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17章
氷竜と遊園地6
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鏡の階段の部屋から次に現れた扉を開くと、そこは元の遊園地の様に見えたが、よくよく見ると全ての遊具に豚の絵があり、メリーゴーラウンドのペガサスも豚に羽が生えている物に変わっていた。
『ご来場の皆様~本遊園地は可愛い可愛い『僕』の為の遊園地でございまぁす!』
豚の声が笑い混じりに園内へ響き渡り、それと同時にパレードが始まる。
大きな豚の乗り物の前で小さな豚たちが楽器を鳴らしながら行進を始め、大きな豚の乗り物の上にある玉座には『ひがみ』が赤いマントを羽織り王冠を頭に乗せて偉そうに座っていた。
「あの豚捕まえてとっととこんな場所出よう!」
「メノンが遊園地に行こうなんて言わなきゃこうはならなかったけどね」
「うるさいなークリスだって『絵本の続きが出来ると良いね』って言ってただろ?」
「まさかこんなにイラつく豚に振り回されるとは思わなかったんだよ」
メノンとクリュスターシが言い合いながらジリジリとパレードに近付いていく。
朱里とルーファスも近付いてはいるが、メノン達とは逆方向から追い込もうとしてパレードを大回りで動いている為に速さが要求され、朱里はルーファスにおんぶしてもらっている状態で移動している。
「ふぇぇ~恥ずかしいよぅ」
「あと少し我慢していろ」
「はい・・・ううっ、この年齢でおんぶはキツいです」
「ククッ、気にするな。アカリは気にし過ぎだ」
いつもの様に抱き上げての移動は豚を捕まえる時に朱里が邪魔になるかもしれないからとおんぶになったのだが、初めから自分が邪魔なのでは?と、口にも出したが残していくと豚に何かされかねないからと言われこの状態である。
『プーッ、くすくす。『僕』を捕まえる気かな?可愛いワンコロ達め』
両手で口を押えながら豚は笑い、楽器を鳴らす豚たちが一斉に音を高くして奏でると玉座の上で『ひがみ』はお尻を振りながら踊る。
『見つけて探して追い駆けて!可愛い僕を!そしてギュッとハグしておくれぇ~』
パンパカパーンとラッパが鳴り響きリボンと紙吹雪がバッと『ひがみ』の周りに飛び交うと『ひがみ』の姿は玉座から消えている。
「チッあいつ何所に行った!」
「素早い豚だな!」
メノンとクリュスターシが周りを見渡し、ルーファスと朱里も『ひがみ』の姿を探して辺りを見まわす。
カサカサカツカツ音はするが、姿が見えない。そして、遊具が音を鳴らして動き始める。
『楽しい楽しい遊園地!遊んで遊んで遊園地!捕まえて僕を!』
明らかに挑発する声が響き、クリュスターシが「あそこだ!」と声を上げると観覧車によじ登る『ひがみ』の姿があった。気付かれた事に気付いた『ひがみ』が観覧車の中に入り込むと両頬を両手で押して『プヒィー』と声を出して笑う。
『捕まえられるものなら、捕まえに来てぇ~プーッ、ぷひゃひゃひゃ』
お尻をぺんぺんと叩いて観覧車の中から『ひがみ』は余裕の態度で挑発を繰り返す。
メノンは一番下の観覧車に乗り込んでいるが、クリュスターシが「それ意味ないだろ?!」とメノンを止める。
観覧車に乗り込んだところで『ひがみ』は結局のところ下まで降りて来るのは確実なので降りてきたところを捕まえればいいだけの話なのである。
「早く降りて来い!捕まえてギッタンギッタンにしてやる!」
「メノンは乱暴なんだから」
可愛い顔の少女メノンは絵本では元気ハツラツの少女として書かれているが、本物は中々にパワフルである。
メノンの相棒クリュスターシは絵本ではヒーローとして書かれているが、本物はメノンのしりぬぐい役の様な感じがする。
「そういえば、ルーファスが呪いに掛けられていたなら私も呪いに掛けられてるのかな?」
「どこかおかしい所はあるか?」
「うーん・・・特には」
ルーファスにおんぶから地面に下ろしてもらいくるくると回りながら自分を見下ろして体におかしな所がないか調べる物の特に変なところとは無い。
「ルーファス・・・で良いんだっけ?」
「ああ。お前はクリュスターシで良いんだろう?」
「そそ。僕はクリュスターシ。クリスで良いよ」
クリュスターシがルーファスに手を差し出すとルーファスも軽く握り返す。
メノンと朱里も自己紹介をしたが、メノンに両手を握られブンブンと勢い良く振られた。
ルーファスがそれを見て朱里を自分の後ろに隠して服を着る様に言ったのでセーターとコートを着込んで大人しくしている。
「ルーファスはケチくさいなぁ」
「黙れクソガキ。人の番に余計な真似をするな」
「呪いさえかかってなきゃモテモテなんだけどなぁ」
「ハッ、そんな事だから呪いに掛かるんじゃないのか?」
メノンとルーファスはそんなやり取りをして朱里は首を傾げる。
仲が良いのか打ち解けているのか、ルーファスの態度は砕けた物である。
「アカリ、体力は戻ってきたかい?」
「うん。少し休んだから平気だよ。クリュスターシ達は大丈夫?」
「クリスで良いってば」
「それがね、クリュスターシって言いたいのにクリュスターシとしか言えないの」
「アカリ、もしかしてそれ・・・呪いじゃない?」
朱里が口元を押さえると自分のポーチの中から1本ポーションを取り出して瓶を開けると口を付ける。
今回はリュエールに【刻狼亭】の鍵を渡しているので特殊ポーションのみ取り出して朱里が3本残りをルーファスが持ち歩いている。
「クリス・・・わっ、本当に呪いだった!」
「え?!アカリ、今のポーション何?!」
「えと、呪いとか色々解く特製ポーションです」
「えええ?!僕達の旅が無駄に終わったりしてる?もしかして僕の呪いを解いたのはソレ?」
「えーと、まぁそんな感じです」
クリュスターシが朱里の手を握って「うわぁー!ありがとう!」と手をブンブンと振ると朱里の胸がふるんふるん揺れて気付いたクリュスターシが顔を赤くして手を離す。
「わっ、アカリ、ごめん!」
「いえいえ?」
「あのさ、それメノンにも1本分けてあげてくれないかな?」
「いいですよ。どうぞ」
朱里がポーチから1本ポーションを取り出してクリュスターシに渡すと嬉しそうに受け取ってメノンにポーションを見せる。
「メノン!コレがあれば呪いが解けるよ!」
「へぇー本当に?」
「アカリに貰ったんだ!」
メノンが笑顔でポーションを受け取り、朱里の方へ歩いてくる。
朱里に笑顔を向けるとメノンの口元が歪んでいく。
『駄目じゃないか。例外は駄目だよ駄目だーめ』
メノンの口から豚の声が出て、メノンの口が大きく開くとパクンと可愛い音を立てて朱里を飲み込む。
クリュスターシとルーファスが唖然として何が起きたかを理解した時にはメノンの姿は大きな豚の姿に変わっていた。
『やぁ、本物の『僕』だよ!』
ピョンと小さくジャンプしてくるくると足で回転しながら豚は『プヒーッ』と笑う。
ルーファスが地面を蹴って飛び掛かるのと同時にクリュスターシも豚に飛び掛かるが、豚はポーンとボールの様にポンポンと弾んで移動していく。
「アカリを何処にやった?!」
「アカリとメノンを返せ!!」
『プーッ、どこだろう?どこかな?忘れちゃったよ!プヒャヒャ』
2人が豚を追い駆けて行くと豚は大きな豚がフォークとナイフを持ったレストランに入っていく。
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「あと少し我慢していろ」
「はい・・・ううっ、この年齢でおんぶはキツいです」
「ククッ、気にするな。アカリは気にし過ぎだ」
いつもの様に抱き上げての移動は豚を捕まえる時に朱里が邪魔になるかもしれないからとおんぶになったのだが、初めから自分が邪魔なのでは?と、口にも出したが残していくと豚に何かされかねないからと言われこの状態である。
『プーッ、くすくす。『僕』を捕まえる気かな?可愛いワンコロ達め』
両手で口を押えながら豚は笑い、楽器を鳴らす豚たちが一斉に音を高くして奏でると玉座の上で『ひがみ』はお尻を振りながら踊る。
『見つけて探して追い駆けて!可愛い僕を!そしてギュッとハグしておくれぇ~』
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「チッあいつ何所に行った!」
「素早い豚だな!」
メノンとクリュスターシが周りを見渡し、ルーファスと朱里も『ひがみ』の姿を探して辺りを見まわす。
カサカサカツカツ音はするが、姿が見えない。そして、遊具が音を鳴らして動き始める。
『楽しい楽しい遊園地!遊んで遊んで遊園地!捕まえて僕を!』
明らかに挑発する声が響き、クリュスターシが「あそこだ!」と声を上げると観覧車によじ登る『ひがみ』の姿があった。気付かれた事に気付いた『ひがみ』が観覧車の中に入り込むと両頬を両手で押して『プヒィー』と声を出して笑う。
『捕まえられるものなら、捕まえに来てぇ~プーッ、ぷひゃひゃひゃ』
お尻をぺんぺんと叩いて観覧車の中から『ひがみ』は余裕の態度で挑発を繰り返す。
メノンは一番下の観覧車に乗り込んでいるが、クリュスターシが「それ意味ないだろ?!」とメノンを止める。
観覧車に乗り込んだところで『ひがみ』は結局のところ下まで降りて来るのは確実なので降りてきたところを捕まえればいいだけの話なのである。
「早く降りて来い!捕まえてギッタンギッタンにしてやる!」
「メノンは乱暴なんだから」
可愛い顔の少女メノンは絵本では元気ハツラツの少女として書かれているが、本物は中々にパワフルである。
メノンの相棒クリュスターシは絵本ではヒーローとして書かれているが、本物はメノンのしりぬぐい役の様な感じがする。
「そういえば、ルーファスが呪いに掛けられていたなら私も呪いに掛けられてるのかな?」
「どこかおかしい所はあるか?」
「うーん・・・特には」
ルーファスにおんぶから地面に下ろしてもらいくるくると回りながら自分を見下ろして体におかしな所がないか調べる物の特に変なところとは無い。
「ルーファス・・・で良いんだっけ?」
「ああ。お前はクリュスターシで良いんだろう?」
「そそ。僕はクリュスターシ。クリスで良いよ」
クリュスターシがルーファスに手を差し出すとルーファスも軽く握り返す。
メノンと朱里も自己紹介をしたが、メノンに両手を握られブンブンと勢い良く振られた。
ルーファスがそれを見て朱里を自分の後ろに隠して服を着る様に言ったのでセーターとコートを着込んで大人しくしている。
「ルーファスはケチくさいなぁ」
「黙れクソガキ。人の番に余計な真似をするな」
「呪いさえかかってなきゃモテモテなんだけどなぁ」
「ハッ、そんな事だから呪いに掛かるんじゃないのか?」
メノンとルーファスはそんなやり取りをして朱里は首を傾げる。
仲が良いのか打ち解けているのか、ルーファスの態度は砕けた物である。
「アカリ、体力は戻ってきたかい?」
「うん。少し休んだから平気だよ。クリュスターシ達は大丈夫?」
「クリスで良いってば」
「それがね、クリュスターシって言いたいのにクリュスターシとしか言えないの」
「アカリ、もしかしてそれ・・・呪いじゃない?」
朱里が口元を押さえると自分のポーチの中から1本ポーションを取り出して瓶を開けると口を付ける。
今回はリュエールに【刻狼亭】の鍵を渡しているので特殊ポーションのみ取り出して朱里が3本残りをルーファスが持ち歩いている。
「クリス・・・わっ、本当に呪いだった!」
「え?!アカリ、今のポーション何?!」
「えと、呪いとか色々解く特製ポーションです」
「えええ?!僕達の旅が無駄に終わったりしてる?もしかして僕の呪いを解いたのはソレ?」
「えーと、まぁそんな感じです」
クリュスターシが朱里の手を握って「うわぁー!ありがとう!」と手をブンブンと振ると朱里の胸がふるんふるん揺れて気付いたクリュスターシが顔を赤くして手を離す。
「わっ、アカリ、ごめん!」
「いえいえ?」
「あのさ、それメノンにも1本分けてあげてくれないかな?」
「いいですよ。どうぞ」
朱里がポーチから1本ポーションを取り出してクリュスターシに渡すと嬉しそうに受け取ってメノンにポーションを見せる。
「メノン!コレがあれば呪いが解けるよ!」
「へぇー本当に?」
「アカリに貰ったんだ!」
メノンが笑顔でポーションを受け取り、朱里の方へ歩いてくる。
朱里に笑顔を向けるとメノンの口元が歪んでいく。
『駄目じゃないか。例外は駄目だよ駄目だーめ』
メノンの口から豚の声が出て、メノンの口が大きく開くとパクンと可愛い音を立てて朱里を飲み込む。
クリュスターシとルーファスが唖然として何が起きたかを理解した時にはメノンの姿は大きな豚の姿に変わっていた。
『やぁ、本物の『僕』だよ!』
ピョンと小さくジャンプしてくるくると足で回転しながら豚は『プヒーッ』と笑う。
ルーファスが地面を蹴って飛び掛かるのと同時にクリュスターシも豚に飛び掛かるが、豚はポーンとボールの様にポンポンと弾んで移動していく。
「アカリを何処にやった?!」
「アカリとメノンを返せ!!」
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