黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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17章

氷竜とリンゴの街4 ※R18

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 夕飯の食事が終わり、子供達とグリムレインが「もう食べれない」と部屋に戻ると、宿で寝酒に貰った冬リンゴのシードルを飲みながらルーファスと朱里も自分達の部屋でグラスを合わせる。

白い林檎を発酵させて作ったシードルは樽で作られたために香りにほんのり樽の匂いと林檎の匂いが口の中で広がる。
発酵によって出来た炭酸は口の中で小さく弾けていく。 
 お風呂上りで温まった体に冷たいシードルは心地よく染み渡っていく。
雪の多い地方の為に部屋の中は温かくシルクで作られたガウンだけを2人共身に着けている。
シルクのガウンは実の所夏でも冬でも快適に過ごせるのでシルクを知ってしまってから朱里は手放せないものだったりする。
ルーファスが黒のガウンで朱里が白のガウンと、いつも通りの刻狼亭色である。

「あふっ・・・林檎美味しかったね。んっ」
 トロンとした目で朱里がルーファスを見つめると手からグラスが取られてテーブルに置かれると、唇に唇が重なると歯列をなぞりながら舌が入り込み歯の隙間が出来ると舌は口腔内に入り込んで舌が絡み合い、林檎の味わいとアルコールの熱さに番特有の甘さが広がる。

「んっ・・・っ、ふっ、りん、ご・・・あむっ、んっ」
 とろとろとした溶かされる様な味わいと酔いに濃厚なキスだけで下腹部がきゅぅっと切なくなり、酔いで火照った体が余計に熱く感じて朱里はうっとりと目を閉じる。
舌がちゅうっと奥の方で吸い上げて、ルーファスの喉が鳴ると舌が絡むのを辞めて口から離れ、指が胸に滑りガウンの上からもにもにと胸を揉む。

「ふっ、くぅ、んっ・・・、ルーファスとろとろになっちゃいそう・・・」
 朱里が少し酔ったふわふわ感覚でルーファスにふにゃっと笑うと再びキスで口を塞がれて啄むようなキスが繰り返され、胸に伸びた手はシルクのしっとりした触り心地と朱里の胸の柔らかさを堪能していた。
シルクのガウンからぷっくりと胸の頂が立ち上がると、ガウンの紐が解かれ左右に開かれ朱里の胸がふるんと晒される。小さい体に不釣り合いな大きい胸はまろやかで白く桜色の蕾は初めて目にした時から変わらない。

「くぅん・・・、はふ、キス、お酒が回っちゃう・・・んっ」
「オレにとろとろなのか酒にとろとろなのかが気になるな」
「んっ・・・両方?」
「そこはオレにとろとろだろう?ククッ」
「あっ、んっんっ」
 胸の蕾を口に含まれてじゅうじゅう吸われながら朱里がルーファスの肩に手を乗せて体を反らせる。
含まれた乳房から伝わるルーファスの舌と口の中の熱さにジンジンとした感覚が広がり、下着が濡れていくのが分り頬を染める。

「先っぽ、やぁ、んっ・・・ふぁっ、やっん」
 舌で乳首をキツく吸いつかれて朱里の腰が浮くと腰に腕が回されて、下着にルーファスの手が滑り込む。
すでに濡れている場所に指が入り込みくちゅくちゅと水音を立て動き、壁を指でなぞり隘路を広げる為に指がまた1本入り込み出入りを繰り返す。

「きゃぅっ、あくぅんっ、あっ、あっ、とろとろ・・・」
「ああ、アカリのココもとろとろだぞ」
「やぁ、違うの、ひゃぅっ、あんっ、んっ、んっ」
「何が違うんだ?ん?」
 指が奥へずちゅずちゅと強弱をつけて滑り込む度に上擦った甘い喘ぎ声が口から洩れていく。
ルーファスがグラスに残ったシードルを口に含んで朱里の唇を塞ぐと口の中にシードルを流し込んでいく。

「んっ、えふっ・・・んっ、んー・・・ふぁっ」
 コクリと朱里の白い喉が鳴ると林檎の風味が口に広がり酒による高揚感で「はふぅー」と、朱里が息を吐くと下着がズラされて熱い杭が隘路を押し広げて侵入していく。

「ふぁ、あぁぁ・・・ん、熱い、んっ、ん」
 キスを繰り返してお互いに冬リンゴのシードルの残り香を口の中で楽しみながら、朱里の体を深く穿つとビクビクと朱里の体が小さく反応して膣内がきゅっと狭まる。
「あんっ、溶けちゃいそう・・・あっ、そん、激しくしないでぇ、あんっんんーっ」
「激しいのが好きなクセによく言う。くっ、本当に今日のアカリはトロトロだな」
 深く杭を穿ちながら嬌声を上げる朱里がルーファスの腰を挟んでいた両足をギュッと力を入れると腰を引くことが出来ずに引かぬまま押し上げていくと、朱里の内壁がまた蜜を溢れさせて胎は朱里の言葉の通り溶けてしまいそうな程だった。

「アカリ、そろそろ良いか?」
「んっ、きて・・・はふっ、ルーファスでとろとろにしてね。あぅ、んっ」
 朱里からルーファスにキスをすると腰を抱かれて揺さぶられる様に下から突き上げられ、朱里が弓なりにしなって膣内がピクンピクンと小さな生き物が暴れる様に動くとルーファスの杭が奥で熱く蕩けそうな白濁で中を満たしていく。

「はぁ、んっ、冬の林檎、ん、はぁ、美味しかったね。あふっ」
「ああ、蕩けるぐらいな」
「ふふっ、とろとろ」
 チュッとリップ音をさせて朱里がルーファスの唇に軽くキスをして笑うとまだ膣内に収まっていた杭が再び元気に硬くなる。
ギシッとベッドに音を立てて押し倒されると朱里が小さく悲鳴を上げる。

「きゃぅっ、ルーファス、明日はお土産買って次の街に移動ですよ・・・あんっ、あっ、駄目っ、んっくぅ」
「アカリが悪い。蜜籠り期間に可愛い反応をすればこうなるのは解っているだろ?」
「きゃんっ、言いがかりですよ!ああんっ、駄目ったらぁ、きゃうぅぅっ」
 中に吐き出された白濁ととろとろに蕩けた愛液がじゅぼっと音を立てて動くたびに部屋に響き、朱里の喉が次の日に枯れてルーファスに抱き上げられたままの移動になった。

 リンゴの街デレアで林檎のタルトを味わい、お土産用に冬リンゴのお酒とジュースを買いスノーバッカラのぬいぐるみを入手してグリムレインと朱里達は次の旅行先へ旅立つ。

「次は我の知り合いの氷の城に招待だ!」
 グリムレインが声を弾ませながら次の目的地を告げて楽しそうに空を飛ぶ。
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