黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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13章

幼い妻 後編  ※R18

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「きゃうっ!ううっ、」
 
 3本目の指を入れると流石にキツイのか朱里が悲鳴を上げて掴んだシーツを固く握りしめている。
指を小さく動かせば頭を振って、可哀想な程シーツを握る指が白くなっている。
このままでは怖がらせるだけだと、指を抜いて指で媚肉を開き、中の肉芽に舌を這わせると朱里の体がビクッと腰を浮かしそうになる。

「それ、やぁ・・・ひぅっ、やぁ、やだぁ・・・ひっ、うっ」

 朱里がこの小粒な豆を弄られるのが弱い事は知っているが、朱里が一番イキやすい所でもあるのを知っている。
舌で執拗に舐ると朱里がビクビクと腰を揺らして蜜をとろとろと溢れさせていく。

「あうっ、あっあっ、あっ、やぁ、んくぅ・・・やぁっ、イっちゃうっ、やぁ!」
 
 強く吸って舌で強く押すと、朱里の蜜口がはくはくと開閉して蜜を流して体を小刻みに震わせている。
チュッと音を立てて小粒な豆から口を離すと、朱里が涙を溢れさせてすんすんっ言っている。
少し意地悪だったかと思ったが、十分濡らして朱里に一度達っておいて欲しかったので許して欲しい。

「アカリ、挿入れるが痛かったら声を我慢するんじゃないぞ」
「あ・・・うっ・・・ハァ、フゥ・・・」

 まだ体毛の生えていないふにっとした双丘を割り、媚肉に隠された蜜口にたぎる欲望を押し当てると、朱里が「うぐっ」と苦しそうに声を出して、シーツを握りしめる手に力を入れている。

 慣らして解したつもりだが、やはり20代の時の朱里の体より狭く固い無垢な体は受け入れる事を拒む様に中々奥へは進ませてはくれない。

「うぅっ・・・んんっ、痛ぁ・・・っ」
「っ、悪いな。まだ全然先っぽだ」
「ぁぅっ・・・、っ!!まっ、待っ、痛っ!きゃうっ、きゃぁぅぅ・・・痛い・・・っ」
 少し無理やりに挿入れたら、浅い場所で拒むような肉襞に到達し、グッと朱里の腰を引き寄せると朱里が悲鳴を上げて、胎内にじわっと生暖かい体液が広がり、血の匂いが広がる。
 朱里の3回目の処女を貰ってしまった事に達成感が沸き上がると、朱里の中に入れている欲望に熱がこもっていく。今はまだ駄目だと思うのに、気持ちとは裏腹に硬く張り詰める。

「痛いっ、やぁ、ルーファス、痛いよ、いやぁ、痛いの」
「っ、アカリあまり、暴れるな」

 痛さに朱里が身をよじって逃げようと体を揺らし、余計に刺激されて膨張する肉棒がギチギチに朱里の膣内を満たしていく。

「ルーファス、痛い、抜いてぇ、痛ぃ・・・っ、ひっう」
「それはしてやりたいのは、山々なんだが・・・、くっ、オレもアカリに掴まれて、無理やり抜いたら傷をつけるから動けない」
「うぅ・・・ひぅ、えぐっ、何でぇ・・・前より痛い・・・ひっく」

 涙をボロボロとこぼしながら泣くたびに膣内がキュッと締まり、爆発しそうでヤバい。
泣いている朱里を可愛いと思う反面、無理やり動いて吐精してしまいたくなる。

「きっと、アカリの体が若くなった分、経験もリセットされてしまったんだろうな、くぅ」

 なんとか言葉を絞り出しながら、耐えて朱里の胎内で馴染むまでの我慢だと自分自身に言い聞かせる。

「ぐすっ、もっと、上手に、ルーファスに、喜んで貰おうと、ひっく、思ったのに・・・ごめんなさい~っふぇっ、痛いよぉ、ぐすっ」 

 朱里の言葉にドクンッと脈打ちビュルビュルと中に精を吐き出してしまったのは、朱里が可愛い事を言うのが悪いという事にしたい・・・。

「ぇ・・・んっ、あっ、熱っ・・・」
「悪い・・・抑えが利かなかった」

 少し情けないと思いながらも、精を吐き出して強度が少し無くなり、朱里の血と自分の吐き出したもので滑りが良くなったのもあり最後まで押し挿入れると、朱里が「うぐぅ・・・」と苦しげな声をまた上げる。

「これで全部入ったぞ。アカリ無理をさせて悪いな」
「ううん、痛い、けど・・・ぐすっ、ルーファスのお嫁さんなのに、今まで我慢させて、ごめんなさい。動いても、良いよ・・・」
 
 しゃくりあげながら朱里がシーツから手を離すと手を伸ばして顔に触れると、笑って「好き」と声を出す。

「オレもアカリが好きだ」

 朱里の手を握り、指を絡めると朱里の胎内がキュッと締まる。
ゆっくりと腰を動かすと、朱里が喘ぎながら小さく乱れて涙が溢れてはシーツに染みを作っていく。

「あっ、ルーファス、ああっ、ひぅっ、くぅっ」
「っ、アカリ、オレの可愛い番」

 溢れ出した精液と愛液に血液が動くたびにじゅぷじゅぷと音を立てて垂れていく。
絡めた指先から伝わる熱も繋がっている下半身も自分だけの物だと最奥を穿つたびに強く思う。
オレの魂の半身をこのまま腕の中に閉じ込めてしまえればどんなに良いだろう。
 肌と肌がぶつかり合う音と粘膜な水音とお互いの乱れた吐息。
ベッドが軋む音、朱里の喘ぐ声、今この瞬間の全てが幸せな物かもしれない。

「あくぅっ、あっ、あっ、奥、ジンジンするぅ、あうっ」
「ん。気持ち良くなってきたのか?」
「あっ、んっ、熱いの、なんか、んっ、奥が凄く、欲しいっ、あんっ」
「アカリは欲しがりだな」

 少しじらす様に腰の動きを遅くすると朱里が腰をくねらせて、口が「早くぅ」とぱくぱく動くのが可愛い。
本人は知らないだろうが、朱里は無意識に声に出さない単語を口パクで伝えてくる事がある。
きっと言ったら唇とキュッと閉じてしまいそうなので、これはオレだけの楽しみだ。

「あっ、はぁ、イっちゃうっ、やぁっ、あんっ」
「なら、オレと一緒に達くか」
「あっ、あっ、イクの、もぉ駄目ぇっ、ああああっ」
「っ、アカリっ」

 朱里の膣内がギュッと締まると同時に飛沫を中に出すと、朱里の胎内がビクビクとヒクつき、張り詰めた血が少し下がると幸福感が胸に広がる。

「くぅん・・・ルーファス、私、幸せです」
「同じ気持ちだ。アカリと居ると幸せだ」


 幼い体になった朱里は体力切れを起こし、すーすーっと寝息を立てて腕の中寝てしまい、それ以上は会話は続かなかったが、お互いに幸せと感じているならそれ以上は野暮というものか。
チュッとキスを朱里の唇に落として、3年弱の禁欲生活に似た何かから脱する事が出来た日だった。 
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