黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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13章

恋の宅配便4 ※微R-18

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 ほこほこと音を立てて透明な硝子の急須でお茶を淹れる小さくて白い手をした可愛い番が物言いたげにチラチラと先程から目線を上げてくる。
身長差もあるので可愛い番はいつも上目遣いの様な目で見上げてくるのはいつもの事で、それは大変可愛い物がある。
 長い黒髪を一纏めにして茶色のリボンで留めている。
少し厚手のカーディガンに下のシャツは秋らしい色の暖色系のギンガムチェックでスカートもそれに合わせた暖色系のフレアスカートと、秋の妖精が部屋の中に居る様だ。

「どうした?アカリ何か言いたいことがあるのか?」

 問いかければ見えない尻尾がパタパタ振っているような気さえする。

「あのね、リューちゃんとシューちゃんが帰って来るんです」
「連絡があったのか。随分早いな」
「リリスちゃんに腕輪を渡したら直ぐ撤収したみたいなの。それでね・・・」

 ジッとこちらの目を覗く様に見つめてきて、その目が「お願い」と言わんばかりの目をしている。
この甘えるような目に弱いのだが、可愛い番がこういう時言いそうなことは何となくわかる。

「あのね、ルーファス。リューちゃんとシューちゃんを怒らないであげて欲しいの」
「そういうだろうとは思ったが、駄目だ。可愛いアカリのお願いでも、無断外泊は許可していない」
「外泊許可は私が許したの。ルーファスも親だけど、私も親なんだよ?それにね、折角お家に帰って来て、ホッと安心している時に叱るのは凄く可愛そうだと思うの。今回の件は私がお願いしちゃった事だから、あの子達を許してあげて欲しいの・・・駄目?」

 眉尻を下げてオレの手をギュッと握りしめ、目をふるふると震わせている姿は小動物の様で可愛い。
ふむ。うちの番が世界一可愛いのは間違いないし、確かだと思う。
しかし、息子と言えど、可愛い番が他の男の事に必死になって「お願い」してくるのは少し妬ける。

「ルーファス、お願いっ!」

 可愛らしいサクランボの様な唇がオレの名前を呼ぶのは可愛い物だ。
必死に「お願い」している姿も可愛い。
しかし、どうすべきか・・・番のお願いを聞いてあげるのも番の務めだが、親としての務めもある。

「ふむ・・・」

 ぷちぷち。
可愛い手がオレの手から離れたと思ったら、カーディガンを脱いで、シャツのボタンを外し始める。
少し嫌な予感はするが、見守っていると、白い素肌を晒しながら恥ずかしそうにシャツを脱ぎ捨てて下着を外すと、ゆっくりとしゃがみ込んで、オレのベルトに手を掛ける。

「アカリ・・・なにをしているんだ?」
「ルーファスはそのまま、座っていてください・・・恥ずかしいので、あまり見ないで下さい・・・」

 今にも泣きそうな顔でベルトをカチャカチャと音を立てながら外して、ズボンのファスナーを下げる。
もう何がしたいかは予想はつくが、うちの可愛い番に変な事を教え込んだのは誰だ・・・・っ!!
いつもの3人の女性従業員が頭を過るが、あの3人は下着部署に回した為に、今現在、他の国の支店を回りながら仕事を覚えている最中なので朱里との接点はない。

「アカリ、しなくていい」
「あの、でも、上手に出来たら2人を許してあげて欲しい・・・の」
「アカリ、こういう事は罰ゲーム的な事でされても嬉しくはない。それにアカリの可愛い口には入りきらないだろ?」

 うるっと瞳を潤ませて、息子の為に自分を差し出そうとしている健気さには感心するが、これではオレが悪人の様ではないか?

「・・・ごめんなさい・・・。でもね、ルーファスに怒って欲しくないの。お家に戻った時は笑顔で迎え入れてあげて欲しいの。お家は安全で安心できる場所だから」
「・・・わかった。アカリが今回は十分過ぎる程にリュー達の分は罰を受けたしな」

 あの2人が旅立って直ぐに無理やり体に罰を与えて抱き潰し、ようやくベッドから復帰したばかりの朱里がここまで体を張って2人を守ろうと言うなら、今回だけは大目に見るしかない。
元々は、ありすが朱里を巻き込み、あの2人を巻き込んだのだから、罪の所在は明らかにありすにある。

「2人を怒らないでいてくれる?」
「ああ。アカリに免じて許そう。でも、次は無いからな?」
「ありがとうございます!ルーファス、愛してます!」

 パッと花が咲きほころぶような笑顔で朱里が立ち上がって抱きついてくる。
番の甘くてふわふわと包まれる様な匂いに、柔らかい肌はすべすべもちもちしていて触り心地も良い。
弾みではあるだろうが、愛していると言われたので十分な報酬を貰ったと思う。

「あっ・・・、ルーファス、あの、大きくなっているのだけど・・・」
「ん。アカリがそんな煽情的な姿で抱きついてくるからな、仕方がない。時期に収まるだろ」
「少しだけ、練習したので・・・付き合ってください・・・あんまり見られたくないけど」

 朱里がオレから離れて、再び跪いてオレの下着をズラして、むくりと起き上がった欲望を目の前に、小さく喉を鳴らす。

「アカリ、無理しなくていい」
「大丈夫です・・・多分」

 朱里が自分の胸を両腕で抱き込みながら、膝の上で胸の谷間に肉棒を挟み込み、オレの方を見上げる。

「は、初めてなので、上手くできるか分からないけど、頑張ります」

 胸の両脇に両手を添えながら朱里が必死に上下に動き、朱里の胸の温かさと弾力につぅーと透明なカウパー液が漏れだす。
これは、結構、クるものがあるな・・・。

 チュルッと、小さな音がして朱里の小さな唇が先端の液を舐めながら上下に胸を動かしていく。

「んっ、はぁ・・・んっ・・・ちゅっむ」

 ちゅぴちゅぴと小さく朱里の唇から音がして、舌で先端をチロチロと舐める姿に、下半身が痛いぐらいに血液が溜まっていく。
可愛い番にこんな娼婦の様な真似をさせたくはないのに、気持ち良さに翻弄される。

「んっ・・・ルーファス、硬くなってる・・・気持ちいいですか?」

「っ・・・、アカリその顔は卑怯だ」

 桜色の頬に染まって目を細めて少しだけ口元に笑みを浮かべる番の可愛さは凶悪である。
元々惚れているのに、余計に惚れそうになる。
なんでオレの番はこんなに可愛いのか、そして気持ちいい肌なのか!

「はむっ、んっ・・・んくっ・・・」

「アカリ、口を離せ、出る・・・っ」

 朱里に先端を強く吸われ、我慢の限界を朱里に知らせると、朱里が小さく口を開ける。
ドパッと勢いよく出た白濁に、朱里が少し目を丸くして顔と口と胸が精液で汚れる。

「・・・っ、すまん。アカリ!」

「んっ、せーえきって苦いって聞いた事あるんだけど、番だと結構、甘い感じだね。少し生な感じはするけど」

 どんな感想だ・・・と、少しガクリとするが、朱里の顔を拭いてやると、朱里が少し恥ずかしそうに笑う。

「私、上手く出来ましたか?」

「それについてだが・・・こんな事誰に習った?」

「ありすさんです。男女でお願いする時は自分の体を使わないと男の人に失礼でしょって・・・、これパイずりって言うんだって、胸をこんな風に使うなんてドキドキしました」

 あの聖女・・・うちの番になんて事教えてるんだ!!!!

「アカリ、頼むから余計な知識は詰め込まないでくれ・・・」

 きょとんとして朱里が首をかしげて「はーい?」と可愛く笑う。
うちの番は少し物を知らない程度の可愛らしい知識さえあればいい!!

 余計な知識はオレの可愛い番が穢れてしまう!
ありすめ・・・今度会ったら覚えていろ・・・っ!! 
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