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19章
死せる魔獣
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魔獣の【王】が討伐されて1年の月日が経った。
魔獣達の異変は徐々に変化していき、世界中で問題視されていた。
ダークエルフ達が討伐した【王】は本当の意味で災害級だったようだ。
退治した後に災害の様な状態になってしまったのだから。
魔獣の【王】が倒された時、【王】の魔石が砕け散り、それは衝撃波と共に魔獣達に影響を及ぼした。
最初の頃は凶暴化が見られ、次第に魔獣達は自我を無くし、生きたまま腐っていく。
腐った魔獣から取れる魔石は穢れていて黒く染まっている。聖水等で浄化すると黒いモヤが出て魔石本来の色に戻るのだが、聖水の方が高値で魔石は価値を失っているが、魔石は生活にも使う物なのだが、魔法が使える人々にとっては無用な物でもあるのかもしれない。結局、割りを食っているのが魔石加工業者などの魔石の専門職達だ。
冒険者ギルドには普通ならば、災害級の魔獣を倒したともなれば大々的に討伐した冒険者を祭り上げるのだが、この状態でそんな事をすれば、袋叩きに遭うので伏せられている。
ただ、ダークエルフという事だけは広まってしまったので、ダークエルフ達は嫌われてしまっている。
「でもダークエルフが倒してくれなきゃ【王】による災害がいずれ起きてたわけでしょ?」
「そうなんだが、魔獣達の異変の様な災害よりかはマシだったのではないか?と、言われている」
【刻狼亭】の製薬室で褐色の肌をしたダークエルフ族の男の人を前にルーファスと朱里がヒソヒソと話をしている。
製薬室には室長のマグノリアと副長のテッチに助手としてピルマーが付いている。
他の2人、ロタルスとウエイトは新しく増設された製薬室の方で薬草をゴリゴリと擦っている最中である。まぁ、要はジャンケンで負けてしまっただけではあるが・・・。
「おれ達本当についてない!」
「雑用は年下のピルマーの仕事だろー!」
ロタルスとウエイトの愚痴がたまに聞こえるが、まぁ仕方がない。負けたのだから。
今、2人がゴリゴリと擦っている薬草はこのダークエルフの男の注文品で、なぜ温泉大陸にダークエルフが来たのか?
それに関しては1ヶ月前に遡る
_____魔獣の【王】を倒したダークエルフ。
彼の名はサザン・エンパイト。
黒い髪に褐色の肌、そして薄い紫の中に赤い光が宿る瞳を持った魔法を剣に付与する事で威力を増すことのできる能力を持った【魔法剣士】だった。
だった、というのは今はそうでは無いという事だ。
サザンが災害級の魔獣と対峙したのは必要に迫られたからだった。
冒険者ギルドに依頼していた初めの頃、魔獣はまだ災害級には少し足りないが、ダークエルフ達の住む北の森はその魔獣によって荒らされ、森から動物が段々と減少していった。
何度も冒険者ギルドに依頼をしているのに、冒険者は北の土地は環境的に極寒地区が多く、ダークエルフの森は雪樹の森と呼ばれる森奥深くの場所の為に冒険者も凍える思いをしてまで大変なクエストを受けてはくれない。
それぐらいなら、別のクエストの方がまだ安全で楽にお金を稼げるからだ。
そうこうしているうちに、10年、20年、30年と時が経ち・・・気付けば45年以上の月日が経ち、ダークエルフ達は自分達の森を捨てて別の森へ移り住んでいた。
冒険者ギルドに依頼して誰もクエストを受けない為に冒険者ギルドも半分忘れていたかもしれない程の依頼書。
今回、その依頼書が人々の目に留まったのは放置されている間に力を付け災害級になってからだった。
偶然、冒険者が依頼された植物がダークエルフ達が住んでいた雪樹の森で採取出来る物だった為に雪樹の森へ来て、魔獣の【王】と呼ばれる程に災害級になってしまった魔獣がそこに居たからだ。
ギルドは災害級とあっては冒険者を募らないわけにもいかず、再び日の目を見た依頼書は最高ランクの冒険者達に積極的に向かう様に薦めていた。
冒険者達の案内役としてサザンは生まれ故郷の雪樹の森へ帰って来た。
以前見た時でも巨大な体躯ではあった。
森を歩けば姿が遠目でもわかるほどに大きかったが、今はその比では無かった。
山の様な大きさに、案内役など必要もない、一目でそれが災害級の【王】だと解った。
【王】は黒く刺々しい外郭をした針鼠の様な姿で、盾役の冒険者が自分の体より大きな鋼鉄の盾を前に近付いたが、【王】の放った背中の針は盾を貫通して大きな穴を開けた。
大きな針に気を付ければ良いのかと思えば、普通に人が布を縫う時に使うような細い針まで撒き散らして攻撃してくる、そんな厄介さのある攻撃に上級冒険者達も次々と倒れていった。
長い戦いの中で、もう少しで倒せるかという時に、無傷で立っている者は案内役のダークエルフ達くらいだった。
サザンはただの案内役ではあったが、怪我人を放置して逃げ帰る事も出来ず、戦う事を選んだ。
案内役のダークエルフは3人おり、それぞれが幼馴染で連携も取れる動きが出来た事と、魔獣が災害級になる前に何度か退治できないかと挑んだ事もあった為に、ギリギリの勝利を治めることが出来たといっていい。
ただ、とどめを刺したサザンは体に無数に針を受け、倒して1年経った今もスプーンすら持てず、ましてや剣など持てる筈も無く苦しんでいる。
冒険者ギルドは災害級を倒した褒賞に、温泉大陸での療養をサザンに勧めた。
温泉大陸で【病魔】や【熱病】を鎮静化させたポーションを作った製薬部隊の事が含まれており、冒険者ギルドから【刻狼亭】へ製薬部隊への依頼もあった。
そして、こうして製薬部隊はサザンを含めたダークエルフ3人の湯治の間、専属医の様な形で薬を作る様に頼まれたわけである。
「温泉が各部屋に設置されていて大変助かっている」
「ダークエルフもエルフ族と同じく肌を人には見せませんから【刻狼亭】に居る間は温泉を満喫していってください。まぁ、奥で助手2人が薬湯用の薬草を作っていますから新鮮な薬湯で体を癒しつつ、体内に残った魔獣の毒素を抜いていくしかないですね」
マグノリアが丸眼鏡を指で上げながら、サザンに笑いかける。
サザン達ダークエルフ3人はこの1ヶ月湯治で随分と回復してきて、一応震えながらもスプーンが持てるほどには回復してきている。
「大旦那も大女将もありがとうございます」
サザンが頭を下げると朱里とルーファスが「気にしなくていい」と首を振る。
朱里とルーファスがここへサザンと一緒に来ているのは冒険者ギルドから、災害級を倒したはずの功労者が白い目は心苦しいので手厚くもてなし、特別扱いで頼むと言われたためである。
そんな事を言われなくても十分持て成しもするし、他の客達から文句が言われない様にこうして温泉大陸の当主が客人として案内をするほどに大事な客人だと知らしめている。
サザンが災害級を倒したとは知られてはいないが、ダークエルフと言うだけで今は周りのあたりがキツいのが現状なので安全の為でもある。
流石に大旦那と大女将が揃って持て成している所に文句を言いに来るバカは居ない。
「薬湯の薬草、今日の分出来ましたー!」
「腕が痛い~」
ロタルスとウエイトが手を緑色に染めながら、どうだ!と言わんばかりに瓶に詰めた液体状の薬草を掲げる。
マグノリアに「明日もお願いしますね」と言われると、「じゃんけんに明日こそ勝つ!」と2人は叫び、もう1人の助手ピルマーに「先輩たち弱いから無理ですよ。明日もガンバ」と発破をかけられていた。
魔獣達の異変は徐々に変化していき、世界中で問題視されていた。
ダークエルフ達が討伐した【王】は本当の意味で災害級だったようだ。
退治した後に災害の様な状態になってしまったのだから。
魔獣の【王】が倒された時、【王】の魔石が砕け散り、それは衝撃波と共に魔獣達に影響を及ぼした。
最初の頃は凶暴化が見られ、次第に魔獣達は自我を無くし、生きたまま腐っていく。
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冒険者ギルドには普通ならば、災害級の魔獣を倒したともなれば大々的に討伐した冒険者を祭り上げるのだが、この状態でそんな事をすれば、袋叩きに遭うので伏せられている。
ただ、ダークエルフという事だけは広まってしまったので、ダークエルフ達は嫌われてしまっている。
「でもダークエルフが倒してくれなきゃ【王】による災害がいずれ起きてたわけでしょ?」
「そうなんだが、魔獣達の異変の様な災害よりかはマシだったのではないか?と、言われている」
【刻狼亭】の製薬室で褐色の肌をしたダークエルフ族の男の人を前にルーファスと朱里がヒソヒソと話をしている。
製薬室には室長のマグノリアと副長のテッチに助手としてピルマーが付いている。
他の2人、ロタルスとウエイトは新しく増設された製薬室の方で薬草をゴリゴリと擦っている最中である。まぁ、要はジャンケンで負けてしまっただけではあるが・・・。
「おれ達本当についてない!」
「雑用は年下のピルマーの仕事だろー!」
ロタルスとウエイトの愚痴がたまに聞こえるが、まぁ仕方がない。負けたのだから。
今、2人がゴリゴリと擦っている薬草はこのダークエルフの男の注文品で、なぜ温泉大陸にダークエルフが来たのか?
それに関しては1ヶ月前に遡る
_____魔獣の【王】を倒したダークエルフ。
彼の名はサザン・エンパイト。
黒い髪に褐色の肌、そして薄い紫の中に赤い光が宿る瞳を持った魔法を剣に付与する事で威力を増すことのできる能力を持った【魔法剣士】だった。
だった、というのは今はそうでは無いという事だ。
サザンが災害級の魔獣と対峙したのは必要に迫られたからだった。
冒険者ギルドに依頼していた初めの頃、魔獣はまだ災害級には少し足りないが、ダークエルフ達の住む北の森はその魔獣によって荒らされ、森から動物が段々と減少していった。
何度も冒険者ギルドに依頼をしているのに、冒険者は北の土地は環境的に極寒地区が多く、ダークエルフの森は雪樹の森と呼ばれる森奥深くの場所の為に冒険者も凍える思いをしてまで大変なクエストを受けてはくれない。
それぐらいなら、別のクエストの方がまだ安全で楽にお金を稼げるからだ。
そうこうしているうちに、10年、20年、30年と時が経ち・・・気付けば45年以上の月日が経ち、ダークエルフ達は自分達の森を捨てて別の森へ移り住んでいた。
冒険者ギルドに依頼して誰もクエストを受けない為に冒険者ギルドも半分忘れていたかもしれない程の依頼書。
今回、その依頼書が人々の目に留まったのは放置されている間に力を付け災害級になってからだった。
偶然、冒険者が依頼された植物がダークエルフ達が住んでいた雪樹の森で採取出来る物だった為に雪樹の森へ来て、魔獣の【王】と呼ばれる程に災害級になってしまった魔獣がそこに居たからだ。
ギルドは災害級とあっては冒険者を募らないわけにもいかず、再び日の目を見た依頼書は最高ランクの冒険者達に積極的に向かう様に薦めていた。
冒険者達の案内役としてサザンは生まれ故郷の雪樹の森へ帰って来た。
以前見た時でも巨大な体躯ではあった。
森を歩けば姿が遠目でもわかるほどに大きかったが、今はその比では無かった。
山の様な大きさに、案内役など必要もない、一目でそれが災害級の【王】だと解った。
【王】は黒く刺々しい外郭をした針鼠の様な姿で、盾役の冒険者が自分の体より大きな鋼鉄の盾を前に近付いたが、【王】の放った背中の針は盾を貫通して大きな穴を開けた。
大きな針に気を付ければ良いのかと思えば、普通に人が布を縫う時に使うような細い針まで撒き散らして攻撃してくる、そんな厄介さのある攻撃に上級冒険者達も次々と倒れていった。
長い戦いの中で、もう少しで倒せるかという時に、無傷で立っている者は案内役のダークエルフ達くらいだった。
サザンはただの案内役ではあったが、怪我人を放置して逃げ帰る事も出来ず、戦う事を選んだ。
案内役のダークエルフは3人おり、それぞれが幼馴染で連携も取れる動きが出来た事と、魔獣が災害級になる前に何度か退治できないかと挑んだ事もあった為に、ギリギリの勝利を治めることが出来たといっていい。
ただ、とどめを刺したサザンは体に無数に針を受け、倒して1年経った今もスプーンすら持てず、ましてや剣など持てる筈も無く苦しんでいる。
冒険者ギルドは災害級を倒した褒賞に、温泉大陸での療養をサザンに勧めた。
温泉大陸で【病魔】や【熱病】を鎮静化させたポーションを作った製薬部隊の事が含まれており、冒険者ギルドから【刻狼亭】へ製薬部隊への依頼もあった。
そして、こうして製薬部隊はサザンを含めたダークエルフ3人の湯治の間、専属医の様な形で薬を作る様に頼まれたわけである。
「温泉が各部屋に設置されていて大変助かっている」
「ダークエルフもエルフ族と同じく肌を人には見せませんから【刻狼亭】に居る間は温泉を満喫していってください。まぁ、奥で助手2人が薬湯用の薬草を作っていますから新鮮な薬湯で体を癒しつつ、体内に残った魔獣の毒素を抜いていくしかないですね」
マグノリアが丸眼鏡を指で上げながら、サザンに笑いかける。
サザン達ダークエルフ3人はこの1ヶ月湯治で随分と回復してきて、一応震えながらもスプーンが持てるほどには回復してきている。
「大旦那も大女将もありがとうございます」
サザンが頭を下げると朱里とルーファスが「気にしなくていい」と首を振る。
朱里とルーファスがここへサザンと一緒に来ているのは冒険者ギルドから、災害級を倒したはずの功労者が白い目は心苦しいので手厚くもてなし、特別扱いで頼むと言われたためである。
そんな事を言われなくても十分持て成しもするし、他の客達から文句が言われない様にこうして温泉大陸の当主が客人として案内をするほどに大事な客人だと知らしめている。
サザンが災害級を倒したとは知られてはいないが、ダークエルフと言うだけで今は周りのあたりがキツいのが現状なので安全の為でもある。
流石に大旦那と大女将が揃って持て成している所に文句を言いに来るバカは居ない。
「薬湯の薬草、今日の分出来ましたー!」
「腕が痛い~」
ロタルスとウエイトが手を緑色に染めながら、どうだ!と言わんばかりに瓶に詰めた液体状の薬草を掲げる。
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