黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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18章

花魁通り ※R18

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 『花魁道中』はすっかり温泉大陸ではお馴染みの物になり、華やぐその花魁道中の道は『花魁通り』と呼ばれる様になってしまっている。
その花魁通りの脇道にはいつぞやの休憩宿と言う名のラブホテル街があり、『踊り子』に連れ込まれたり、『踊り子』の色香にやられて昂った人々がお互いの昂ぶりを治めるのに使用するのが、この時期の使われ方である。

 ベッドの上でお互い裸で抱き合いながらキスを繰り返す2人は『踊り子』の色香にやられたわけでは無い。
お互いがお互いの色香に興奮してしまい、屋敷に戻るまで我慢できずに墓参りの帰りに休憩宿へなだれ込んでしまったのである。

「ふぁっ、んっ、もっと、ぎゅっとして・・・んっ」
「こうか?アカリは、んっ、柔らかいな」

 朱里の胸が肌に押し付けられると、朱里の下腹部に熱く昂った剛直がペチッと当たる。
白く小さな手が添えられて先端を指でつんつんと押して、透明の先走りの体液を指で弄ぶ。

「っ、アカリ、悪い子の手だな」

 少し息を止めて、苦笑するとルーファスが朱里の手を掴み、お返しとばかりに朱里の太腿を撫で上げて付け根まで手を添わせると、朱里の内股に力が入るのが触っている手から感じ取れる。
小さな双丘を指で左右に割り、くぱっと広げたそこから透明な液が流れてベッドのシーツに小さな染みを付ける。

「キスだけでビショビショだな」
「~っ、そんな事、言っちゃ駄目」

 顔を赤くしてルーファスを拗ねた様な目で見つめる朱里にまたキスをして、指で広げた場所からトロッと愛液が流れ、朱里の体が火照りながら小さく腰が動いてルーファスの指を押し付けようとしている。
縁をなぞる様に指を動かし、朱里が鼻から抜ける様な声を出すので指を蜜口に入れると吸い付く様に肉襞が動く。甘い吐息を漏らしながら朱里が潤んだ瞳でルーファスの瞳に訴えかける。
早くどうにかしてほしいと。

 ぎちっ・・・と、膣へ押し込むと、朱里が子犬の様な声を上げて弓なりに仰け反る。

 何度も繋ぎ合った身体は直ぐに愛撫でとろとろに蕩けるが、身体構造的に朱里は色々と小さく受け入れる場所も狭い。その狭い場所を押し広げて繋がった時の『1つ』になった感覚は快感と呼ぶには圧倒的に足りない。

「あ、はぁ・・・ルーファス、体が熱い」

 朱里がルーファスの首筋を舐める様にキスをして、ルーファスが朱里の腰を持って浮かせながら引き寄せると、ギュウッと膣内が締まり、腰を動かして突き上げるたびに朱里の胸がぷるぷる動き、もっと乱れさせたいと思うが、朱里の体力を考えると疲労回復ポーションや体力回復ポーションなしに無茶は出来ないのが惜しい所である。

「あぁぁ________っ」
 
 声をより一層高く上げて朱里の蜜壺がきゅんきゅんと締まりが良くなると、体を震わせたあとでトロトロと愛液がまた溢れ出す。

「達してしまったのか?堪え性のない体だな」
「あっ、ごめな、さい・・・はぁ、んんっお腹、勝手に動くぅ・・・・ああっ」

 ぎゅっぎゅっと動きルーファスの肉棒に自分から絡みつくクセに、首を左右に振ってイッたばかりだから動かないでと懇願して、ポロポロ涙を溢れさせる朱里に苦笑が漏れる。

 愛液のぬめりに助けられて動きが良くなるとばちゅばちゅと水音をさせなが亀頭で子宮口を小突き回す。朱里がまた絶頂を迎えて嬌声を上げる。

「きゃぅぅぅっ、あっやぁ、もぉ、おかしくなるぅ、ふぁぁ___っ」

 足が痙攣して胎内ナカもピクピクと動き、揺さぶられながら意識を飛ばし始めている朱里は「もっと」と強請ったり「そこ」と色々とルーファスに素直に教えてくれる。

「っ、ふぅ、アカリ、そろそろ出していいか?」
「・・・っん、はぁ、いっぱい、ちょうだい、はふっ」
「アカリは可愛いな。一杯お腹に溢れさせてやるからな」
「んっ、えっち・・・はぅ・・・」

 朱里を抱き直して最奥にズンッと力強く穿つと「あん」と小さく声を小刻みに口から漏らしながら、肌を打つ音と朱里の可愛く強請る様な嬌声が響く。 
ルーファスが少し目を細めた顔を見て朱里の胸がキュンと高鳴ると、子宮もキュンと疼き子宮口と亀頭の入り口がピッタリと合わさると子宮にドプッと勢いよく放たれた物が流れ込むのが分り、朱里が腰を浮かせて逃げようとして腰を引き戻されて、最後まで注ぎ込まれた。

「きゃぁっ!!」

 胎でパンパンに注がれた白濁の熱さに小さく口を開いて息を乱すと、ルーファスが腰を引き自分の子宮口から白濁が溢れて膣内に垂れていくのが判ると、朱里が小さく身震いする。

「ルーファス・・・あ、ぅ・・・」
「ココにたっぷり入れたからな」

 グッとお腹の上を手で押され、朱里が声も無く悲鳴を上げる。

「___っ!!」 

 ドロッと蜜口から出る熱い液体を感じながら朱里が意識を手放すと「少しやり過ぎたか?」とルーファスの声が耳に届いた。


 意識を再び取り戻した時には身綺麗にされていて、腰の鈍痛に朱里が上目遣いでルーファスに手を伸ばす。

「ルーファス、抱っこ・・・」
「ククッ、やはりオレの腕はアカリ専用だろ?」
「ううっ、抱き潰されるかと思いました・・・こんな場所で抱き潰されたら困っちゃいます」
「オレは別にそれでもいいが、ティル達がアカリが帰ってこないと怒るからな」
「早く帰ってあげないとね」
「そうだな」

 軽くキスをして休憩宿を出ると『花魁道中』でライトアップされた通りをカップルが楽し気に腕を組んで歩く様子が見て取れる。
今年も『花魁道中』で集まった観光客の中で『運命の番』に出会った人々が居る様だと、微笑ましそうに見ながら2人は屋敷へ帰っていく。
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