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15章
妖精の矢傷1 ※微
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庭でミルアとナルアと一緒に洗濯物を取り込んでいたら、遠吠えの様な物が聞こえて、2人がいきなり獣化して森の中に走り出してしまった。
「2人共何処に行くの?!」
2人は止まる事無く森の茂みに入っていく。
こう無鉄砲に走ってしまうのは誰に似たのやら?と、追い駆けると暫くして森の中が騒がしくなって、真っ黒い毛の塊に襲われたと思ったら、ルーファスだった。
「アカリ、大丈夫か?」
なんでルーファスがこんな所からいきなり飛び出してくるのか?
そして、耳の長い女の子をリューちゃんとシューちゃんが地面に押さえつけているし、シュテンやタマホメちゃんメビナちゃんも出て来るし・・・はて?何があったのか?
エルフの少女に矢を射られた事に気付いたのはルーファスが少し顔をしかめて「家にいったん戻らないと駄目だな」と言って、私が首を傾げるとルーファスは頭を撫でてから地面に突き刺さった棒を引き抜き、矢だとようやく私にも理解できた。
「シュテン、それをテンの所へ連れて行って聞き出せ」
「かしこまりました。旦那様はちゃんと手当てをしてくださいね」
リューちゃん達からエルフの女の子を引き渡されてシュテンが担ぎ上げて女の子を連れて行く。
何があったのかサッパリだけど、ルーファスが怪我をしているのはシュテンの言葉からわかったのでリューちゃん達にミルアとナルアを探してとお願いして『女将亭』へルーファスを連れて帰る。
「そんなにたいした傷じゃないから心配は要らない」
「駄目です!消毒しないとバイ菌が入って化膿しちゃいます!」
寝室で着物を脱がせて背中を見れば、浅くはあるけれど、一本線の傷が出来ていた。
製薬部隊から貰った消毒液を布に染み込ませて背中の傷の上を拭うと「うっ」とルーファスが呻く。
製薬部隊の作った物だから必要以上にしみたのかもしれない。
仕上げに回復ポーションを背中に掛けると、背中の一本線は薄い線だけになる。
「これで良いかな?」
「大丈夫だと言っただろう?アカリは大袈裟だ」
「だって、私を庇って出来た傷なら私の責任でしょう?」
「こんなのは傷にも入らない。オレはアカリさえ無事なら大丈夫だからな」
困った旦那様だ。
背中なんか見えないでしょうに、傷が大したことが無いと何故言えるのか?
まぁ回復ポーションで綺麗に消えたから大した傷では無いのかもしれないけど。
「それよりアカリ、服が汚れているから着替えた方が良いと思うぞ」
「あー、そういえば庇って貰った時に地面に擦っちゃいましたからね」
見れば私も土がワンピースについているし、ルーファスも少し土埃くさいかも?
フンフンと鼻を鳴らすとルーファスが困った顔をする。
「何か匂うか?」
「いえ、お互い土埃くさいなぁって・・・お風呂入ってから着替えた方が良さそうだね」
「そうだな。まぁ、少しくらい待たせても良いか」
「急ぎなら水玉でバシャってやって良いですよ?清浄魔法かけるとか」
「それじゃつまらん」
「つまらないですか?まぁお手軽だからお風呂の方が綺麗になった気はするよね」
「そうじゃない」
ルーファスが後ろを振り向くと、振り向きざまにキスをして「こっちの方の意味だ」とお風呂場に連れて行かれるとワンピースのボタンを楽しそうに外してくる。
ううー・・・っ、ルーファスの尻尾が楽しそうで何よりです・・・。
ワンピースを脱がされて、ブラのホックも外されて、私の防御は後はショーツだけですよ。
自分で脱いで裸になるのは良いけど、脱がされていくの恥ずかしいものがある。
「ルーファス、時間がないなら自分で脱ぎますから早くお風呂入って下さい」
さぁ、ちゃっちゃっとお風呂に入って下さい!私は恥ずかしいのです!
ルーファスがニッとニヒルな笑い方をして、顔を近づけてくると唇を塞がれて角度を変えて啄むようなキスが繰り返されていると、ショーツ越しにルーファスが股の間をさわさわと強弱をつけて触ってきて、ショーツがじわじわと濡れて恥ずかしさに腰を引くと、腰を引き寄せられてキスをしながらショーツ越しの手淫が続き、下半身がじんじんと熱くなって花芯の上を撫でられるたびに、ズクンズクンと快感が上がってくる。
「ん・・・っ、んっ」
もう、イキそう。
これ駄目なやつだ。キスで口を塞がれてて息も苦しい。
目の前がチカチカする様に何かが弾けると、ショーツから蜜が溢れて太腿を濡らしていく。
「2人共何処に行くの?!」
2人は止まる事無く森の茂みに入っていく。
こう無鉄砲に走ってしまうのは誰に似たのやら?と、追い駆けると暫くして森の中が騒がしくなって、真っ黒い毛の塊に襲われたと思ったら、ルーファスだった。
「アカリ、大丈夫か?」
なんでルーファスがこんな所からいきなり飛び出してくるのか?
そして、耳の長い女の子をリューちゃんとシューちゃんが地面に押さえつけているし、シュテンやタマホメちゃんメビナちゃんも出て来るし・・・はて?何があったのか?
エルフの少女に矢を射られた事に気付いたのはルーファスが少し顔をしかめて「家にいったん戻らないと駄目だな」と言って、私が首を傾げるとルーファスは頭を撫でてから地面に突き刺さった棒を引き抜き、矢だとようやく私にも理解できた。
「シュテン、それをテンの所へ連れて行って聞き出せ」
「かしこまりました。旦那様はちゃんと手当てをしてくださいね」
リューちゃん達からエルフの女の子を引き渡されてシュテンが担ぎ上げて女の子を連れて行く。
何があったのかサッパリだけど、ルーファスが怪我をしているのはシュテンの言葉からわかったのでリューちゃん達にミルアとナルアを探してとお願いして『女将亭』へルーファスを連れて帰る。
「そんなにたいした傷じゃないから心配は要らない」
「駄目です!消毒しないとバイ菌が入って化膿しちゃいます!」
寝室で着物を脱がせて背中を見れば、浅くはあるけれど、一本線の傷が出来ていた。
製薬部隊から貰った消毒液を布に染み込ませて背中の傷の上を拭うと「うっ」とルーファスが呻く。
製薬部隊の作った物だから必要以上にしみたのかもしれない。
仕上げに回復ポーションを背中に掛けると、背中の一本線は薄い線だけになる。
「これで良いかな?」
「大丈夫だと言っただろう?アカリは大袈裟だ」
「だって、私を庇って出来た傷なら私の責任でしょう?」
「こんなのは傷にも入らない。オレはアカリさえ無事なら大丈夫だからな」
困った旦那様だ。
背中なんか見えないでしょうに、傷が大したことが無いと何故言えるのか?
まぁ回復ポーションで綺麗に消えたから大した傷では無いのかもしれないけど。
「それよりアカリ、服が汚れているから着替えた方が良いと思うぞ」
「あー、そういえば庇って貰った時に地面に擦っちゃいましたからね」
見れば私も土がワンピースについているし、ルーファスも少し土埃くさいかも?
フンフンと鼻を鳴らすとルーファスが困った顔をする。
「何か匂うか?」
「いえ、お互い土埃くさいなぁって・・・お風呂入ってから着替えた方が良さそうだね」
「そうだな。まぁ、少しくらい待たせても良いか」
「急ぎなら水玉でバシャってやって良いですよ?清浄魔法かけるとか」
「それじゃつまらん」
「つまらないですか?まぁお手軽だからお風呂の方が綺麗になった気はするよね」
「そうじゃない」
ルーファスが後ろを振り向くと、振り向きざまにキスをして「こっちの方の意味だ」とお風呂場に連れて行かれるとワンピースのボタンを楽しそうに外してくる。
ううー・・・っ、ルーファスの尻尾が楽しそうで何よりです・・・。
ワンピースを脱がされて、ブラのホックも外されて、私の防御は後はショーツだけですよ。
自分で脱いで裸になるのは良いけど、脱がされていくの恥ずかしいものがある。
「ルーファス、時間がないなら自分で脱ぎますから早くお風呂入って下さい」
さぁ、ちゃっちゃっとお風呂に入って下さい!私は恥ずかしいのです!
ルーファスがニッとニヒルな笑い方をして、顔を近づけてくると唇を塞がれて角度を変えて啄むようなキスが繰り返されていると、ショーツ越しにルーファスが股の間をさわさわと強弱をつけて触ってきて、ショーツがじわじわと濡れて恥ずかしさに腰を引くと、腰を引き寄せられてキスをしながらショーツ越しの手淫が続き、下半身がじんじんと熱くなって花芯の上を撫でられるたびに、ズクンズクンと快感が上がってくる。
「ん・・・っ、んっ」
もう、イキそう。
これ駄目なやつだ。キスで口を塞がれてて息も苦しい。
目の前がチカチカする様に何かが弾けると、ショーツから蜜が溢れて太腿を濡らしていく。
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