里が「勿体なーい」と声を揃えると、ギルが「これです!」と嬉しそうに声を上げる。
一同が、「またこいつは……」と言う目でギルを見ればギルは逆に「分かって無いなぁ」という顔をしている。
「この魔獣の【王】という物が現れて倒される事の意味は数百年ごとに実は繰り返されているのです。時代によって【病魔】や【魔果】などで汚染された世界を一度再生し直す為の処置がこの魔獣の【王】なのですよ?魔獣の王に世界が破壊尽くされてしまっても、人々が居なくなっても、また世界は再生するわけです。しかし、魔獣の【王】を人々が倒してしまった場合は、こうして魔石によって浄化していくのです。この魔石が砕かれ、世界に飛び散る事こそが、世界の再生に必要な事なのです!」
ギルの演説にも近い言葉に一同は「そんな物かな?」と少し半信半疑で聞いている。
「歴史的瞬間とはこの事です!いつか歴史にこれは載る事なのですよ?『星降り祭り』の【勇者】のようにね?」
ギルは首に巻きつくネルフィームを撫でながら「ネルフィームも覚えておいてくださいね」と小さく言ってドラゴン達の記憶にも残る様に言う。
それはドラゴン達に未来でまた魔獣の【王】が出た時に教えられる様にという配慮でもある。
ズシャッと音がすると、カイナが魔石の上から滑り落ちる様に倒れて落ちて来るのをシュトラールが途中で拾い上げて、回復魔法を掛ける。
カイナはたった一回の抜刀で全身傷だらけ状態の満身創痍だった。
「やはり、私では月刀ー山茶花ーを扱う資格がない様です」
「んー……【勇者】は『死んでも生き返りながら手を止めなかった』んだよね?オレなら出来るかも?」
シュトラールがカイナから刀を取ると魔石の上に飛び乗る。
そして見様見真似のカイナと同じ方法で抜刀してみせると、魔石が円状に切れて四散していく。
体から血が吹き出すと回復魔法で治してまた同じことをしてみる。
「シューちゃん!大丈夫なの⁉無理しちゃ駄目だよ⁉」
「平気!魔石勿体ないけど、やれるッポイよ!」
シュトラールが平気でも一瞬で血を吹き出す息子の姿に心配するなという方が無理という物で、少し気の遠くなりそうな朱里をルーファスが後ろから支えながら、「無理はするな!」と声を掛ける。
「母上達と違って異世界人のハーフだから、切ってる感覚は紙束を切ってる感じに似てるかな?」
「私は普通に石を切っている感覚でした……」
呑気なシュトラールの声にカイナが少し残念そうな声を出すが、ハーフのシュトラールとカイナでは異世界人の血の濃さも違うのでそれは仕方がない事である。
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