黒狼の可愛いおヨメさま

ろいず

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12章

試験官1日目 後編 ※R-18 獣姦表現があります

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 2人が料亭から出て宿に戻り、自分達の部屋に入ると部屋の寒さに思わず朱里が鳥肌を立たせる。

「不親切な宿だな。普通は客がいつ戻ってきても良い様に部屋は暖かくしておくものだ」
 ルーファスが部屋のカーテンを口で閉めながら、窓の下の人影に気付き小さく唸る。
獣化したままなのでバレては居ないだろうが、気を付けなくてはな・・・と、少し思いながら、ブルブルと震えながら部屋に備え付けてあるバスタブにお湯を張っている朱里の元へ向かう。

「直ぐにお風呂にしようね。お風呂で温まってる間にお部屋が暖かくなる事を祈ろう!」
「それならアカリ、服を脱げ」
「ん?裸で温め合うとか時間かかりますよ?」
「いや、そうではないが・・・まぁそれでもいいが」
 グイグイと朱里の服を引っ張り、朱里が寒いと言いながら大人しく服を全部脱ぐとルーファスが大きなお湯玉を出して朱里を頭だけ出して中に入れる。

「ふぁー・・・お風呂より早いね」
「少し温まっていろ。・・・【暖】ウォーム
 オレンジ色のひし形の提灯が魔法で出され、部屋の中が少しだけ温かくなる。
グリンレインと初めて会った時にグリムレインが使っていた魔法だったと思う。ルーファスも使えたのかと便利な魔法にへにゃっとお湯玉の中で蕩けていると、ルーファスもお湯玉の中に入ってくる。

「流石に獣化したままだと体の中は温かいが外側が冷たくなるな」
「雪降ってましたからね。肉球とかやっぱり冷たい?」
「それは大丈夫だ。頑丈だからな」
 ルーファスがお手をする様に手を上げて手を握ってモニモニと肉球を揉むと、確かに硬い。
クロの肉球はもう少し柔らかくてすべすべしているので、動物でも違う物なのかと肉球を堪能していると、ルーファスがお湯玉を消して、乾燥魔法を掛ける。

「温まったねぇ。お風呂で体洗おうか」
「それは後で良い」
「でもお風呂のお湯が冷めちゃうよ?」
「保温魔法は風呂には付いている。だから大丈夫だ」
 そういう物なのかと、7年以上この世界に住んでいて初めて知る事実に朱里が感心していると、ぬろっとした生暖かい物がお尻を下から上にすくい上げる。

「ひゃっ!何・・・?」
 ルーファスが舌でペロッとお尻を舐めてきて慌てるとルーファスがベッドの上に飛び乗って尻尾を振っている。

「アカリ、早くおいで」
「あううっ、もしかしてもしかしますか?」
「もしかしなくてもだ。アカリが今回の事は引き起こしたからな。オレにもご褒美が必要だろ?」
「ううっ、面目次第もございません・・・」
 ベッドの上に上るとルーファスがペロペロと顔を舐めてくる。

「ふぁっ、くすぐったいよ。ふふっ」
 ルーファスの首に抱きついて笑いながら押し倒されて、首をカジカジと齧られながら尻尾をブンブンと揺らしているルーファスに「何だこの可愛い狼さんは!」と、犬に甘えられている様な感覚でいると耳元で囁かれる。

「自分で足を開いてもらえるか?」
「へっ・・・?」
 それはどういう事だろう?足を開く・・・この状態で?
「アカリ駄目か?」
 首をコテンとかしげる狼の姿のルーファスにほだされた訳では無いけれど、おずおずとM字に足を開くとルーファスが足の間に体を割り入れて、鎖骨を舐めたかと思うと胸の谷間に鼻先を入れてくる。

「アカリの心音が心地いいな」
「そうですか?」
「今日はこのまま寝てしまうか?」
「え?」
 足を開かせたのはそういう事では無かったのだろうか?と、少し思考が止まるとルーファスがクククッと喉で笑う。

「残念そうな顔をしているという事は、オレに付き合ってくれるんだな」
「あの、それはどういう・・・きゃんっ」
 喋っている途中で胸の頂きを舐められいつもと違う舌使いで転がされると心拍が上がっていく。
「あっ、なんか変っ・・・・んっぁ」
 ルーファスが獣化したままだからか、ドキドキとした心拍は跳ね上がり続ける。
カプッと胸を甘噛みされてルーファスの耳を思わず掴むと、カプッと腕を噛まれる。

「悪い子の手だな」
「あうっ、ルーファスは、悪い子のお口ですよ・・・きゃっ」
 胸の上にルーファスの手を置かれ、胸を押して弾力を楽しんでいるらしく、尻尾が揺れている。
肉球が乳首にコリッと当たると擦れて小さな痛みに涙を滲ませると、顔をペロっと舐められる。
 ルーファスの手が胸から退き、ルーファスが体を後ろに下げるとお腹の上の方に頭が来たと思ったら、下肢の間に顔を滑り込ませていた。

「ひゃうっ・・・んっくっ、駄目、汚いよっ、ひぅ」
 
 熱を持った舌が下肢のつけ根の双丘を割って中の蕾を探り当てて舐め上げる。
ぴちゃぴちゃと水を飲む様に舐めて音を立てる刺激の強すぎる蕾への舌使いに息が一瞬止まりそうになり、あられもない声を上げない様に歯を食いしばると、円を描く様に蕾をぐりぐりと転がされ、声が押さえきれずに口から洩れる。

「きゃううううっ、あっ、そこ、だめぇーっ」

 ビクンッと体が少し浮き、目の前がチカチカと弾ける様な感覚に襲われると、下腹部に濡れた感触が伝わる。

「ふぁ・・・あ・・っ・・・」

 朱里が朦朧とした意識の中で声を出すと、花弁を割り開き滴る蜜をルーファスが舌で舐めて絡めとっていた。
人の時より長く伸びる舌が中の蜜壺の内壁を舐めては新しい刺激を生み出している。

「やぁっ・・・んっ・・・あ、あ・・・」

 達してしまい力の抜けてしまった体ではあがらう事も出来ずに、弱々しい声で押さえられない声を漏らしてルーファスに与えられる刺激だけに反応していた。

「・・・ひゃぅ・・・あ・・・あ・・・」 
「アカリはやはり可愛いな」
 下腹部がまるでお腹の中に熱い袋でも入れてしまったかのように熱を持ち、甘くキュウキュウと疼いては、蜜を溢れさせていく。

 下肢の間から顔を出したルーファスがグリグリと自分の下半身を朱里のヒクつく蜜口に押し付ける。
花弁を開いて中に侵入させると、いつもより熱くて滑っとした男性器はスルリと入っていく。

「あっ、あっ、何・・・熱ぅ・・・ああああ」
「獣化している分、熱いだろ?」
 ついでに言えば獣化している分、少しだけ小さくなっているので朱里にあまり圧迫感を与えないサイズでもある。
体位的には少しきついものはあるが。

「あっうっ・・・」
「アカリの中が締まるがこっちの姿だとスムーズに動けるからアカリを堪能出来て良いな」

 腰を振る度にいつもはミッチリしてあまり味わう事の出来ない肉襞のおうとつの刺激に直ぐに達しそうになる。
これは新しい発見だなとニンマリと嬉しい発見に悦びが隠せず、尻尾がパタパタと動く。

「きゃううっ、激しいよっ・・・んっんっ、あんっ」
「少し痛いと思うが我慢しろ」
 ガプッと肩を噛まれて、ズンッと最奥まで穿たれると熱い飛沫がびゅるびゅると出て、仕上げとばかりに子宮口をぐりぐりと押し上げられる。
「あうっ、熱ぃ、んっ、あくぅ」
「っ、ふぅ・・・大丈夫か?」
 肩についた歯型と少し赤く滲んだ血を舐めると、朱里が肩を舐められるたびに「んっ、んっ」と声を上げるので直ぐに元気を取り戻したルーファスに第二ラウンド突入されてしまい、首の後ろを噛まれながらバックから突かれる羽目になった。
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