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13章
ランク剥奪実技官
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小柄で小さな少女はオパール色の髪に金色の目をしていて、黒い狼型の魔獣を使役している魔獣使い。
名前は『ミヤ』と言うらしい。
Cランクの冒険者なのに、装備品はSクラスの冒険者が着るような装備で金持ちのお嬢様という噂だが、実力のほどはよくわかってはいない。
冒険者試験の実技試験で1人しか合格をさせなかったらしい事からCランク以下の新人よりは強い様ではあるが・・・。
魔獣の強さがAランクはあると言われていて、Cランクの魔獣使いが使役できるような魔獣ではないらしい事からミヤ自体もAクラス並みの実力者では?と噂されている。
たまにCランク止まりにして冒険者試験を受けに来る新人達を痛ぶる事を楽しいとしている試験官もいるらしいが、ミヤは冒険者達の間でも気さくで話しやすい少女らしい。
一部の噂では元々、高ランクの冒険者だったのがランク落ちしてCランクに下がったのではないか?と言われている。
何はともあれ、自分が受け持つ事になった『ランク剥奪実技官』を出迎えにギルド専用の魔獣馬車置き場で待っている。
魔獣に乗って来るという話だったので魔獣馬車置き場の引換券を持って来たのだが、一向に来ない・・・。
『ランク剥奪実技官』はCランクの試験実技官の中から時折選ばれる人物で、高レベルランクの難ありと判断された冒険者と戦い、ランク下の実技官に倒された場合はランクが下げられる。
最悪の場合はランク無しとされ、冒険者カードを取り上げる事もあり得るらしいが、Cランクの人間に無茶ぶりを要求しているので、大抵はCランク実技官の方が倒されてしまう。
非常に危険な仕事なのでCランクで実力のある者はサッサッとランクを上げてしまう為に滅多にこのランク剥奪実技官は現れない。
まぁその為に、Cランクはレベルが上がりにくい様になっていると聞いた事もあるが、それは実際どうなのかはわからない。
割りと冒険者はCランクから直ぐに脱してしまうから噂だけなのかもしれない。
「ミンクさーん!ミンクさんの担当の冒険者の方が首を長くして待ってますよー!」
同じギルド職員の同僚が魔獣置き場まで来て知らせてくれたが、魔獣で来ると言っていたのに魔獣を何処に置いてきたんだ!と・・・流石、お嬢様と言われるだけあって、世間知らずか!!
魔獣馬車はちゃんとした場所に置かないと苦情が来るというのに・・・。
これはガツンと言っておかなければ!・・・そう思ってギルド支部に戻ると、そこには黒い魔獣を3匹連れたオパール色の髪の小柄な少女がにこやかな顔で立っていて、こちらに気付くと頭を下げる。
色の白い子でこんなヒョロッして頼りなげな少女がランク剥奪実技官なんて出来るのか?と不安になる。
しかし、着ている物は噂通り高級な冒険服。
白いブーツは雪深い所に生息しているブリザードリザードという小型のトカゲ系魔獣の皮を鞣した物だろうが、このブリザードリザードは小型な上にすばしっこく白い体をしているので雪に潜られると見付ける事が困難。
しかも、氷の攻撃は的確に急所を狙ってくる嫌らしい魔獣で危険度A+クラスとされている。
ブリザードリザードの皮は寒さを遮断する効果を持っていて、冬場には重宝するが、なんせ小さいので子供の靴でも4,5匹は必要になるが、この少女の履いている物はロングブーツでつなぎ目がほぼないという事は、かなりの大物を捕えて作った最高級品ランクだろう。
黒いハーフパンツから覗く網タイツは矢や剣を通さない女性冒険者御用達の物だが、これも細かい網目からしてかなり高級品。網目が大きければ大きいだけ矢などは貫通してしまうが、細かい物は針ですら通さない物で値段も張るが、この少女はそのお値段が張る物を穿いている。
白いタートルネックは火羊と呼ばれる炎属性の魔獣の毛で作られた冷気を通さない物だし、上に来ている黒いジャケットも魔法防御付与がされている魔糸で縫い付けてある事から高級品の様だ。
耳に付けている耳飾りも防御上昇の装飾品の様だし、ペンダントも魔法反射のカーバンクルの石を付けてる。
なんつーお嬢様だよ・・・。
いや、だからこそCランクでありながらランク剥奪実技官なのか?
「あの、担当さんで良いですか?」
「ああ、失礼。私はコーデンの冒険者ギルド支部のミンク・センターだ。君の担当だ。宜しく頼む」
「私はミヤと言います。こちらは相棒のルーと、リューとシューです」
ミヤが挨拶して魔獣を紹介するが、魔獣の登録は1匹だけだった気がするが、2匹小柄な黒い魔獣が追加されている。
黒い狼型の魔獣がグルルルルと威嚇してミヤの前に立ち、ミヤの両脇を小柄な黒い狼型魔獣が固めている。
少し大きめの方は好奇心旺盛な目をしていて尻尾をパタパタしているが、小柄な方に尻尾を踏まれて、少し耳を下げている。
「魔獣は1匹だけだと思ったが、新しい魔獣を連れてきたのか?」
「はい。今回はランク剥奪実技官ですので、魔獣は何匹でも連れて来て良いと言われましたので・・・駄目でしたか?」
ミヤが不安そうに両手を胸の前で握って、目をふるふると揺らしている。
なんだこの可愛いの・・・本当にこんな子がランク剥奪実技官なんて出来るのか?
「いや、そういう事ならば構いませんよ。ただ、魔獣に乗って来ると聞いていたのですが、騎獣してきた魔獣は置き場が決まっていますので手続きが必要です」
「置き場・・・一緒に連れて行っては駄目ですか?」
「いえ、置き場がないでしょう?」
「えと、このサイズです」
ミヤが髪を掻き上げると氷のような小さな竜が顔を出す。
なんだこの竜型の魔獣・・・見た事が無い気がする、いや、むしろどこかで見た様な?
いやいや、それよりも乗り物の魔獣がこの小ささなのはどうなんだ?
「あ、サイズは変えられるので」
「そう、なんですか・・・すごい魔獣ですね」
そんな魔獣居たか?!
新種か?確かこの子の連れてる魔獣も何かの亜種だったし・・・。
「そうなんです!レインは凄くお利口さんなんです!」
ミヤが嬉しそうに言うとキュルキュルと甘えるような声をだして氷の様な竜がミヤの頬にスリ寄る。
こうして見ると普通に魔獣と仲のいい少女の様だ。
「それではギルド内を案内してから、仕事内容の説明をさせていただきますね」
「はい。宜しくお願いいたします」
頭を下げるミヤは礼儀正しいが、お嬢様と言うよりは普通の礼儀正しい庶民の少女にも思える。
ギルド内の設備を説明しながらミヤを引き連れて歩くと、他の職員が物珍しそうに見に来る度にルーという魔獣が唸り声をあげて職員を蹴散らす。
ミヤは随分と魔獣に好かれているらしい。
前に見た魔獣使いはどちらかと言えば鞭で魔獣にいう事を聞かせていて、こんな風に魔獣が友好的な感じではなかったが、魔獣使いにも色々居る様だ。
ギルドの事務所に着くとミヤが手土産の菓子折りを出して、ギルドの受付が「お茶いれてきまーす!」と元気にお茶を淹れに行った。
「そういえば、宿ですが、自分で借りたんですか?」
「はい。ギルドのお宿では5人一緒に眠れませんから」
ふふっと笑ってミヤが魔獣達にスリ寄られて声を上げてくすぐったそうに笑っている。
何ともまぁ仲のいい事で・・・。
そんなミヤにこれから仕事を振るのは可哀想な気がしてきたが、ランク剥奪実技官として来たなら、内容は解ってはいるだろうから、仕方がないと、冒険者に難ありとされた冒険者の書類をミヤに差し出す。
ミヤが書類を手に取り、魔獣達もその書類を覗き込む。
「Aランクのニッキー・クロウ。【簒奪】・・・簒奪ですか?何か意味あるんですか?この称号」
「こいつは小さな村などを魔獣から救う代わりに村などを自分の支配下に置くような冒険者なので【簒奪】の称号が付いているんですよ。冒険者ギルドも手を焼いているのですが、村人がギルドの方へ助けを求めたり、依頼をしてこないので、ギルドとしては依頼が無い限りは動けない為に、今回、ランク剥奪対象に上がりました」
ウ~ッと好奇心旺盛な少し大きめの魔獣が唸るとミヤが頭を撫でる。
「そうだね。シューちゃん、やっつけて村の人を助けてあげないとね」
ミヤに魔獣達がスリ寄り「頑張ろう」と言っている様で、ミヤが「頑張りますね」と言って仕事内容の説明を聞きながら、やる気をたぎらせていた。
こんな少女に姑息なニッキー・クロウが倒せるかは不安だが、任せるしかない。
上層部もこんな事をせずに冒険者からランクを剥奪出来るようにすれば良いのにとは思うのだが、下っ端職員には上の仕事はよくわからない。
とりあえずは、この少女が無事に仕事を終えられる様にサポートをするのが役目だから頑張るとしますかね。
名前は『ミヤ』と言うらしい。
Cランクの冒険者なのに、装備品はSクラスの冒険者が着るような装備で金持ちのお嬢様という噂だが、実力のほどはよくわかってはいない。
冒険者試験の実技試験で1人しか合格をさせなかったらしい事からCランク以下の新人よりは強い様ではあるが・・・。
魔獣の強さがAランクはあると言われていて、Cランクの魔獣使いが使役できるような魔獣ではないらしい事からミヤ自体もAクラス並みの実力者では?と噂されている。
たまにCランク止まりにして冒険者試験を受けに来る新人達を痛ぶる事を楽しいとしている試験官もいるらしいが、ミヤは冒険者達の間でも気さくで話しやすい少女らしい。
一部の噂では元々、高ランクの冒険者だったのがランク落ちしてCランクに下がったのではないか?と言われている。
何はともあれ、自分が受け持つ事になった『ランク剥奪実技官』を出迎えにギルド専用の魔獣馬車置き場で待っている。
魔獣に乗って来るという話だったので魔獣馬車置き場の引換券を持って来たのだが、一向に来ない・・・。
『ランク剥奪実技官』はCランクの試験実技官の中から時折選ばれる人物で、高レベルランクの難ありと判断された冒険者と戦い、ランク下の実技官に倒された場合はランクが下げられる。
最悪の場合はランク無しとされ、冒険者カードを取り上げる事もあり得るらしいが、Cランクの人間に無茶ぶりを要求しているので、大抵はCランク実技官の方が倒されてしまう。
非常に危険な仕事なのでCランクで実力のある者はサッサッとランクを上げてしまう為に滅多にこのランク剥奪実技官は現れない。
まぁその為に、Cランクはレベルが上がりにくい様になっていると聞いた事もあるが、それは実際どうなのかはわからない。
割りと冒険者はCランクから直ぐに脱してしまうから噂だけなのかもしれない。
「ミンクさーん!ミンクさんの担当の冒険者の方が首を長くして待ってますよー!」
同じギルド職員の同僚が魔獣置き場まで来て知らせてくれたが、魔獣で来ると言っていたのに魔獣を何処に置いてきたんだ!と・・・流石、お嬢様と言われるだけあって、世間知らずか!!
魔獣馬車はちゃんとした場所に置かないと苦情が来るというのに・・・。
これはガツンと言っておかなければ!・・・そう思ってギルド支部に戻ると、そこには黒い魔獣を3匹連れたオパール色の髪の小柄な少女がにこやかな顔で立っていて、こちらに気付くと頭を下げる。
色の白い子でこんなヒョロッして頼りなげな少女がランク剥奪実技官なんて出来るのか?と不安になる。
しかし、着ている物は噂通り高級な冒険服。
白いブーツは雪深い所に生息しているブリザードリザードという小型のトカゲ系魔獣の皮を鞣した物だろうが、このブリザードリザードは小型な上にすばしっこく白い体をしているので雪に潜られると見付ける事が困難。
しかも、氷の攻撃は的確に急所を狙ってくる嫌らしい魔獣で危険度A+クラスとされている。
ブリザードリザードの皮は寒さを遮断する効果を持っていて、冬場には重宝するが、なんせ小さいので子供の靴でも4,5匹は必要になるが、この少女の履いている物はロングブーツでつなぎ目がほぼないという事は、かなりの大物を捕えて作った最高級品ランクだろう。
黒いハーフパンツから覗く網タイツは矢や剣を通さない女性冒険者御用達の物だが、これも細かい網目からしてかなり高級品。網目が大きければ大きいだけ矢などは貫通してしまうが、細かい物は針ですら通さない物で値段も張るが、この少女はそのお値段が張る物を穿いている。
白いタートルネックは火羊と呼ばれる炎属性の魔獣の毛で作られた冷気を通さない物だし、上に来ている黒いジャケットも魔法防御付与がされている魔糸で縫い付けてある事から高級品の様だ。
耳に付けている耳飾りも防御上昇の装飾品の様だし、ペンダントも魔法反射のカーバンクルの石を付けてる。
なんつーお嬢様だよ・・・。
いや、だからこそCランクでありながらランク剥奪実技官なのか?
「あの、担当さんで良いですか?」
「ああ、失礼。私はコーデンの冒険者ギルド支部のミンク・センターだ。君の担当だ。宜しく頼む」
「私はミヤと言います。こちらは相棒のルーと、リューとシューです」
ミヤが挨拶して魔獣を紹介するが、魔獣の登録は1匹だけだった気がするが、2匹小柄な黒い魔獣が追加されている。
黒い狼型の魔獣がグルルルルと威嚇してミヤの前に立ち、ミヤの両脇を小柄な黒い狼型魔獣が固めている。
少し大きめの方は好奇心旺盛な目をしていて尻尾をパタパタしているが、小柄な方に尻尾を踏まれて、少し耳を下げている。
「魔獣は1匹だけだと思ったが、新しい魔獣を連れてきたのか?」
「はい。今回はランク剥奪実技官ですので、魔獣は何匹でも連れて来て良いと言われましたので・・・駄目でしたか?」
ミヤが不安そうに両手を胸の前で握って、目をふるふると揺らしている。
なんだこの可愛いの・・・本当にこんな子がランク剥奪実技官なんて出来るのか?
「いや、そういう事ならば構いませんよ。ただ、魔獣に乗って来ると聞いていたのですが、騎獣してきた魔獣は置き場が決まっていますので手続きが必要です」
「置き場・・・一緒に連れて行っては駄目ですか?」
「いえ、置き場がないでしょう?」
「えと、このサイズです」
ミヤが髪を掻き上げると氷のような小さな竜が顔を出す。
なんだこの竜型の魔獣・・・見た事が無い気がする、いや、むしろどこかで見た様な?
いやいや、それよりも乗り物の魔獣がこの小ささなのはどうなんだ?
「あ、サイズは変えられるので」
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「はい。宜しくお願いいたします」
頭を下げるミヤは礼儀正しいが、お嬢様と言うよりは普通の礼儀正しい庶民の少女にも思える。
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ミヤは随分と魔獣に好かれているらしい。
前に見た魔獣使いはどちらかと言えば鞭で魔獣にいう事を聞かせていて、こんな風に魔獣が友好的な感じではなかったが、魔獣使いにも色々居る様だ。
ギルドの事務所に着くとミヤが手土産の菓子折りを出して、ギルドの受付が「お茶いれてきまーす!」と元気にお茶を淹れに行った。
「そういえば、宿ですが、自分で借りたんですか?」
「はい。ギルドのお宿では5人一緒に眠れませんから」
ふふっと笑ってミヤが魔獣達にスリ寄られて声を上げてくすぐったそうに笑っている。
何ともまぁ仲のいい事で・・・。
そんなミヤにこれから仕事を振るのは可哀想な気がしてきたが、ランク剥奪実技官として来たなら、内容は解ってはいるだろうから、仕方がないと、冒険者に難ありとされた冒険者の書類をミヤに差し出す。
ミヤが書類を手に取り、魔獣達もその書類を覗き込む。
「Aランクのニッキー・クロウ。【簒奪】・・・簒奪ですか?何か意味あるんですか?この称号」
「こいつは小さな村などを魔獣から救う代わりに村などを自分の支配下に置くような冒険者なので【簒奪】の称号が付いているんですよ。冒険者ギルドも手を焼いているのですが、村人がギルドの方へ助けを求めたり、依頼をしてこないので、ギルドとしては依頼が無い限りは動けない為に、今回、ランク剥奪対象に上がりました」
ウ~ッと好奇心旺盛な少し大きめの魔獣が唸るとミヤが頭を撫でる。
「そうだね。シューちゃん、やっつけて村の人を助けてあげないとね」
ミヤに魔獣達がスリ寄り「頑張ろう」と言っている様で、ミヤが「頑張りますね」と言って仕事内容の説明を聞きながら、やる気をたぎらせていた。
こんな少女に姑息なニッキー・クロウが倒せるかは不安だが、任せるしかない。
上層部もこんな事をせずに冒険者からランクを剥奪出来るようにすれば良いのにとは思うのだが、下っ端職員には上の仕事はよくわからない。
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