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17章
氷竜と氷の城6
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グリムレインが『お楽しみは夜遅くだ』と宴の時に言っていた理由が窓の外を見て「なるほど」と思わせた。
夜の12時を過ぎた頃に夜空に緑色を主体にしたオーロラが出ていた。
「綺麗・・・オーロラ初めて見た」
「オレもオーロラは初めてだな」
朱里と2人でベッドに横になりながらベルドーラの都市にカーテンがなびいている様にオーロラが掛かっているのを見つめている。
「グリムレインもヴァレリーさんと一緒にオーロラ見てるかな?」
「呼び出しに来ないなら見ているんじゃないか?」
「そうだと良いなぁ。オーロラくらいは2人の思い出として取っておいて欲しいよね」
「相変わらずアカリは色恋の話に飛びつきやすいな」
「自分が良い恋愛をしていると、他人も幸せになって欲しいじゃない?」
「出歯亀し過ぎて鬱陶しがられん様にな」
「はーい」
押し付けは良くない。それは解っているが、何となく背中を押してしまいたくなる十分過ぎる程のお節介焼きな朱里にルーファスは少し「放っておけばいいものを」と思いつつも「首を突っ込みたがるのもアカリだしな」と半々な気持ちでゴソゴソと布団の中で寄り添っては頭を擦りつけてくる朱里に目を細めて笑う。
「明日は次の場所に移動するって言ってたけど、何処に行くんでしょうね?」
「さあな。計画はグリムレインとミルアとナルアで決めていた様だからな」
「寒い場所じゃなきゃいいけど、寒いんだろうなぁ・・・」
温泉大陸を出る時にリュエールから貰った腕輪を手で弄りながら「寒いの嫌だなぁ」とむぅっと口を尖らせる朱里の口を指で摘まむと朱里が「むっぅう」と小さく抗議する。
「しぃー。ティル達が起きてしまうぞ?」
「むぅ・・・」
朱里が隣りのベッドで「ぷぅ」「ぴぃ」「ぷぅ」と可愛い鼻息で寝ている三つ子をチラッと見てからルーファスを恨みがましそうな目で見る。
ルーファスが口から指を放すと朱里が指をかぷっと甘噛みしていく。
「アカリ、それは誘ってるのか?」
「いいえ。子供の前ではしませんよ」
「ふむ。残念だ」
「ふふっ。オーロラも見ましたし、満足したので私は寝ます」
「ん。おやすみアカリ」
「はい。おやすみなさいルーファス」
目を閉じた朱里の瞼にキスを落として朱里の寝息が聞こえるまでオーロラを眺めながら少し眠気が来たところで朱里に噛まれた指を舐めてから目を閉じる。
__翌日。
昨日宴の合った場所で今朝は朝餉が用意され、一応『眠りの賛華』は持って来たものの、ヴァレリーからの嫌がらせもなく、温かい朝食に朱里も少し用心し過ぎたかな?と思いつつ、グリムレインとヴァレリーがまた元の様に和気藹々と隣同士で朝食を摂っていることに安心する。
「のう、嫁よ。この子らに絵本を読み聞かせをしてやってはくれぬか?」
ヴァレリーの周りを雪の妖精が躍る様にふわふわと飛んで朱里に両手を合わせている。
昨日はグリムレインとヴァレリーに邪魔されて途中で止めてしまったから雪の妖精達も続きが気になっているのかもしれない。
「良いよ。それじゃあ、朝ご飯が終わったら皆で『怪盗オバケちゃん!』を読んであげるね!」
パチパチパチと雪の妖精達が手を叩きながら、お菓子を用意しなきゃ、お茶を用意しなきゃとウキウキと騒ぎだす。
何だかとても小さな子供の様で可愛らしい様子に自然と頬も緩む。
ティルナール達三つ子も目を輝かせているのでこれはこれで頑張らなくてはいけないと小さく気合を入れて朝食を済ませる。
絵本の読み聞かせを朱里がしている間にミルアとナルアは城の中の店でお土産を物色してくると言い、ルーファスをお財布代わりに連れて行ってしまった。
左右の腕に娘二人に掴まれてまんざらでもない顔をしていたのでルーファスとしても満足そうで「アカリ達にも何か土産を買ってくる」と言っていたが、娘2人の買い物だけで手一杯になりそうだなと朱里は思う。
読み聞かせの場所は昨日と同じルーファスの部屋で30cm程に身を縮めたグリムレインが腕の中に少し色の違う雪の妖精を抱いて座り、三つ子と雪の妖精はそれぞれお菓子と飲み物を持って朱里の絵本の読み聞かせを待っている。
昨日と同じ様に朱里がベッドシーツを頭に被って読み聞かせを始める。
「『怪盗オバケちゃん!』始まるよー!」
朱里の元気な声と小さな手から出る拍手で部屋が賑やかになっていく。
地味な白いオバケが自分のオリジナリティーを出そうと色んな人の真似をしていく話で、朱里はシーツの中で髪型を変えて出てきたりと1人劇の様な事をしながら読み聞かせていった。
絵本の最後の「おしまい」までくると雪の妖精達と三つ子達から拍手を貰い、アンコールも貰ったので、最後にルーシーの持っていた絵本を読みきかせる事になった。
「『不思議な7つの鍵とメノンの旅』始まるよー」
子供向けの絵本ではあるけれど、このルーシーのお気に入りの絵本は10冊以上出ている続き物で今も新しい本が出ている。【刻狼亭】の料理長アーネスが子供の頃からあるというので長い間愛されてきている絵本らしい。
朱里もリュエールやミルア達が子供の頃に読んであげていたが、ルーシーが一番この絵本を愛読している。
メノンという主人公が様々な旅をしていく話でこの7つの鍵は8冊目の物になる。
どの絵本も実際にある土地や伝説などが主題で絵本に影響されてその土地に行ったりする『聖地巡礼』という物も流行っているそうで、そのうちルーシーに強請られてルーファスが連れて行きそうではある。
「はい。おしまい」
読み終わって、ふぅっと朱里が一息つくとルーシーがやはり一番手を叩いて喜んでいた。
雪の妖精達も手を叩いて朱里に礼を述べながら、ポンっと音を立てて消えていく。
気付けば部屋に居た雪の妖精達はグリムレインが腕に抱いている色の少し違う雪の妖精だけになっていた。
シャランと音を立てて色の違う妖精がヴァレリーになると、朱里の手に氷の様な小さな涙の形の石を乗せるとニコリと笑う。
「わらわも満足した。嫁よ、ありがとう。色々してしまってすまなかったの。今年は雪の子達がもう消えてしまったからわらわも消える。グリムレイン、次の冬にまた会おうぞ」
「ああ。次の冬にまた来る。何か土産を持ってくる」
「なら、嫁がいいのぅ。また雪の子らに読み聞かせをしておくれ」
「それは嫁次第だな」
ヴァレリーとグリムレインが朱里を見て「ルーファスが許可してくれたらね」と笑う。
流石に許可はとらなければ勝手には決められない案件である。
ヴァレリーが「楽しみにしている」と言って雪の妖精達の様に消えていった。
「グリムレイン、消えちゃったね」
「ヴァレリーや雪の妖精はいつもなら冬ギリギリまで宴会をしながら城で過ごすが、嫁が満足させたから消えてしまったな。まぁその分、良い冬越えになるだろうさ」
「そういう物なの?」
「うむ。ヴァレリーと雪の妖精はそういう存在だ」
「そっかー。なら今年の冬は安心だね」
「そうだの」
「寂しい?」
「いや?どうせ次の冬には会えるからの」
グリムレインが口元を上げて笑うと、朱里も満足そうに笑って頷く。
夜の12時を過ぎた頃に夜空に緑色を主体にしたオーロラが出ていた。
「綺麗・・・オーロラ初めて見た」
「オレもオーロラは初めてだな」
朱里と2人でベッドに横になりながらベルドーラの都市にカーテンがなびいている様にオーロラが掛かっているのを見つめている。
「グリムレインもヴァレリーさんと一緒にオーロラ見てるかな?」
「呼び出しに来ないなら見ているんじゃないか?」
「そうだと良いなぁ。オーロラくらいは2人の思い出として取っておいて欲しいよね」
「相変わらずアカリは色恋の話に飛びつきやすいな」
「自分が良い恋愛をしていると、他人も幸せになって欲しいじゃない?」
「出歯亀し過ぎて鬱陶しがられん様にな」
「はーい」
押し付けは良くない。それは解っているが、何となく背中を押してしまいたくなる十分過ぎる程のお節介焼きな朱里にルーファスは少し「放っておけばいいものを」と思いつつも「首を突っ込みたがるのもアカリだしな」と半々な気持ちでゴソゴソと布団の中で寄り添っては頭を擦りつけてくる朱里に目を細めて笑う。
「明日は次の場所に移動するって言ってたけど、何処に行くんでしょうね?」
「さあな。計画はグリムレインとミルアとナルアで決めていた様だからな」
「寒い場所じゃなきゃいいけど、寒いんだろうなぁ・・・」
温泉大陸を出る時にリュエールから貰った腕輪を手で弄りながら「寒いの嫌だなぁ」とむぅっと口を尖らせる朱里の口を指で摘まむと朱里が「むっぅう」と小さく抗議する。
「しぃー。ティル達が起きてしまうぞ?」
「むぅ・・・」
朱里が隣りのベッドで「ぷぅ」「ぴぃ」「ぷぅ」と可愛い鼻息で寝ている三つ子をチラッと見てからルーファスを恨みがましそうな目で見る。
ルーファスが口から指を放すと朱里が指をかぷっと甘噛みしていく。
「アカリ、それは誘ってるのか?」
「いいえ。子供の前ではしませんよ」
「ふむ。残念だ」
「ふふっ。オーロラも見ましたし、満足したので私は寝ます」
「ん。おやすみアカリ」
「はい。おやすみなさいルーファス」
目を閉じた朱里の瞼にキスを落として朱里の寝息が聞こえるまでオーロラを眺めながら少し眠気が来たところで朱里に噛まれた指を舐めてから目を閉じる。
__翌日。
昨日宴の合った場所で今朝は朝餉が用意され、一応『眠りの賛華』は持って来たものの、ヴァレリーからの嫌がらせもなく、温かい朝食に朱里も少し用心し過ぎたかな?と思いつつ、グリムレインとヴァレリーがまた元の様に和気藹々と隣同士で朝食を摂っていることに安心する。
「のう、嫁よ。この子らに絵本を読み聞かせをしてやってはくれぬか?」
ヴァレリーの周りを雪の妖精が躍る様にふわふわと飛んで朱里に両手を合わせている。
昨日はグリムレインとヴァレリーに邪魔されて途中で止めてしまったから雪の妖精達も続きが気になっているのかもしれない。
「良いよ。それじゃあ、朝ご飯が終わったら皆で『怪盗オバケちゃん!』を読んであげるね!」
パチパチパチと雪の妖精達が手を叩きながら、お菓子を用意しなきゃ、お茶を用意しなきゃとウキウキと騒ぎだす。
何だかとても小さな子供の様で可愛らしい様子に自然と頬も緩む。
ティルナール達三つ子も目を輝かせているのでこれはこれで頑張らなくてはいけないと小さく気合を入れて朝食を済ませる。
絵本の読み聞かせを朱里がしている間にミルアとナルアは城の中の店でお土産を物色してくると言い、ルーファスをお財布代わりに連れて行ってしまった。
左右の腕に娘二人に掴まれてまんざらでもない顔をしていたのでルーファスとしても満足そうで「アカリ達にも何か土産を買ってくる」と言っていたが、娘2人の買い物だけで手一杯になりそうだなと朱里は思う。
読み聞かせの場所は昨日と同じルーファスの部屋で30cm程に身を縮めたグリムレインが腕の中に少し色の違う雪の妖精を抱いて座り、三つ子と雪の妖精はそれぞれお菓子と飲み物を持って朱里の絵本の読み聞かせを待っている。
昨日と同じ様に朱里がベッドシーツを頭に被って読み聞かせを始める。
「『怪盗オバケちゃん!』始まるよー!」
朱里の元気な声と小さな手から出る拍手で部屋が賑やかになっていく。
地味な白いオバケが自分のオリジナリティーを出そうと色んな人の真似をしていく話で、朱里はシーツの中で髪型を変えて出てきたりと1人劇の様な事をしながら読み聞かせていった。
絵本の最後の「おしまい」までくると雪の妖精達と三つ子達から拍手を貰い、アンコールも貰ったので、最後にルーシーの持っていた絵本を読みきかせる事になった。
「『不思議な7つの鍵とメノンの旅』始まるよー」
子供向けの絵本ではあるけれど、このルーシーのお気に入りの絵本は10冊以上出ている続き物で今も新しい本が出ている。【刻狼亭】の料理長アーネスが子供の頃からあるというので長い間愛されてきている絵本らしい。
朱里もリュエールやミルア達が子供の頃に読んであげていたが、ルーシーが一番この絵本を愛読している。
メノンという主人公が様々な旅をしていく話でこの7つの鍵は8冊目の物になる。
どの絵本も実際にある土地や伝説などが主題で絵本に影響されてその土地に行ったりする『聖地巡礼』という物も流行っているそうで、そのうちルーシーに強請られてルーファスが連れて行きそうではある。
「はい。おしまい」
読み終わって、ふぅっと朱里が一息つくとルーシーがやはり一番手を叩いて喜んでいた。
雪の妖精達も手を叩いて朱里に礼を述べながら、ポンっと音を立てて消えていく。
気付けば部屋に居た雪の妖精達はグリムレインが腕に抱いている色の少し違う雪の妖精だけになっていた。
シャランと音を立てて色の違う妖精がヴァレリーになると、朱里の手に氷の様な小さな涙の形の石を乗せるとニコリと笑う。
「わらわも満足した。嫁よ、ありがとう。色々してしまってすまなかったの。今年は雪の子達がもう消えてしまったからわらわも消える。グリムレイン、次の冬にまた会おうぞ」
「ああ。次の冬にまた来る。何か土産を持ってくる」
「なら、嫁がいいのぅ。また雪の子らに読み聞かせをしておくれ」
「それは嫁次第だな」
ヴァレリーとグリムレインが朱里を見て「ルーファスが許可してくれたらね」と笑う。
流石に許可はとらなければ勝手には決められない案件である。
ヴァレリーが「楽しみにしている」と言って雪の妖精達の様に消えていった。
「グリムレイン、消えちゃったね」
「ヴァレリーや雪の妖精はいつもなら冬ギリギリまで宴会をしながら城で過ごすが、嫁が満足させたから消えてしまったな。まぁその分、良い冬越えになるだろうさ」
「そういう物なの?」
「うむ。ヴァレリーと雪の妖精はそういう存在だ」
「そっかー。なら今年の冬は安心だね」
「そうだの」
「寂しい?」
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